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radio city

 

 2007年、ついにレジェンドが実現した!

 ロニージェイムズディオ、トニーアイオミ、ギーザーバトラー、ヴィ二―アピス

というメンバーでのバンドが再結成された。

 周知のようにこのメンバーは80年の旧BLACK SABBATHのメンバーであるが、オジーが同時にOZZY OSBOURNEとしてバンドを結成して活動していたため、そのバンドとの混同を避けるためなのか、違う理由なのかはわかりかねるが、

 今回は80年のこのメンバーで出したアルバムのタイトルをとってHEAVEN AND HELLと名乗ることにしたようである。

 しかし、この面子では92年BLACK SABBATHとして再結成し、1枚のアルバムを出してツアーを敢行するが、このバンドがOZZY OSBOURNEの引退ライヴ(とはいえ、あれから18年経っているにもかかわらず、オジーは引退せず、いまだに現役でがんばっているが)の前座を務めることになったが、

 オジーを毛嫌いしているロニーが断固反対し、バンドと対立。

 バンドはオジーの前座を強行し、ロニーは拒否したため、ロニーの代わりにJUDAS PRIESTロブハルフォードがつとめるという茶番劇が勃発した。

 
その時のライヴの模様をショットしたブートレッグがあるが、非常に貴重な映像として今でも話題になっている。

何せ、ロニーの代わりをロブがつとめた時の映像であるから、かなり貴重な映像であることは確かであるが…

そのブートのジャケがコチラ
ブート

 その後、ロニーは機嫌を戻すことができず、そのまま脱退し、自らのバンドDIOを再結成させる。

 その直後の、ギーザーバトラーのインタビューが興味深い。

ギーザー 
インタビューア:「今、ロニーにどういう気持ちを抱いていますか?」

ギーザー:「やっぱり、自分のバンドを持った方が良いと思うんだ。
ロニーは自分で思ったことは絶対に曲げない。

反対にああしろこうしろとこちらに指図を出すんだ。

だからこのバンドを抜けて、自分のバンドを持ったことは彼にとって良いことだったんじゃないかな。」

インタビューア:「DIOの最新アルバムは聴きましたか?」

ギーザー:「ああ聴いたよ。全然良いとは思わなかったがね(笑)」

だいたいこんなだったのを憶えている。

dehumanizer.jpg

 92年に、ロニージェイムズディオ、トニーアイオミ、ギーザーバトラー、ヴィ二―アピスと言うメンバーで集まって作ったDEHUMANIZER (上写真)の出来は、 ロニーによる不本意な仕切りによって制作されたアルバムで、ギーザーとしてもそんなに気に入ったアルバムにはならなかったようである。

 ロニーはそこそこ気にいっていたようであるが…

 あのアルバム制作時のギーザーの顔はあまり芳しくなかったが、ロニー脱退後の顔はとても晴れたモノであったのを憶えている。

 しかし、あのアルバムは今も迷盤である!

 超名作HEAVEN AND HELL (下写真)に比べどうたら、期待よりどうのとよく言われたアルバムであるが、私は良いアルバムであると思う。

 それほど「良い!」と叫べるようでもないが…

 私は、今や超名盤HEAVEN AND HELLがリリースされた時は、タイムリーで聴いておらず、その当時はハードロックすら全く知らない状態であったので、このアルバムへの思い入れはなく、比較するということができなかったのである。

 天国と地獄

 しかし、この面子での再結成がなされ、ニューアルバム発表なしのツアーが敢行されるという告知がなされると、ことごとくいろんなコンサートが売り切れ、いろんなメタルフェスティヴァルでヘッドライナーに抜擢されたのは興味深い!

 ここ日本でのイヴェントであるLOUD PARK 07でもヘッドライナーになった。

loud park 07 

 ロニーディオという人物は非常に波乱万丈な人生を歩んでおり、リッチーブラックモアRAINBOW脱退後はオジーの抜けたBLACK SABBATHのシンガーとして2代目をつとめ、そこで発表したアルバムは2枚ともゴールド以上の売り上げ
を達成し、その2枚とも今では伝説的なアルバムとして語られることになる。

 その後、自らのバンドであるDIOを結成し、ここでもプラチナを連続して獲得し、その次はゴールドに甘んじるが、勢いは凄まじかった。

 その後、アルバムをリリースするも、低迷。

 かつての成功は達成せず、そのうちにBLACK SABBATH再加入の話が発生し、それに乗る。

 そこでもかつての成功を収めることはできなかったが、コンサートでの観客動員数は非常に高く、その頃のブートレッグを垣間見ると、アメリカでもどこでもアリーナばかりである。

 
イタリアでのフェスも経験しそこではセカンドビルをつとめた(代表的なのはREGGIO EMILIAであろう)。

ロニー

 その後再脱退し、またもDIOを結成しアルバム発表とツアーの敢行を重ねたが、どれもいい出来のものであったと私は認識している。

 何故なら、どれもロニーは妥協せず、力一杯のヴォーカルをレコードでも、コンサートでも披露してくれたからである。その姿勢には頭が下がる。

 80年BLACK SABBATHや初期のDIOのような成功を収めることはできなかったが、どんなアーティストにも作家にも、それは需要逓減の法則が働くのであるから何もDIOだけ責めるには当たらない。

 20年以上も初期と同じようにプラチナを獲得しているアーティスト、何年たってもどれもベストセラーを達成している著述家や作家はいないのと同じである。

 20年前にすきになったアーティストで、今もニューアルバムを買い続けているアーティストが普通の人でどのくらいいるであろうか?

 5指以下であろう。

 それが普通である。

 アルバムが売れようが売れまいが、自分が心底好きになったアルバムを愛聴していけばいいのである。

 2000年初頭には、コンサート会場が中級ホールかクラブでしかできなくなってしまっていたDIOであるが、このHEAVEN AND HELLにおいては、また大きなホールやアリーナでばかりである!
ポスター 
 このライヴDVDの会場になったレイディオシティホール6000人を擁するホールであるが、ソールドアウトになったのである。

 ヘッドライナーをつとめたLOUD PARKの会場であった さいたまスーパーアリーナ37000人を擁する。

しかし、面白いものである。

 DIOでなく旧BLACK SABBATHのメンバーで集まった場合には大きなホールかアリーナが普通になってしまうからである!

 歌っているディオは同じなのにである。

 古今東西を問わず、やはりバンド、と言う形態には、人間は安心を覚えるのであろうか?

 バックバンドがアルバム発表ごとに毎回変わってしまうイングヴェイマルムスティーンや最近のWHITESNAKEが成功できないのもそういったところに関係しているのかもしれないし、DIOにはロニーディオ以外特徴のあるミュージシャンがいないといわれていたのも関係しているのかもしれない。

(ここの部分に関しては、必ずしもDIOに特徴的なミュージシャンがいなかったとは思わないが…)

sweden rock 
また、いまやラウドへヴィの時代だという面は、見逃せない。

このバンドはLOUD PARKに参戦したが、今は『HARD PARK』なるものはない!

 ハードロックアーティストだけを集めたようなイヴェントであるが、そういったものを企画しても、あまり成功する見込みは低そうである。 

 そのへヴィラウドの元祖的存在は?

 と言うことで誰もがBLACK SABBATHあらためHEAVEN AND HELLを観に来ようとしたのであろう。 

 しかし、この面子でのアルバム売り上げはHEAVEN AND HELLプラチナ(100万枚)、MOB RULESはわずかゴールド(50万枚)である。

 たったこれだけの売り上げなのにこれ盛況ぶり…不思議といえば不思議である。


 その元祖的存在としての品位が語られるためには、以下の要件が必要である。 

 1. 今流行りの音楽であること
 2.内容が素晴らしいこと
 3.2番目のその素晴らしさが長い年月をかけて語られていること

 最後の項目の補足であるが、例えばあるアーティストがたった1枚だけ500万枚の売り上げを達成したアルバムを出しても、次のアルバムやその後出した何枚かのアルバムが良くなかったなどの理由でシーンに完全に忘れ去られるようでは、その力を保持することはできないのである。

 やはり、何年もかけて語られる必要がある。

 
ロニー脱退後のDIOBLACK SABBATHの成功や、オジー時代の成功やOZZY OSBOURNEの成功、そのシンガーがかつて所属していた同じバンドという事柄、へヴィメタル界では神的存在にまで崇め奉られているトニーアイオミのギター…

 こういったものがいろんなふうに年月をかけてコラージュされて、今のHEAVEN AND HELLの地位を獲得したとしか思えない。

 ロック界やへヴィ界で名を馳せた大物が多数参戦するSWEDEN ROCK FESTIVALGODS OF METAL』 (イタリア)でもヘッドライナーをつとめ、

 日本ではLOUD PARK 07ヘッドライナーをつとめたが、

 その後6700人収容東京国際フォーラムで単独公演を敢行、

 その後大阪城ホールにて前座をマリリンマンソンにして『大阪LOUD PARKを敢行など、信じれない奇跡が多数起きている。たかがプラチナアーティストがである!

マリリンマンソン


そのメンバーの生み出すマジックに驚嘆の思いを馳せるのは私だけではないだろう!
 
gods.jpg


 この面子で口論別れになってしまった92年であるが、今回の再結成は意外とすんなりと事は進んだようである。
 

 コンサートツアーを敢行してから事は始まった!

 再結成にあたりまずアルバムを制作してからでなく、長年会っていなかったメンバーの間では、コンサートツアーをしてからの方が上手くいくパターンが多い。

 HEAVEN AND HELLも例外ではない。

 ロニーディオDIO93年に再結成してから、ほとんど演奏されなかったこのアルバムのこの曲からコンサートは始まる。
     ↓
 ●“After All”




 この面子でのメンバーでのライヴを初めて観たのは92年のブートレッグが最初である。
 

 その時感じたのは、バンドとしての一体感である。

 
後期のDIOは、あまりにロニーディオの驚異的だがあまりのアクの強さに他のバンドが中和するものをもっていないということが浮き彫りになってしまい、それに耐えれらなくなってDIOのライヴを好んで観ることができなくなっていたが、

 隣にいるトニーアイオミというもう一人のアクが存在することによってバンドとしての一体感を保てているということに気付いたのである 。

アイオミ


 おどろしいギターリフで始まるが、そのおどろおどろし過ぎない雰囲気の塩梅が何とも絶妙でさえある!

 ここ日本では、あまりに過小評価されているトニーアイオミであるが、アメリカやイギリスなどのヨーロッパでは最高級の賛辞が彼に送られているのである。

 それはOZZFESTに関するビデオを観れば一目瞭然である。

 どのアーティストも彼を神のように奉じているのである。

 やはりへヴィメタルの祖BLACK SABBATHのギタリストである。

 その実力は伊達ではない!

 

 ●“Sign Of Southan Cross”




 この曲は92年のツアーでは演奏されなかった。

 しかし、ディオの声とトニーの魅力を最大限活かす曲として非常に目を見張るものを感じる!
 
 ズシーンと重いリフ、そして聴いて一発でわかる彼特有の味は、ヴェテランの域に達したものでないと出せない技である!

 リッチーブラックモアマイケルシェンカ―は彼らの名を冠したバンドで来日し、何度か日本武道館で敢行する快挙を成し遂げているが、この2者に共通する点は、

 それほど速弾きをしないこと
 味で勝負するメロディを有していること

 この2点が挙げられる。

 こういった点から考えて、速弾きが当たり前になった現今であるが、こういったギタリストでさえも高く根強い人気を誇っていた日本で、なぜかあまり評価されることがトニーアイオミはないのが不思議である。

 彼のギタリストとしての実力は間違いなく世界屈指のものである。

 2者と同じように、もの凄い速弾きをすることはないが、その導きだすメロディには瞠目すべき、いや瞠目さざるを得ないものがあるのである。

 日本では、トニーアイオミは全然過小評価されている。

 その理由は、「速弾きがないから」と言われそうであるが、ならリッチーブラックモアマイケルシェンカーもしないではないかと、反論したくなる。彼らと同様のあるいはそれ以上の味をもっているではないですかと言いたくなる。

 その技が、オジーオズボーンロニーディオという大物シンガーとぶつかりあうと、とてつもない震憾を聴き手の魂に響くのである!

 OZZYよりもBLACK SABBATHの方を、DIOよりもHEAVEN AND HELLのDVDを多く観てしまう理由がそれである。

 ●“Lady Evil”





 この曲も92年のツアーでは演奏されなかった曲であるが、今回演奏されることになった嬉しい佳曲である。

 この曲を最初に聴いた時は、DIOの曲かと思ったが、違った。 MOB RULES収録の曲である。
 明らかにロニーディオはこの時代の残滓をDIOに持ち込んでいる。

 今回はこの面子であるが、オジー時代のBLACK SABBATHの曲は一切演奏されていない。次のツアー時もである。

 そのことで残念なのは、トニーアイオミの特徴を最大限活かす”War Pigs””Black Sabbath””Iron Man”といった重いリフが炸裂すればたちまち聴き手の魂を揺さぶり壊す曲が演奏されていないことである。

アイオミとギーザー


 でも、この曲もまたアイオミの特徴あるリフが炸裂している。

 ”War Pigs””Black Sabbath””Iron Man”ほどでないが、その味は堪能できるのでまあ良いし、長らく演奏されていない佳曲を堪能できるということで、目をつむろうかなとは思うが…。

 それにギーザーの躍動感あふれるベースも活躍している。

 “Die Young”は毎度のことながらトニーのギターソロで始まる。それは92年の時も同様である。


 その紡ぎだすメロディは聴いて一発で彼とわかる。

 この曲は、間違いなくこのバンドでの必須曲である!

 やはりこのビデオを観ているとDIOよりもこの面子の方の映像を観てしまう理由に納得してしまう。

アンバサダー

 やはり、バンドは驚異的なシンガーと、それを中和させるような良い意味でのアクをもったギタリストがいて初めて輝ける、ということである。

 凄いシンガーだけでも、凄いギタリストだけでもいけないのである。

 両方を備えなくては、良いバンドとして評価されることはかなり難しい。

 それはなぜかと言われても、そういう理想像をどうしても心が自然に求めてしまうからだとしか言いようがない。

 これは偏見かもしれない。

 だが偏見を持たない人間はいないのである。


●”Falling Edge Of The World ”





 この曲は聴いての通り、幽玄な冷厳な雰囲気で始まる曲である。

 ロニーと言うと、へヴィな楽器音に打ち負けないでメロディを歌いこなす声の持ち主であることがよくいわれるが、こういった冷ややかな雰囲気でも巧みに歌いこなすところも注目して良いと思う。

 それに早くから私は注目していた。
 
 これだけ巧みに歌いこなせれば、ピアノをバックにしたバラードも巧みに歌いこなすのは間違いない。

 だが、それはロニーの趣味ではないし、もし歌ってもロニーの顔に恋愛バラードは似合わないであろう。

 セットリストは以下である。
   ↓
 1. E5150
 2. After All
 3. The Mob Rules
 4. Children Of The Sea
 5. Lady Evil
 6. I
 7. The Sign Of Southan Cross
 8. Voodoo
 9. The Devil Cried
 10. Appice Solo
 11. Computer God
 12. Falling Off The Edge Of The World
 13. Shadow Of The Wind
 14. Iommi Solo/Die Young
 15. Heaven And Hell
 16. Lonely Is The Word
 17. Neon Knight

 このバンドは元BLACK SABBATHのメンバーで集まったのであるが、その名を廃してHEAVEN AND HELLと名乗ることによって、 HEAVEN AND HELL』『MOB RULES』『DEHUMANIZERというアルバムからしか演奏しない事を明確に表したということが、読み取れる。

 オジー時代の曲は一切演奏されていない。

天国と地獄

 そのことによって、92年のこのメンバーでの再結成時に演奏されなかったロニー時代の名曲が多く演奏されているのは、ファンとしても非常に嬉しい限りであろう。

 私のみならず、 「ギターとヴォーカル」この2者が輝いているバンドは非常に評価されやすい。

 どちらだけが良くてもダメなのである。

 それは衆目が一致するであろう!

 DIOが後期においてあまり名声を博すことができなかったのは、ロニーの良い意味でのアクに対抗すべくギタリストが存在しなかったのも1つの理由ではないだろうか(確かに、トレーシーGクレイグゴールディもテクニック的には素晴らしいものがあったが)。

 その「ギターとヴォーカル」の2者が輝くことによって最高のステージングを堪能できる名ライヴ盤としてこの映像をおススメしたい!
    ↓
  

●後者を再生するには以下のプレイヤ―が必要です。
     ↓

     
     CD 



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neon knight 

 またもロニージェイムズディオの死を悼んでHEAVEN AND HELLのライヴDVDが発売された。

 その名もNEON KNIGHTSである!

 これは、ロニージェイムズディオ生涯最後のライヴ映像になってしまった。 

 ロニージェイムズディオ…彼の死を悼んでか、 『BURRN!』誌2010年度の読者人気投票においてロニーがヴォーカリスト部門においてチャンピオンになった。

 彼がチャンピオンになるのは84年以来、実に26年振りである!

ronni 
 ロニージェイムズディオ

そして、この『NEON KNIGHTS』はDVD部門において2位になった。実に快挙である!

 これは2009年にドイツでおこなわれた『WACKEN OPEN AIR』フェスティヴァルにおいてロニー擁するHEAVEN AND HELLがヘッドライナーをつとめた時の映像である。

 しかし、見るほどに大きな会場である!70000人は軽く入るであろう。

wacken open air 09 
 この年は3日間においておこなわれたが、そのうちで一番参加バンドが少なかった日にもかかわらずこの日の観客の人数は満員である。

 
それだけにこの日は、コアなファンが集まった日であるということができる。

 このバンドHEAVEN AND HELLはもちろん1980年BLACK SABBATHが発表したアルバムからとったバンド名である。

 この時のスタジオアルバムは2枚出されたがその2枚は今や伝説的な存在にまで成り上がっている。

 
へヴィメタルの教養として絶対に聴いていなくてはならないというような…それくらいの歴史の重みを有するアルバムである。

 ことにバンド名のHEAVEN AND HELLは。

 ヴォーカリストのロニーは自らのバンドDIOを2回離れてこのバンドに参加するが、その一番最初の脱退後のキャリア時においてはプラチナが2枚、ゴールドが1回と、なかなかの実績を出すが、2回目の脱退後は成功と誇れるようなものは残せていない。

 アルバム発表後のツアーは振るわなかった…中級ホールやクラブでのコンサートがほとんどであった。

 しかし、こと2007年以降のHEAVEN AND HELLにおいては事情が違う。
参加したコンサートは大きなホールかアリーナばかりである!

 これは、METALLICA90年代初頭に引き起こし、今も続いている空前のへヴィブームだからこそかなった現実であるということもできると思う。

 へヴィメタルでない、83年に1日だけで35万人もの観客動員数を記録した『US フェスティバル』のようなハードロック中心のブームの時代においてはこれは可能であったのであろうか?ちょっと疑問である。

metallica 88 
                          METALLICA

 その83年にデビューしたMETALLICAはファーストアルバムもセカンドアルバムも全米チャートで100位にも入ることができずに終わり、売り上げ枚数も50万枚にも達しなかった。

 しかし、91年に発表したMETALLICA (通称ブラックアルバム)が全世界で2000万枚を売り上げるという快挙を成し遂げたことにより、俄然彼らの過去に注目が集まり、このアルバムの売り上げに便乗してファーストアルバムもセカンドアルバムも今では共に500万枚のセールスを挙げている。 

 このブラックアルバムのセールスによってたちまちハードロックからへヴィな音の志向になったのは誰にでも感じた現象であろう。

この年から数えて20年、今やへヴィやラウドの時代である。

そのブームの時代において、その元祖的存在は?という世間の風潮から、

それは

 BLACK SABBATHだ!

 JUDAS PRIEST
だ!   
 
 IRON MAIDEN
だ!

meidenns.jpg 
    IRON MAIDEN

 というように、にわかに白羽の矢が立ち、これらのバンドは90年代以降世界中のメタルフェスティバルでヘッドライナーをつとめている!勿論METALLICAもである。 

 しかし、メタル界の超名作として崇め奉られているロニーが参加したHEAVEN AND HELLMOB RULESMETALLICAのような便乗した売り上げは達成していない。

前者はプラチナ(100万枚)、後者はゴールド(50万枚)のままである。

天国と地獄 mob rules 

 METALLICAが活躍した(今も活躍しているが)90年代はまだ、インターネットというものがなく、音を知るすべの中心はCDやLPであった。

 それで便乗して売り上げを伸ばすことができたが、2000年代にはいってインターネットが出現し、それによってCDやLPを買わずともYuTubeやダウンロードで済ますことができ、売り上げが伸びていない。

 
こういうカラクリなのではないだろうか。

 ロニー90年代においては自らのバンドDIOで活動していたし、この時期に名盤HEAVEN AND HELLをリリースした頃のメンバーでBLACK SABBATHをまた結成していたら、HEAVEN AND HELLMOB RULESはもっと売れていたに違いない。

 しかし、何故ここまで大きな会場でヘッドライナーがつとまるのか?と懐疑の精神が湧いてこざるをえないのである。

 言葉は悪いが、たかがプラチナアーティストなのにである。

 本や雑誌やラジオで、その凄さが何度も語られる。

 すると、聴き手はその存在を確認したくなる!そして、実際にコンサートに足を運ぶ。すると、

そのバンドの歴史的重み、オーラ、演奏力の高さ、歌唱力の凄さに圧倒されてしまう ! 

 この曲がもうこのバンドでのおなじみのファースト曲である。

 92年からこの曲であった。

 しかし、この曲でもロニーの声が凄まじい!

 高音シャウトやメロディの歌いこなし、一切妥協のないスタイルには感動する!

手を抜こうと思えば、スタジオ盤のCDではないから手を抜けるが、全然手を抜かない!

 これぞプロフェッショナル、と言いたくなる。
  ↓

 ●”Mob rules”

 

こういった経験を無数の人がすると、そのオリジナルアルバムが高尚なものとして崇め奉られる。

 
こうして今もロニーが参加したアルバムはへヴィメタルの超名盤として語られているのであろう。

 しかし、こうなったのは、何も歴史的な重みだけではないと私は思う。

 演奏力の高さと歌唱力の高さ、曲に最高級の品位的な高さがなくてはいけないのはいうまでもない。

 それがコンサート等で聴き手の趣向を存分に満たすものでなくては、ファンの心の求心力として存在を確保することはできない。

 その場合、注目すべきは、トニーアイオミのギターのメロディである。

アイオミ
         トニーアイオミ

 オジーオズボーンロニージェイムズディオ世界的に有名かつ実力を備えたシンガーと組んで演奏をトニーはしてきたが、その二人のシンガーとのコラボレーションによって、地球が震憾するほどの迫力を感じるのは私だけではないであろう!

 そんな魅力を有しているのである。

 オジーのバンドOZZY OSBOURNEディオDIOよりも、どうしてもトニーアイオミと参加したBLACK SABBATHHEAVEN AND HELLの方を聴いてしまったり、ライヴ映像を観てしまったりするのも私だけではないであろう。

オズボン 
 例えばOZZYに参加したジョーホームズザックワイルドDIOに参加したクレイグゴールディなどのギタリストは、トニーアイオミよりも細かいテクニックでは上であろう。

 
しかし、楽曲を魅力あるものにする力においては、アイオミの方が断然優れているといわざるを得ない。

 テクニックではひけをとるのに…そこが音楽の面白いところである。 

 BLACK SABBATHは80年代後半から90年代中盤までトニーマーティンがシンガーとして参加していた。

 しかし、そこでのコンサートの観客動員は中級ホールがほとんどであった。

 たまにアリーナですることはあったがその回数は少ない。

 だが97年オジーを引きもどしてのオリジナルBLACK SABBATHでのコンサートはアリーナはもちろん、スタジアムでのコンサートがほとんどであった。 

 オジーよりも歌唱力で勝るマーティンとは中級ホールがほとんどであったが、オジーと組むとたちまちアリーナかスタジアムである!事情は、ロニーの場合でも一緒である。

 DIO90年代後半には中級ホールかクラブでのコンサートがほとんどであったが、トニーギーザーと組んだBLACK SABBATHあらためHEAVEN AND HELLではアリーナがほとんどで、のみならず世界中のメタルフェスティバルではほとんどヘッドライナーである!

 イタリアのGODS OF METALしかり、スウェーデンでのSWEDEN ROCK FESTIVALしかり、日本のLOUD PARKしかりである。 

 メンバー構成が変わるだけでコンサートの観客動員数ががらりと変わる…そこが音楽の面白いところである。

 90年代後半には低迷いていたディオであるが、また再び大きなコンサート会場でヘッドライナーをつとめることができて嬉しさひとしおであったろう。

 こういったへヴィメタルの元祖的大御所的な存在になるためには、ルックスも重要であると私は思う。

 いくらラウド、へヴィが時代の潮流であっても多くの人に認識し受けいれられるためには、あまりに怪奇でホラー映画に出てくるキャラのように奇抜すぎてもいけないのは言うまでもないであろう。

 OZZY OSBOURNEIRON MAIDEN、HEAVEN AND HELLくらいの程度がちょうどよいのである。 

 ロニーディオの幻想的な世界観とトニーアイオミのオカルトな世界観が見事にマッチしている良質なアルバムを出してくれた。

 それがアルバムDEVIL YOU KNOWである。

devil you know 
DEVIL YOU KNOW

このアルバムの売れ行きを見てみると、

フィンランド 5位
スウェーデン 8位
ノルウェー 15位
ドイツ 17位
ベルギー 84位
フランス 53位
オーストラリア 37位
スイス31位
ポーランド 20位
イギリス 21位
アメリカ 8位

もの凄い大健闘といえないだろうか?

 先にも書いたように、 HEAVEN AND HELLMOB RULESはそれぞれプラチナゴールドしか挙げていないのにである。

 現今のへヴィラウドブームがこれほどまでにこのバンドをこれほどの地位にまで押し上げたのだろうか?もの凄いことである!

そのアルバムの代表曲とも言えるのが以下、 ”Bible Black”である。
 
 ●"Bible Black"



 その他、この『DEVIL YOU KNOW』からは“Fear”“Follow The Tears”が演奏されている。

 しかし、大きな会場であることを実感するのは、ロニーの声が響き渡る時である。

 それは観ていればよくわかる。

 DIO時代の狭い会場でのライヴを見るとこういったことは体感できないが、ことHEAVEN AND HELLであれば、会場がとてつもなく広くなるからそのロニーの声を最大限活かすことができる。

 しかも大きな会場で側面に映し出されるスクリーンからロニーの勇姿が見えるのは感激である。

 しかし、また驚くべきのは、トニーの存在感の凄さである。

 イングヴェイのように激しくおごくわけでも、ギターをまわすわけでも、観衆にむかって手を挙げるわけでもなく、黙々と楽器と格闘しているだけであるのに、彼から出されるオーラには思わず姿に釘づけになる。 

 彼の得意技は、リフマスターというその名の異名の通り、ズシーンと重い、いや重すぎるリフにあるが、その威力が最大限発揮されるオジー在籍時のBLACK SABBATH”War Pigs””Iron Man””Black Sabbath”といった過去の名曲なのであるが、

 それが今回のHEAVEN AND HELLでは一切演奏されていないのは残念であるが、代わりに といリフが売り物の名曲がされているので聴く耳をそばだてているべきであろう。

 以下の曲は、名盤いや迷盤ともいうべきアルバムである92年発表のDEHUMANAIZERからの曲である。

dehumanizer.jpg 
 DEHUMANIZER

 94年にシンガーがトニーマーティンにかわってから、この曲がオープニングになったが、ロニーがまた自らのバンドに戻ってからは、このアルバムからの曲はなぜか一切演奏されていない。実に不思議であるが、そのアルバムを代表する名曲であることに間違いはない。 

 トニーアイオミの得意である「リフ」が最大限にではないが、発揮される良い曲であると思っている。
 ↓

●”Time Machine”



 
広い会場ゆえにこだまするギターフレーズ、リフ、ベース音、ドラミング、シンガーの声、どれ一つとってもヴェテランの域に達した者にしかできないものが感じれる。
 
 
夕焼け色、あるいは紅の色、青と照らし出されるステージの光彩もまた感激である。

 とくに夕焼け色にメンバーが映し出された時は一番奥行き深さを感じる。

 こういった魅力が重なってこれから先、HEAVEN AND HELLの未来は有望とおもった会場にきたファンは大勢いたに違いない。

 しかし、ロニーの死によってそれはかなわぬ夢になってしまった。

 以下、 Country Girl”~”Neon Knight”へのメドレーは、最高潮の感動を醸し出す!

”Neon Knight”で終わるという形式は、もうこのバンドに加入してからのおなじみである。
 
 ”Country Girl”か始まると、このコンサートの最後のクライマックスであることがわかり、コンサートが始まる時とは違う感慨を感じるのは私だけではないであろう!

 しかし、感動的である!
   
●”Country girl”~”Neon Knight“



 
非常によくできたステージングのライヴだけに、ロニートニーアイオミのファンはもとより、へヴィ、ラウドファンは必観のライヴDVDである。

(収録曲)
E5150
Mob Rules
Children Of The Sea
I
Bible Black
Time Machine
Fear
Falling Edge Of The World
Follow The Tears
Die Young
Heaven And Hell
Country Girl
Neon Knight



   




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