HR/HM温故知故
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ニールショーン在籍のスーパーバンド!(全米1位の曲あり)

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 80年代後半からのハードロックシーンで活躍したバンドとして忘れてはいけないのは、今回とりあげるBAD ENGLISHもその例に漏れないと思う。

 このバンドは、BABYSという70年代に活躍していたバンドが母体となって、89年にデビューしたバンドである。

 そのBABYSにいたジョナサンケイン(key)がJOURNEYに加入し、そのJOURNEY80年代後半に解散したため、その再結成が可能になったのだが、その際は事情がちょっと変わり、それにJOURNEYのギタリストであったニールショーンや他のバンドのメンバーも加わり、名も新たに

BAD ENGLISH

としたのである。

BABYS
ニールショーン
ジョナサンケイン

こういった名刺を聞けば、おのずとその結成されたバンドの音楽性は簡単に想像できる.

そう…エメラルドのごとき美旋律ハードロックバンド!

 そんな形容がこのバンドにはふさわしいと思うが、ファンは想像するまでもなくこのバンドのファーストアルバムであるBAD ENGLISHを聴いたのではないだろうか?

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●”Best Of What I got”
    



 この映像や音楽やバンドのメンバーのルックスから醸し出される雰囲気がいかにも当時の息吹を聴き手に感じさせる!


●“Forget Me Not”
   ↓




 この曲を聴くと、まず最初にドラマティックなキーボードとギターの『絡み合いの妙』に、聴き耳見を奪われる。

 そして曲が展開されるごとに、時おり展開されるあまりにアメリカンなフレーズと深みのいい按配のギターがなんとも嬉しくなる!

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 BABYSではそれほどでもなかったシンガーのジョンウェイトは、このバンドでの活躍でその名を一挙に有名にした。

 ひとえに彼の実力あってのものであることは、間違いはない。

 この曲における歌のうまさと、ルックスの良さに女性は目を奪われるだろう。

●”When I See You Smile”(全米NO.1)
   ↓


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 このアルバムはもちろんこのバンドの1番の目玉は、全米ナンバーワンになったこの名バラードであろう!

 このバラードは年代を超えて人を魅了するバラードではないであろうか?

 そんなことを聴く度に思ってしまう。 

 この曲を初めて聴いてから、20年以上がたつが、このバラードを聴く度に感動が全身からにじみ出てくるのである。 

 ジョンウェイトは、一見するとショウユ顔の男であるが、このアルバムでの歌いっぷりと歌のうまさにはどの曲でも聴き手は敬服さざるを得ないだろう!

 殊にこの超名バラードにおいては。

 その良さをバックの楽器が、特にニールのギターが絡むことによって最大限に活かしているのだ!


●“Price Of Love"
  ↓




 違う項で、天才アーティストの定義として、

「演奏が上手いこと」
「魅惑的なメロディを創りだせること」 


 この二つを兼ね備えている人を天才と、私は書き、それに当てはまる人物として、ニールショーン(下写真)を紹介した。
 
ni-ru.jpg


 このバンドの解散後、ニールはご存知のようにHARDLINEを結成し、そこにおいてもなんとも言いようのないほどの見事なアルバムを作ってくれている!

それは、このページに書いてあるので、読んでない人はこのページを読んでいただきたい。
  ↓
http://eurokennes.blog60.fc2.com/blog-entry-112.html

 彼のプレイはスティーヴヴァイイングヴェイのように派手さはないが、まず最初に楽曲を一番にした考えで、これを最大限活かすためのメロを創り出すことにかけては、なかなか右に出るものはいない、と私は思う。

steve vai インギー
スティーヴヴァイ      イングヴェイ


 そういった能力で彼と双肩できるのはこれまで数百のアーティストを聴いてきて、5人といないとここで断言したい。

  このバンドのこのアルバムは、最終的に全米プラチナムを獲得するにいたり、当時アメリカで売れに売れていたWHITESNAKEの全米ツアーの一環で前座を務めることになる。

whitesnake 90 
WHITESNAKE

 そのご91年にはセカンドアルバムBACKLASHをリリース後、バンドは空中分解し解散、そしてニール92年ジョエリ兄弟を中心にしたバンドHARDLINEを結成し、傑作のアルバムを作り、96年には再びJOURNEYを結成し、今に至る。 

 ニールのこの経歴を俯瞰して、それらのバンドのアルバムを聴いてみて思うのは、

 『どうして彼のやるバンドは短命で終ってしまうのだろう?』

 『どうして彼の創るアルバムはどれもいいのだろう?』

 ということである。

 後者での思いにおいては、どのバンドも彼の本命のバンドJOURNEYよりもどれも良好なアルバムを出してくれているのである!

 どのJOURNEYのアルバムよりも、BAD ENGLISHHARDLINEのアルバムは回数を重ねて聴いてしまうのである。


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 彼ニールショーンのファンとしては異様であるかもしれないが、実際そうなのだから仕方ないのである。

 このアルバムを聴いてもらえれば、私のその感慨は理解してもらえると思う。

 このBAD ENGLISHにおけるセカンドアルバムも良好なアルバムであるが、それについては違う機会に詳述したいと思う。


まずは、このファーストアルバムであるBAD ENGLISH購入希望のかたはコチラからどうぞ!(上記4つの曲収録)
  ↓
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     BAD ENGLISH

  HMVジャパン CD DVD 書籍 音楽 ゲーム




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スティーヴペリー『ストレンジメディシン』


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strange medicine 
 HARDLINE92年発表のアルバムの最高の出来によって、このバンドの中心人物である二―ルショーンに対する私の関心は非常に高まった。もの凄く良い作品を出すと、その人物の来歴が詳しく知りたくなる…自然な成り行きである。

 HARDLINEの前のバンドのBAD ENGLISHやソロアルバム等、手に入れられるものなら、なんでも手に入れた。どれもが良かった。まさにこの出会いは本物!といったかんじであった。

 そうなれば当然、二―ルにとっての本家バンドである JOURNEYについてもの凄く知りたくなるのも、また当然の成り行きである。

 92年HARDLINEのアルバムから4年後にJOURNEYは再結成を果たした。やはり、86年までの多大な売り上げ実績をもったバンドは強い!この再結成アルバムTRIAL BY FIRE全米3位を記録した!凄い記録である。

ペリー

 しかし、実際に私が聴いた感想はどうだったか?BAD ENGLISHや二―ルのソロはもちろん、HARDLINEのようには愛聴盤にはならなかった、というのが本音である。確かに、良いメロディが満載されているが、HARDLINEのような癒しや清涼感のあるメロが垣間見ることが出来なかった、というのがこのアルバムを聴いた時の感想である。その感想は今も変わらない。

 では、HARDLINEのヴォーカリストであるジョニージョエリや、BAD ENGLISHのヴォーカリストであるジョンウェイトに、JOURNEYのヴォーカリストであるスティーヴペリーが劣っているのであろうか?そんなことはない。

 スティーヴは優れたヴォーカリストである。ではなぜ、JOURNEYのアルバムが私にとって良いアルバムと感じれないのか…これは感性の問題であり、これを詳らかに論じることは、ナルシシズムに陥る陥穽を免れないので、詳細は省くが、やはり天才的な才能をもったギタリストは、自分が主導権をもって作ったアルバムのほうが、良い、と感じるのである、私は。

スティーヴ 

 これは「私にとって」良いと感じるのであって、他の人は、そうは感じないというパターンのほうが多数であろう。その証拠にTRIAL BY FIREHARDLINEよりも、BAD ENGLISHよりも売れた。

 私が言いたいのは、他人がどう思おうが、自分の感性を第一にして、音楽は楽しんでいくべきだ、ということを言いたいのである。あるアルバムが売れたからといって、それが自分にとって良いかどうかは、聴いてみなければわからない。

 そんなに、あるいは全然売れていなかったアルバムでも、自分が心底好きならば、そのアルバムをずっと聴いていくべきだ、ということである。今でもHARDLINEBAD ENGLISHJOURNEYよりも私の愛聴盤である。

そして、今回紹介するスティーヴペリーのソロアルバムSTRANGE MEDICINEJOURNEYよりもよく聴いた愛聴盤である!

 熱帯砂漠の中でオアシスを見つけたような感慨にさらされるような気になる以下の曲からこのアルバムは始まる。この曲がファーストシングルであった。




 自分の心の中の「動」と「静」。スティーヴの場合、後者の静の部分が非常に多くを占めている。その静の状態のまま、速い曲も展開されるのが彼特有のハートの状態といって良い。

 曲から醸し出される雰囲気は、その人間のパーソナリティを表すものである。こういった曲の状態は非常にオリジナリティが高い。

 彼は、雑誌のインタビューで「どのシンガーのマネもしていない。私独自のものだ」といったニュアンスの言葉を発していたが、全部を信じることはできないが、おおよそは当たっているかもしれない。

 その静の状態のまま展開される速い曲である②において、スティーヴの声とギターソロがぶつかり合うのは、うってつけの舞台である。それによって、協和音に変わるからである。

 その②において使用されているSEの塩梅も見事である。オーケストラ的であり、快感でもある!

 そんな静のスティーヴの声が最大限発揮されるのは、③のようなバラードである。静寂の中で、キラ星のごとく輝く歌メロがもう最高である。こんなシンガーは稀である。都会のオフィスにおいて、夜景を見ながら時間をたしなむ…そんな設定を待ち望んでしまうバラードの数々、それがこのアルバムの魅力の大半を占めている。

 優雅で麗かな雰囲気が非常に贅沢な時間を提供してくれる”Donna Please” もいい!



 また、余韻が心にさりげなく残る”Missing You”は心からウットリとなってしまう。結婚式の入場式にピッタリですらある。歌も歌詞もそんな設定にピッタリである!



上記の曲を収録のアルバムはコチラ!





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3月12日 3月13日 さいたまスーパーアリーナ公演が決まったIRON MAIDEN!
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1月12日 渋谷クラブクアトロ公演が決まったFIREWIND
2月10日 渋谷クラブクアトロ公演が決まったDEFTONES !
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2月20日
 横浜BAY HALL 2月22日 赤坂ブリッツ公演が決まったSTONE SOUR!
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3月11日 渋谷クラブクアトロ公演が決まったALL THAT REMAINS
3月16日 3月17日 新木場STUDIO COAST3月18日 横浜BAY HALL公演が決まったSLASH !
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4月22日 パシフィコ横浜4月25日 日本武道館公演がきまったMR.BIG !
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マライアキャリー『オープンアームズ』


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           マライアキャリー

 また今回も、有名アーティストのカヴァーシリーズとして、今回は

 マライアキャリーによるJOURNEY“Open Arms”を紹介したい。

 この曲を初めて聴いたのは、何せ10年以上前の話であるからいつか正確な記憶はない。

その初めて聴いた時の感想というか、思ったことは、

 マライアキャリーのオリジナル曲だろうな」

と、思っていた。

 この曲が収められたアルバムの曲と、非常に曲の雰囲気や曲調が見事にマッチしてい るし、彼女の歌のうまさが最大限に発揮された曲であるからである。


 マライアのどの曲を聴いても、

 【彼女の驚異的なハイトーンで奥行きの深い声】

には引き込まれてしまう。

聴き手に、

 【アメリカの晴れた広大な大地を想像させるような力】

 があるのが体全体で感じられる。

 その力に引き込まれた聴き手は、初めに原曲でなくこの曲を聴いて好きになったら、原曲は劣って聞こえる かもしれない。そんな感じがしてならない。

 しかし、なにげなくJOURNEYの昔の曲集を集めたアルバムを聴いていたら、この曲が流れてきたので、非常に驚いた。

 この曲はJOURNEYがオリジナルなのか!と驚愕の瞬間であった。しかし、このことがあって興味が出て、このオリジナル曲を調べてみて、その実績を知って驚いた。

 このオリジナル曲は全米2位にまで登りつめたというではないか。
 しかも、この曲を収録したアルバムESCAPE全米1位を記録し、これまで全米で900万枚のセールスをあげている。

 【まさにJOURNEYの黄金時代の曲】である。

 前回のJOURNEY”I Wanna Know What Love Is” (全米1位)にしろ、JOURNEY"Open Arms” (全米2位)にしろ、これらの曲を選んだマライアは非常に金持ち好みだな、という気がしてならない(苦笑)。

maraia.jpg 
 マライアは元ソニーの社長であったトニーモトーラと結婚し、その後離婚したのちに売れっ子ラッパーのニ ックキャノンと再婚したということを見ても、金持ち好みだなという気がする。

 いや、金を持っている者 同士、やはり気も合うし、価値観も重なりあい、一緒に人生を沿い遂げようという気になるのだろう、おそらく。

 彼女も全米ナンバーワンになった曲だけを集めたThe Onesと題したアルバムを発表したところを見ても、おそらくそれと同じか準ずるような記録を打ち立てた曲にしか興味はないんだろうな、という気がする。


 それは私の勝手な憶測ではなく、世の中全体を見渡してみても、金持ちは金持ちと、中流は中流とくっつき 合っているのが普通であるから、音楽業界でも事情は一緒なのだろう。



FOREIGNERのカヴァーはシングルになったが、このカヴァーはシングルになってはいないのが残念!
この曲を収録したアルバムはコチラ



 なにはともあれ、JOURNEYの原曲を観ていただきまし ょう!




 時は82年であるから、時はシンプルなギターとドラムが中心のロックが流行り、アメリカをはじめ、先進国というカテゴリーに属する国は順調な経済成長の途上にあったから、ロックアーティストからの雰囲気 も成長するぞ、という気迫が曲の端々から感じれる時代である、そんな気がするのは私だけではないはずである。

jaani-.jpg 
          JOURNEY

 そのせいか、どのアーティストも完成度はそれほど高くはないけれどもの質はよく、それが良ければ順調に アルバムチャートを駆け巡ることが出来たようだ。

 この曲のクリップにでてくる物語は、いかにもカラオケボックスにありがちなストーリーで苦笑を禁じ得な いが、そんな時代背景を映し出しているようで興味深さを喚起されざるを得ない!

 この曲、収録の全米№1を獲得し900万枚のセールをあげているアルバムがコチラ!
       ↓






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2月10日 渋谷クラブクアトロ公演が決まったDEFTONES !
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2月20日
 横浜BAY HALL 2月22日 赤坂ブリッツ公演が決まったSTONE SOUR!
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3月16日 3月17日 新木場STUDIO COAST3月18日 横浜BAY HALL公演が決まったSLASH !
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ハードライン『ダブルエクリプス』
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double eclipse 

 これまでに、ホームビデオとして発売されなかったために、市場にクリップが出ることなく終わってしまい、非常に残念な思いをしたが、ユーチューブの登場で昔MTVでしか観れずに終わったが最近観れるようになって嬉しさひとしおという例として、DANGER DANGERを挙げたが、そういうアーティストとして今回はHARDLINEを挙げたいと思う。

 このバンドはジョーイジョエリジョニージョエリの兄弟と元JOURNEY~BAD ENGLISHの二ールショーンが中心となって92年に結成したバンドである。

 天才アーティストというと、どのようなアーティストを思い浮かべるだろうか?

 私の定義からすれば、

 プレイが上手いこと
 魅力的なフレーズやリフを創りだせること

 この2点を備えたアーティストを私は天才と呼んでいる。

 であるからして、プレイが下手な人間や、たとえプレイが上手くとも良いフレーズやリフを創りだせない人間は天才と呼ぶに値しないと思う。

 今回紹介する、以上の2点を備えた二ールショーンは間違いなく天才に部類に属する人物であることは間違いない。

 ハードな曲においても、ゆっくりとしたバーラードにおいても思わず引き込まれるフレーズやリフが満載であるし、楽曲自体非常にレベルが高い。

 
そんなアルバムを二ールショーンは出したのだ。

 当時、あまり二ールショーンについては知らなかった。

 経歴がJOURNEY~BAD ENGLISHであるということを知っていたくらいで、しかもそのBAD ENGLISH”When I See You Smile”くらいで、しかも全曲を知っていたわけではなかった。
 

 だが、音楽を知る際にそんなことはどうでもいいのかもしれない。

 曲ひいてはアルバムを聴いてそれでファンになってそのアーティストについて調べていくのが通常だからだ。

 HARDLINE…このバンドを聴いたのは92年のことである。

 このバンドがこの年にデビューを果たし、ファーストシングルになった曲がにわかにヒットしていたのである。
それが以下の曲である。
      ↓



 しかし、このバンドは「二ールショーンのバンド」という触れ込みで知ったのである。

 二ールショーンといえば、元JOURNEYBAD ENGLISHの人だろ…当時の私の認識では、そんなくらいであった。

 しかし、このHARDLINEを聴いて二ールショーンの虜になってからは、JOURNEYBAD ENGLISHの存在は非常に大きなものになったのである。

 私が二ールショーンのファンになったからである。

それまで私は、JOURNEYBAD ENGLISHもアルバムを買って聴くことはなかった。

 ラジオやテレビでちょっと耳にするくらいであった。

 その少ない機会でも、残った印象では「綺麗で清楚なメロディを紡ぎだすバンド」というイメージをもつことになった。

 
それくらい二ールのファーストインプレッションは良いものを残す魅力があるのである。


 そのHARDLINEがレコードデビューを果たした年は、なぜか来日公演を果たすことはできなかったが、国内のハードロックへヴィメタルの年間アルバムチャートにおいて30位以内のランクインを果たすのである。

 
MTVでもバラードシングルがシングルカットされクリップも流れていた。

 そんなに良いアルバムなら買って聴いてみたい!そう思って買って聴いてみたのである。

 これが私の、二ールの手掛けたアルバムを本格的に聴く最初のパターンであった。


hardline.jpg 

 全体的に、良きメロディに溢れている。

 その紡ぎだされる音から想起される色は、エメラルドグリーン。

 しかも、ハードでスピーディ、バラード、癒しのインストなど極めて高いレパートリーがアルバム全体に満載である!

 
こういった視聴者が求める理想的なアルバムはなかなかあるものではない!

そしてまた、以下の曲も秀逸である!

”Dr.Love”
  ↓




 是非ともおススメしたいアルバムである。

 速くてハードな“Rhythm From Red Car””Bad Taste”メロディの良さを維持しながら曲が進行し、高い楽曲のレベルを終始させているし、

 ”Can’t Find My Way”など、バラードは限りなくエモーショナルだ。

 ”Takin’ Me Down”ギターとドラムの音のハーモニーが絶妙だ。


“Takin’ Me Down”
   ↓





 先に、私の定義する天才の内容について

 プレイが上手いこと
 魅力的なフレーズやリフを創りだせること

と書いたが、前者のプレイが上手いことは、努力によって穴埋めすることが出来るが、後者の魅力的なフレーズやリフを創りだせること、については努力をしても埋めれない溝を感じることは多々ある。

 そのパターンがこの二-ルの創りだすメロディを聴いていると、そう思わざるを得ないのだ。

ni-ru.jpg 
 ニールショーン

 特筆すべきなのは、彼の創りだすメロディである!

 
綺麗で清楚、そんな言葉がぴったりのメロディが、バラードの”Change Of Heart”やミドルテンポの”I’ll Be There””Hands Of Time”である。

 この流れを聴くと、アメリカンで、壮大で、気宇的な世界感が胸の中に拡がっていくのがわかる。

 音楽を聴いていて幸せと感じれる瞬間である。


 そんなアルバムであると思ってもらえたらいいと思う。

●”Can’t Find My Way”
  



http://www.youtube.com/watch?v=TS2TPsDPCao


 こんなに良いアルバムを作ったHARDLINEであるが、ベテランである二ールを擁するバンドであるだけに、当然『BURRN!』誌における人気投票では、新人部門でチャンピオンになると期待していたファンもたくさんいたに違いない。

 しかしそうはならなかった。

 チャンピオンにはドイツのFAIR WARNING(右下写真)が君臨した。

 確かにドイツ出身でありながら、アメリカンなテイストを持ち佳曲を多数擁するアルバムを出したこのバンドがチャンピオンになったのは異論はない。

 しかし、これだけの良いアルバムを出しておきながら、どうして?と疑問にならざるを得ない。
fair warning 
 この年にデビューしたバンド中で一番売れたバンドで未だにアルバムは入手可能なのに、新人部門では最下位の10位である。

 
何とも謎めいた結果である。

 しかし、二ールが出す、JOURNEY以外のプロジェクトやソロアルバムは高い品位を持つものばかりである。

 そのレベルの固さはJOURNEYを凌ぐものも多数ある!
 
しかし、どうも短命で終わってしまうモノばかりであるのも皮肉といえば皮肉である。                                    

 このバンドはもともと、ジョエリ兄弟がバンドをするにあたり、その音のプロデュースを二ールに頼んだところ、その作業を進めるうちに、意気投合して彼がバンド加入になったようである。

 93年にこのバンドはサヨナラも告げずに解散してしまう。そしてのちに再結成されるが、今JOURNEYが再結成されていることからもわかるように、二ール抜きでこのバンドは存続している。

その二ール抜きのHARDLINEについては、機会があったら論じてみたい。



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