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HR/HM温故知故
かつて一世を風靡したHR/HMについて、私の個人的な思いいれ、独自な見方、ニッチな情報、そして映像を提示していきます
(祝)EMPEROR最高傑作の『ANTHEMS TO THE WELKIN AT DUSK』完全再現ライヴによる来日公演決定!その魅力に迫る。



ノルウェーEMPEROR11月に来日公演をおこなうことが決定された。

最高傑作として名高いANTHEMS TO THE WELKIN AT DUSKの完全再現を名目に。

以下、日程である。

11月13日 なんばHATCH
11月14日、15日 TSUTAYA O-EAST

なお、東京公演は2日通し券があり、これは割引きになるということである。

ファンは、そちらの購入をお勧めしたい。

チケットは以下よりどうぞ!

チケットぴあ



しかしEMPERORと私の関係は不思議だ。

94年にデビュー作をアナログで購入したが、いつの間にかそれを中古盤屋に売ってしまっていたが、それから23年後LOUD PARKに彼らが参戦することになり、それまであまり関心はなかったが、そのステージを観ることで、彼らの音楽の良さに感懐を受けて、このバンドのCDやライヴDVDを購入し、それが気にいり、購入可能なモノはすべて集めてしまった。

iikalouper


やはり、LOUD PARKのような多くのバンドが集まるイベントによって、それまで関心のなかったバンドの良さを認識することができて、そしてファンになる、ということが可能なのであって、単独公演では決してこれは不可能事なのだ。

ゆえに、こういうイベントはこれからもどんどんやってほしいものである。

しかし、ネット上の噂では、今年もLOUD PARKはない、ということである。

これまでは3月か4月には、ある程度のバンドの参加の告知がなされていたにもかかわらず、いまだ開催の告知がなされていないのだから…。

ないなら、また来年に期待をかけるしかない。

まあ、これくらいにして、EMPERORに話題を移そう。

これはこのバンドの2ndアルバムであり、このバンドの最高傑作といわれるモノである。

kouteiband

まあ最高傑作は、そのファンによって異なるのであって一概には言えない。

人によっては他のアルバムこそが、と思っている人も大勢いるだろう。

人は人、自分は自分というモラルでいることで、状況に惑わされないで自分の好みを築き、そのことで確固たる趣味を持つことができるのである。

私としては、どれであるかは甲乙つけがたいが、IN THE NIGHTSIDE ECLIPSE』『ANTHEMS TO THE WELKIN AT DUSK』『IX EQUILIBRIUM3つが最高傑作であり、それが1位かは割り切れない。

今回は、完全再現との来日ということでANTHEMS TO THE WELKIN AT DUSKを取り上げたい。

このアルバムは、メロウで静寂なアルペジオギターの“Alsvartr”で始まる。

この音色を聴くと黄泉の世界に引き込まれ癒され、ブラックメタルのそれとは思えないが、徐々に怪しい雲に覆われ、ブラックメタルの世界に導かれる。

幾重にも重ねられた音声のSEもかぶさり、いよいよお出ましとばかりにその世界が本格化する。

そして、急激に次の曲になだれ込む。


“Ye Entrancemperium”だ。


“Ye Entrancemperium”
  ↓



非常に曲が速く、速く多く刻み込むギター音とドラムの音色もまたいい。

その音によって心が鼓舞し、そして興奮する。

このような速い演奏で巧みに奏でられる楽器音をきいていると気持ちがいいのだ。

このような曲で、一糸乱れることなく演奏できるこのバンドメンバーの腕には敬服せざるを得ない。

grupizmem

単純な曲展開ではなく、幾重にも変わるのもまた興奮する。

静逸にして冷厳なキーボードも重なった曲展開がまたいい。

次の"Thus Spake the Nightspirit"もまたスピーディで頼もしい!

時折高音のSEが飛んで入ってくるのが、ホラーチックでいかにもブラックメタルという感じを醸成して心浮き立つ。

興奮するのは、こういったことがコラボしてそうなるのだが、やはりヘヴィさと、メロディが私にはフィットしているのだ。

ゆえにこのように紹介したくなるのである。

往年のMEGADETHSLAYERはもちろん、その他のメタルバンドは、当初スピーディでメロも良かったのだが、その後そういう品位を一部あるいは大幅に捨ててしまったがゆえに、興奮できなくなってしまったのだ。

しかし、ことEMPERORはそれらを維持してくれているのが頼もしいのだ。

スピーディさをなくす、スピーディではあってもメロディがあまりよくない、ヘヴィさをなくす…こういった事が原因でファンになることをやめてしまうのだ。

しかし、EMPEROR2001年以降オリジナルアルバムを出していない。

ライヴばかりをこなしているが、いずれもフェスばかりで、しかもいずれもセカンドビルか、ヘッドライナーである。



そんな重宝されているのに、ウィキペディアをみると、どの国で何位に入ったとかいう記録は一切されていないのだ…これもまた、HM界の七不思議だ(笑)

次の"Ensorcelled by Khaos"もまたスピーディで感心する。

冷厳なキーボードとともに唱和していくヴォーカルも興味を深ませられる。

そして、曲がミドル~スローの中間のスピードに変わる。

猟奇的…だがそれほど否定的な雰囲気の要素はない音に変わり大地を舞台にした映画ドラマの中にいるような気になるドラマ性を内に含んでいる。

dayuujin

そしてまたスピーディに曲が展開される。

非常にドラマティックだ。

曲終盤の畳みかけのギターとドラムの和音がまた興奮する。

次の“The Loss And Curse Of Reverence”もまたスピーディで感心する。


●“The Loss And Curse Of Reverence
   ↓




次から次にスピーディ…そこから想起されるのはSLAYERREIGN IN BLOODであろうか。

REIGN IN BLOOD
REIGN IN BLOOD

その通りである。

あのアルバムは、ミドル以下の曲が一切収められていない、スピード一色の佳作である。

いや超佳作である。

しかし、あの要素をバンドは捨て去ってしまい、私はそれほど関心を持てなくなってしまったのだ、あのバンドに。

そのことに共感できる人は多くいるのではないだろうか?

同じ理由でファンになれなくなってしまった人にはこのANTHMES TO THE WELKIN AT DUSK』アルバムは是非とも勧めたい。

あのアルバムにはない魅力も詰めたスピーディな曲ばかりの傑作アルバムとしてである。

冷厳かつ冷徹なSEがこの曲を貫き、そのことで更に心がこの音楽に向くのだ。

emperiumgit

次の“The Acclamation Of Bonds”は更に冷厳かつ冷徹な雰囲気を押し進めた感じだ。

こういった楽曲のちょっとした変化が、聴き手には嬉しいことになる。

あまりに変化のないアルバムでは、いくらファンでも萎えてしまう。

歌メロにもちょっとした変化が見て取れる。

そこもまたいい。

METALLICA“For Whom The Bell Tolls”のようなドラミングが出たと思ったら、すぐさま超スピーディなギターとドラムのバトルになだれ込む。

こういった曲展開がたまらないのだ私には!

“With Strength I Burn”はクライマックスに近づいたバトル映画の終盤に流れたら最高と思える味を全面に出している。

これまでの曲からはスピードがダウンしているが、それでもまた終盤にはスピーディに変換し、冷厳かつ冷徹な雰囲気を交えているからまた心躍る。

最後はインストの“The Wanderer”で幕を閉じる。

国内盤は、“In Longing Spirit”という曲と、インストの“Opus A Satana”“The Loss And Curse Of Reverence”のライヴが収めらている。

こういった楽曲群は、アルバムで1枚聴いてこそ魅力がわかろうというものである。

LOUD PARK 17』で出演した時の模様が、『フジテレビNEXT』で放映されたが、そこでは断片的にしか堪能できなかった。

アルバム1枚通して聴くのはもちろん、ライヴも1枚鑑賞してこそ、このバンドの良さがわかるのだ。

ヘヴィメタルとカテゴライズされるバンドは、やはりヘヴィな音を信条にしている。

当たり前であるが、その音を活かして曲を作るには、やはりスピーディな曲展開を主としないといけないし、それでいてメロの良さもないとダメである。

私にとってちょうどいいヘヴィさと、メロディの良さ、それでいて受け入れやすい楽曲から醸し出される雰囲気…こういったものでないとやはりファンにはなれないのだ。

あまりにホラーな雰囲気が凄すぎては、毎日聴こうとは思えない(苦笑)

EMPERORは、その按配がちょうどいいし、デビュー当初のあまりに怖すぎるメイクも落とした。

これもまた受け入れやすい素地になっている。



まあ特長を浮き彫りにしすぎかもしれないが、ヘヴィメタルという音楽自体、賛否のわかれる音楽であり、いやHRでさえもそういう性質を含んでいるものであり、初めからこういう音自体嫌いという人には暖簾に蓋押し状態なのだが、こういう音楽を息を吸って吐くように受け入れられる人には検証の余地ありといえるだろう。

私とモラルを同じくする人には是非ともEMPERORの音楽はお勧めである。


●このアルバムは以下よりどうぞ。
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“In Longing Spirit”という曲と、インストの“Opus A Satana”“The Loss And Curse Of Reverence”のライヴが収められている国内盤。

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