HR/HM温故知故
かつて一世を風靡したHR/HMについて、私の個人的な思いいれ、独自な見方、ニッチな情報、そして映像を提示していきます
ボンジョヴィとホワイトスネイクの27年の歴史を俯瞰する!
メルマガ読者さん募集! 

読者登録していただければ、週1回、あなたの受信ボックスにHR/HMについてのメルマガをお届けいたします。登録、購読ともに無料です。将来的にはプレゼントコーナーやオフ会も計画中です。

ご希望のかたはこちら
まぐまぐでの配信を希望のかたはコチラをクリック→<まぐまぐ
メルマでの配信を希望のかたはコチラをクリック→<メルマ

WS 87 bonn.jpg  
        WHITESNAKE                                                  BON JOVI 
 
WHITESNAKEBONJOVI…前にもとりあげたことがあるが、再度取り上げて論じていこうと思う。

 この2者、日本のロックフェスティバルで共演している。

 それは84年SUPER ROCKである。

 その映像は、このフェスが終ってからオフィシャル映像として販売されたが、今はもう廃盤になっている。

 いつの世にでも、コアなファンはいるもので、この映像をきちんととっておく人はいるもので、そのVHSの映像を、今度はDVD-Rに録画してブートレッグとして売っている業者や販売店はネットでも、実際の小売店でも存在する。

 その売られていた映像(DVD-R)のジャケットは以下である(笑)

GRP_0063.jpg GRP_0061.jpg GRP_0064.jpg  GRP_0062.jpg
ファイル0034 (2)



 しかし、このことを知ると違和感を感じる人は少なからずいるだろうとは思う。

 それはのちに述べる。

 しかし、この2者が同じ日本のフェスで共演していたということを、最近の若いファンが知ると、やはり驚きであり、新鮮さが感じれるのである。

 このフェスは、ANVIL、BON JOVI、SCORPIONS、MICHAEL SCHENKER GROUP、WHITESNAKEの順で演奏された。 

 SUPER ROCK 84‘』の日程は以下である。
  ↓
8月4日 - ナゴヤ球場
8月6日 - 福岡スポーツセンター
8月8日 - 大阪南港
8月9日 - 大阪南港
8月11日 - 西武球場
8月12日 - 西武球場

41CK1GBRTPL._SL160_AA115_[1]
 この年にBON JOVIはデビューし、WHITESNAKEは78年のデビューから6年目であった。

 そうなれば、当然WHITESNAKEの方が順位は後になるのが当然であるし、アルバムの売り上げでも、BON JOVIのデビューアルバムは健闘をしていたが、当時はゴールド(50万枚)にあと一歩届かずに終わった(しかし、86年と88年の立てつづけのアルバムヒットで便乗して最終的には200万枚の売り上げを今は果たした)。

slide it in

 かたやWHITESNAKEは当時の最新アルバムSLIDE IT IN(左写真)が、全米で50万枚を売り上げるヒットを記録したし、78年から数えて6枚のアルバムを出してきて、それまでの枚数を計上すれば、もっと売り上げ的にはBON JOVIに勝っていたことは容易にわかる。
曲目は以下である。




●(BON JOVI

She Don’t Know Me
Break Out
Get Ready
Run Away

”Get Ready”
  ↓


http://www.youtube.com/watch?v=ic9Syojekb8



●(WHITESNAKE)1984年8月11日 西部球場

Gambler
Guilty Of Love
Love Ain’t No Stranger
Ready An’ Willing
Slow An’ Easy
Crying In The Rain
GUITAR SOLO
DRUM SOLO
Ain’t No Love In The Heart Of The City
Don’t Break My Heart Again
Walking In The Shadow Of The Blues

”Gambler”
  ↓


http://www.youtube.com/watch?v=i36m4eMX9jI



 残念ながら、どのアーティストにものも今は入手不可であるが、なぜかWHITESNAKEのものだけは最近入手ができるようで外国盤で入手できる。

 ●それが以下である!(ジャケットの写真が2003年のメンバーのを使っているのがよくわからない.笑)
    ↓


Live In Japan [NTSC] [DVD]


 しかし、この2者には共通する面がある。 

 1つは、両者とも80年代の後半に世界的なアルバムヒットをしたことである。
 
 BON JOVIは86年のSLIPPERY WHEN WET(86年)が代表的であり、 WHITESNAKEWHITESNAKE(87年)が代表的であろう。 

 もう1つは、2者ともイギリスのドニントンにおけるMONSTERS OF ROCKにおいて、ヘッドライナーをつとめていることである。 

 BON JOVI87年、

ドニントン 

 WHITESNAKE83年、90年、2003年と3たびである。

mor83.jpg mor 90 ファイル0035

 では、3たびヘッドライナーをつとめたから、WHITESNAKEの方が、アルバムの総売り上げ的にも名声的にもBON JOVIに勝っているのかといえば、そうではない。 

 断然にBON JOVIの方が勝っている!

 87年の大ヒットアルバムが契機となり、今やハードロックの孤高的な存在にまでなったWHITESNAKEであるが、イタリアのGODS OF METALやアメリカのROCKLAHOMAやスウェーデンのROCK FESTIVALなどでヘッドライナーを未だにつとめているが、時にはWACKEN OPEN AIRなどでセカンドビルやサードビルにまで降格してしまうこともある。
 
 前年の日本でのLOUD PARKでのセカンドビルへの降格がいい例だろう。

ファイル0023

  しかし、BON JOVIは昇格や降格云々ではなく、もうメタルのフェスティバルには参加していないのである。
 
 何故なら、もう超孤高の存在として、ハードロックやへヴィメタルというブームに支えられての存在ではなく、 BON JOVIというブランドにまで高まった名をもちだすだけで、CDやコンサートチケットも売れるからである。 

 だから、ロックフェスティバルに参加する必要もないし、前座をつけない単独公演だけでいいのである。

 しかもコンサート会場はスタジアム級のドデカなものばかりである!
 

 86年にはCINDERELLAを、89年にはSKID ROWを、93年にはARCADEを、95年にはVAN HALENを前座にしてツアーやギグをした。

 そして95年のドイツでのROCK AM RINGというフェスに参加して以来、BON JOVIフェスに参加した,あるいは前座をつけた、というようなことを雑誌やネットで調べるも、見たり聞いたりしたことがないのである。

そんな超孤高の存在にまでなったのである!

デヴィッド87’ 
デヴィッドカヴァーデール

 WHITESNAKEのデヴィッドカヴァーデールSUPER ROCKの時に、BON JOVIがこれほどの存在になるなどとは思ってもいなかっただろう。 

 WHITESNAKEBON JOVI…共通する点として、それぞれ87年と86年のアルバムが全世界的なヒットになったと先に述べた。
ワイルドインザ

 BON JOVIのSLIPPERY WHEN WET(86年)(上写真)は全米チャートのナンバーワンに8週間居続けた。

 そして結果的に、全米だけで800万枚を売った。

 そして全世界では1300万枚を売った、と88年の記録では書いてある。

白蛇の紋章

 かたやWHITESNAKEはWHITESNAKE(87年)(上写真)が全米で最高位2位と順位では負けたが、全米では同数の800万枚を売り、全世界では1000万枚を売った。

 
88年の時点でのアメリカでは同数であったが、世界的な規模ではちょっと届かなかったのである。

これが2者にとってターニングポイントにつながったのは、それ以降の2者の歴史を俯瞰すれば一目了然である。

以下の各々の曲が86年87年当時の彼らの代表曲である。

BON JOVI  ”Living On A Prayer”
 ↓


 

WHITESNAKE  ”Still Of The Night”
  ↓




しかし、この2者、次のアルバムが大きく人気に作用したように私のみならず多くの人が感じたのではないだろうか?


new jersey

 88年にBON JOVINEW JERSEY (上写真)を発表する。

 これがまた全米はもちろん世界中でヒットした。

 全米では前作には劣るが600万枚を売り上げた。 


スリップオブ 

 しかし、かたやWHITESNAKEは89年にSLIP OF THE TONGUE(上写真)を発表する。

 この作品は、全米で10位にまで上昇するが、とたんに下降し全米では150万枚しか売れなかった。

 この違いが、のちに大きな差になったとしか思えない。

 さらに、バンドを休止させたのもファンにとってはよくないことだったのであろう。 
 
バンドの休止…これはファンを、アーティストから離す作用を及ぼすのである。 

 90年のツアー終了後、WHITESNAKEは3年間の休止に入り、バンド主のデヴィッドカヴァーデールはジミーページとCOVERDALE/PAGEを結成し日本だけでツアーを敢行し、すぐに解散、そしてすぐにWHITESNAKEを再結成してベストアルバムをリリースして世界ツアーに出る。

GRP_0085.jpg 
  COVERDALE/PAGE

 そして、2年の歳月をかけてニューアルバムを制作した。

 このニューアルバムであるRESTLESS HEARTは初期のファンには受け入れられる作風でもアメリカはもとより、87年以降このバンドのファンになった人には受け入れがたいおとなしい曲ばかりであった。 

 私は、このアルバムは嫌いではないが、毎日興奮して聴くような代物ではないことは確かである。

 事実、このアルバムはアメリカでは売れず、このアルバム発表にともなうツアーはアメリカでは敢行されずに終る。

 さらに、よくないことにこの97年のツアー終了後、またもこのバンドは休止をして6年もの長い冬眠に入ってしまうのである。

 これは、ファンの心をバンドから離してしまう作用があるのは先にも述べたとおりである。

 しかも6年とはあまりに長い! 

 ファンとアーティストとは恋愛に似ている。

 恋人同士が、あまりに長い間会わなかったり、連絡をしていないと、女性(=ファン)は不安になり、相手の男を信じれなくなり、すぐ近くにいてくれる男(=アーティスト)、声をかけてくれる男(=アーティスト)、態度で示してくれる男(=アーティスト)に気を奪われてしまう。

 その悲劇を歌ったのがPOISON”Every Rose Has Its Thorn”である。

ポイズン

 しかし、アーティスト(=男)はそんな気持ちは全くなく、ファンの心を繋ぎとめていたいと願っているが、そんな気持ちだけでは思いは叶わない。

 やはりその気持ちは、態度でしめさなくては、相手の女(=ファン)に伝わらないのである。 

 やはり男と女の恋愛に似ている!

 しかし、BON JOVIも『NEW JERSEY』を頂点に、それ以降のアルバムは、それ以上のアルバムの売り上げは下降しているのがわかる。それはどのアーティストにも共通する点であるので、強調はしない。

 需要逓減はどんなアーティストにも起る共通の現象である。 

 
しかし、ここで確認したいのは、立てつづけによるヒットの重要性である。 

 BONJOVIは『SLIPPERY WHEN WET』の次の『NEWJERSEY』が全米で600万枚を売るヒットになり、この時のツアーがバンド史上最大規模のものとなり、あまりのツアーの込み入ったスケジュールのために人間関係までもが壊れ、一時は解散の危機にまで発展するくらいになったほどである。

 しかし、WHITESNAKEは『WHITESNAKE』でBONJOVIと同数の売り上げを達するが、その次がプラチナに届くものの前作とは大差をつけてしまったがために、アリーナ公演はたくさんあったが、その時のツアーはかなり規模の小さいものになってしまった。

ファイル0038 (2) 
かし、そのアルバムがWHITESNAKEと勝るとも劣らないくらい売りあげたならば、BON JOVIと同様のバンド史上最大のツアーに発展したのかもしれない。 

  2作連続のミリオンセラーを達成すると、そのバンドのツアーは最大のものになる…これは幾多のアーティストの例が示している。 

 1枚だけミリオンセラーを達しても、その時アルバムを買った人は話題になっているからという理由で、それほど好きではなくても買うパターンが多い。

 しかし、その次もミリオンセラーかそれに準ずる売り上げを出すようなアルバムができれば、ファンとしては「やはり前作はフロックではなかったんだ」という気概になり、ツアー時にコンサートに足を運ぶようになるである。

 そうした人がたくさん出るのがこの現象の特徴である。

 では、なぜWHITESNAKEは『WHITESNAKE』の次のSLIP OF THE TONGUEでミリオンセラーを達成することが出来なかったのか?

 を問うてもあまり意味がない。

 理由はその時加入したスティーヴヴァイの音楽性がWHITESNAKEに合わなかったなど、タイミングが悪かったなどいろいろ言われているが、本当に確かな理由は『WHITESNAKE』を買って『SLIP OF THE TONGUE』を買わなかった人全員に理由を訊かなくてはわからない。

 そんなことは不可能である。 ファイル0036 (3)

 それに2作連続でミリオンセラーというが、ヒット作を作ろうと思って作れるほど世の中単純ではなく、難しいもので、努力だけではどうにもならない複雑な因子が働いているものである。 

 要は、いかに自分の真からやりたい音楽をやり、いかに聴き手が望む音楽をやっていくかという、この二つを最大公約数的にさがし高めて作っていくか、ということであろう。 

 しかも、バンドの休止がバンドの人気を保持するのに邪魔になるということが歴史的な事実としてわかったら、できるなら休止はしないべきだ、しても短期間にすべし、という教訓が得られるはずだ。

 休止するのがいけない、ということではない。

 そうすべき時はどんなアーティストにでもあるだろう。

 その様な時はなるべく短期にすべきではないか、というのが私の意見である。

 歴史に「もしは禁物である」とはよくいわれることである。

 しかし、そのタブーをおかして論じさせてもらえれば、 

 「もしWHITESNAKE87年のアルバムと同様のセールを上げるアルバムを次にも作り、その後もノンストップでアルバムを作り続けたなら、WHITESNAKEの歴史はもっとちがったもになっていたのかもしれない」 

 ということである。

 アルバムが売れる事は非常に喜ばしいことであるし、またそれほど売れなくとも全然卑下すべきことでもない。

 ただ、今回この項でWHITESNAKEBON JOVIの2つのバンドを引き合いに出して、論じたのはあくまでも歴史を俯瞰して、好奇心の赴くまま論じたいことを論じたまでである

 ちょうど昨年に、BON JOVIのこれまでの全歴史を俯瞰できるベストアルバムが発売され、WHITESNAKEのその同じ趣旨のモノも既に発売されていたので、かつて同じフェスで共演したもの同士を交えて論じたら面白いと思ったまでのことである。

このページを読んで、改めてこの2者に興味をもったかたは以下の作品をおススメします。
 ↓
BON JOVI

ultimate.jpg 
ザ・グレイテスト・ヒッツ

グレイテスト・ヒッツ-アルティメット・コレクション


WHITESNAKE


anniversary.jpg 
30th Anniversary Collection







メルマガ読者さん募集!
 

読者登録していただければ、週1回、あなたの受信ボックスにHR/HMについてのメルマガをお届けいたします。登録、購読ともに無料です。将来的にはプレゼントコーナーやオフ会も計画中です。

ご希望のかたはこちら
まぐまぐでの配信を希望のかたはコチラをクリック→<まぐまぐ
メルマでの配信を希望のかたはコチラをクリック→<メルマ


スポンサーサイト

テーマ:いいもの紹介 - ジャンル:アフィリエイト