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mic michaeli
     ミックミカエリ


 EUROPETHE FINAL COUNTDOWN (右下図)は全米チャート8位にまで送りこみ、アメリカだけで300万枚を売った傑作アルバムであった。
 
 これまでこのバンドに見向きもしなかったファンでも、このアルバムからファンになったという人は多いはずである。

 かくいう私もその一人である。

ファイナルカウントダウン


 しかし、この傑作アルバムの次に88年に発表されたOUT OF THIS WORLDは何かと批判がましいアルバムである。

キーボードを全面に出したために、

軟弱になっただの、アメリカに魂を売っただの

という感じのものである。

 しかし、そうだろうか?実際はどうなのかということを検証したいと思う。


 OUT OF THIS WORLD (左下図)は、それまでよりも一層とキーボード音がでたことによって、コアなハードロックファンにはそっぽを向かれたむきがあったアルバムである。

out of this world

 




















 そもそもハードロックにおける、キーボードの立つ位置を考えてみたい。
 


・そもそもロックにおいてギターが基本の音、キーボードはそれに付随するものである。 

・ ギターの音が全面にでている、それがロックの本道、それ以外のは邪道。

・キーボード音の導入においては、そのバンドのスタンスを考えて導入を図らなくてはエライ事になる。

 こんな風にいろんなみるむきがあるようだが、それは違うと私は思う。

 


 キーボード音の導入に関しては、私は楽曲の良さを中心に考えるべきだと思う!

 年月を重ねれば、考え方も違ってくる。

 コンテンポラリーな音との折衷も考えなくてはならない。

 いつまでも、成功した音の維持だけを考えていては、これから先、良い曲をつくり続けることはできないからだ。 


・ロックなのだからギターの音を中心にして、キーボードはあくまでもリフの一つにとどまらせるべきだ。

・アルバムを耳触りの良いものにするために、大幅にキーボードを導入してポップ化を図ろう。


 どちらもあってしかるべきだと思う。 

 
そこで重要なのは、楽曲が良いか悪いか,それだけだと私は思う。

 

 
こういう意見は反論が出そうだが…

 大幅にキーボードを導入して楽曲が損なわれてもいけないし。

 かといってギター音のみで悪い出来であっても良くない。

 キーボード音の大幅導入で楽曲の質が上がったのなら、それで構わないと思う。

 大体において、キーボードを使うバンドは、ギターだけでは表現できないものを表現したいからこそ導入するのであって、いたずらにポップ化でアルバム売上上昇をめざしているのではないのだ。

 表現力のアップを目指す一手段と考えて良いだろう。
europe.jpg


 EOROPEは最初の2作まではキーボード音の活躍する場面は少なく、ピアノ音がちょっと目立つ程度にすぎなかった。

 しかし、 THE FINAL COUNTDOWNにおいてシンセサイザーの活躍により楽曲の幅も、表現力も大幅にアップした。

 シンセの活躍なしにあのアルバム収録の
 

”The Final Countdown”
”Carrie”
”Cherokee”
”The Time Has Come”

 
といった名曲は絶対に生まれなかったと断言しても良いだろう!

 その次のOUT OF THIS WORLDは前作以上にキーボードが全面に出ており、そのことによって批判が多かったアルバムである。

 しかし、虚心坦懐にこのアルバムを聴いてほしい。

 楽曲の質はもちろん、演奏力のアップ、バンドのキーマンであるジョーイテンペストのファッションセンスが見事に開花した最高のアルバムである(へヴィで速い曲が”Ready Or Not”だけなのはちょっと注文をつけたくなるが)。

まずは、セカンドシングルになった以下の曲を聴いてほしい。

●”Let The Good Times Rock”
  ↓


http://youtu.be/7FckTNOTwEk


キーボードが全面に出たことによって、注目すべきはキーボーディストのミックミカエリのプレイである!

このアルバムの最初を飾るのが、ふくよかな、シンフォニックなキーボードが余韻に残るこの曲である!
         
●”Superstitious”
  ↓


http://youtu.be/5gU5Vg2JokU

 ショはなの”Superstitious””Let The Good Times Rock”からして素晴らしい曲だ。


 この、セカンドアルバム収録の”Open Your Heart”のリメイク。

この曲はオリジナルよりも数倍出来がいい。

何故これでなく、オリジナルのほうがベストアルバムに収録されているのか理解できない!

●”Open Your Heart”
  ↓


http://youtu.be/qX4LC1HBmag


この曲や“Coast To Coast”といったせつなく哀しいメロディや“More Than Meets The Eyes”のふくよかな余韻を心に残すキーボード音、オーロラのごとき珠玉のメロディで始まる”Sign Of Time”のイントロ、

こういった曲に共通なのは、

 哀しいけれども、それ以上に聴き手に希望と明るさを与えるのである。

 聴き後に大変な満足を与えてくれる。

 そんな魅力を有しているのだミックは。

 こういったメロディを弾けるのを私はミック以外に知らないのである。

 これは、バンドにとって大きな財産である!

 そこに、新加入したキーマルセロの柔らかく朗らかなギターに、ジョーイテンペストの美しい声が重なり、絶妙のハーモニーが繰り出されている。

 その極め付きの曲はアルバム最終曲の”Tomorrow”だろう。

”Tomorrow”
  ↓


http://youtu.be/3Ta3Q5_4nhU


 このせつなく哀しいバラードに涙しない人間は果たしているのかとさえ言いたくなるほどの泣けるバラードである。

 
 このアルバムOUT OF THIS WORLDでのキーボード音の全面化は、

 ギター音だけでは表現できないものを得ようとして突き詰めた結果であると私は思う。
 
 決して売れ線を狙って作ったアルバムではない


 このアルバムは批判がましい意見が多いが、正直売れたアルバムである。勿論日本でもである。

 以下にアルバムが発表された88年の来日公演日程を明記しておこう。

12月3日 名古屋レインボーホール
12月5日 広島郵便貯金ホール
12月6日 大阪城ホール
12月8日 日本武道館
12月9日 日本武道館
12月13日 仙台市体育館
12月15日 横浜文化体育館

 軟弱化、売れ線狙い…こういった言葉が目に付いて、まだ未聴の人は、謙虚にこのアルバムを聴いてみてほしい。

 決して、前作THE FINAL COUNTDOWNに負けない良いアルバムであるということが発見できると思う。

 これまでよりも、キーボードが全面に出るといろいろと批判が出やすい。

 他の項でも取り上げて論じたが、NIGHT RANGERBIG LIFE(下図)もキーボードの大量導入を図り批判されたが、普通に聴いてみるとバンド史上最高傑作の出来であることがわかると思う。

 しかし、このアルバムは50万枚にしか届かなかったし、傑作といわれることなど全然ない。

 何とも皮肉なものである。

big life


 キーボードの大量導入によって批判にさらされたのもEUROPEも同じだ。

 しかし、このアルバムはバンド史上傑作の範疇にはいるものだし、バンド史上2番目に売れた(=100万枚)アルバムであることを明記しておきたい。

 そして、このバンドのキーボーディストのミックミカエリの珠玉のプレイにも注目していただきたい!


●これら珠玉の曲収録のアルバムがコチラ!
    ↓
out of this world









Out of This World

アウト・オブ・ディス・ワールド

彼らのベスト盤は以下!
 ↓
Final Countdown: Best of


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輸入盤
Out of This World

国内盤
アウト・オブ・ディス・ワールド


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音の魔術師ジョージリンチ


george lynch 
 ギターの魔術師ときいたら、皆さんは誰を思い浮かべるだろうか?

 そもそもギターの魔術師という定義は、単なる速弾きのギタリストではない。

速く弾けることは勿論魔術師という定義からして必要だが、それだけではない。

 自分の思い通りに音を出せる人

 
とこの場合は定義しておこう。

 その場合に思い浮かべるのは、

まずスティーヴヴァイ

スティーヴスティーヴンス

そして今回紹介するジョージリンチを挙げておこう。

 ジョージリンチは元DOKKEN~現LYNCH MOBのギタリストである。その彼が、一番その才能をいかんなく発揮した作品を挙げよといわれれば、間違いなくBACK FOR THE ATTACK (下図)を挙げるであろう。



back for the attack
今は、ハードロックアーティストのサマーソニック、ラウドパーク参戦が多くあるが、、このアルバムが発表された88年は単独公演が当たり前のようにあったものである。

 当時のDOKKENも売れていたアーティストであったことに間違いなく、このアルバムも発売と同時に全米チャート13位まで上昇し、プラチナアルバムを獲得したのである。

 日本での人気ぶりも凄まじく来日公演も以下のとおりである。

 そして、ジョージリンチは、その年度のBURRN!』誌の人気投票のギタリスト部門で見事チャンピオンになるのである!

88年の来日公演日程

4月20日 東京 NHKホール
4月21日 神奈川 横浜文化体育館
4月23日 東京 渋谷公会堂
4月24日 愛知 名古屋市公会堂
4月25日 大阪 大阪厚生年金会館
4月27日 東京 厚生年金会館
4月29日 東京 NHKホール  

 ジョージリンチの魔術師ぶりは、ギターソロ時において、ピッキングの時とハンマリングの時を画然とわけるのではなく、

 その各々の時を混然一体とプレイし、その時間(といっても0.00何秒だが)がわけ隔てなく混入しているということである。

 奇想天外にソロが展開されていくのである。

それでいて、

 そのフレーズには聴き手を思わず聴くようにのめり込ませる魅力があるのだ。

 常人にはひらめきようのない創造力を持っているのである。 

 ギターキッズはこの曲を絶対に見逃してはならない伝説の名曲! 

 ジョージの変幻自在のプレイが光る!
     ↓


 このアルバムは当時ヒットしていたMOTLEY CRUEBON JOVIWHITESNAKEといったバンドが用いた方法論を踏襲してはいない。

 確かに、BON JOVIRATTのアルバムを聴くと見られるようなフレーズ散見されるが、どちらかというと、LAの街を彷彿とさせるような、LAメタルやジャパメタといわれるような、当時ハードロックでありながら、メタルとカテゴライズされていた音楽性の方法論を持ち入れれているが、それらの亜流では決してない!

 乾いたギター音にドンの声がのっかり、彼ら独自の音楽を展開している。

 ソロのみならず、伴奏時においても、ジョージのフレーズがどの曲でも光彩を放ち続ける。

 
そんなアルバムである。




~彼女は自分のベッドに横たわりながら、天国へ連れて行ってくれると約束した。まるで、魔力を持つ天使のような彼女 命を奪うキッスとともに~”Kiss Of Death”より

~僕は、気味のプリズナ― 君の愛でがんじがらめ 君の愛にがんじがらめ~”Prisoner”より

~君は僕の情熱を奪いとり、僕の心までズタズタにした でもいつか戻ってくるよ~”Heaven Sent”より

~僕らの愛 僕らの愛は炎のように燃え盛る 僕らの愛、それは永遠に不滅なのさ~”Burning Like A Flame”より

 これら、収録曲の歌詞からもわかるように、DOKKENの詞は男の心の葛藤の描写、男と女の物語的な詞が多い。

 いわゆる、ストリート系のものが多い。

 
当時のメインストリームであった。

 音楽性からも世界観はそれとなくわかるのである。

 ギターキッズに是非とも勧めたいのは、インストの”Mr.Scary”であろう。

 ジョージ脱退後、ドンが皮肉をこめて語ったのには、「ジョージが一番真剣に作ったのはこの曲だ!」と言っていたのを思い出す。

 この曲を聴いていると、ジェットライダーの映画の主人公になって、ジャングルの中を飛びぬけていくような恍惚感や颯爽感があたまの中を抜けていくのである。

 ギタープレイが冴えまくり高音や中低音の使い分けが見事、それでいてドラムのフレーズも変化に富んでいて聴きごたえ充分である!



  ↓
●この曲収録のアルバムがこれ


 さらに当時のDOKKENの凄さを讃える事実として、88年にアメリカ30以上の都市でおこなわれた

VAN HALEN’S MONSTERS OF ROCKの参戦

 を挙げておこう。!

 勿論その名の通り、VAN HALENがヘッドライナーをつとめたフェスティヴァルだが、注目すべきは、その時の出演順である。

ラインナップは

KINGDOM COME
METALLICA
DOKKEN
SCORPIONS
VAN HALEN
であったのだ!

要するに今をときめくMETALLICAの後に出演、ということは

 当時の彼らは、METALLICAよりもビッグな存在であったのだ!

 嘘ではない。

以下にそのフェスの会場で売られていたシャツの写真を掲げておく。
van halens monsters of rock
 しかし、このフェスから3年後にMETALLICA全世界で2000万枚を売り上げるMETALLICAを出し、その後だした4枚のアルバムもすべて全米初登場ナンバーワンを獲得し、名実ともにメタルの王に君臨することになり、今のDOKKENMETALLICAを超えることが出来るかどうかは、きかなくてもわかろうというもの(笑)

 しかし、DOKKENにはそういう凄い時代があったということを指摘したい、それだけのことである。

 それを知ることは、ファンにとっては興味ある事実ではないだろうか?


van halen  蠍団 DOKKEN.jpg metallica 88 kingdom come


 しかし、この頃からすでに、ヴォーカルのドンドッケンジョージリンチの確執は表面化し、このフェスティヴァルにおいても、ジョージはスピーカーの前でずっとプレイして、動いていなかったという事実がもう伝説化している。

 そんなに人とトラブルような顔をジョージがしているとは思えないのだが…とにかくドンとだけは上手くいかないのである。

 89年にそれが表面化し、DOKKENは一度解散し、94年にまた再結成され2枚のアルバムを出し、2度来日公演も催すが、その後またジョージは脱退してしまうのである。

 そして、またLYNCH MOBを結成する。

 そして、昨年のLOUD PARKに参戦する。

 その際、なんとDOKKENも参戦していて、同じステージで共演もしたようだが、ドンとジョージは結局同じバンドでは上手くいかないのである。
back for the attack 
 しかし、またこのアルバムを振り返ると、やはりこのアルバムはジョージにとって最高傑作であることは間違いない!

 
しかし、皮肉なものである。

 
このアルバム作成時から二人の確執が噂されていて、制作時間も予定よりもオーヴァーしていた。

 そして出来たのがこの最高の出来のアルバムである。



https://youtu.be/ioACqbxChSo

 私は一介のハードロックのファンである。

 曲を書いたことはない。

 リスナーの立場から見た意見でものを言わせてもらえれば、作曲をするにしても、仲睦まじく出来れば良い事は間違いない。そんないがみあいとまでもいかなくとも、それに近い状態で制作することによって良い曲が書けるというようなパターンは良くある。

 氷室京介と布袋寅泰BOOWYの場合のように。

 しかし、そんな精神状態がいつまでも続くことがバンドにとって良い事であるはずがない。

 そんな状態を打開すべくジョージは再びバンドを抜けたのである。

 不仲の状態で作って出来上がったDOKKEN史上最高の出来のアルバム

…ファンの立場からいっても、何とも複雑な心境にさせられるアルバムである。



      
●以上4つのYouTubeの曲収録のアルバムがコチラである!  
       ↓

 

その他おすすめの品→グレイテスト・ヒッツ2 

 

上のクリップ”Dream Warrier””Heaven Scent””Burnig Like A Flame”はもちろん、
89年日本盤で出た来日公演のライヴCDに収録されていた“Walk Away”のクリップの他、

“ Into The Fire””Just Go Lucky””Breaking The Chains””Alone Again””The Hunter””In My Dreams””It’s Not Love”のクリップを収録したDVDが以下になります。 

 後者は、輸入盤ですがリージョンフリー対応のプレイヤ―がないと観れないかもしれません…

    ●国内盤


    ●輸入盤




■リージョンフリーDVDプレイヤー
   ↓
リージョンフリー設定済み 保証付 DVDプレーヤー DS-DPC207BK


 
  
 

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イングヴェイ唯一のバンドメンバーとしての映像!

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alcatrazz.jpg

 この映像を90年イングヴェイのファンとして初めて観た時は衝撃的だった。

  初めて観た時は、すでにイングヴェイはソロアルバムを5枚出していた時だったし、それまでのソロ時の映像を観ると、ステージングは彼の土壇場で、彼がライヴ映像の主導権を握っていたのである

(85年の来日公演と88年のモスクワでのライヴがオフィシャル映像で出ていた)

 しかし、84年に初めてソロアルバムを出して以降、彼がバンドの一員になってアルバムを出したことなどないので、彼の「バンドの一員としてのライヴ」など観たことがなかったからである。 
 
 そして、そのALCATRAZZでのライヴ以降、彼がバンドの一員としてステージに上がることは今までに一度も実現していない。


 その意味でも、このALCATRAZZでのライヴは貴重な映像である。


インギー初期  イングヴェイマルムスティーンは現在46歳。 

 このライヴでは弱冠19歳のときである。

 今はすっかり太ってしまったが、当時のスリムでハンサムな彼をこのライヴで観ることが出来る。

 のちにKEELで活躍することになるロンキールや、のちにLIONで活躍することになるジェリーベストとのコラボで有名なSTEELERを経て(左下の写真がSTEELER)、元RAINBOW~MSGを経たグラハムボネットと一緒になって組んだこのALCATRAZZでのライヴは、やはり有名バンドを経てきたグラハムが主導権を握っていたことは否めない。スティーラー 

 事実、このライヴでは映像での露出度はイングヴェイよりも、グラハムの方が高い。 

 
そんなところも今となっては貴重な映像である。 

 もう26年も前の映像が今になって再発されたことは、ファンにとってのみならず、誰にとっても喜ぶべきことではないだろうか。

 素直に喜びましょう。

 しかし、今になっても面白いと思うのは、 グラハムのいでたちである。

「ハードロックは聴くのは好きじゃないが、自分がプレイするのは好き」

 
というちょっと、というかかなり変わった人格の持ち主の彼だが、そのパーソナリティがいでたちに現れ、七三わけの頭にサングラス、スーツにネクタイというロッカーというより、ビジネスマン然とした風びょうしかもライヴの進行に伴い汗をかいてスーツやネクタイをはずすとそのいでたちは、ますますロッカーとは思えなくなってくる。
 

●“HIROSHIMA Mon Amour”
  ↓



https://www.youtube.com/watch?v=5oli8rM90Ek

かたやイングヴェイのプレイやステージアクションはカリスマ的というにふさわしい!

 動き回るスタイルはすでにこの頃から確立ていて、のみならず、ギターのネックを縦にあげたり、ボトルネック奏法をしたり、ピッキングを歯でしたり、ギターを空にあげてそれを取ったりというアクションはギターと自分の体が一体になったかのような錯覚をオーディエンスに与える。

 これだけのことをいとも簡単にしてしまうイングヴェイ、しかも当時19歳でこなしてしまうとは、全くもって驚きというほかない。

 
新人らしさなどは微塵もないのは勿論、逆にベテランのような老獪さを備えてさえいるのである。
  

 イングヴェイといえば、クラシカルなフレーズをロックにとりいれて独自のスタイルを確立した超速弾きギタリストである。

 そのスタイルは、このALCATRAZZの頃からすでに確立している。

 このバンドを脱退して初めて作った下のファーストアルバムに収められた”Evil Eye”もこのライヴで演奏されている。
rising force 

 聴けば一発でイングヴェイとわかるフレーズ、ソロ、ロングトーンリフがこのライヴでもう聴けるのである。

 今や、ハードロックではソロ時の速弾きは当たり前である。

 速く弾かないのを探すのが大変なくらいである。

 その「速弾きが当たり前」という流れをつくったのは、ほかでもない。 

 
イングヴェイなのである! 

 
しかも、ただの速弾きではない。

 聴けば一発でわかる、独特なものを持っているのは先にも書いたが、のみならず、 

 天性のタイミングの良さと、フィンがリングとピッキングの正確さは他の追随を許さない。
アルカトラス 
 このライヴでは、グラハムRAINBOWでやった”All Nght Long””Since You’ve Been Gone””Lost In Hollywood”のほか、MSGでの”Desert Song”などの名曲も演奏されているのが目玉である。

 ただ、イングヴェイを主眼として制作されたライヴ映像ではないので、イングヴェイソロ時代のようにたくさんは出てこない。

 そこのところは彼の熱烈なファンには不満かも知れない。

 しかし、ALCATRAZZ時代でも、ソロ時代でもイングヴェイに変わりはない。

 どちらも視聴に値いする良き映像である。




●”Lost In Hollywood”
  ↓



https://www.youtube.com/watch?v=870H3mggCdw


 しかし、彼の持ち味は、ソロ時代のを聴いてみればわかるように、緩急のあるリフに畳みかけるようなフレーズがさく裂するところであるが、そういった面はALCATRAZZではあまり見れない。

 グラハムと組んで作曲したこともあってポップでかつ、曲展開がのっぺりしてしまい、だれるというか、今の彼は絶対に作らないだろうなと思える曲も何曲かある。

 それが”Big Foot””Kree Nakooree””Suffer Me”ではないだろうか。

しかし、この時発表されたALCATRAZZのアルバムは、良い曲ばかりで今も語り継ぐに値するものと正直思う。



●"Too Young To Die, Too Drunk To Live "
       ↓



https://www.youtube.com/watch?v=K4ha-jpTdBQ

 しかし、ソロで自分の思うままに作り、自分を表現することは彼にとっての確固たる、人に誇れるスタイルである。

 それを否定するつもりはさらさらないが、新境地開拓の余地を狭めてしまう観はあると誰もが感じるのではないだろうか?

 それに、ソロよりも「バンド」という形態のほうがリスナーにとって好まれる傾向も無視できない。

  ロニーディオは83年にはじめてソロバンドDIOを始め、ファースト、セカンドとアルバムはプラチナを獲得し、サードアルバムはゴールドを獲得するにいたった。

 しかし、近年のDIOどうだったろうか?

 アルバムはあまり売れなかったのみならず、ライヴの会場は年を重ねるごとに狭くなるばかりであった。

 しかし、07年HEAVEN&HELLとしてかつてのBLACK SABBATH時代の盟友とともにバンドを再結成した時は、前座をつけないでの単独公演だったにもかかわらず、

 アリーナ級の会場を満杯にし、あらゆるロックフェスティヴァルでヘッドライナーあるいはセカンドビルをつとめることになった。 

 
やはり、リスナーとしてはソロ名義のバンドよりもバンドのほうが好む傾向があるのだ。

ronni heaven and hell

 だからというわけではないが、またALCATRAZZをまた結成しては?

 
と私は正直思うのである。(UNLEASH THE FURYアルバム発表時そんな話が持ち上がったが立ち消えてしまったようである。)

 それはかれイングヴェイのソロに不満があるわけではない。

  バンドの一員として、我を若干抑えることによって良い作品をつくるヒントがつかめると思うからである。

 そうすることによって本人の良さを引き出せるのではないだろうか。

 
そういう経験を私自身たくさん経験してきたのである。


●”Island The Sun”
  ↓



https://www.youtube.com/watch?v=RfCsm7stQrY

 ロニーディオHEAVEN&HELLというバンドに入ることによって佳曲を生みだしている。

 ソロで一人で責任を負ってやることによっては成し遂げれないことはたくさんあるのである。

 本人の思うままやりたいことだけをしているのは、あまり本人の成長にとっても好ましくないと思うのである。
 
ギタリストとヴォーカリストの二人が光るバンドは美しい。

 それはロックの定石といって良い。

 しかし、イングヴェイは折角光るヴォーカリストが加入しても、すぐ不満に陥り、くびにしてしまい、その定石を築くことが出来ないでいる。 

 
ジョーリンターナーしかり、ヨランエドマンしかり、マイクヴェセーラしかり、マッツレヴィンしかりである。

ファイル0054  20110612151627.jpg ファイル0052 (1) ファイル0057
ジョーリンターナー                 ヨランエドマン                           マイクヴェセーラ           マッツレヴィン 


 今のティムオーエンズもいつまで続くのかはわからない。

このライヴ映像をみて、ふとそんなことを考えてしまったのである。

●イングヴェイが属した2度と見れないバンドのライヴ映像はコチラ!
    ↓


(収録曲)
1. Too Young To Die, Too Drunk To Live
2. Hiroshima Mon Amour
3. Night Games
4. Big Foot
5. Island In The Sun
6. Kree Nakoorie
7. Since You've Been Gone
8. Suffer Me
9. Desert Song
10. Evil Eye
11. All Night Long
12. Lost In Hollywood
13. 荒城の月
14. Something Else
15. [ボーナス映像]:バック・ステージ・アンド・インタビュー(日本語字幕付)
16. [ボーナス映像]:【フロム・ロック・パレス】Too Young To Die, Too Drunk To Live
17. [ボーナス映像]:【フロム・ロック・パレス】Hiroshima Mon Amour
18. [ボーナス映像]:【フロム・ロック・パレス】Island In The Sun


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