HR/HM温故知故
かつて一世を風靡したHR/HMについて、私の個人的な思いいれ、独自な見方、ニッチな情報、そして映像を提示していきます
1990年12月31日の『FINAL COUNTDOWN』を回顧する。
メルマガ読者さん募集! 

読者登録していただければ、週1回、あなたの受信ボックスにHR/HMについてのメルマガをお届けいたします。登録、購読ともに無料です。将来的にはプレゼントコーナーやオフ会も計画中です。

ご希望のかたはこちら
まぐまぐでの配信を希望のかたはコチラをクリック→<まぐまぐ
メルマでの配信を希望のかたはコチラをクリック→<メルマ


1990年の大晦日にも東京ドームにてカウントダウンイベントが行われる運びになった。

ファイル0077


そのイベントの名は『電話100年記念 NTTスーパーコミュニケーション THE BIG JOINT TOURと銘打たれた。

88年の大晦日が、その発端であり、その時はBON JOVIがヘッドライナーをつとめ、今回もBON JOVIがその役を務めることになった。

ちょっと驚きであった。

88年にニューアルバムを作り、大ヒットを記録してからのそのイベントのメインを務めたのだが、90年にはそのヒットからアルバムは出していない。

にもかかわらず、またも56000人の大観衆の前でメインアクトを務めるとは…。

kanemotibonbon.jpg


一度、ミリオン単位のヒットアルバムを出しておけば、ちょっとの間隔があってもファンは離れることはないようである。

 全米で200万枚や300万枚くらいのヒットを出すのでも大変であるが、それだけでは安泰としていられないのが世知辛い世の中である。

しかし、NEW JERSEYの大ヒットで、前回のSLIPPERY WHEN WETの時以上の大規模のワールドツアーが刊行され、それが原因でバンドのメンバーは疲労困憊がたたっていたようである。

new jersey
NEW JERSEY

 それほどの言葉をかけることすらも難しい状態になり、このイベントとその後の日本国内での単独公演も敢行されたのだが、そのツアーが終了した後もメンバーは挨拶言葉をかけ合うことなく日本を後にしたのである。 

 こんな険悪なバンドのメンバー間を憂慮して、 BON JOVI 解散か?」などとマスコミに危惧されたものであるが、それはどうやら単なるうわさで終わって、杞憂で助かったのである。 

 何はともあれ、このイベントは歓待でむかいれられたのである。

この回では、QUIREBOYS、SKID ROW,CINDERELLA、BON JOVIの順でなされた。


QUIREBOYS

まずはこのバンドである。



http://www.youtube.com/watch?v=44F1CVxtIOE


 これまでハードロックのシーンを牽引してきたのが英国であった。

その際、誇りとするのがNWOBHMのムーヴメントであろう。 

 これからも英国から新しいバンドが出て、これからのシーンを牽引するブリティッシュバンドとしてTHUNDERとともに期待されていたのがこのバンドである。

kuwaia.jpg 


 QUIREBOYS1990年に単独公演を2回行っている。 

 そしてまたこのイベントに招待されたということは、実に3回もの来日公演をおこなっていたということになる。 

 そのブリティッシュが誇りとするシンプルでかつ力強い演奏が注目を浴びて、その良さからして英国はもちろん日本でも人気が沸騰した。 

 1990年WHITESNAKEをヘッドライナーとするMONSTERS OF ROCKにも前出のTHUNDERにつぐ2番手で登場した。

monsterquire.jpg


 デビュー時にはヘヴィさがいまいち足りない、演奏が荒削りといった満点でない評価を浴びても大丈夫なのであるが、次からの作品は、そういった面が改善されていなくてはファンが離れる傾向があるのである。

 演奏の面では問題がないが、へヴィさという面ではやはり足りない、という面があったのは確かである。 

 でも期待するに充分な資質があったことは間違いない。

kuwaire.jpg 


 英国産のブルーズが基盤になっている曲に、単音や準単音のギターフレーズが時折顔を見せる時にファンキーさがある彼らの音楽を友人たちと立ち飲みバーでも行ったときに流れていたら気分も浮き上がり、最高だろうと思う。

 この”7 o’clock”“Misled””Tramps And Thieves”といった曲も好きだ。

 こういった魅力があったからこそ彼らのファーストアルバムは全英チャート2位を記録した。

 だが、いつまでもこういったギター音の薄いロックは流行らないものである。 

 やはりヘヴィさを備えなくてはダメである、WHITESNAKEのように。 

 WHITESNAKEも最初は音が薄く、ヘヴィさのかけらもないバンドでスタートしたが、デビューから9年後にその音楽からの離陸から成功(下のアルバムがその時のアルバム)、ヘヴィ路線とコマーシャル路線に成功したがために、あれから20年以上も経っている今でも大きな会場のフェスで、ヘッドライナーやセカンドビルをつとめれるのである。

白蛇の紋章 


 QUIREBOYSの最初は好きであったが、次のアルバムからはそんなにきけなくなったのである私は。

 ブルーズだけの音楽を揶揄したイングヴェイマルムスティーンの言葉を以下に引用しよう。

yngway.jpg
イングヴェイマルムスティーン

「同じコードで同じ音ばかりをプレイを楽しむ。これは非常に幅が狭い。チェスが好きでコニャックを飲み、クラッシックを聴き、美術を楽しみ、ビールでバカ騒ぎする…こんなこと俺にはできない。」

 私も彼に賛同する。 

 音楽を楽しむには、やはりヘヴィさと、いつまでも心に残る速弾きのソロがなくてはダメである。 

 誰でもできるような簡単なフレーズなど聴いても興奮は出来ない。

 これまでの歴史を俯瞰すると、これは間違いがないようである。

 彼らのファーストアルバムはよく聴いたがやはり変化が必要であったようである。

 でも1年間で3回もの来日公演をおこなった偉業は称賛されてしかるべしだろう。

 この年が彼らにとって頂点だったようである。

(演奏曲)
1. Right On Tracks
2. Misled
3. Man On The Loose
4. Whippin’ Boy
5. Roses And Rings
6. How Do You Feel?
7. Long Time Comin’
8. Sweet Mary Ann
9. I Don’t Love You Anymore
10. Sex Party
11. Take Me Home
12. Hey You
13. There She Goes Again
14. 7 o’clock
15. Mayfair


その彼らの音楽を垣間見れるアルバムはコチラ!
  ↓



クワイアーボーイズ+ボーナス・トラック



SKID ROW

skidsmandes.jpg




http://www.youtube.com/watch?v=obnIFb__Y80 


 非常な盛り上がりである。 

 観客の声も会場中をこだましている。 

 バッドボーイ的な雰囲気、そして疾走感と良いメロディをもった迫力…ここ日本でも彼らは歓待をもって受け入れられた。 

 89年には、初来日公演にして全国でのべ2万人の観客を動員しているから見事である。 

 このバンドはジョンボンジョヴィリッチーサンボラが発掘し、メジャーデビューをしたバンドである。

そのデビュー後、BON JOVIの全米ツアーに参加し、着実にファンを獲得し、最終的にはそのデビューアルバムが500万ものセールを挙げることになる。

skiskiskid.jpg


そのバッドボーイ的な雰囲気が受け入れられる素地はGUNS N’ ROSESが敷いたともいえる。

 そのほか、 L.A GUNSVAINといったバッドボーイ的な雰囲気を出していたのみならず、こういったバンドもプラチナかそれに近い売り上げをあげていた。

だが、その素地に順調に乗るためには、ただその雰囲気をもっているだけでは売れはしない。

いつまでも心に残り、視聴者に「またこのバンドの音楽を聴きたい!」と思わせる品位がなくては。

その品位をこのバンドは充分に持ち合わせている。

このバンドのデビューアルバムの魅力については別の頁で書いたので参考にしてほしい。


<参考関連記事>
⇒SKID ROWの全米500万枚を売り上げたデビューアルバムはこれだ!



しかし、この時のこのバンドの勢いが凄い!

どの観客も拳を全力で振り上げて声援を送っている。

このイベントのメインはBON JOVIだが、そのBON JOVIを食ってしまいそうなほどの受け入れられようはどうだ!

 このイベントには参加しなかったが、この映像を見ると「行ってこのバンドのライヴを体感したかった!」と後悔の念がこみ上げてくるのである。 

 このバンドを知らない人でもついノってしまうこの魅力はものすごい。 

 この時はまだ、デビューアルバムしか出していなかったが、この年の次の年に発表されることになるセカンドアルバムからの曲が2曲披露された。

“Monkey Business””Get The Fuck Out”である。

 周知のようにそのセカンドアルバムは、91年全米アルバムチャートに初登場でナンバーワンを獲得することになる。 

 ハードロック史上初の快挙である。

そんな偉業をこのバンドが成し遂げようとは、この時点で予想する人もいなかったに違いない。

<参考関連記事>
⇒ハードロック史上初の偉業をSKID ROWが成し遂げる!



(演奏曲)
1. Sweet Little Sister
2. Big Guns
3. Piece Of Me
4. 18 And Life
5. Makin’ A Mess
6. Monkey Business
7. I Remember You
8. Here I Am
9. Get The Fuck Out
10. Youth Gone Wild

当時の最新アルバムはこれ!
  ↓



Skid Row


CINDERELLA

sindelela.jpg




http://www.youtube.com/watch?v=kEELtCxar8g 


 SKID ROWと同様に、このCINDERELLAジョンボンジョヴィリッチーサンボラに発掘されてデビューできたバンドで、しかもこれまでに出した2つのアルバムがともに300万枚の売り上げを記録していた。

badatiitude.jpg 


 ここ日本でも、このバンドは歓待をもって迎え入れられていた。 

 デビューアルバムNIGHT SONGSに関しては、86年発表のBON JOVISLIPPERY WHEN WETに次ぐ売り上げをハードロック部門で出していた。
 

night songs
NIGHT SONGS

 それだけ売れれば当然ながらBURRN!』誌では、同年のブライテストホープ(新人部門)でチャンピオンになったのでその受け入れられようは尋常ではなかったのがわかる。

要するにジョンリッチーが発掘したバンドはともにブライテストホープでチャンピオンになったのである。



<関連記事>
⇒CINDERELLAのデビューアルバム『NIGHT SONGS


 そういった日本での成功も考慮にいれたら、セカンドビルという地位は妥当であろう。

 上の映像を見ると、先のSKID ROWの時の反応とは逆に穏やかな観客の反応であるが、以下のライヴCDを聴けば反応は非常に良かったのがわかる。

tokyo dome japan


 この”Shelter Me”という曲が拳を振り上げてノるような曲でないだけの事である。 

 SKID ROWとは音楽性も歌詞の描く世界観も違うが、メインアクトのBON JOVIを知っている人ならば、CINDERELLAは当然知っているだろうし、音楽も聴いたりCDを購入していた人も大勢いたことは間違いない。

 最新アルバムのHEARTBREAK STATIONをこのイベントが行われる1か月前にだしたばかりであった。

hbs.jpg
HEARTBREAK STATION

それなのに、その反応ぶりは見事である。

ニューアルバムを買って聴いていた人がどれくらいいたかはわかりかねるが、ニューアルバムからの曲の反応も上々であることが確認できる。

このイベントには私は参加していないが、次の年の、このバンドの単独来日公演には足を運んだ。

その時のライヴのすごさ、素晴らしさは今もって忘れることは出来ない。

次のアルバムが散々な結果に終わってしまったことが幸いし、トムキーファーが立ち直れないのだとおもう。

cinderelakkyo.jpg


 しかしかたやSKID ROWも次の年の単独来日公演が最高の人気のピークを迎え95年にも来日公演を実現させているが、それから19年後の今年、抜けてしまったセバスチャンバックの他に違うメンバーを入れて単独来日公演をしているが、1000人収容のクラブでだけである。

 しかし、SKID ROWにしろCINDERELLAにしろBON JOVIにしろ、当時はマルチプラチナムを獲得していたのである (BON JOVIは今もだが) 。

そんなバンドが3つも登場していたとは、今を考えれば非常に豪華な時代だったことがわかる。

そんな時代の再来を私は待っているのである。


●当時の彼らの最新アルバムはコチラ!
  ↓



ハートブレイク・ステーション



(演奏曲)
1. The More Things Change
2. Push,Push
3. Back Home Again
4. Sick For The Cure
5. Make Your Own Way
6. Somebody Save Me
7. Night Songs
8. One For Rock And Roll
9. Heartbreak Station
10. Coming Home
11. Fallin’ Apart At The Seams
12. Love’s Got Me Doing Time
13. Don’t Know What You Got
14. Nobody’s Fool
15. Shake Me
16. Shelter Me


<関連記事>
⇒CINDERELLAの迷盤についての考察『HEARTBREAK STATION』アルバム



BON JOVI



http://www.youtube.com/watch?v=rekgb356WDM


 ニューアルバム発売から2年以上もたってからもまたもこんな大きな会場でヘッドライナーを務めるとは驚きであるが、それでも威風堂々としているオーラは衰えていない(とはいっても2年前よりはオーラの大きさは劣っているが…)。

先にも書いたが、 NEW JERSEYの大ヒットのおかげでかなりの広さでワールドツアーが強行に刊行され、メンバーは疲労困憊の渦中にいた。

それでこのイベントに参加し、これが終わってもまだツアーが待っていた。

 もんのすごい観客動員数である。

 次の年に終わったが、その91年チリでおこなわれたライヴの模様がブートレッグで出ているがその出来は素晴らしい。

 この年にまたもジョンボンジョヴィリッチーサンボラFIREHOUSEを発掘し、このバンドもマルチプラチナを獲得し、その後の活躍は周知のとおりである。
 
FIREHOUSE 91 
        FIREHOUSE

私は、この88年のイベントのライヴがBON JOVIの生で観る最初のライヴであった。

しかし、その時のライヴははっきり言って失望に近い出来だったのである。 

 音程は外して歌うし、フェイクはするし、キーは下げて歌うで、 「売れてるからっていい加減に歌ってるのか?」ジョンのプロフェッショナルさに欠けるパフォーマンスに疑問を感じたのである。

 逆に、そのイベントでセカンドビルを務めたRATTのほうが、レコードに近いパフォーマンスを披露してくれたので好感を持てたのを記憶している。

 しかし、その時のレベルからは回復し(?)レコードに近い歌い方になっていたので、その時のような不満はなかった。

 それなりに良くはなっていたのがわかるが、やはり売れていない時よりも売れている時のほうがやはり手抜きになるのは誰にでも必然の事なのだろうか?

 私はミュージシャンでないのでよくわからないが…。 

 しかし、これ以降、このバンドは幾多のライヴアルバム、ライヴ映像を出している。 

 ここ日本でもWOWOWなどの有料放送で映像がたくさん流れていた事実を見ると、やはりかなり好感をもってファンから受け入れられてるのがわかる。

 しかし私はそんなに好感がこのバンドのライヴでは感じることが出来ないのである。 

 スタジオアルバムの出来が素晴らしいからこそ、その演奏をそのスタジオアルバム通りに聴きたい、観たいと思うのが自然なのではないだろうか?

 しかし、このバンドはジョンは音程を外し、キーは下げて歌い、リッチーはアルバムでのソロとは全然違うソロをライヴで展開するからどうもしっくりこない。

jonnobi.jpg 


 リッチーのアルバムでのソロも素晴らしいからこそ、それと同じのパフォーマンスをライヴで体感したい…そう思うのにそれがライヴでは経験できない。
 

ファイル0091 (5)


 それで残念に思ってしまうのである。 

 88年におこなわれたFINAL COUNTDOWNでは、まずBON JOVIが3曲演奏し、CMを挟んで、BRITNY FOXが1曲,KINGDOM COMEが1曲,RATTが2曲、そしてCMを挟んでまたBON JOVIの演奏に戻る、という放送のされ方であったが、どうしても私はRATTの演奏が終わったら、また最初に戻してまた観る、というパターンを繰り返してしまうのであった。

 それはどうしてかというと、BON JOVIのスタジオアルバムとライヴでの演奏のギャップについていけなかったからである。 

 スタジオアルバムが素晴らしければ素晴らしいほど、ライヴでの演奏が良くなければガッカリしてしまう…これは必然であると思うが、ほかの大勢の人はそう考えない。 

 88年以降ずっとBON JOVIは来日公演をしているがいずれも東京ドーム2デイズを維持し続けている。

 これはすごいことである。

 やはり大勢の人はかなり満足しているのではないだろうか。

 しかし、私は満足できないからライヴ映像もみないし、数えきれないほどのこのバンドの全世界からのブートレッグも買わないし、観ない(笑)。

しかし、スタジオアルバムは極限という表現がぴったりなほど優れているので、聴き続けたいと思うのである。

殊に、SLIPPERY WHEN WETNEW JERSEYは素晴らしい!

ワイルドインザ new jersey


しかし、先に書いたがRATTはスタジオアルバムとほぼ同じような演奏を展開しているので好感が持てた、ということを書いたが、その後のこのバンドのライヴパフォーマンスはかなり堕ちている(笑)。

 今の、このバンドのシンガーのステーヴンパーシーのフェイクやキーを下げて歌う度合いは、ジョンのそれどころではない!(笑)

iwanta.jpg
ステーヴンパーシー

 最近のブートで言えば、 『MONSTERS OF ROCK IN BRAZIL 2013でサードビルを務めた時の映像を観たが、フェイクしまくりでとても聴けたものではない。

brajirumonsun.jpg


 だからもうこの映像を観ることはないだろうと思う。

 89年にRATTは次はライヴアルバムを出す、などと言われていたが、いまだ実現に至っていないのは、こうしたパフォーマンスでの手抜きが多いからであるとしか考えれない。

そういう例ならば、トニーマーティン在籍時のBLACK SABBATHも批判にさらされていた。

tonima.jpg
トニーマーティン 

 トニーはアルバムでは、男の魂を揺さぶるほどの名歌唱を聴かせてくれるが、ライヴでは全然その再現から遠いので、いつも観衆を落胆させていたのであった。 

 でもスタジオアルバムは良好なのでそれだけを聴いていればいいのである。

 ライヴアルバムを聴いたり、ライヴに足を運んだりしなければいいのである。


というか、トニーマーティンがもうBLACK SABBATHに戻ることはあり得ないだろうが(笑)。


ルーグラム在籍時のFOREIGNERも同様だ。

luuguramu.jpg 
    ルーグラム

 ルーはマイクスタンドの前から全然動かないで歌っているだけなので、観ているほうは非常に退屈してしまうのだ。

 しかし、このラインナップのスタジオアルバムも素晴らしいので、スタジオアルバムはこれからも聴いていこうと思う。

 しかし、このバンドもケリーハンセンがシンガーとして定着してしまっているので、ルーがこのバンドに戻ることはないだろう(笑)。

 やはりこのバンドの大ヒット曲を垣間見ると、その魅力が聴き手の心をつかんで離さないのだろうと思う。

 レコーディングした曲と、ライヴでの内容が違う、と私が批判しても超少数派の戯言にしかすぎないのだろうと思う。

 そのことに疑問を感じているファンもいるとは思うが、その大ヒット曲が演奏されるだけで、感動が胸を駆け巡り、そんなことはどうでもよくなってしまう。
 

 大ヒットした曲があるということは、こういうメリットがあるのだ。

 それほどライヴでの演奏が良くなくとも、どうでもよくなってしまう。

 そうなるためには200万枚300万枚というようなセールでは間に合わない。

 少なくとも1つのアルバムが全米だけで1000万枚は売れなくては…そうでしょう?

 しかし、最近のBON JOVIの楽曲の威力の低下は目に余る。

 まるでへヴィさが足りないし、いつまでも口ずさんでいたくなるようなメロがまるで不足しているのだ。

 ことはへヴィメタルであろうとハードロックであろうと、信条はへヴィさにあるはずだ。

 しかし、そういった品位を最近のBON JOVIには感じれないのだ。

 PRETTY MAIDSはニューアルバムを出して、今年も来日公演をおこなってくれた。

prettyboy.jpg
   PRETTY MAIDS

 そのアルバムも、ライヴも昔日のヘヴィさを維持しつつ、自転車に乗っている時も思い出して心躍るメロディが満載である。

 曲全体にグルーヴ感もあるし、SEも漫然と挿入するのではなく、音程の緩急をつけていれるのだ。

 時に、耳そばだてざるを得ない興味深いメロが始まったり、時に80年代の懐かしいメロも時折見せたりするその技巧ぶりは見事である。

 昔日の良さを維持しているPRETTY MAIDSの姿勢をBON JOVIは見習ってほしいものである。

 そんなこと思っているのは私だけであろうか?

 だいぶ愚痴めいた話になってしまったが、80年代後半に出した2つのアルバムが素晴らしかったからこそ、今の彼らやそのライヴには不満が残るのである。

 あのころに戻ってほしい…心から私はそう思うのである。

(演奏曲)
1. TOKYO Road
2. I’d Die For You
3. Wild In The Streets
4. You Give Love A Bad Name
5. Fever
6. Born To Be My Baby
7. Let It Rock
8. I’ll Be There For You
9. Blood On Blood
10. Livin’ On A Prayer
11. Love For Sale
12. Never Say Good-bye
13. Wanted Dead Or Alive
14. With Little Help From My Friend
15. Bad Medicine

●当時のBON JOVIの最新アルバムはコチラ!
  ↓


NEW JERSEY+2



<参考関連記事>
⇒88年頂点に立ったBON JOVI


 このイベントの後、BON JOVIは単独公演までしてしまったから驚きである。

 ニューアルバム発表後でないのに、その規模がまた凄い!

 その日程は以下。

1月3日 横浜アリーナ
1月5日 名古屋レインボーホール
1月8日 大阪城ホール
1月9日 大阪城ホール

 残念ながら、このイベントの音源はCINDERELLAの演奏しかオフィシャルモノとして販売されていない。

 非常に残念であるが…。

 しかし、全米でマルチプラチナムを連発していただけあって非常に演奏や楽曲のレベルは高い!

 そのCINDERELLAがフルライヴで堪能できるマテリアルはコチラ!
  ↓



Authorized Bootleg: Live - Tokyo Dome Dec 31 1990
  HMVジャパン CD DVD 書籍 音楽 ゲーム







メルマガ読者さん募集! 

読者登録していただければ、週1回、あなたの受信ボックスにHR/HMについてのメルマガをお届けいたします。登録、購読ともに無料です。将来的にはプレゼントコーナーやオフ会も計画中です。

ご希望のかたはこちら
まぐまぐでの配信を希望のかたはコチラをクリック→<まぐまぐ
メルマでの配信を希望のかたはコチラをクリック→<メルマ



●チケットはこちらからどうぞ!

チケットぴあ





このブログオススメの店です。

新宿レコード 良品たくさん取り揃えております!

●おススメのラーメン店『荒海』

http://www.araumi.net/



スポンサーサイト

テーマ:アフィリエイト - ジャンル:アフィリエイト

(祝!)DREAM THEATER 『LOUD PARK』でのヘッドライナー出演決定!『IMAGES & WORDS』再考
メルマガ読者さん募集! 

読者登録していただければ、週1回、あなたの受信ボックスにHR/HMについてのメルマガをお届けいたします。登録、購読ともに無料です。将来的にはプレゼントコーナーやオフ会も計画中です。

ご希望のかたはこちら
まぐまぐでの配信を希望のかたはコチラをクリック→<まぐまぐ
メルマでの配信を希望のかたはコチラをクリック→<メルマ

 ついにDREAM THEATERが今年のLOUD PARKの主役を務めることになった。

loud park 14


 今年も2日間で開催されるLOUD PARKだが、DREAM THEATERは2日目の主役を務めることになる。

 しかも、10月20日 ZEPP東京10月22日 大阪国際会議場メインホールでの単独公演も決定している。




そのチケットをお求めのかたはコチラ!
  ↓
チケットぴあ

 そのDREAM THEATERだが、このバンドとの最初の出会いは1992年にさかのぼる。

このバンドは、89年にデビューした。

dream theater 89 
  DREAM THEATER 89

 この年は、SKID ROW、BLUE MURDER、MR.BIG、EXTREME、DANGER DANGER、WARRANTといった、大ヒットを記録し、今でも活躍しているバンドが一気にデビューした年であった。

 その年に、DREAM THEATERはデビューし、 BURRN!』誌の新人部門の人気投票でランクインするのである。

 しかし、それほどの人気をこの時点で博していたとは思えない。

 来日公演もなされなかったこともあるし。

 メンバーのほとんどが、マサチューセッツ州バークリー音楽院の出というだけあって、その演奏のレベルは高い。

 しかし、デビュー作ということもあり、レコーディング慣れしていないこともあり荒削りな感は否めなかったし、それほどのインパクトのある曲はなかったのである。

 しかし、次の作品からはその内容が一変する。

 それが92年発表のIMAGES & WORDSである。

i w 


 演奏のレベルが格段にアップし、耳にいつまでも残るメロディやテクニックがいたるところで満載されていて、プログレバンドという肩書からして1曲1曲が長いにもかかわらず、いつの間にかその世界に引き込まれてしまい、いつの間にか曲が終わりをむかえる…そんな曲ばかりなのである。

 プログレと聞くと、誰しもあまり好感は持てない。

 なぜなら、どの曲も長くて、時に退屈になってしまうからだ。 

 しかし、このアルバムに関しては、そんなところが全くないのだ!

 これは嬉しい衝撃である。

 このアルバムを買ってきて、プレイヤーに入れたところ、52分以上の表示が出てきたのである。

「8曲しかないのに52分?」

 と私は驚いたのだ。 

 しかし、このアルバムを聴くたびにその世界に引き込まれてしまい、いつの間にかそんな長いアルバムであることすら忘れてしまっていたのである。

●”Pull Me Under
  ↓



https://www.youtube.com/watch?v=mipc-JxrhRk

 スタジオ録画に毛の生えたような感じであるが、まあ低予算しかなかったのだろうから仕方ない(笑)。

 しかし、このビデオから醸し出される雰囲気がなんともデスメタルと誤解を与えそうな雰囲気を出している。

 異様な感じのキャラが登場しているし、新加入のヴォーカリストのジェイムズラブリエNAPALM DEATHのシャツを着ているし。 

 この曲は、アルバムの最初を飾る曲だが、変哲もない印象になりそうである。

 その通り変哲もない作りである。

dt92.jpg


 皆がプログレバンドを目指さないのはいろいろ理由があるだろう。

 受け入れられにくい…これが最大の理由かもしれないが、隠れた理由としては、7分以上もの長きにわたる曲を構想できない、そんな千遍万化する曲を演奏しきるのが難しい、ということがあると思う。

その通り、7分以上もの長い曲を構想し、演奏を完走するのは並大抵の事ではない。

 アルバム1枚だけならまだしも、それを永遠に続けていくことなど万人には無理な話しである。

 だが、DREAM THEATERや他の少ないプログレバンドはそれを永遠に維持している…驚異的なことである。


●”Take The Time
  ↓



https://www.youtube.com/watch?v=C5sg8heGdyk

 このビデオを見ると非常に懐かしい思い出に浸ってしまう。

 このビデオも収録した93年来日公演の模様も収めたホームビデオが発売され、非常な興味をもって鑑賞したのである。

 メンバーの誰もが、「カッコいいお兄さんたち」と思ったが、今、 LOUD PARKの参加バンドのプロフィールの写真を見ると、いかにもオジサンといった感じが出ているので…失礼(笑)!

dream theater 14
    ↑
最近のDREAM THEATER 


 程よい時間でめまぐるしく変わる曲展開に一切ミスを犯さずに演奏をこなしていくメンバーの腕には完全に脱帽である。

 そんな完璧さだけでは人気を博すことは出来ない、魅力あるフレーズやリフなどのメロディがなければ。

 ドラミングの腕もさることながら、ギター、キーボードの創り出すトリッキーなフレーズのメロには完全に脱帽である。

 あんなにめまぐるしく曲が展開しているのに一切乱れずに演奏をこなしているのみならず、そういったフレーズを考え出しプレイしていくから凄い!

 ギターのジョンペトルーシとキーボードのケヴィンムーアに敬意を表したい。

 尚、断っておきたいが、このクリップも先の”Pull Me Under”も短縮されているバージョンである。

 こういったクリップは、テレビで流し易いように、要所要所をカットするのである。

 プログレバンドのような1曲が長いバンドである場合はなおさらそういうことをされやすい。

 フルで聴きたいかたは、アルバムを買って聴くことをお勧めしたい。

●”Another Day
  ↓



https://www.youtube.com/watch?v=LYtiDCXLAcQ

another day
  ↑
この曲のシングルジャケット 


 何も言いたくなくなるほどの曲である。 

 トランペットの澄んだメロディが、余韻を惹くが、それよりもなによりも印象に残るのは、このアルバムから新加入したヴォーカリストのジェイムズラブリエの上手い歌だろう。

labrie.jpg
   ジェイムズラブリエ


 それまで無名のバンドで活動していたが、DREAM THEATERがマイクドミニシが脱退し、その後釜を募集していたところ、ジェイムズが送ったデモテープにメンバーの目が留まり、実際にメンバーの前で歌い、その歌唱力が買われてこのバンドに加入ということになったらしい。

 しかし、これほどの歌の上手い人を私は知らない。

 こんなに上手ければ、当然メンバーも即決しただろうし、そのことも理解できる。

 他のメンバーの演奏の上手さに抗うには、相当なレベルのヴォーカリストでなくては務まらない。

 しかるに、このジェイムズこそはこのバンドにふさわしい…いや、そんなこと考えている暇などないくらいに、ただただその上手さには心奪われるばかりである。

あまりの上手さに、ため息が出たほどである。

こんな経験は、このジェイムズをおいてほかにない。

 それくらい究極のバラードである。

 彼のヴォーカルのメンターも素晴らしいが、ジェイムズは自分で勉強して、のどを良くし、維持するために必要なことを毎日実践しているのだ。

 非常に瞠目に値するシンガーだ。

●”Surrounded
  ↓



http://www.youtube.com/watch?v=CYdGxCjs5Ms


そして、同じ くあまりの素晴らしい歌唱のためにため息がこぼれてしまうのが、この曲である。 

 朝もやの湧き上がる息吹の澄み切ったメロディ…こんな表現でいいのかわかりかねるが、こんなピアノのメロディを出せるキーボードの演奏者であるケヴィンムーアの上手さも見逃せない…というか、誰もが耳をそばだてざるを得ない腕である。

 なにかそれまでに違うことをしていたら、この演奏を聴くために手を止めたくなるような素晴らしい澄み切ったメロディ、そんな感じがするのである。

siataa.jpg 


 曲が漸次展開する、あるいは急展開して聴き手の心を喚起する。 

 こういう手法はプログレッシヴバンドでなくとも、普通のバンドでもたまに使うことがある。 

 しかし、ことDREAM THEATERの場合、爽快感をともなって曲が展開される。 

 こういうことが出来るプログレバンドは他に知らない。 

 曲の終わりは、またもジェイムズの心底癒させるボーカルで幕を閉じる。

 それにケヴィンの澄み切ったメロが折り重なり、至上の瞬間を味わしてくれる。

kevin.jpg
  ケヴィンムーア

 こんなことが出来るバンドは私は他に知らない。 

 ハードロックと言うとどうしてもハードさが始めに強調されやすく、心癒されるメロはあまりないのが通常であるし、そういったモノをこのジャンルの音楽に求めるのはお門違いの印象を与えそうだがそんなことはなく、キーボードのメロを聴いていると思わずウットリになってしまうパターンはある。

そんなメロは、心が綺麗でなくては出せないのは当然である。

 そんな癒しのメロが出せるキーボーディストとして、私は 

 WINGERポールテイラーHIMバートン、そしてこのDREAM THEATERケヴィンムーアを挙げたい!

 以下の曲も、ジェイムズケヴィン両者の魅力をこの上なく堪能できるバラードである。


●”Wait For Sleep
  ↓


http://www.youtube.com/watch?v=lcrJXJnKuos


 しかし、素晴らしい曲ばかりを収録したプログレのアルバムである。 

 このアルバムを歓待をもって受け入れたのがほかならぬ日本のキッズである。

 このような長い曲ばかりを集めたプログレのアルバムは賛否というか否のほうが多く、ホンのきまった人たちにしか受け入れられないのが通常であるが、日本のファンは非常な歓待をもって受け入れた。

 事の発端は、このアルバムが発表される際に、 BURRN!』の評点で95点を獲得した。

 しかしこの雑誌で95点がつこうが、実際に良くなければ闇に葬られて終わりである。

 しかし、実際に良く、いや良すぎたアルバムだったために、話題が湧き上がりついに次年の人気投票で、 

 ジェイムズラブリエケヴィンムーアが、それぞれヴォーカリスト部門、キーボーディスト部門でチャンピオンになり、アルバムも堂々のチャンピオンになった。

89年は有力な新人がたくさんデビューした年だったが、このバンドはその新人部門でランクインしただけだった。

 しかし、92年に堂々のこの活躍。

 全くと言っていいほどの下馬評にもはいっていなかったバンドがいきなりダークホース的な浮上の仕方をして、私も注目しないわけはなかった。

theater93.jpg


そんなにいいバンドなのか?

そう思い、このアルバムを買って聴いた。

その良さは、先に書いた通りである。 

 それからは、あまりの良さにDREAM THEATERのことで頭がいっぱいになり、このバンドの全貌が知りたくなり、バックナンバーを探してこのバンドが出ている記事をひたすら読みまくったのである。

それほどの衝撃だったのである。

こんな行動に駆り立ててくれるアルバムはそうそうあるものではない。

 非常に稀有なパターンである。

ジェイムズとケヴィンとアルバムがチャンピオンになったことで、話題が集まり、アルバムも急激に売れだし、92年に一度来日公演を行っているにもかかわらず、93年にも急遽来日公演が決まったのである。

その両年の日程は以下である。

(92年 来日公演日程)
11月17日 川崎クラブチッタ
11月18日 渋谷公会堂
11月19日 大阪IMPホール

(93年 来日公演日程)
8月23日 東京厚生年金会館ホール
8月25日 中野サンプラザホール
8月26日 中野サンプラザホール
8月28日 大阪フェスティバルホール

tshatudream.jpg


当時のコンサートで売られていたバンドのTシャツ


 この活躍により、プログレッシヴなミュージックを決まった人にしかウケないというイメージを一掃させ、もっと大衆的な音楽である、というイメージを多くのファンにもたせるきっかけになったのではないだろうか?

 このDREAM THEATERの活躍によって、次の年の93年には、史上稀にみるプログレバンドブームが到来した。

と同時に、史上まれにみる北欧メタルブームが到来した。

 フィンランド、チェコ、ノルウェー、デンマーク、スウェーデンといった日常語を英語としない国のバンドが英語で歌うバンドがそれこそ何十も数えきれないほど多く輩出された。

 これまでと違うモノが欲しくなるという人々の需要が頂点に達したのだろうか、変わったモノがほしくなっていたのだと思う。

 しかし、プログレッシヴバンドブーム、北欧メタルブームからともにいいバンド、いつまでもファンでいたいバンドは残念ながら5指に満たなかったのが現状である。

いや、プログレに関してはDREAM THEATERだけであろう。

 唯一このバンドだけが残ったのだといっていいだろうと思う。 

 やはり、長い曲でしかも曲が変わる曲を作り、その演奏をこなすのは単なるプレイヤーではできた相談ではなかったのだろう、と今になっては言うしかないだろう。

 他の追随者がいなかったのである。

 この93年を顧みて、そんなことを分析してしまったのである。

このアルバムには他に、 ”Metropolis Part 1””Learinig To Live”といった超大作やトリッキーなギターが印象的な”Under Glass Moon”などが収録されている。

”Metropolis Part 1”の続編は99年発表のMETROPOLIS PART 2』アルバムになる。

metropolis 2
『METROPOLIS PART 2』


Metropolis Part 2”という曲があるのではなく、このアルバム自体がその続編のコンセプトになっているのである。

こんな活躍を見せたDREAM THEATERの最高級のアルバムは以下!


●国内盤
  ↓



イメージズ・アンド・ワーズ


●輸入盤
  ↓



Images & Words

彼らのベストアルバムがコチラ!
    ↓



グレイテスト・ヒット+21ソングス


  HMVジャパン CD DVD 書籍 音楽 ゲーム







メルマガ読者さん募集! 

読者登録していただければ、週1回、あなたの受信ボックスにHR/HMについてのメルマガをお届けいたします。登録、購読ともに無料です。将来的にはプレゼントコーナーやオフ会も計画中です。

ご希望のかたはこちら
まぐまぐでの配信を希望のかたはコチラをクリック→<まぐまぐ
メルマでの配信を希望のかたはコチラをクリック→<メルマ



●チケットはこちらからどうぞ!

チケットぴあ



このブログオススメの店です。

新宿レコード 良品たくさん取り揃えております!

●おススメのラーメン店『荒海』

http://www.araumi.net/



テーマ:ブログでアフィリエイト - ジャンル:アフィリエイト

CINDERELLAの迷盤についての考察(『HEARTBREAK STATION』アルバム)
メルマガ読者さん募集! 

読者登録していただければ、週1回、あなたの受信ボックスにHR/HMについてのメルマガをお届けいたします。登録、購読ともに無料です。将来的にはプレゼントコーナーやオフ会も計画中です。

ご希望のかたはこちら
まぐまぐでの配信を希望のかたはコチラをクリック→<まぐまぐ
メルマでの配信を希望のかたはコチラをクリック→<メルマ

hbs.jpg 

 CINDERELLAのサードアルバムHEARTBREAK STATION90年の11月に発売された。 

 ジョンボンジョヴィの紹介によってデビューを飾ることができたCINDERELLA86年にファーストアルバムを出し、次に88年にセカンドアルバムを出すことになるが、いずれも300万枚、200万枚と順調にアルバムセールスをあげることができていた。

 このバンドのデビュー当時はハードロックの事すら知らない時であった。

 その偉業を、のちになって知った人というのは、どうしてもその当時のことを大げさにとらえてしまいがちになるが、実際の偉業は、そう卑下するものでもなく、妥当な偉業とたたえられてしかるべしであったのである。

 今はなきMUSIC LIFE』誌を何冊も読むことによって、CINDERELLAのすごさ、逞しさに興味がわき、このバンドのレコードが欲しい!と思えるようになってきた。

シンデレラ


 88年の事であるが、それまで猛威をふるっていた(?)貸レコード屋の多くが、貸業を止めてそれを廉価で売りに出し始めていたのである。

 私もその恩恵にあずかることができた。

 貸業を止めた貸レコード店の前で、廉価放出セールのレコードが多くあり、その中でCINDERELLAのファーストとセカンドがともに500円で出されていた。

 中古レコード屋でも、1枚1000円でレコードは出ていた時代だから、この値段は非常に嬉しかったし、音楽自体、当時多くの人の心を捉えていたからして、この値段は人にものすごい自慢できるものであった。 

 この2枚は、すごく出来がいい。

 その2枚に関しては、他のページで書いたので、そこを参照していただきたい。

 2枚を中古で買ったので、2枚のアルバムに関しては私からCINDERELLAのメンバーには印税は入っていない。

 そんなことどうでもいいか!(笑)

 次のサードアルバムは、新品のCDで買ったので、私からCINDERELLAに初めて印税が入った作品になるが、それもどうでもいいか!(笑)

 初めから最後まで、すんなりと聴ける、また何回も聞きたくなる佳曲の数々、そんな形容がぴったりのアルバムだと断言できる。

 この曲が、アルバム冒頭を飾る曲である。

●The More Things Change”
  ↓


http://www.youtube.com/watch?v=ksGE4cqRzPM 

 このバンドのリーダーであるトムキーファーの音楽的ルーツが西部のブルーズにあるという。 

 そのことを、つい思い出してしまう曲であるし、こういった曲風がこのアルバム全体を覆っているのである。

 ファーストアルバムでは、当時のムーヴメントのメインな音であったロサンゼルス的なへヴィさを前面に出していたが、次のアルバムではその面が後退し、このアルバムではさらに後退する。 

 この業界の常として、へヴィさが希薄になるとファンが離れていく、ということがある。 

 それはこのCINDERELLAにも当てはまる。

cd91.jpg


 だが私にはどうしてか、そういうことがおこりうるのか理解できない。

 楽曲の質が下がり、聴くに堪えない曲風になってしまったのであるならば、ファンが離れていってしまった、というのなら理解はできるが。 

 確かにへヴィさは希薄になった。

 しかし楽曲の質は向上している…そう思うのは私だけであろうか?

 へヴィさが後退したから聴けない…そんなことはないはずである。

 この曲は、この当時のライヴでの冒頭も飾る曲であった。

 このアルバム収録の、 ”Dead Man’s Road”の冒頭に使われているSEを転用したSEを最初に使ってからこのイントロに使っていたのである。 

 この手法は、CINDERELLA91年に来日公演をおこなった時にチャートをにぎわしていたEXTREMEも真似していた…いやCINDERELLAが真似したのかはよくわからない(笑)。


●”Shelter Me”
(全米36位)
  


http://www.youtube.com/watch?v=fgi5xdftOIA 

 心揺さぶられる、魂揺さぶられる…こんな表現の曲ではないが、この曲もいい曲である。 

 ファーストシングルになり、全米36位にまで上昇した。 

 単なる駄曲であれば、ライヴの最初のほうに演奏してしまうが、この曲は90年当初から今までも、ライヴの最後のほうに演奏され、観客は歓待をもって受け入れている。 

 多くの人もいい曲であると思っているし、私もそう思う。

 変哲もない曲だが、そんな力がある不思議な曲である。  



 このアルバム全体を覆うのは、南部のブルーズである。

 聴いていて想起させられるのは、正直ありのままの大地の雰囲気である。

ドブローやマンドリン、サックスもこの曲はもちろん他の曲でも使われている。

 R&B風でもあり、ファンキーかつジェイムズブラウン風でもある。 

 BLACK CROWSが好きな人にはウケるだろう。

 このバンドのリーダー兼メインソングライターであるトムキーファーによれば、テキサス州のオースティンテネシー州のメンフィスで黒人たちとジャムって作った曲もあるのだという。

●”Heartbreak Station”(全米44位)
  


https://www.youtube.com/watch?v=Uuegke22rdA


hbssingl.jpg
  ↑
このシングルのジャケットはこれ! 


 このアルバムのタイトルトラックのバラードであるが、非常によくできた曲だと思う。 

 ファーストアルバムやセカンドアルバムに入っていない静かな曲調が売り物の品位を備えている佳曲である。 

 そういった曲が、このアルバムには多数おさめられている。 

 決してへヴィではないが、心が芯から癒される…そういう気分にさせられるのではないだろうか?

 アコースティックギターのアルペジオとバックの静かなSEが折り重なると、もう何とも言えない気分になってしまう。


 かなりの度合いでノックダウンさせられてしまうのである。

 この当時はもちろん、それ以降もライヴの際は、この曲は必須のプレイ曲である。


●”Make Your Own Way”
  



https://www.youtube.com/watch?v=ZZlXj-fukvw


 このアルバムにはすんなりと聴けるフレーズも次から次へと出てきて聴き手の耳をそばだてて、決して退屈にはさせないいい曲がつまっている。

 へヴィさにおいては、ファーストアルバムやセカンドアルバムには負けるが、この”Make Your Own Way””Love Gone Bad”などのようなアップテンポの曲にあるリフにはそれほど派手なギターソロはないが、ベテランバンドにしかできない味がそこにはあるし、アルバム収録の”Dead Man’s Road”などのように、ドラマティックに展開し、カポを使ったフレーズのソロなどは思わず集中してしまうし、アルバム最後のバラード”Winds Of Change”は、最初は寂愁感があるが、SEが曲展開で折り重なり、そのコラボを聴いていると希望が溢れてきて、アルバムを聴き終えた後に満足感が胸を覆うのである。 
 
tommy.jpg

 91年の秋に来日公演を行うことが新聞で告知されてからは、このアルバムを何回も聴いたものである。

 このバンドが、デビューから快進撃を始め、セカンドもマルチプラチナを獲得した。

 そのことを知ったのは、その公演に備えていろいろ調べていったからである。 

 最終的に、このアルバムは全米で19位にまで上がったが、デビューやセカンドのような成功をおさめることが出来なかったのである。

100万枚のセールで終わったのである。 

 この事実を知ったのは、その公演から1年以上も過ぎてからであるが、そうなのか…と思ったが、普通に聞き流せる情報である。

 やっぱりな…とは正直思わなかった。 

 なぜなら、いいアルバムであると心から思える曲が詰まっているからである。

 やはり、へヴィさが抑えられてしまったのがその理由かもしれないが、楽曲の質が落ちたわけではないし、その抑えられたことによって、ファーストやセカンドではできなかった曲調のモノが出来上がったといえると思う。

 来日公演に備えてこのアルバムを何十回も聴いたが、良くないアルバムならば聴くのが苦痛で仕方ないが、それは全然苦痛でもなく、それどころか良い経験をすることが出来たと思っている。 

 そんないい曲が揃ったアルバムであると思ってもらえればいいと思う。 


 90年〜91年の来日公演日程は以下。

90年
12月31日 東京ドーム FINAL COUNTDOWN BON JOVI,SKID ROW,QUIREBOYSと共演。CINDERELLAセカンドビルとして登場。

91年 単独公演日程
9月20日 東京簡易保険ホール
9月20日 宮城県民ホール
9月22日 神奈川県民ホール
9月23日 大阪フェスティバルホール
9月24日 愛知勤労会館
9月25日 広島メルパルクホール
9月27日 浦和文化センター
9月30日 東京NHKホール 

 尚、この年を最後にCINDERELLAは一度も日本に来てはいない。 

 次のアルバムは94年に発表されたが、そのアルバムは全くの鳴かず飛ばずで終わってしまった。

 だが、86年のデビューから3枚立て続けにヒットをしたのだから、それにめげずにアルバムを出し、来日公演をしてくれたらいいのに、と思わざるを得ない。

 90年代の後半から、80年代にヒットを出したハードロックバンドを集めて開催されたROCK WILL NEVER DIE TOURROCKLAHOMAなどに参加しているし、2010年のイギリスのDOWNLOAD FESTIVALにもメインステージに早い順番ながら出演している。

download2010.jpg 
DOWNLOAD FESTIVAL 2010 


 メインソングライターのトムキーファーの腕をもってすれば、またいいアルバムを作ることが出来るのに、そして来日公演をすることも充分できるのに…と思わずにいられない。

tomyky.jpg 
トムキーファー

トムの心の回復を待つばかりである。 

 単独公演でも、 LOUD PARKのようなフェス参加でもいいから、早く来て、と思わずにいられない。



CINDERELLAのサードアルバムはコチラ!

●輸入盤
  ↓



Heartbreak Station

●国内盤
  ↓



ハートブレイク・ステーション


アルバム発表後の当時のフルライヴ映像を収めたDVDはこれ!
  ↓



In Concert: Remastered Edition [DVD] [Import]


<関連記事>
⇒CINDERELLAの最高傑作アルバムはこれだ!


⇒CINDERELLAの『NIGHT SONGS』

⇒自己愛人間トムキーファー

  HMVジャパン CD DVD 書籍 音楽 ゲーム







メルマガ読者さん募集! 

読者登録していただければ、週1回、あなたの受信ボックスにHR/HMについてのメルマガをお届けいたします。登録、購読ともに無料です。将来的にはプレゼントコーナーやオフ会も計画中です。

ご希望のかたはこちら
まぐまぐでの配信を希望のかたはコチラをクリック→<まぐまぐ
メルマでの配信を希望のかたはコチラをクリック→<メルマ



●チケットはこちらからどうぞ!

チケットぴあ



このブログオススメの店です。

新宿レコード 良品たくさん取り揃えております!

●おススメのラーメン店『荒海』

http://www.araumi.net/