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(祝)EUROPEの『WINGS OF TOMORROW』完全再現公演決定!
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明日への翼

 またもEUROPEが来日公演を果たす。

 2年前のLOUD PARKセカンドビルとして来日した彼らが、今回はセカンドアルバムWINGS OF TOMORROW全曲完全再現ライヴを実現する、という触れ込みでの来日公演である。

LOUD PARK』のようなイベントでは、ヘッドライナーでない限りフルライヴは実現されないのである。

 であるからして、この時の来日公演は好きなバンドではあるけれども私はいかなかった。

 フルライヴがみれないからという理由で。

 同日に演奏するバンドが、ほかにも知らないのが多い、ということも理由にはなったが…。

 しかし、今回の来日はフルライヴであるからこそ、行くことに決めたのである。

 日によってラインナップは違うが。

2015tour.jpg


彼らの来日公演日程は以下
  ↓
1月9日  川崎クラブチッタ(単独公演)
1月10日 川崎クラブチッタ(with TREAT,CRASHDIET)
1月11日 川崎クラブチッタ(with TREAT,CRASHDIET)
1月13日 名古屋ボトムライン(単独公演)
1月14日 なんばHatch(with TREAT,CRASHDIET)

●チケットはこちらからどうぞ!
   ↓
チケットぴあ


 何故、この『WINGS OF TOMORROW』の完全再現をしようとしたのか…よくわからないが、彼らのスウェーデンという国のバンドが発するメロディはある種独特のモノがある。

 そのアイデンティティを存分に有していたアルバムであることは間違いない。

 周知のように、この次のアルバムであるFINAL COUNTDOWNの世界的なヒットにより、EUROPEは一躍ワールドワイドで有名なバンドになった。

ファイナルカウントダウン
FINAL COUNTDOWN

 そのアルバムは、北欧の香りのするアルバムではあるが、その色はかなり後退し、アメリカ風の感じであった。

 だからこそ成功出来たともいえるが、その北欧の色が喪失されてしまったことについて嘆く識者がいたことは間違いない。

 そのアイデンティティを維持することこそがそのバンドにとって大切なことである、となにか評論家じみた意見ではあるが、そう思うのであるならばそう思っていていいだろうが、そういったあまり意味のない評論は私はあまりしたくない(笑)。

 売れればそれで多くの人を魅了したバロメーターになったのだからそれはそれで素直に喜ぶべきことであろう。

 そのFINAL COUNTDOWNが北欧色を脱したというが、そのれが完全に喪失したわけではない。

 その色は着実に残っている。

 いな、あのアルバムに収められている”The Final Countdown””Carrie””Cherokee”といった名曲でかつシングルヒット曲ですら、北欧人にしか発想できない曲観であろう。

 売れるがために自分の色をすべて捨てた、というたぐいのものではないのである。

europeband.jpg


 また、このアルバム収録の"Time Has Come"という曲は、巧みなキーボードの演出で始まるが、そのメロディは、朝もやの中の澄んだ山のふもとの清涼な景色を見ているような気分にさせてくれる、まさに北欧人にしか思い浮かばない色彩の曲である。

 完全に北欧のメロディを捨てたとは断じていえない曲があるし、彼らのアイデンティティを捨てたものではないのである。

 そのアイデンティティとアメリカンスタイルの見事な融合がその成功の要因だったのだ。

<関連記事>
⇒EUROPE最大のヒット作はこれだ!


今回紹介するのは、その大成功のアルバムの前であり、来年1月におこなわれる完全再現すると予告されているアルバムについてである。

 このアルバムは84年に発表された。

 当時はハードロック華やかなりしころであり、多くのハードロックバンドがレコード契約にたどり着けた時代であった。

 そんな好機のころだったころだからこそEUROPEは契約も出来、ひいては86年発表のアルバムで全世界的に成功するアルバムも制作でき、そして今もそのアルバムが要因になって大きな人気を博すことすらできているのである。

2013年SWEDEN ROCK FESTIVALの3日間おこなわれたうちの1日のヘッドライナーEUROPEであった。

srf2013.jpg
SWEDEN ROCK FESTIVAL 2013』

86年のヒット作から30年近く経っているにもかかわらずである。

やはり世界的大ヒットアルバムを出したバンドは強いのである。

その大ヒットアルバムの前のアルバムであるWINGS OF TOMORROWは、その前段階のアルバムとして垣間見ておく価値はある。



●”Stormwind”
  ↓


http://www.youtube.com/watch?v=Ef4tiaPw0Mo


透明感のある響きのいい曲である。

音のプロデュースも今一歩やりこみが足りない観は否めない。

しかし、どこか哀愁の漂うメロディにはやはり惹かれてしまう。

とくに、ギターソロ終了間際の畳み込みのメロディには思わず心奪われる。


●”Scream Of Anger
  ↓



http://www.youtube.com/watch?v=s-e82PK8wfM

この曲も非常にプロデュースの足りない曲であるが、いい曲ではある(笑)。

やはりそんなに予算がなかっただろうことは容易に予想できる。

出だしのディストーションの効きすぎた音は印象的である。

だが、予算があってもっとプロデュースに時間と金が出されればもっと良い印象を与えれれた曲になる資質は充分にあるモノだといえる。

いやこの曲のみならず、そう思わせるような曲がこのアルバムには多く収められているのである。

その最たるモノは、バラードの"Open Your Heart”であろう。

この曲は周知のように88年発表のOUT OF THIS WORLDでリメイクされて非常な佳曲に生まれ変わっている。

out of this world
OUT OF THIS WORLD

そして、そのアルバムでシングルカットされたのである。

 私はそのリメイク版のほうが、オリジナルよりも何倍も好きだ!

 そのOUT OF THIS WORLDについて垣間見たい人は以下のページをご覧になっていただきたい!

⇒EUROPEの武道館2デイズを達成した時のアルバムはこれだ!



 この”Scream Of Anger”EUROPEと同じスウェーデン出身のARCH ENEMYBURNING BRDGEでカバーされている。

buring bridge
BURNING BRDGE



●”Wings Of Tomorrow”
  ↓



http://www.youtube.com/watch?v=lElLEmdYuDM


 ヘヴィな面に哀愁な面の見事な融合…そんな形容が似合うのがこのアルバムだと思う。

 このバンドのギタリストのジョンノーラムは1つのスタイルにこだわり、応用の効かないギタリストと言われた雑誌もあるがそんなことは全くない。

johnnoramu.jpg


 このアルバムや次のTHE FINAL COUNTDOWNを聴けば、それは全くの的外れの意見でしかないのがわかる。
 
とくにTHE FINAL COUNTDOWNを聴けば、その多才ぶりには驚くばかりである。

そして、そのギターのエモーショナルなメロは聴いた後に、いつまでも好印象として余韻を残すのである。

WINGS OF TOMORROWアルバム収録の"Wasted Time"もそのような佳曲として勧めることが出来る。


●”Lyin’ Eyes”
   


http://www.youtube.com/watch?v=l8tS_HkNemM


 調べて分かったのであるが、 ”Dreamer””Stormwind”そしてこの”Lyin’ Eyes”がシングルカットされたのである。

 これまでに多く出されたEUROPEのベストアルバムには、この”Lyin’ Eyes”は収められていないからびっくりした。

 全くの意外な事実である。

 プロデュース不足で荒削りな印象を与えがちな曲でもあるが、ヴォーカルもしかり他の全部の楽器からはエモーションが伝わってくる。

yo-roppajaken!.jpg


ベストアルバムに収録されている"On Broken Wings"に通じるアップテンポな曲である。

だがシングルカットされたからとて必ずしも佳曲になりえるかと言えばそうではないのである。

 他のあるゆるバンドにも言えることであるが、「なんでこんなにいい曲がシングルカットされなかったの?」と言われる曲がシングルカットもされなかったなどと言う例も往々にしてある。

そんな名曲であったのだ、 ”Wings Of Tomorrow””Scream Of Anger”は!

 だからこそ、この”Lyin’ Eyes”をないがしろにして”Wings Of Tomorrow””Scream Of Anger”EUROPEの名曲として独り歩きしていつの間にかこのバンドの代表曲になってしまったのである。

 しかし、次の来日公演でこの”Lyin’ Eyes”は演奏されるから是非とも体感したいものである。

●”Dreamer ”
  


http://youtu.be/soHfZGPXzpg

 この曲は、先に出した"Open Your Heart"とともに、このアルバムを代表するバラードである。

 だが、シンガーのジョーイテンペストの能力を最大限生かしたものであるとは思えない。

 美しい声…そんなふれこみでこのシンガーを88年に知ったのであるが、それを確かめるべくTHE FINAL COUNTDOWNアルバムを買って聴いたのだが、まさにそんな形容がぴったりなシンガーであると体感し、好印象で自分の心の中にインストールされたのである。

biseifu.jpg
ジョーイテンペスト

 しかし、そういった能力があるにもかかわらず、このアルバムの2曲のバラードでは最大限本領発揮されたとは言い難い。

それほど低予算で作らねばならない状況だったことは想像に難くない。

 しかし、このアルバムからはやはり多大なパッションが感じれるし、何よりもエモーションが感じれるのである。

 私が、英米以外の非英語圏出身のバンドのアルバムを何十と聴くも、非英語圏出身ということが最大の要因となって、エモーションが感じれないがために、楽しめず中古盤屋に売ってしまう…というパターンを90年代中盤に嫌と言うほど繰り返してしまったのである。

 しかし、ことEUROPEや他のいくつかのバンドを例外にして、非英語圏のバンドでハートの感じれるマテリアルは少ない。

 その非英語圏のバンドでありながらハートが感じれて、ついつい聴くことを重ねていつの間にか愛聴盤になった、という例のあるバンドのアルバムとして、このアルバムも勧めれるモノであることに間違いはない。

 何故、非英語圏出身のバンドでありながらこのEUROPEはハートが感じれるのか?

私にも全然わからないのである。

言葉ではわかりようがないのである。

そういう資質がこのバンドには備わっている、としか言いようがないのである。

本当によくわからないのである。

ヨーロッパ



ネットで調べてみるも、このアルバムはスウェーデンチャートで84年に20位にランクインした、ということしかわからないのである。

 ほかに資料があれば公開したいところであるが、そんなに売れていないアルバムで多くの人の興味の対象外だったので抹消してしてしまったのかもしれない。

 しかし、次のTHE FINAL COUNTDOWNは大飛躍をし、スウェーデン、スイス、フランス1位、カナダ、イタリア2位、ノルウェイ4位、そしてアメリカでは8位をマークし、アメリカでは300万枚もの売り上げを出すのである。

この大変貌ぶりをみて、私はフィンランドHIMを思い出したのである。

HIM.jpg
HIM

 このバンドは、2005年に出した『DARK LIGHT』アメリカのチャートで18位を記録し、フィンランド出身のバンドとして初めてアメリカゴールドディスクを獲得する偉業を成し遂げるのである。
ダークライト
DARK LIGHT

 このバンドは1998年からアルバムをワールドワイドで出していたが、ヨーロッパの地域では人気が爆発するも、アメリカではリリースもされず、されてもヨーロッパに遅れて3年後にリリースされたりで、アメリカのチャートに出ても200以内がやっとであった。

 しかし、2005年発表のこのアルバムはいきなりアメリカで人気爆発し、見事ゴールドディスクを獲得するまでになったのである。

 非常に不思議なシンデレラ劇である。

 そんなアメリカでの成功のみならず、故国フィンランドでは当然ながら1位、ギリシアでも1位、ドイツでは4位オーストリアでは位、スウェーデンでは7位、スイスでは8位、イタリアでは10位、スペインでは10位、ノルウェイでは13位、イギリスでは18位、カナでは24位と信じれない偉業をいきなり突発的にして見せるのである。

こんな偉業を成し遂げる劇はそうそうあるものではない。

そのHIMの驚異的なアルバムについて書いたページは以下からどうぞ!
 ↓
⇒HIMの『DARK LIGHT』深考



それに匹敵する偉業をこのHIM約20年前にやってのけたのがはかならぬEUROPEなのである。

その大変貌劇はアメリカでの数字(=300万枚)を見れば、軍配はEUROPEに上がるだろう。

その前段階のアルバムとして佳曲の揃ったアルバムとして、セカンドアルバムであるWINGS OF TOMORROWはおススメしたい!

繰り返しになるが、このアルバムの完全再現が来年1月に日本でなされるのである。

前座にTREATCRASHDIETをつけて。

2015tour.jpg


その予習としても、このアルバムは必須である。



そのアルバムは以下からどうぞ!
  ↓



明日への翼


輸入盤は以下!
  ↓



Wings of Tomorrow

magariyama.jpg
EUROPEのこのアルバムはなかなかいいです💛」

彼らのベストアルバムはコチラ!
  ↓
Europe 1982-1992

  HMVジャパン CD DVD 書籍 音楽 ゲーム







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(祝)WINGERの来日公演決定!『LIVE』を回顧する。
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ついにWINGERSLAUGHTERのギグが決定された。

kawasakihawaya.jpg


来日公演日程は以下!

11月19日 名古屋Electric lady land (WINGERのみの単独公演)
11月20日 なんばHATCH
11月22日 川崎クラブチッタ
11月23日 川崎クラブチッタ


チケットお求めの方は以下からどうぞ!

  ↓
チケットぴあ

 90年WINGERがセカンドアルバムを出した時に、SLAUGHTERとともに KISSのサポートを務めたことがあり、その模様は『BURRN!』でリポートされていたのである。

その際に、SLAUGHTERがトップバッターだったのである。

slaughterhouse.jpg
  SLAUGHTER

 その時、SLAUGHTERマークスローターは、「WINGERより僕たちのほうがアルバムも売っているし、ツアーグッズも売れている。それなのに僕たちが先に演奏するなんて納得できない!」なんて言っていたのを思い出す(笑)。

とくこんなこと覚えているなと自分でも感心するが(笑)、その2者がまたここ日本で共演するとは興味深いものを感じる。

 この年初めの、Y&T,WINGER,FIREHOUSEのギグをへて、今年だけで2回目の来日になる。

kawasakirock.jpg


 昨年の暮れにこのラインナップの来日が告知されたとき、

「何故この順番なの?何故WINGERがヘッドライナーじゃないの?これまでの実績から考慮すれば、Y&Tがトップバッターで次にFIREHOUSE、そしてヘッドライナーがWINGERでしょう?」と思ったのである。

でも長年のキャリアの考慮してY&Tがヘッドライナーに据えられたのは想像に難くない。

なんでもこのバンドが今年で40周年記念だという。

「それで!」と思ったが、やはり納得できない。

 それまでのこのバンドの最高記録が全米で45万枚売ったアルバムがあるだけで、WINGERFIREHOUSEには200万枚売ったアルバムがあるのである。

 それまで、何回かこのバンドについてインタビューやアルバムレビューを読んだことはある。

 しかし、どうもしっくりくるものが感じれなかったので、アルバムを買わずにいた。

 しかし、このギグに参加して「良い!」と思えたら会場に売っている彼らのベストアルバムを買って聴こう、と思ったものであるが、実際にライヴで彼らの演奏を聴いてみるも、やはりいいと思えるものを感じることが出来なかった。

 変哲もないギターリフ、変哲もない曲展開、変哲もないギターソロ…これらをライヴで感じて、「やはりそれほど売れなかったわけが分かった!」と思ったのである。ファンには申し訳ないが…。

 加えて、歌詞もちゃちい…Keep on running! Don’t stop running!…ダメだよ、こんなちゃちい歌詞が、曲のちゃちさを反映してしまっている。

 Y&Tの時は、前のほうに行って観たが、そこにはこのバンドの初期のころからのファンとおぼしき50代の金髪長髪の男性が、演奏中にへドバンしていたが、そんなことするほど厚みのある曲か?と思わざるを得なかった。

 あまりに素っ気ない曲に魅力を感じることが出来なかったので、私は6曲聞いたら会場を出ていってしまった…Y&Tのファンのみなさんすみません。

でもこれが本心です

 会場の後ろの方から見ていたが、やはりこのギグの主役はWINGERだった!

wingman.jpg


 客のノリ、声援の大きさを他のバンドと比較すると、やはり一番大きかったのがこのバンドであったことは間違いない。

 しかも、このバンドのファーストアルバムWINGER完全再現をしてくれたことも大きかった。


ファイル0034
WINGER

 このアルバム収録の隠れた名曲が演奏されたのはファンにとって嬉しいことこの上ないことだったに違いない。

 通常のライヴであれば、シングルカットされた曲を中心にウケの良いとバンド当事者が思われる曲を演奏されるので、観る側の意向は反映されずらい。

 隠れた名曲が見過ごされやすい。

 しかし、ことアルバム完全再現であれば、全部の収録曲が演奏されるので、ファンが「これを絶対にしてほしい!」と思われる曲が必ず選曲されるのだ。

 このアルバムからは隠れた名曲として、 ”Poison Angel””Without The Night”が私にとって該当する。

 とくに”Without The Night”に関してはかなり感動したバラードであり、「何故この曲がシングルカットされなかったの?」と思わずにいられなかったのである。

 これまでこの曲がライヴでなされることはあったが、アコースティックヴァージョンで、エレキギターのソロが加わるだけであった。

 そのヴァージョンも感動したが、フルエレクトリックヴァージョンのほうが感動は大きかったことに違いはない。

 今回のSLAUGHTERとのライヴでは、 IN THE HEART OF THE YOUNGの完全再現をしてくれるというから興奮で、胸が騒いで止まない!

ファイル0033 (1)
IN THE HEART OF THE YOUNG

(関連記事)
⇒WINGERのデビューアルバム


⇒WINGERのセカンドアルバム




 今回は、7年前に出されたこのバンドのライヴモノを紹介したい。

 これは、アメリカでのライヴであるが、いでたちが随分簡素になった印象を与える。

 普通の洋服に毛の生えたような感じで、ハードロック華やかなりし頃に着ていたレーザーはないし、非常に簡素だ。

 このバンドが90年に2枚目のアルバムを出したが、その時は『BURRN!』でKISSのサポートを務めていたとは先に書いた。

 その時のようにハードロック然とした恰好をしたらいいのに…なんて思うがこの際はどうでもいいかもしれない。

●”Rainbow In The Rose
  ↓




http://www.youtube.com/watch?v=PeO5YV3OVUY

キップがキーボードを弾きながら歌う姿をみると、2007年の来日公演を思い出す。

キップはベースを弾きながら歌うし、ギターもこなせる。

非常に多彩なプレイヤーなのである。

このライヴDVDが出た2007年にはRATTとのカップリングの来日公演が敢行されたのである。

ratt and winger


 そのライヴはWINGERが先であったが、そのライヴでのBURRN!』でのリポートでは、コンサートを観たスタッフによってなされていたが、そのスタッフによると、

WINGERのレベルの高い演奏の後では、RATTの演奏は影が薄くなるのではないかと心配だった。」

などと書かれている(笑)。

  確かにRATTのアルバムでの演奏のレベルは高いが、ライヴではそのレベルが維持されていなくて観る人を落胆させてしまうこともあるのだ。

 レコードでのレベルが高ければ高いほど、そのレベルのライヴを期待してしまうのは当然ともいえるだろう。

 私はRATTの心底ファンなので、ブートレッグも当然多数持っているがやはり落胆してしまうこともしばしばだ(笑)。

  しかし、レコードでは素晴らしく良いので、そんなに期待はしないでライヴに行くのである。

  しかし、ライヴで落胆してしまうのはRATTだけでなくBON JOVIもなのだ。

bohnziobi.jpg



 だからBON JOVIのはレコードだけとことん楽しませてもらって、コンサートにはいかないことにしているのだ。

 そんな楽しみかたもあってしかるべしだと思う。

 しかし、RATTの演奏は、このスタッフがそんな言うほどのレベルではなかったのはお断りしておく(笑)。

 しかし、ことWINGERにあってはライヴでは落胆させられることはないなとこの時のライヴを見た時も、このライヴDVDを観たときも思った。

kipppu.jpg


 だからこうして、ここでも紹介しているのである。

 確かに演奏のレベルは高いし、ヴォーカルも細かいメロディにまで気を使って繊細に歌っているところがプロフェッショナリティの高さを窺うことが出来る。

 このライヴ会場は小さい…91年のライヴ会場で撮られたクリップでは非常に大きな会場が使われている。

 しかし今回のは、およそ1000人くらいの渋谷クアトロくらいのキャパである。

 ハードロックの全盛が終わっても来たということは、心底このバンドが好きで来た、ということであるから、非常にコアなファンが来たということだろう。

●”Seventeen
  ↓



http://www.youtube.com/watch?v=yPcIi_SSick


 やはり初期のバンドのころがこのバンドの全盛だということもあり、非常に会場からのウケはいい!

 やはり、この曲のポイントの見どころはレブビーチのギターソロであろう。

ファイル0032 (2)
  レブビーチ

 この曲のソロは、 『ヤングギター』のスコアで取り上げられて、難易度で一番難しい点をつけられていたのである。

 適当にジャムって作った即席な色があるが、その自由奔放なアイディアで作られたとしか考えれない調だが、かなり速くしかも流麗なフレーズである。

 しかもピッキングだけでなくライトハンドもタッピングも駆使している。

 そんな感じのソロであるにもかかわらず、毎回ミスることなく再現しているから驚きだ!

 レブビーチは今WHITESNAKEでも活動しているが、その実力をあますことなく発揮している。

それについてリポートしたページがあるので興味ある人は以下のページを見てほしい!
  ↓
・『WHITESNAKEの最高級ライヴDVDとライヴCD』


●”Who’s The One
  ↓



http://www.youtube.com/watch?v=LqD6neCJkyE


この曲は、93年PULLからの曲である。

pull.jpg
PULL

 PULL発表時は、暗く哀しいメロが主体のグランジオルタナの全盛期で、それに合わせるように、それまで煌びやかなメロを特徴にしていたハードロックバンドの多くが、そういった要素を取り入れてファンの多くを失望させたが、ことWINGERは違っていた。

 確かにそういった要素を取り入れたが、非常にその配合、つまりそれまでに自分たちが有していた特徴に、そういった要素の按配をよくしてアルバムを作ったのである。

kipwoget.jpg


 確かにデビュー作やセカンドでとても気に入った人からすれば落胆したかもしれないが、ちょっと距離をおいて、何かいい感動できるメロなどはないかな?と思いながら聴いてみると結構いいものがあるアルバムなのである。

「これまでとは違う、カア〜っ!」とはならないで虚心坦懐に聴いてみることをお勧めしたい。

 しかし、やはりそういうことは難しいのが通常だ。

 日本でもこの『PULL』アルバム発表後に来日公演をおこなったが観客動員数は過去最悪だったし、全米でも83位にまでしかいかなかった。

 しかし、このライヴDVDに収録されている”Blind Revolution Mad””Down Incognito””Junkyard Dog”はもちろん、アルバムに収録されている“Spell I’m Under”など佳曲が多い。

 これだけの佳曲が揃えば、いいアルバムとしての条件は備えている。

 時代の潮流としての要素を取り入れて良き曲に仕上がったモノが多いのである。


●”Your Great Escape
  ↓



http://www.youtube.com/watch?v=MQYDPzCw0mM


 この曲は、 『Ⅳ』アルバムからの曲である。

 その他このアルバムからは、2曲が演奏されている。

 やはりクライマックスはファーストかセカンドから…というような展開になってしまう。

 フルエレクトリックヴァージョンで聴かせてくれるとどうしてもWINGERの世界に取り込まれてしまう”Headed For The Heartbreak”が展開される。

 すると耳がどうしてもレブの展開する夢幻回廊のようなふくよかな厚みのあるソロに行ってしまい、そして聴き惚れてため息が出てしまう。

その酩酊に覚めると、 “Can’t Get Enuff”“Miles Away”“Madalain”と畳みかけられてもう大満足でライヴが終了し、頭が完全に晴れるのである。

wingaanoossan.jpg


 こういった素晴らしいライヴが展開できるのは、バンドのメンバーのキャリアではないと思う。

 元ALICE COOPERキップウィンガー、ZENOロッドモーゲンステインこういったキャリアがなくても、その仕事に関してプロでなくては、という自覚があればいいライヴは出来るのではないかと思う。

rodtirizao.jpg
 ロッドモーゲンステイン

JUDAS PRIESTにしろ、そのシンガーであるハルフォードのバンドHALFORDにしろ、METALLICAにしろツアーのたびごとにほとんど毎回ライヴDVDを出している。

 いずれもライヴに手抜きをしないプロフェッッショナリティが高いからである。

 挙げたのはいずれもヘヴィメタルバンドだが、このWINGERはハードロックバンドである。

 勧めれるハードロックバンドのライヴマテリアルは私には少ないが、このWINGERのは是非とも勧めたい。

 プロフェッッショナリティに溢れているからである。

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  ↓



ライヴ [DVD]

luckywoman.jpg
「完成度の高いWINGERのライヴDVDです!💛」

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 ↓



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彼らのベストアルバムはこれ!
  ↓
Very Best of

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RATTの迷盤『DETONATOR』を考察する。
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 RATTの5枚目のアルバムであるDETONATOR1990年の9月に発売が決定された。

 その時の私の気持ちは「やったー!」という感じのものであり、格別何か期待をしていたわけでもなかった。

 自分の好きなアーティストがニューアルバムを発売すると知れば、当然心が弾むのは自然の成り行きであり、発売当日は電車に乗って、ありとあらゆる品モノがある花の都新宿にアルバムを買いに行ったのである。

 しかし、ロック雑誌では、 「次こそは大ヒットアルバムを!」みたいな書き方をしていたものである。

84年のデビューアルバムが全米チャート7位を記録し、最終的には300万枚ものセールをあげた。

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デビューアルバム

 セカンドアルバムも同じく全米7位を記録し日本国内のツアーでは17回もの公演がおこなわれ、アメリカではBON JOVIを前座にして200回近くもの公演をしたのである。

しかし、次作からは売り上げがダウン…そこで、今回のニューアルバムには、かなりの期待がかかっていたのである。

 昔、栄光を味わったバンドに対しては、その栄光をもう一度味わって欲しい、という期待の表れであったのはわかるが、なんだかんだいってもRATTはそれまで発表したアルバムはすべてプラチナアルバム(100万枚以上売ったアーティストに表彰される賞)を獲得したのであり、80年代に史上空前のハードロックブームがあったとはいえ、ゴールド(50万枚)やプラチナを獲得できたアーティストは一握りであり、そのことを勘案してかつ、今のハードロックブームの下火ぶりを見れば、贅沢な期待であったのがわかる。


以下のページを見て、そのアルバムの数々の良さを堪能いただきたい。
   ↓

<参考関連記事>
・『RATTは初めBON JOVIよりもビッグだった。 アルバム=「OUT OF THE CELLAR」』


・『RATTの栄光、BON JOVIの下積み時代 アルバム=「INVASION OF YOUR PRIVACY」』


・『BON JOVIの大逆転、RATTの成功 アルバム=「DANCING UNDERCOVER」』


・『RATTの絶頂期を象徴するアルバムはこれだ アルバム=「REACH FOR THE SKY」』
,



 しかし、私としても自分が好きなアーティストからファンが離れていくのは哀しい。

 デビューアルバム発表時は、幼少の少年だったため、RATTのことなど全く知らず、リアルタイムリーにその人気ぶりを体感できなかったので、またデビューアルバムのような大ヒットを記録して、それを体感したい!という希望があったのは確かである。

 期待を込めて新宿の某CDショップに買いに行った。

 しかし不思議だったのは、RATTのニューアルバムの告知のポスターが店内にないのである。

 前作のREACH FOR THE SKYの時は、店頭にポスターが貼られていたのに…。


ratsandpiece.jpg

さっそく、「R」で始まるコーナーにいってRATTの新譜を探す。

すると、なんとニューアルバムは2枚しか置いてない。

 前回は初回限定盤でTシャツ付きCDも発売されていて、私はすでにLPでそのアルバムをもっていたにも関わらずそれを買った。

 今回はそういった初回限定のグッズ付きCDなどもない。

 RATTの人気は落ちてしまったか…ちょっと残念な気持であった。



●”Shame Shame Shame
  ↓



http://www.youtube.com/watch?v=TfM4qwiarZU



 この曲がアルバムの最初を飾る曲である。

 初めのイントロ曲の長さも適当だし、緊張感を聴き手に高めさせざるを得ない演出がなかなかいい。

 ギターのスクラッチからイントロが始まり一気に曲に流れ込む。

 そしてスピーディな曲が展開される。

 いかにもRATTらしいナンバーだ!

 スピーディなナンバーこそが一番RATTの良さを引き出すと思うのは私だけでない多くのRATTファンの意見のはずだ!

 この曲を聴いて、発売前に雑誌で「今作こそRATTの最高傑作!」みたいなことを書かれていたのを思い出し、その言が偽りでなかったんだ…と思った。

 しかし、アルバム全部を聴くと、実際はそれほどこの曲に抗せる曲があるわけではなかった(苦笑)

 全体的にミディアムかスロー展開で、ロングトーンのリフの曲が多く、RATTらしさのある曲は前回よりは少なくなっている。

 スピーディな曲こそRATTの信条であるはずだが…。

riberrats.jpg


 しかし、この曲はいい曲である。

 自分の好きなバンドのベストアルバムは、発売されると胸が躍るものであるが、買って聴いてみると、選曲に不満があったりするのは日常茶飯の事である。

 そこで、私は自分独自でベストと思うRATTの曲を全アルバムから抜粋して編集してカセットテープに録音したものである。

 その際も、この”Shame Shame Shame”は入っている。

 当然ながらこの曲はリリース当時のライヴでもドたまに演奏された曲である。

 この曲がセカンドシングルになっている。


●”Lovin’ You’s A Dirty Job”
   


http://www.youtube.com/watch?v=X-YPD_TZ11s

ouraganairatt.jpg

このシングルのジャケット


この曲がファーストシングルになった曲である。

 聴いた時、コメントにつまったのである。

 これまでにないRATTの音楽性の曲、ミディアムテンポの曲、それなりに聴き耳をそばだてさせる品位はあるが大げさではない。

 でもそういった出来でも何回か聴いているうちに良さは見えてくる。

 この曲は、RATTの再結成後で一番演奏されたDETONATORからの曲である。

 そんな名曲でもないが、駄作でもない、それなりに味はある…コメントにつまるシングルである(苦笑)。


●”Givin’ Yourself Away”
   ↓



http://www.youtube.com/watch?v=iitVa-KimJ0


 この曲はシングルカットはされていないが、アルバムのPRとしてクリップが作られた。

 このバンド初のバラードとして前評判のあった曲であるが、聴いての通りこれは正式なバラードではない。

発売前に、「ついにRATTもバラードをする!」と雑誌に書いてあったので非常に期待して始めにアルバムを1枚通して聴いた。

しかし、あとで思い出して「あっ、そうだこのアルバムにはバラードが入っているんだよな。どれだっけ?」

などと思い、それを調べて聴きなおしたのである。

誰が聴いてもバラードと分からないからこういうことになってしまったのである。

それは、このバンドのシンガーであるスティーヴンパーシーのパーソナリティに起因するのではないだろうか?

iwanta.jpg
スティーヴンパーシー

 そういったバラードというものにハートをこめられない性分のために、そういう曲風にはならず、バラードとして作ってもバラードにはならない。

 彼初のバラードは、バンドが一時解散して違うバンドARCADEを結成した時に作ったアルバムに入っているのがそうだろう。

 しかし、そのバラードも男と女の恋愛感情をうたった本当のバラードではないが、 ”Givin’ Yourself Away”よりはバラードらしい。

そのバラードについては以下のページを見て確認してほしい。
   ↓
⇒『スティーヴンパーシーとフレッドコーリーのバンド=ARCADE』


90年9月に新譜が出て91年2月に来日公演をした。

 その時まだゴールドしか達成していないことを某雑誌で知ったがまだそのままだ…「まさかRATT史上初のプラチナに達しないアルバムになってしまうんじゃないか…」

 そんな心配をしたものだが、その嫌な予感は的中してしまった。

 最終的に、初のゴールドディスクにしか達成しないアルバムになってしまった。

 しかし、91年の暮れごろに発売されたRATT初のベストアルバムRATT N’ ROLL 8191』(下の写真)もゴールドにまでいったのである。

ratt n roll 8191


普通は、ベストアルバムよりもニューアルバムのほうが話題を呼び、売れるのが通常である。

しかし、ベストアルバムがこれだけ売れたということは、RATTの人気は根強いのがわかった。

しかし、このベストアルバムの選曲を見ると、疑問が湧いたものである。

 一番売れた『OUT OF THE CELLAR』から4曲が選曲されたにもかかわらず、一番売れていないDETONATORからはなんと5曲も選曲されているのである。

 これはウォーレンの意図が絡んでいたと思うが、やはり彼がニューアルバム制作のイニシアティブを握っていたことで、アルバムとバンド全体が良くない方向へ進んでいたのだ。

周知のように、RATT92年に一度解散する。

その時のインタビューで、ウォーレンが言うに、DETONATORが一番気にいっているアルバムだよ!」と言っていたのを思い出す。

 いや、それだけでなくその方向を支持した他のバンドメンバーにも問題があった。

 RATTはギザギザと刻み込むギターリフにスピーディな曲風が、その魅力の第一であるはずだ。

 先の”Shame Shame Shame”のように。

しかし、このアルバムからは、その”Shame Shame Shame”のほか、スピーディな曲は他に、 ”Scratch That Itch””Top Secret”といった曲しかない。

 のみならず、全体的にブルージーな曲風のモノが増えてRATTらしさが少なくなっている。

 BON JOVI風の“One Step Away”などもこれまでにない魅力を有していて面白いが、意図的に曲風を変えたメリットがアルバム全体的にあるかといえばそんなことはあまりない。

このアルバムでイニシアティブを握ったのはウォーレンデマルティーニである。

GRP_0071.jpg
ウォーレンデマルティーニ


彼は当時27歳…この若さにしてブルーズにのめりこみ、それをバンドに導入しようとした。

その方向性をバンドのメンバーは支持したのだ。

しかし、1人だけ反対していたのが今は亡きロビンクロスビーである。

ロビンクロスビー
ロビンクロスビー

 

 あくまでもRATTらしさの維持を彼は固執したかったが、他のメンバーはウォーレンを支持した。

 そのせいでRATTがかつての魅力を失ってしまったのは明白であった。

 その理由で、ロビンは作曲のクレジットにほとんど入ってない。

 彼の作った曲のほとんどが却下されたからである。

 のみならず、それが理由で彼はバンド結成以来初、ギターソロを弾いていないアルバムになってしまったのである。

(『LOUD PARK 10』にRATTが参戦する際に、METALLION』誌RATTの全アルバムの詳細がレビューされていて、そこにはDETONATORでロビンはレコーディングには参加していない、と書いてあったが、90年当時のBURRN!』誌では参加していると書いてある。どちらが本当かは私にはわからない…。)

 バンド内でそんなないがしろにされた状態で、かつ音楽も自分が理想とする状態からかけ離れてしまっていては、当然いてもたってもいられなくなる。

91年の来日公演後、ロビンクロスビーはバンドから脱退してしまう。


 前回の来日公演では、56000人収容の東京ドームで、88年の12月31日と89年1月1日の2日間にわたったファイナルカウントダウンでBON JOVIの前のセカンドビルを務めた直後にもかかわらず日本武道館で単独公演をした。

そんなすごい勢いを有していたのである。

 しかし、今回では東京公演は中級ホールで数回だけ…全公演を足しても日本武道館1回分にもならない。

 私が行った中野サンプラザ公演では、あちこちに空席があったのがよくわかった。


 89年に日本武道館に来ていた人たちはどこにいったの?

 どこにもいってない、ただ今回のコンサート会場に来ていないだけだ(笑)

 それは、毎回アルバムごとに来日公演をおこなっていれば当然需要逓減の法則が働き、動員数は減るのが当然である。

しかし、いろんな音楽雑誌で「これこそはデビュー時のRATT N’ ROLLの再来!」みたいな書き方をされていたにも関わらず、ヒットにはならずコンサートへの動員数も減りこのありさま。

 本当にいいアルバムであるならば、もっと売れて再び日本武道館でできたはずである。

 DETONATORとは日本語に訳すと「起爆剤」という意になる。

 再びデビュー時のようなヒットになることを期待してこのようなアルバム名にしたのだが、その通りには残念ながらそうはならなかった。

 このころのメンバーのショットを見るとやはりオーラが落ちている。

 88年のショットを見るとオーラが溢れているのに…(笑)。

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   RATT 91

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   RATT 88

 やはりこのころは売り上げでかつてのころのようにはなっていなかったのが災いしているとしか思えない。

 それのみならず、メンバー間でも上手く人間性がかみ合っていなかったのは、当時の音楽雑誌をみても明白だ。

 90年イギリスからDETONATORのワールドツアーはスタートした。

 そのリポートを某雑誌で読んだが、その雑誌では「来年のMONSTERS OF ROCKRATTが参戦するかも。」ということが書かれていて、そこを読んだ私は「おっ!」と心弾んだ。

 そうなれば、イギリスMONSTERS OF ROCKに参戦するのは85年以来6年ぶりで、85年よりも円熟味がかかったRATTを大舞台で観れると心躍るのはファンとして当然のことだからだ。

monstersofrock1985.jpg
MONSTERS OF ROCK 85』

 だが実際はそうならず、アルバムの売り上げも芳しくなく、単独ではチケットがあまり売れないため、仕方なく前座にL.A GUNSをつけることになった。

そのことに、L.A GUNSトレーシーガンズは皮肉っていたのを覚えている。

 トレーシーガンズは、当時のRATTをみて、「バンドのメンバーもうまくいっていない」ということをインタビューで応えていた。
toracyrozu.jpg
トレーシーガンズ

 私はバンドのマネージャーでもないし、どううまくいってなかったのかはわかりかねるが、やはりこうった人間関係の倦怠期はあるもので、それを乗り越えてバンド内の関係を上手く改善していく時期にさしかかっていたのである。

 バンドに新しい音楽性を導入してあまりうまくいかず、バンド内も険悪な雰囲気…どうもうまくいかないものである、皮肉なものである。


shameshame.jpg

  ↑
当時コンサート会場で売られていたTシャツ


 この新作には期待はかけていたがそれほどの売り上げにはならなかった。

 しかし、これまでにない試みをして装飾が増えたことによってRATTの新たな面を垣間見ることが出来たと思っている。

 “Hard Time”“All Or Nothing”といった曲は駄曲だが、先の”Shame Shame Shame”のほか”Scratch That Itch””Top Secret”といったスピーディな曲はまさにRATTらしい佳曲である。

 “One Step Away”ジョンボンジョヴィがバックコーラスで参加した”Heads I Win,Tails You Lose”といった曲風もこれまでになく面白い。

jovibon.jpg
ジョンボンジョヴィ

 唯一ロビンが中心に手掛けた曲である”Can’t Wait On Love”という曲も“I Want A Woman”ほどではないが輝きがある。



●”Can’t Wait On Love
  ↓



http://www.youtube.com/watch?v=C0Fo_ctUF8E


 それまでのようなプラチナを獲得することは出来なかったが、つまびらかに見ていくとそれなりにいい曲が多いことがわかるし、それなりにハードロックバンドとしての信条であるヘヴィさは維持されている。

pikuchaareko.jpg


アルバムのピクチャーレコード


 しかし、92年にこのバンドが一度解散して、97年に復活するがその時や、99年に出したアルバムは、正直とても聴けない代物である(笑)。

 RATTを信奉する私ですらも、この2作については述べることすらもできない。

 機会があればこの場で述べることになるかもしれないが、おそらくしないだろうと思う。

 他のバンドに他にいいアルバムはいくらでもあるからそちらを述べていくことになるだろうからだ。

 その2作に比べれば、全然聴ける良好なアルバムである。

 このアルバムは酷評に近い言われ方をしていることもあるが、そんなことはない。

 全盛期に比べればそれほど勢いはないが、かなりの回数聴いたアルバムである。

 そのことは明記しておきたい。


RATT 来日公演日程 91
2月7日 大宮ソニックシティ
2月8日 渋谷公会堂
2月11日 横浜文化体育館
2月12日 中野サンプラザホール
2月13日 東京簡易保険ホール
2月14日 東京簡易保険ホール
2月16日 大阪フェスティバルホール


(当時のおもなセットリスト)
1. Intro To Shame※
2. Shame Shame Shame※
3. You’re In Love
4. Scratch That Itch※
5. Wanted Man
6. Slip Of The Lip
7. Back For More
8. Heads I Win,Tails You Lose※
9. Hard Time※
10. Givin’ Yourself Away※
11. The Morning After
12. Lovin’ You’s A Dirty Job※
13. You Think You’re Tough
14. You’re In Trouble

(ENCORE)
1. Lay It Down
2. Top Secret※

※= DETONATOR収録の曲


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