HR/HM温故知故
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ボンジョヴィとメタリカ
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rio bon 08 
 METALLICABON JOVI、ともに来月と11月に来日公演が決まった大物アーティストである。

 この2バンドが、あるロックフェスティバルで出演した。 

 それは、2008年ポルトガルのリスボンにおいておこなわれたROCK IN RIOにおいてである。

 リオといえば、ブラジルであるが、なぜかこの年はポルトガルにおいておこなわれたのである。

そして、今年はスペインにおいておこなわれたのである。(『ROCK IN RIO』なのに、何故スペインなのか…詳細は割愛したい)


rio meta 08 
 勿論、METALLICABON JOVIが同じ日に同時出演するはずもない。

 そういうことをしたら、同じ日に観客が集まり、主催者側が儲からなくなってしまうからである。

 METALLICA6月6日にヘッドライナーで出演し、BON JOVI5月31日に同じくヘッドライナーで出演した。

 違う日の6月6日には、LINKIN PARKがヘッドライナーで出演した。 

 では、この2大アーティストが、同じ日に同時出演したことがあったのだろうか?

 答えは、「あった」のである!

 時は87年、イギリスの殿堂「キャッスルド二ントン」において、BON JOVIMONSTRS OF ROCKにおいてヘッドライナーをつとめた時である!

ドニントン 
 この年のMONSTRS OF ROCK (左図)の出演アーティストはCINDERELLA、ANTHRAX、WASP、METALLICA、DIO、BON JOVIの順であった。

 今このアーティストの出演を見ても思わず涎が出そうな豪華な顔ぶれである。

 タイムマシーンがないならば、せめてこのステージの公演を全部おさめたオフィシャルDVDを出してくれ―と叫びたくなるほどの豪華さである!

 BON JOVI はこの前年においてリリースした、 SLIPPERY WHEN WET(下図)がアメリカのチャートで8週連続で1位を獲得し、アメリカだけで800万枚、全世界では1300万枚の超ミリオンセールを記録した後のことである(現在アメリカだけで1200万枚、全世界では2800万枚を売り上げている)。

 デビュー後たった3年で、イギリスの殿堂キャッスルド二ントンにおいて75000人の観衆の前でヘッドライナーをつとめるとは、並大抵の記録ではない!


 20世紀のロック史上永遠に語り継がれる記録である!


SLIPPERY WHEN WET』収録の最大ヒットの”Livin’On A Prayer”がこれ!
   ↓



ワイルドインザ 
 かたやMETALLICABON JOVIよりも1年早くデビューしたにもかかわらずデビュー作もセカンドアルバムも全米チャートの100位にも入らず、3枚目のMASTER OF PUPPETS (下図)がようやく全米チャートの29位をマークし、ゴールドディスクを獲得したばかりの中堅へヴィメタルバンドにしか過ぎなかったのである。




master of puppets 
 この時の観衆はBON JOVIを目当てに来ていたのである。

 BON JOVIの魅力はキャッチーなメロディをもち、歌詞も、当時の聴き手(主に若者)の現実生活に密着し、感情移入しやすいものであって、しかも感動せざるを得ないバラードもある、というところである。

 その観衆が、METALLICAのような

 「殺戮の荒野を闇雲に駆け抜けて奴らを皆殺しにするようにしつけられた あるべき犠牲者 倒れる時まで 俺は奉仕者

 戦線に戻れ!私が命令した時に言われたように行動せよ
 戦線に戻れ!…」

 という詞などに共鳴して聴いていたとは想像が難しい。

 おそらくBON JOVIのファンはMETALLICAの演奏中に、

 「METALLICA帰れー!METALLICAさがれー!」

などいう罵声を浴びせたファンが大勢いたことは想像に難くない。

 勿論、ANTHRAXWASPの時も同様にであるが…

めた 86

 こういった へヴィメタルバンドは、所詮ハードロックバンドにはかなわない、という言葉が通念とまでにもなった頃があった。

 88年BON JOVIはついに東京ドームにおいて公演が決まった。

 それから以降、20年以上が経つが、いまだにBON JOVIは来日公演の際、東京ドーム2デイズを維持し続けている。

 
この記録は並大抵ではない!

 かたやMETALLICAのほうはどうか?

 実際は、BON JOVI は時とともに立場を逆転されたのである。

 91年発表のMETALLICA (下図)というこれまた超モンスターアルバムを世に送り出し、

 全米チャート初登場ナンバーワンを獲得し、このアルバムは全米だけで1500万枚のセールスを挙げるまでになった。

 
このアルバム発表直後の大晦日に、東京ドームにてFINAL COUNTDOWNのフェスにヘッドライナーとして、登場した!

ブラックアルバム 
 しかし、この場で書いていいものかどうか迷ったが、そういうニッチな情報を公開する場であると思ったので、暴露するが、このフェスに私も足を運んだが、METALLICAが登場した時にさえも、観客はアリーナは全部埋まっていたものの、1階席は7割しか埋まってなく、2階席には観客が一人も入っていなかったのである!

 このことから見て、

BON JOVIMETALLICAはアメリカと日本では人気のギャップがあるな

ということがわかったのである。 






METALLICA収録の代表曲がこれ!
  ↓



 BON JOVIは今でこそ単独で東京ドームを2日間、満パンにできるが、METALLICAは前座に3バンドつけても東京ドームを1日満パンに出来ないのである。 

 勿論、今回の来日公演日程を見ればわかるように、37000人を収容するさいたまスーパーアリーナ2デイズを敢行することから見て、57000人を収容する東京ドームを1日満パンにすることは充分可能であろうが、2デイズは難しいだろう。

 こういった、BON JOVIの国内での人気ぶりをみたら、さぞアメリカにおいてもBON JOVIのほうが人気において優っていると思われがちであるが、実際はギャップが存在する! 


ROCK IN RIOでのBON JOVIのライヴ!
   ↓


 87年でこそ大きく足元をすくわれたMETALLICAであるが、

 91年からは快進撃を続け、出すスタジオアルバムはすべて初登場ナンバーワンを獲得し、その成功に便乗するかたちでそれまでのアルバムも売れ出し、結果的にこれまでに発表したアルバムの全米での総売り上げは実に4800万枚である!

 一方、BON JOVIは90年代半ばからのグランジオルタナ、あるいはドゥームメタル、へヴィロックの異常な盛り上がりの影響を受けて、ハードロックバンドとして苦戦を強いられ、 SLIPPERY WHEN WET以降、全米ナンバーワンアルバムは3枚輩出したが、この年のような爆発的なセールはのぞめず、これまでの全米でのアルバム総売り上げは2950万枚である!

 この数を見て凄いと思うが、実質的にはMETALLICAには1000万枚以上の差をつけられているのである。

 
しかし、それを日本のどこの雑誌も取り上げないのは、BON JOVIの人気ぶりが、METALLICAのそれを上回っているからである。

 
日本国内ではちょっと考えられない事象である。

 もとより、こういった差は何故起きてしまったのであろうか?

 いろいろあるだろう。流行の時代的背景もあるだろうし、音楽の性質の違いはあるだろう。 

bonn.jpg


 METALLICAの始めの音楽であるスラッシュメタル、あるいはへヴィメタルという種類のものは、非常に音楽に融通がきく性格を持っているのである。

 
いろいろな要素を取り入れることが出来るし、そうすることによって本来の音楽が壊されることはないのである。

 しかし、BON JOVIを代表するハードロックという音楽は、非常に音楽において融通が利きにくく、いろんな音楽的な要素を取り込むのが難しく、取り入れることによってやもすると、本来の音楽の良さが壊される危険性をはらんだ非常に融通の難しい性質をもっているのである。 

 
そのため、ハードロック勢は90年代半ばから今に至るまで、非常な苦戦をしいられ、80年代のような大きなセールをあげれずにいるのである。

 もとより、グランジオルタナやドゥームメタル、へヴィロックといった、へヴィで暗め、しかも気だるい観のある音楽はMETALLICAMETALLICAが引き起こしたのである。

 
これも誰も取り上げないが、

このアルバムの特徴である、ミドルテンポでへヴィなリフが売り物のこのアルバムが全米はおろか、全世界でヒットを記録したことにより、 

 どのバンドもこのバンドの追随を目指し、へヴィでミドル、ダークな路線を踏んで行ったのである。  

 90年代の半ばに、METALLICAの追随をめざした数多くのバンドはいまに至るも、メタルシーンで活躍をしている。 


ROCK IN RIO
でのMETALLICAのライヴ!
   ↓


 このような音楽シーンのなかで、 ハードロックというブームも、へヴィメタルというブームも今は存在しない。 

 このジャンルを冠するバンドで今も活躍しているバンドは数多あるが、ブームといわれるほどのシーンは存在しないのは確かであろう。

 しかし、 METALICAにしろ、 BON JOVI にしろ孤高の存在である! 

  この2つのバンドがそれぞれアルバムを発表すれば必ずナンバーワンになるか、あるいはそれに準ずる上位にまでアルバムチャートを上昇する。

 コンサートを敢行すれば必ずスタジアム級の会場のチケットがアッという間に売り切れてしまう。 


 しかも、80年代や90年代初頭においては、ハードロックやへヴィメタルというブームに支えられての彼らの偉業が達成できたのである。しかし、前にも書いたように、そういうブームはとっくに去っている。

 それなのこういう偉業を達成し、それを維持し続けている。

 
こういう存在を孤高といわなくて何と言おうか?

 しかし、BON JOVIは自分が87年MONSTRS OF ROCKのヘッドライナーをつとめた時に、自分の2つ先に出演した中堅バンドが、まさかこんな凄い存在にまで成り上がり、全世界に先駆けるブームを起こし、自分のセールスをも凌駕し、孤高の存在になるとは夢にも思っていなかったに違いない。

 
先のことは本当に予断が許さないモノである。

 ※その偉大な孤高のバンドが今年にこれから来日公演をおこなう。
足跡を今一度振り返るために絶好の2アイテムを以下に紹介したい。 
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