HR/HM温故知故
かつて一世を風靡したHR/HMについて、私の個人的な思いいれ、独自な見方、ニッチな情報、そして映像を提示していきます
全米4位、全英12位になったNICKELBACKの『NO FIXED ADDRESS』はこれ!
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No_Fixed.jpg

 またもNICKELBACKが来日公演をしてくれる運びになった!

 2012年日本武道館公演から早くも2年が経とうとしている。

あれから、またも良好なアルバムを発表してからの来日公演である。

来日公演の日程は以下である!

5月30日 東京体育館
6月2日  ZEPP NAMBA


チケット
はコチラから!
  ↓
チケットぴあ



 しかし、ハードロックはもちろん、大きくロックというカテゴリーに属すバンドで彼らほど、傑作なアルバムを出し続けているバンドを私は知らない。
nikkou.jpg


 昨年に発表されたNO FIXED ADDRESSは、全米4位、全英12位にまでいった。

 その実績から見ても、どれだけこのアルバムが多くの人から支持されているかがわかるだろう。

 私にしても、このアルバムは愛聴盤になっている。

 以下、このアルバムの内容を垣間見ていくことにしよう。



●”Millions Miles An Hour
     ↓



https://youtu.be/Y4C8vdYtGSA

 咆哮するようなチャドの声、ヘヴィさ、リフの躍動感…いずれも健在なりで嬉しい限りである。

 私は、25歳を過ぎたらAORなどの音楽をメインに聴くようになるのかと思っていたが、それをとっくに過ぎても、いまだ体がへヴィネスを求めている。

 ゆえに、このような昔からのヘヴィさを維持している音楽をしているバンドのマテリアルを聴くと非常に嬉しくなるのである。

 この私のヘヴィ志向はいつまで続くのだろうか…JUDAS PRIESTが60歳を過ぎても、今だあのへヴィネスを維持しているところをみると、私もあの年齢まで続くのではないだろうかと思えてくる。

 英米ともに、ものすごい人気を誇るNICKELBACKだが、ここ日本ではその英米ほどの人気を誇っていないのが現状である。

 その原因を探ってみるに、やはりチャドのアクの強い声にあるのだろうか?

sumithtyado.jpg


 そんな気がしてならない。

 いい音楽を体現していて、アメリカでも売れたにもかかわらず、日本ではそんなに売れなかったHARDLINEを思い出す。

 このバンドは、非常に煌めく音楽を体現していたが、ヴォーカリストのジョニージョエリのアクの強い声が、それほどの人気を博せなかった理由になっていたようである。

 でも、23年経った、そのHARDLINEのアルバムは今も日本で入手可能であるが…。

 アクが強いとはいっても、私には充分許容範囲であるのみか、今もずっとこのバンドのファンであるし、チャドのファンである。


●”What Are You Waiting For
    ↓



https://youtu.be/U7cTPIayXb4

 賛否の分かれそうな曲の始まり方だ、始めのオルガンの音が。

 こういうオルガンの音は、ヘヴィミュージックには馴染まないだろうと思いきやそうではないようだ。

 聴き進めると、NICKELBACKの音楽と見事に調和させてしまうから見事である。



●”She Keeps Me Up
  ↓



https://youtu.be/IfB_K4RGtDo


 これまた、賛否の分かれそうな曲だが、曲が進むごとに、そんなことを考えていたことを忘れて聴き惚れてしまうのである。

 ヒップホップみたいな感じだが、そんな軟派なイメージではない。

 ヘヴィで芯の強い音につい引き込まれてしまうのである。

 彼らは人格も音楽もかなり硬派であることがわかる。

riojanee.jpg


 しかし、この曲にしろ先の”What Are You Waiting For”にしろ、このバンドの音楽の多様性には驚かされる。

 いろんな音楽がごちゃまぜになっている混合物ではない。

 化合物である。

 見事にNICKELBACKの音楽と調和しているのである。

 のみならず、いろんな曲を佳曲に仕立て上げるその能力には脱帽である。


●“Hammer’s Coming Down”
  ↓



https://youtu.be/92pkn8kX_3I

 前作のHERE & NOW収録の”Lullaby”に通じる叙情性と翡翠のような煌めきを兼ね備えた名バラードであることに気が付く。

 迫真の威力のあるSEをまじえる音作りのプロデュースも素晴らしい。

 アルバムを通して、全体的に起伏あるアルバムは印象に残りやすく、何回も聴きたくなるものである。

 その姿勢を、このバンドはここ10年以上維持している。

 それが、このバンドの人気の秘密としか思えない。

 激しいときは激しく、エモーショナルな場面ではとことんエモーショナルに創られた音楽は、聴き手を離さないものである。

その際に、必要なのはやはりヘヴィさではないだろうか?

事はヘヴィメタルであろうが、ハードロックでも事情は一緒だろう。

このバンドのファンは大抵BON JOVIを聴いているだろう。

bonrio.jpg


そのBON JOVIは、ここ20年以上へヴィネスを失ってしまっている。

アルバムを聴いても、1回か2かいくらい聴いて終わる…などというパターンが私の場合続いてしまっている。

なにも、高い理想をこのバンドに課しているつもりはない。

 80年代後半に出してくれたアルバムのようなヘヴィなアルバムを出してくれればいいのだが、彼らはそれをほとんど失ってしまっている。

 だが、ことNICKELBACKに関しては、メンバーが全員40代になっても、いまだにへヴィさと良好なメロを維持している。

奇しくもこの両者、2013年ROCK IN RIOで共演している。

locking.jpg


 BON JOVIがヘッドライナーで、NICKELBACKはセカンドビルである。

 そのNICKELBACKの映像はブートレッグで買って鑑賞して悦に浸っているが、BON JOVIのはまだに買っていない…私がハードロックに入ったきっかけを作ってくれたのはほかならぬBON JOVIなのに…。



●”Edge Of Revolution
  ↓



https://youtu.be/IYnuSsM7tRw


 これまた力強いナンバーで、聴いた後々まで印象に残る。

 オルタナティブロックという形容をされることがあるNICKELBACKであるが、MARILYN MANSONに通じるインダストリアルな音やリフも取り入れて、それでいてNICKELBACKの素の音楽と見事に融合させ、調和させているから不思議である。

 呼号とドラムと手拍子だけの区間が曲の中間にある。

 その様は、WHITESNAKE”Slow An’ Easy”のようだが、ヘヴィさや力強さはコチラのほうが上である。

nikkobach.jpg


 この曲は、来る来日公演でも当然なされるだろうが、ものすごい盛り上がりを見せることになることは間違いないだろう!

 その時空間が早く来ないかと、待ちわびてしまうのである。

 その他、”Edge Of Revolution”の烈しさに叙情性を加えたような”Make Me Believe Again”や、持ち味の躍動感に加え、憩いのメロデイがある”Satellite”などいい曲が多い。

 このアルバムは、これまでのNICKELBACKの音楽とは違う要素が多く入っている。

 Got Me Runnin’ Aroundなどは、その最たるものだろう。

 これまでと違う要素があると、つい拒絶反応が心理的に出てしまうものだが、ついつい惹きこまれてしまい、いつしか「佳曲」というインプットに変わってしまうのである。

 どんなアーティストでも、どんなアルバムでも、駄曲はつきものだが、そういった曲さえも、品位あるモノが曲の中にちりばめられているので、そういう曲でなくなってしまうのである。

 そんなアルバムであるといえる。


 このアルバムはコチラ!
  ↓



No Fixed Address


besutosyot.jpg


NICKELBACKのベストアルバム!
  ↓
Vol. 1-Best of


NICKELBACK 2015 来日公演日程
5月30日 東京体育館
6月2日  ZEPP NAMBA


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J-POP コーナー

この曲は、知らない人でも1回聴いただけで、すぐに好きになるバラードですね!

すぐにその美旋律と感情移入できる歌詞とに虜になってしまう…そんな気がします。

~訳もなく哀しくて…柔らかなまなざしに少し甘えたい…~

こういった感情は男性にはあまり理解できないかもしれませんが、女の子ならよくわかります。

誰ともつながっていないと無性に哀しくなる…そんな感情はデリケートな感情を持つ女性ならば、誰でも抱きます。

そういった女性の感情を素直に理解できる…シンガ―の森友嵐士さんはこういった特性があるから、このバンドには女性ファンが全体の半数以上なのでしょう。

GRP_0029
  森友嵐士


この曲を聴くたびに、このバンドのファンでよかったなあ、このバンドに出会えてよかったなあと思います。

これは10年以上も前の曲ですが、心の繊細な人なら誰でも(女性でも男性でも)感動しますよ!

ベストアルバムはもちろん、バラードベストにも抜擢されたこの名曲!

●シングルはこちらで!
  ↓


LOVE


●この曲と
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JUDAS PRIEST史上最高のアルバム『PAINKILLER』をとくと堪能あれ!
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鎮痛剤

 このバンドを知ったのは、88年の事である。

 いまはなき『ミュージックライフ』誌において、デビューから2年目のCINDERELLAを前座に従えての全米ツアーの模様が載っていたのである。

シンデレラ


 まだ20代のCINDERELLAのメンバーに対して、JUDAS PRIESTのメンバーは結構俊いっている。

 30代半ばは超えている。

 しかし歳だけでなく、威厳が感じれた。

 ヴォーカリストの人はサイボーグのような観がある。

ファイル0159


 当時CINDERELLA全米で300万枚以上もアルバムを売っていたということを前もって知っていた私だが、「じゃメインのJUDAS PRIESTは?」ということを気に掛けたが、それらしきことは書いてない。

 おそらくCINDERELLA以上は売れていないだろうことは予想できたし、のちのインターネットで調べるも、当時のCINDERELLAよりは売れていないことはわかった。

 でも、年期を重ねたバンドが、当時の新譜の売り上げで負けていたバンドを前座にすることが往々にしていあることは普通にあるのである。

 そして違う号で、 「ツインギターのいいアルバム」という特集があって、そこにはNIGHT RANGERの『DAWN PATROL』、TESLAの『MECHANICAL RESONANCE』、SCORPIONSの『BLACKOUT』そしてJUDAS PRIESTDEFENDER OF THE FAITHが取り上げられていたのである。

それに興味の湧いた私は、中古盤屋でこのDEFENDER OF THE FAITHをレコードで買って聴いたのである。

 聴いてみてそれほどの衝撃は受けなかったが、あまりに重厚なサウンド、圧倒されるほどのメタル魂、スケールの大きい音楽、レベルの高い作曲能力と演奏力には炯眼しないわけにはいかなかった。

 気になるバンドとして、脳内にインプットされていくことになるのである。

 それから2年が経った90年の暮れに、JUDAS PRIESTの新譜であるPAINKILLER発売の告知をいろんな音楽雑誌で目にすることになる。

 発売前から、ちょっと大きなマグマのようなうねりを感じていたのは私だけではないはずである。

 当時の私は、このバンドについてはそれほどの知識はなかったが、とにかくメタル界においては大御所なのであることは散々聞いていたからである。

 しかも、発売前にあたり、BURRN!』誌において、「今月のピックアップアルバム」においてとりあげられていて、評者のどれもが90点以上あげていたのである。

 そうなれば、欲しい気がおこらないはずはなかった。

 以下、内容をみていこう!


●”Painkiller
  ↓



https://youtu.be/nM__lPTWThU


 この曲こそが、このアルバムはもちろん今もこのバンドを代表する曲になっているのは間違いないし、発売から今もこの曲は演奏されている。

 その際には観客はみな歓喜で迎えるのである。

 電光石火のドラミングで幕をあけ、スラッシーに曲が展開されるその様には圧倒されるほかない。

 デビューから16年目にあたる今作において、ベテランとしての貫録ある味のあるプレイの息吹がそこかしこに散見される。

 このアルバムの評において、よく「スラッシュメタルの影響をふんだんに取り入れた」ということを言われるが、確かにそういう影響を感じることはできる。

 しかし、大幅にスラッシュメタル化したわけではなく、その要素をJUDAS PRIESTの音楽に加味した程度である。

 この曲の速さ、サビの部分のギターリフや、このアルバム収録の”Leather Rebel”のリフなどにスラッシュメタルの影響はみれるが、完全に様変わりしたわけではない。

 このアルバムから、元RACER Xスコットトラビスがドラマーとして加入した。

scotman.jpg
 スコットトラビス

 彼は、幼少のころから「JUDAS PRIESTに入ることが夢だった」という。

 それが現実になったのだ!

 ものすごいことである。

 彼以外に2人のドラマーが最終選考に残り、最後は彼に決定したようである。

 歴史あるJUDAS PRIESTに抜擢されただけあって実力のほどは、この曲をきいただけでわかる。

 この時、スコットトラビス29歳!

 とてもそんな年齢には思えない貫禄のドラミングを聴かせてくれている。

 ただ流石のJUDAS PRIESTであるからして、その元メンバーのデイヴホーランドの腕もものすごいものである。

 そのすごさは、このアルバムの前のRAM IT DOWNを聴けば、わかる。

 その腕とスコットの腕…どちらが上かと言われても答えに窮するのが実情である。

 それは聴いた人の意見に任せるほかない。

 そのRACER Xの音楽については、このアルバム以後に知ることになる。


●”Night Crawler
  ↓



https://youtu.be/pMkqQoL1jkQ



 この曲のように、ドラマティックな展開を見せることが出来る曲を作れるというのはバンドにとって大きな強みであろう。

 スラッシュメタルバンドにありがちな、速い曲ばかりなためにアルバムを聴いていて興奮はするも、聴きおえたら印象が薄くなって、また再度聴きたいと思えなくなってしまう、ということは往々にしてあることである。

 このように緊張感が張る曲は誰しも印象に残りやすいし、アルバムにそういった起伏があった方が、消費者も満足だろう。

 ただドラマティックだけでいいわけはない。

 曲展開がされるときに、音の按配を細心の注意で采配しなくてはいけない。

 その際の、ドラムやギターの音は素晴らしいと思う。

 とくにドラムは。

 この曲や、このアルバム収録の””Between The Hammer & The Anvil”は、ドラマティックかつスリリングで満足である!


●”Touch Of Evil
  ↓



https://youtu.be/PW-6FKFnHx8


 この曲が、タイトルトラックの”Painkiller”とともに、このアルバムからビデオ制作された曲である。

 シングルカットはされていない。

 そして、発売から今になってもいまだにライヴでプレイされている曲である。

 しかし佳曲…いや最高のメタルアンセムである。

 ゆっくりとした展開になった時の冷たく冷厳な雰囲気になると、思わず戦慄を覚える。

 哀しく切ない泣きのメロディには思わず心奪われるのである。

 この戦慄ハードプレイには、ただただひれ伏すのみである。


●”Metal Meltdown
  ↓



https://youtu.be/AeQdaitt0oo


 先にスコットトラビスRACER Xにいたことを指摘したが、そこで聴ける音楽は非常にスピーディで聴いていて心地いいことこの上ない!

 このバンドには現MR.BIGポールギルバートも在籍していたが、MR.BIGからは想像できないほどのスラッシーな音楽である。

 イングヴェイマルムスティーン以上の速弾きを聞かせてくれるガチガチのメタルである。

 そこの音楽出身のせいか、スコットはそういった速い音楽にむいている気がしてならない。

 気になった人は、そのRACER XのCDを買って聴いた方がいいだろう。

 事はバンドがJUDAS PRIESTでも同じである。

 やはり、この曲のように速い曲のほうがスコットの本領が発揮されているのではないか。

 凍てつく感じのギターソロから一気に速い展開にいくところは凄まじいの一言に尽きる。

 鳥肌ものである!

 KKグレンの掛け合いソロも、速いながらも重厚さが出ていて申し分ない。

glen.jpg


 このアルバムは、速い曲、ドラマティックなミドルソングと多様さがあり、いずれも佳曲揃いの名アルバムである。

 傑出した作曲能力、演奏力、歌唱力どれも持ち合わせた稀有なバンドである。

 そんなバンドのこのような佳曲しかないアルバムであるにもかかわらず、全米26位にまで上昇したが、ゴールドディスク(50万枚)までしかアメリカでは売れなかった。

 これはこのバンドの12枚目のアルバムということもあり、それまでこのバンドのアルバムを買った人には需要の逓減がおこっていたからだと説明できるが、それにしても…という感はぬぐえない。

 こんないいアルバムが…。


 この年に、RATTDETONATORを発表したが、同じくゴールドディスクにしかいかなかった。

detonator.jpg
DETONATOR

 同じゴールドディスクでも、その意味が違う。

 RATT5枚目のアルバムでゴールドディスクである。

 RATTJUDAS PRIEST91年に来日公演をおこなったが、RATTは中級ホールで数回だが、JUDAS PRIEST15000人収容の代々木オリンピックプールでの公演も含んでいた。


91年
の来日公演日程は以下!

4月12日 大阪フェスティバルホール
4月13日 神奈川県民ホール
4月14日 東京NHKホール
4月15日 東京代々木オリンピックプール

 この売上げで、この規模の会場でできるということは、JUDAS PRIESTの場合、やはりアウト(=ファンを辞める人)がかなり少ないのである。

 今もそうである。

 2015年にも来日公演をおこなったが、日本武道館の公演も日程に入っていた。

 私は、この公演にいったが、満員の状態であった。

 最新アルバムが、大ヒットを記録したわけではないのにである。

 最新アルバムはゴールドにもいっていない。

 やはり、ファンの心をグッとつかんで離さない魅力がこのバンドにはあるのである。

 非常にアウトが少ない。

 まるで、化学調味料を入れないラーメン屋のようである。

 こういうのを「食べログ」などでは、「無化調」と表記されるが、その無化調のラーメン屋のラーメンは、派手なおいしさはないが、食べた後に気持ち悪くなったり、胃もたれがしたりしないし、素材の旨さが真に味わえるので、いつまでも食べ続けたい気がしてくるのである。

 カウンターパンチのようにじわりじわりと効いてきて、いつの間にかフリークになっていたりする。

 しかし、そういう店のラーメンは好き嫌いが分かれる。

 化学調味料に舌が慣れている人には物足りなく感じるらしい。

 そういう無化調の店に行くと並ばされることなくすんなりと入って食べることが出来る。

 しかし一度はまった人には替えられない味なので、いつまでもリピーターが来るのである。

 店がごった返すことはないが、永遠に営業し続けられるのである。

 それとJUDAS PRIESTは同じである。

 1枚のアルバムで、500万枚とか800万枚とかいうセールは全くない。

 METALLICAのブラックアルバムのように全米1500万枚、世界で2000万枚などというセールもMETAL GODと尊称されていても、ないのである。

ブラックアルバム
ブラックアルバム





 このバンドの最高のセールはSCREAMING FOR VENGEANCE全米200万枚である。

screaming.jpg
SCREAMING FOR VENGEANCE


それなのに、今もアリーナでし続けているのである。

 私はこのバンドの南米やヨーロッパ各地でのブートレッグを多数所有しているが、いずれも会場は1万人以上のアリーナでしかしていないのである。

reana.jpg


 しかもフェスとなれば決まってヘッドライナーである。

 ヘッドライナーでないときはセカンドビルと相場がきまっている。

 その日は、BLACK SABBATH、KISS、SLIPKNOTがヘッドライナーの時だけである。

 不思議と言えば実に不思議である。

 80年代に、200万枚以上のセールをあげたハードロックバンドで、今も1万人以上の会場でできているバンドがあるだろうか?

 ほとんど皆無に等しい。

 しかし、JUDAS PRIESTにはそれが出来ている。

 人はやはりアクの強いものにハマるたちなのである。

 ハードロックのヘヴィさではやはり物足りなくて、JUDAS PRIESTレベルのヘヴィさにハマったら、そこから抜け出すのは難しい。

 ハードロックのヘヴィさではハマり方がぬるいのである。

 80年代から90年代にかけて全米でマルチプラチナムを獲得したQUEENSRYCHEWHITESNAKEでさえも、いまやJUDAS PRIESTの前では前座扱いである。

jpqr.jpg


90年当時はそんな事態になるとは予想すらしていなかった。

wsjp.jpg



 90年に、同じ出身国であるWHITESNAKE75000人の観衆を集めたMONSTERS OF ROCKヘッドライナーをつとめたのにである。

mor 90
MONSTERS OF ROCK 90』

このバンドの最高記録は87年 『WHITESNAKE全米で1000万枚のセールをあげたにもかかわらずである。

白蛇の紋章
WHITESNAKE87』

 JUDAS PRIESTは先にも書いたように、『SCREAMING FOR VENGEANCE』の全米200万枚が最高である。

 なのに…別にJUDAS PRIESTを貶すわけではないのはお断りしておきたい(笑)。

 このアルバムこそは、このバンドの最高傑作と呼ぶにふさわしく、『BURRN!』90年度の人気投票において、


 グループ部門で、JUDAS PRIESTチャンピオン

 ヴォーカリスト部門で、ロブハルフォードチャンピオン

 TUNE部門で、”Painkiller”チャンピオン

 アルバム部門で、PAINKILLERチャンピオン

 ビデオクリップ部門で、”Painkiller”1位(当時はチャンピオン、1位、2位という順だった)

 ドラマー部門で、スコットトラビス2位に輝くのである。


 これくらいの活躍を見せた時は、このバンド史上1度もないのである。

 この時こそが、このバンドの最盛期と言っていいだろうと思う。


●そんなヘヴィメタル史上不思議なバンドの最高傑作アルバム(と私が思う)は以下からどうぞ!
  ↓
輸入盤



Painkiller


国内盤


ペインキラー

hiptobe.jpg


ベスト盤


Metal Works 1973 - 1993


関連記事
BRITISH STEEL
http://eurokennes.blog60.fc2.com/blog-entry-46.html


BRITISH STEEL完全再現
http://eurokennes.blog60.fc2.com/blog-entry-98.html


SCREAMING FOR VENGEANCEスペシャルエディション 
http://eurokennes.blog60.fc2.com/blog-entry-210.html


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J-POP コーナー

このバンドの曲のほとんどの作曲、作詞を手掛けるバンドのリーダーである森友嵐士さんの
優しさ、愛情深さが詞からわかりますね。

arasi


たとえ別れても、つきあった女性に対する思いをいつまでも心にとどめていく彼の深さには

歌詞を聴くたびにいつもジーンとしちゃいますね。

別れたらすぐに他の異性のところに心移ってしまう、恋多き者にはちょっと理解できない彼の魅力です。

この曲も、リリースとともにシングルチャート初登場ナンバーワンになったのです


●このシングルはコチラです。
  ↓


すれ違いの純情



この曲と、この曲の映像の入ったDVD付きベストアルバムがコチラ!
  ↓
 
LEGENDS (2CD+DVD) (DVD付)

この曲が収まったオリジナルアルバムがこれ!
  ↓
HEART OF STONE

 

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ザ・サークル~デラックス・エディション(DVD付)


 しかし、今回も異変が起きたのである。

 去年の3月にはすでにMANOWARDREAM THEATERがヘッドライナーとしてきまっていたが、初日のヘッドライナーであるMANOWARが、13年のKING DIAMONDと同様に機材が運べなくなり、キャンセルになったのである。

LOUD PARKの日には間に合わなかったが、単独公演は実現できるようになったので、初日のチケットをもっている人は、それをチケット売り場にもっていけば3000円という格安でその単独公演のチケットを買えるということにしたのだ。

 しかし、MANOWARにしろDREAM THEATERにしろ、LOUD PARK以外の単独公演も決定していたのに、それに関するリポートはBURRN!』でリポートされていないのである。

 あまりにHR/HMのバンドが多くなりすぎた弊と言えるだろう。

 これもまた、豊かさとの戦いと言えないだろうか?

 しかし、3月決定とは前代未聞の事態である。

 しかし、開催1か月前の9月にようやく全出場アーティストが決まったのである。

 これも前代未聞である。

 しかし、疑問だったのはMANOWARはそんなに人気あるのかな?ということである。

mamorarer.jpg

 最新の単独来日公演は、93年に来日公演が4日間開催されたがいずれもクラブでの公演である(笑)。

 こんなでは、LOUD PARKのヘッドライナーを務める威厳があるとは思えない。

 これは前年のKING DIAMONDにも言えたことである。

 これまで1度も来日公演をしたわけでもなく、日本でCDをものすごい売り上げたわけでもないのにヘッドライナーに据えられる…意味が分からなかった。

 それと同じくらいよくわけのわからない事態である。

 やはりヘッドライナーとしてふさわしいのは、セカンドビルに決定していたARCH ENEMYではないだろうか?

 CDの販売実績とファン層の厚さからして、出場アーティスト中随一であったのは間違いない。

 サードビルに決定していたDRAGONFORCEの人気の高ぶりも目覚ましい!

 12年に出場した時に、出場した全アーティスト中一番の盛り上がりを見せていたのは、ヘッダライナーに据えられたSLAYERでもなく、このDRAGONFORCEであったことは間違いない。

 そのことは、2階席から見て私の目で確認したので間違いはない。

 その盛り上がりと同様の盛り上がりを今回も見せていたのは、VOWOWでみて確認できた。

 12年DRAGONFORCEの模様は以下である。
  ↓



しかし、マイクヴェセーラに言わせるとMANOWARドイツでの人気は凄まじいものだそうである。

そんなインタビューで応えていたのを覚えている。

dwma.jpg


しかし、ドイツのみならずヨーロッパでの巨大フェスティバルでMANOWARヘッドライナーを務めているのである。

gom2nen.jpg  godsobu.jpg


 その実績が日本でも広まり、今回ヘッドライナーに据えられたのかな、という気はするが、一番最近(=93年)の日本公演のキャパとは非常に開きがあるのは事実だ。

 しかし、日本での実績では、ヘッドライナーとして出演しても大勢が帰ってしまったのではないかと思う…って、こんなこと書くとファンから怒られそうだからこれくらいにして止めようと思う(笑)。

 私が行ったのは2日目である。

 1日目のラインナップも興味深かったが、やはり2日目のラインナップのほうが私的には興味のあるバンドが多かったから、この日を選んだ。

 まず最初は、フィンランドARIONである。

arion.jpg
  ARION

 このバンドも9月の直前でエントリーが決まったバンドである。

 この年の、LOUD & METAL ATTACKにも参加しているのだという。

 そして、またこのLOUD PARKに参戦である。

 こんな待遇をしてくれれば、日本に好感情をもって当り前であろう。

 しかし、一見してわかるように非常に若い。

 デビューしたててである。

 その初心さが、雰囲気に出ている。

arienai.jpg


  同じ出身国であるSONATA ARCTICAのように朝のせせらぎのようなピンとした安らぎのメロをもっている。

 こういうメロを聴くことが出来るのはヨーロッパ出身のバンドだけである。

 英米のバンドではどうしてもできないのである。

 このバンドの音楽的な特徴としては、ベースが音楽を引っ張っていく曲が多いのである。

 大抵のバンドはギターがその役割を果たすのであるが、このバンドはベースがその役を果たすのである。

 非常に特徴的である。

 演奏されたのが6曲と少ないため、このバンドの評価をくだしにくいが、次のアルバムあたりでヒットの可能性はあるのではないだろうか?
 
 以下のLOUD PARKでも演奏した曲を聴く限り、新人とは思えないレベルの高い演奏力を誇っているのをみれば、期待大である。




 次はPERIPHERYである。

periphe.jpg
  PERIPHERY


 このバンドも最初は知らなかった。

 会場に来て初めて知ったバンドである。

 演奏を聴いて、気にいった。

 ホップステップしながら、時折嗚咽というか咆哮する場面がいくつかある。

 その歌声を聴くと、まさに全盛期のPANTERAを想起せざるを得なかったのである。

 まさにグラインドコアの要素が多大に含んでいるバンドである。

  咆哮は「怒」の部分を多大に感じさせるし、その咆哮時にまさに引きこまれる、魂を奪われる気がするのである。

 音楽性は非常に魅力的だし、楽曲の質も高い。

こんな早くでなくても、もっと後の出番でよかったのではないかと思われて仕方ない。





 次は、GLAMOUR OF THE KILLである。

glamour.jpg
GLAMOUR OF THE KILL

 このバンドは、金曜日のMASA伊藤ROCK CITYで知っていただけである。

 私が91年METALLICAをヘッドライナーとしておこなわれたFINAL COUNTDOWNにおいて参加したバンドの全アルバムは前もって購入して聴いて曲名をすべて覚えるという予習をして臨んだが、LOUD PARKのように12バンドも出るイベントではそれはできない。

 いやヘッドライナーのDREAM THEATERの最新アルバムですらも買わずに私は望んだのである。

 やはりCDやレコードを何百枚も所有してしまうと必然的にそうなってしまうのがアーティストに対して申し訳ないと思うのである…だが仕方ないのである。

 しかし話題を、GLAMOUR OF THE KILLに戻すと、このバンドは非常に端正なルックスをしたバンドであるし、芯の強いバンドとして認識していた。

 80年代に少年や少女であった人たちにとってあこがれを抱いていた西洋のカッコいい俳優のようなルックス、そんな感じであろうか?

 一発目の印象は良い!

 このバンドの演奏が始まって思ったのは、AVENGED SEVEN FOLDBULLET FOR MY VALENTINEに似た音楽性を有している、ということである。

  AVENGED SEVEN FOLD2014年DOWNLOAD FESTIVALにおいてついにヘッドライナーを務め、同年のSUMMER SONICにおいてもMEGADETHを差し置いてヘッドライナーになった。

daunroad.gif
DOWNLOAD FESTIVAL 2014』


 2006年の『SUMMER SONIC』ではトップバッターであったことを考えると非常な成長を遂げたといわざるを得ない。

 しかしデビュー当初から気がかりだったのは、くさめの歌メロディである。

それがあるがために、せっかくの他のメロディも好印象でなくなってしまうのである。


 たとえて言えば、いい味をした煮物に蕗を入れることによって、他の野菜の味を台無しにしてしまうようなものである。(私は蕗に関しては好印象を持っていないのである 笑)

 そういったくさめのメロディがないAVENGED SEVEN FOLDの音楽を体現したような感じだと感じたのである。

 しかし、AVENGED SEVEN FOLDの『SUMMER SONIC』の演奏をみると、そのくさめのメロディはかなり後退しているので興味は出てきている。

 GLAMOUR OF THE KILLは顔などの面だけでなく、さわやかさがある。

 タンクトップでない袖を切ったTシャツをメンバー全員が着ているし、そんな人種の心を歌詞にも音楽にも体現している。

 爽やかな声のロックに、バックでヘヴィでありかつ心地良いギターリフとドラムの音がコラボを見せるところを聴くと非常にいい気分になる!

次作が楽しみなバンドだ!





次は、日本が誇るヴィジュアル系バンドのthe Gazetteである。

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  the Gazette

 綴りがなぜ小文字から始まるのかわからないが…。

 このバンドもトップバッターのARIONと同じく9月の開催直前に出演が決まったのである。

 このイベントに参加するからには、英語で歌うジャパメタバンドなのかと思いきやそうにあらず。

 日本語を主体としたバンドである。

 このバンドが演奏している時に、興味がてら携帯電話でネット検索をすると、何と単独で日本武道館東京ドームでも公演している実績があるではないか!

 このイベント参加中、一番の実績があるにも関わらずこの順位…(笑)!

 しかし、それは仕方ないだろう。

 西洋のヘヴィメタルバンドが集うこのイベントなのだから、このバンド目当てにきたファンはおそらくかなりの少数派であっただろう。

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 知人に訊いたところ、このバンドとSIDなるバンドが日本で一番売れているヴィジュアル系バンドだということだ。

 このバンドは、2014年の夏に行われた『氣志團万博』にも参加した時の映像をWOWOWでみたが、コアなファンが来ていたのがすぐにわかった!

 予習というかこのバンドのファンと思しき人間が多くこのバンドのメロに合わせて特有のへドバンをかますのである!

 思わず戦慄を覚えたほどのファンの意気が感じれた。

そのへドバンをかます観客もLOUD PARKにもいたがかなりの少数派であった…しかしそれは仕方ない(笑)。

『氣志團万博』というイベント名からして、氣志團がメインであるが、このバンドのほうが人気を完全に凌駕しているのがわかった。

 売り上げ実績を考えれば、出番が早すぎる! 『氣志團万博』にしろLOUD PARKにしろ(笑)

 しかしその『氣志團万博』で見た時のこのバンドの印象はすこぶる良い!

 楽器の上手さや着実さに瞠目せざるを得ないのだ。

 このバンドは、いでたちは非常に軟派だが、心は非常に硬派だ。

 ヴォーカルは、いろんな声色を使いこなすラウンドプレイヤーだし、先の読めない曲展開に加えて、キャッチーなフレーズを創り出す天才的な作曲能力を垣間見た。

 しかもヘヴィさのレベルも質も『LOUD PARK』にきた人たちに全然アピールできる代物であることは確かである。






 次は非常に目を引くいでたちのバンドBELPHEGORである。

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BELPHEGOR

 オーストリア出身というのも珍しいが、ルックスも変わっている。

 それのみか、このバンドのデビューアルバムから6枚目のアルバムまでが、祖国オーストリアはもちろん、他のどの国でも全然ウケなかったにも関わらず、7枚目からは売れだし、最新アルバムが一番売れているという現今のバンドのパターンでは非常に珍しい。

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最新アルバム

 最初のほうのアルバムが売れて徐々に売れなくなっていき、最新アルバムが一番売れていないのが普通なのに、このバンドは全くの逆である。

 ヴォーカルは変声機を使い、まるでパルテノン神殿に棲む神のような声を出している。

 それを含むこのバンドの音楽は先日放映されていたWOWOWでの音声とは全く違っていた。

 迫力が、別物としか感じれないほどの違いがあったのである。

そこで感じれたのは、まさに「悪魔の使徒」といった感じのもので、BLACK SABBATHの数段上をいくおどろおどろしさを醸し出していた。

「エクストリーム.テラー.ホラーミュージック」とでも表現したらいいのだろうだろうか?

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 聴いていると、そのくらいの怖さが襲ってくるのである。

 漫然とすぎていくような起伏のなさはこのバンドは全くない。

 それどころか、非常に聴き耳をそばだてるアレンジも巧みである。

 しかし、こういう音楽はたまに怖いもの見たさで鑑賞するのはいいが、メインの趣味にはしない方がいいのではないか?

 でなければこの音楽に棲む悪霊に憑りつかれてしまう…そんな感じがするのである(笑)!





 次は英国が誇るTHUNDERだ!

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  THUNDER

LOUD PARKというイベントの名からして、参加するバンドとしてもっとも似つかわしくないバンドであるが、観衆は登場前から騒いでいる。

喜んで迎え入れている!

 私はこのバンドのデビュー当初は、全然このバンドを知らなかったが、91年の大晦日METALLICAをメインにした東京ドームでのFINAL COUNTDOWNへの参加をきっかけに関心が高まったのである。

 その高まりの中で『BURRN!』のバックナンバーを棚からだしてWHITESNAKEがメインアクトになったMONSTERS OF ROCK 90’に参加した記事を読んだ。

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MONSTERS OF ROCK 90’』

 するとそこにはEMI(当時THUNDERが属していたレコード会社)が売り方を間違えなければ、このバンドはいつでもWHITESNAKEのかわりをつとめれるだろう。」などと書いてあった。

 WHITESNAKEの大ファンである私としては、「失礼な…!」と思ったが(笑)、それくらいに期待をこのバンドは背負っていたのである。

 しかし、どうだろうか。

 このバンドが実際にその後、WHITESNAKE以上の成功と呼べるものを手にしただろうか?

 NOである。

 WHITESNAKEはデビューから9年後に、それまでのブリティッシュハードロックという古い殻をすてて、ヘヴィに、しかもゴージャスに、キャッチーなメロを満載したアルバムを発表して、それが全世界でヒットしたのである。

しかし、ことTHUNDERに関しては、そういった試みは一切せずに、旧態依然とした音楽性を維持したために、そんな成功を収めることが出来なかった。

 のみならず、原点回帰などといって自分たちの影響を受けた古いブルーズ路線の音楽を制作したり、90年代半ばには当時流行っていた暗い音楽を取り入れたりといったことが実を結ばず結局世界的な大ヒットをすることが出来なかったのである。

 それから2度の解散をすることになる。

 そして2度目の復帰後に、JOURNEY,WHITESNAKE,THUNDERというメンツでツアーをすることになる。

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 WHITESNAKEのかわりは務まらなかったのである(笑)。

 まあ、音楽というものは、自分たちがやりたい音や歌詞を表に出すべきであって、ことさらヒットを飛ばすことだけではないのである。

 それで幸せであればこちらがとやかく言うべき性質のものではないだろう。

 世界共通の言語である英語で歌っている、というだけで世界中から印税は入っているはずで、生活にも全く支障はないはずだ。

 しかし、これからこのバンドがヒットを飛ばすことはできるのだろうか?

 ロックというものは、やはり若者というイメージがある。

 しかし、ヴォーカルのダニーボウズは齢50をちょっとすぎたくらいであるが、髪がもう白髪だけになってしまった。

 この状態では、もう…これから先は言いたくない。

 このバンドの当初はみんな長髪でカッコいいルックスをしていて、いかにもハードロックバンドという感じであった。

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 しかし白髪では…。

 しかも、デビュー当初のコスもかなぐり捨ててメンバー全員が、柄色のワイシャツにジーパンというもっともメタルらしくないいでたちである。

 このコスのバンドがLOUD PARKに…こんな感じである。

 私事であるが、ダニーは先日肺がんで亡くなった私の叔父に似ているのである。

 それはデビュー当初から思ってた。


 その叔父が抗がん剤投与で、髪が全部白くなってしまったその姿は、今全部白髪になってしまったダニーの姿と一致するのである。

 顔も白髪も叔父とそっくり!

 そんな感情と共にTHUNDERをみたのである。

 良くないことを書き連ねてしまったが、何もこのバンドはネガティブなことばかりではないのである。

 このバンドのファーストとセカンドアルバムはとてつもなく素晴らしいのである。

 セカンドについてはリポートしていないが、ファーストとMONSTERS OF ROCK 90’に参加した時のことは以下に書いたので参照していただきたい!
   ↓
<関連参考記事>
⇒THUNDERの最高級のデビューアルバムはこれだ!


⇒THUNDERのドニントンライヴ 90’


 このバンドはやはりファーストとセカンド…この意見に一致する人は多いだろう。

 このバンド最大のロックアンセムである”Dirty Love”がショはなに演奏してくれたのはこの上ない喜びですらあった。

 そしてこのイベントに参加しているバンドに打ち負けないヘヴィなリフを表に出してくれた”Higher Ground”もまた感激であった。

 このバンドの行方を見守っていきたい。




 次はTHE HAUNTED、RIOT、DEATH ANGELの順でフェスが進んだ。

 しかし、いずれも観ていて興味を引くことはなかったのである。

 こんなことを書くとこれらのバンドのファンには反感を買うだろうが、私にとって事実であるから仕方ないし、このバンドは素晴らしかった!

 などと書いても嘘とばれるので正直に書いた方がいいのである。

 THE HAUNTEDはヘヴィで疾走感があるが、ワンパターンでどんどん曲が進んでいくだけで、印象的なメロなどなかった。
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 THE HAUNTED

 続くRIOTはこのバンドを知った90年から知っていたが、中古盤屋でこのバンドのCDを買うもあまり興味をもてず、TENというイギリスのバンドのライヴにいったときにBGMでRIOT”Angel Eyes”という曲がかかっていて非常にカッコいいと思ったので買って聴くも、いいと思ったのはその”Angel Eyes”だけだった。

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  RIOT

 その”Angel Eyes”も今回演奏されたが、それ以外は特に…という感じであった。


 続くDEATH ANGEL80年代から活動してきたバンドである。

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  DEATH ANGEL

 メンバーがみんな10代のころにデビューして、それなりにキャリアは積んでいるはずであるが、特筆すべきメロもリフもなかったのが私の感想である。

 2014年初めKAWASAKI ROCK CITYにヘッドライナーとして出場したY & Tにしろ、ハードロック全盛期の80年においても、50万枚以上のセールをあげれなかったバンドの共通点は、やはり人の興味を喚起するメロに欠けているということがあげれると思うのである。

 事はRIOT,DEATH ANGELにも言えるだろう。

 非常に偉そうだし、これ以上書くとファンにどなられそうだからやめるが(笑)、やはりもっと作曲能力をあげてほしいと思ったのである。

 次の出演で異変が起きた。

 当初、セカンドビルはWITHIN TEMPTATIONだと報じられたが、急遽セカンドビルはKREATORになったのである。

何故?

と誰しも思うだろう。

 これまで着実にアルバムをだしつづけ、日本での地位も固めたWITHIN TEMPTATIONこそがセカンドビルとして相応しいと思うのが普通である。

 しかも前作のTHE UNFORGIVINGアルバムが、アメリカのビルボード14位に入る健闘をみせたほか、世界10か国以上で10位以内に入る快挙を見せたのである。

 日本でも36位にノミネートした。

 この偉業を成し遂げれば、当然セカンドビルとしてしかるべしと思うが実際は…。

 ドイツKREATORに決まってしまった。

 かたやKREATORはネット等で調べるもそんな実績はまるでない!(笑)

1000人収容クラブチッタでおこなわれるTHRASH DOMINATIONにおいても早い順での出演であった。

それが10000人以上来客LOUD PARKにおいてセカンドビルとは…何かがおかしい!(笑)

 これ以上書くとファンに怒られそうだからやめにするが、しかし不可解である。


 さてWITHIN TEMPTATIONの話しをしよう。

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 このバンドは、周知のように女性シンガーをフィーチャーしたシンフォニックな音を前面に出したメタルバンドである。

 この同じ音楽性のアーティストとしては、LACUNA COIL,NIGHTWISH、AMARANTHE,EVANESCENCEなどがあげれるだろう。

 いずれもが、女性シンガーを擁するという共通点があるのが面白い!

 そして、EVANESCENCE以外のバンドのいずれもがヨーロッパ出身のバンドであるにもかかわらず、難攻不落と言われたアメリカのチャートを着実にランクインしている、ということである。

 SCORPIONSEUROPE以外は絶対にアメリカのチャートをのぼることなどできない、と思っていた矢先にフィンランドHIMがそれを成し遂げ、フィンランド史上初のアメリカでのゴールドディスクを獲得するのである。

 難攻不落の城に1つ穴が開けば、そこを攻めることによって、城が落ちていくように、ヨーロッパ出身のバンドがせめていき、チャートを席巻した!

 このWITHIN TEMPTATIONもその成功劇の1つにあずかることが出来たのである。

 そういった成功劇がKREATORには無いにも関わらず…もうやめにしよう(笑)。

 そんなことをLOUD PARKから帰ってきて調べるうちに興味深々となったのである。

 さて音楽性であるが、80年代にハードロックを好きになった人にはアピールするのは少し難しいかもしれない。

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 しかし、ハードロックであろうがヘヴィメタルであろうが、信条はヘヴィさにあるはずである。

 バックのシンフォニックなキーボードやSEの音に合わせて、ヘヴィなギター音が奏でられていく。

 その様相は、爽涼、ドラマティックというプラスの言葉以外浮かばなかった。


 こういう特定の層にしかウケないよ、と言われていた音楽がこのように世界中でウケている。

 世の中が確実に地殻変動を起こしているのは間違いない。

 かつてJUDAS PRIESTがパンクブームのころでも、ハードロックブームのころにも、信条を曲げずに自分たちの音楽を踏襲し続けた。

 その結果、ファンを失することなく、現在のメタルゴッドの名をほしいままにしている。

 WITHIN TEMPTATION はじめLACUNA COIL,NIGHTWISHといったバンドも、自らの信念を曲げることなく、いい意味で自分の音楽に拘泥した。

 その結果が、世界中のチャートを上りつめるまでになったのだ。

 その信念の強さには敬意以外払うものはない!

 先にも書いたが、80年代にハードロックにのめりこんだ人にはアピールするのが難しいかもしれない。

 伊藤政則は、いつも虚心坦懐に音楽を聴く姿勢をもっているから、新しかろうが旧かろうがまずは聴いてみる性質であるが、一般の人にそういう人は少ない。

 私も彼のような虚心坦懐さを見習いたいと思っているからこそ、このバンドが登場した時には全部聴いたのである。

 そして、会場で売られているこのバンドのTシャツも買った。

冷厳なるバックの音が流れてくる時の、ハスキーなシャロンデンアデルの声が清流のようなきらめきとともに流れる時がこのバンドの最大限の聴きどころであることがわかった。

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アルバム1枚を全部通して聴きたくなる魅力を有したバンドである。







 さて問題のKREATORである(笑)。

このバンドは20年以上も前から知っていたバンドであるし、以下のアルバムが今はなきMETAL GEARで高く評価されていたし、私の周りの友人でこのアルバムを絶賛していた人間もいたのである。

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 しかし、「いつか買って聴くだろう。」と、たかをくくりながら20年以上があっという間に流れてしまったのである(笑)。

 それ以降、このバンドが話題になることもなかったし、90年代半ばのハードロックの不況期において私もハードロックに対して距離ができてしまっていた、ということもあった。

 しかし、今回20年以上前に聴くぞと思いつつ聴かなかったバンドのアルバムを、このイベント登場をきっかけに、インターネットの登場によって安く(=1000円!)買えることとあいまってようやく聴く機会になった(笑)。

しかし、聴いてみるもあまり良くなかったのである(爆笑)!

 だから、このバンドには正直期待はしてなかったのである。

 しかし、何故かセカンドビル扱いである。

 不思議、不可解である。

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 しかしどうだろうか、演奏が始まって観客のウェルカムぶりをみるにしても、バンドから発するオーラといい、迫力が肌に迫ってくる感じである。

 ドイツのスラッシュメタルバンドよろしく速い曲にその真骨頂が問われるが、SLAYERのように突然速い展開になる場面でも一切乱れることなく黙々と容易にそれをこなしている。

 82年から活動しているということも手伝って演奏のレベルは当然ながら高い。

 勢いがある曲展開になると見境がなくなってただ渾然となってしまう亜流のスラッシュメタルバンドとは違うのがわかる。

 私が注目したのは、その泰然とした演奏スタイルである。

 セカンドビルに急遽抜擢されたということで自信が湧き、人を取り込むオーラが出ている。

 そして、1つ1つの仕草が非常にカッコよく感じる!

 ベースとギターの2人はほとんど動かないが、それでもオーラを発していて、その仕草の1つ1つがカッコよく感じる。

 それがまた曲をかっこよく彩るのである。

 不思議である。

 こういう非科学的なことは実際にあるのである。

2011年RATTのアメリカでのブートレッグを所有しているが、そこからはものすごいオーラを感じるのである!

 それまでの1997年とか1999年とかのRATTのブートレッグも所有しているが、そこからはオーラを感じることはできない。

オーラは萎んでしまっている。

 しかし、2011年のはものすごい、何故か?

 当時の最新アルバムであるINFESTATIONがバンドとして20年ぶりのゴールドディスクを獲得したからとしか思えない。

 こういうことがあるとやはりオーラとなって表れるのである。

 今回のKREATORにもそれが当てはまる。

 セカンドビルに抜擢されたことによって自信が全身を覆いオーラとなって表れたのであろう。

 そう感じるのである。

 しかしこんなことを考えてこのライヴをみていた人はどれくらいいるだろうか?

 私だけかもしれない、もしかして(笑)

 でも、ものすごいオーラを感じたのは決して私だけではないはずである。

 スラッシュはやはり速さが信条のはずだ。

 それを90年代になって捨ててしまったから、ファンが離れていったということをネットで知った。

 私自身、SLAYERMEGADETHの初期のが好きなように,速い曲は大好きである!

 このバンドの初期のものを聴いてみたいという誘惑に駆れたのである。

 そしてさらに調べていくとわかったのは、20年前に話題になっていたあのアルバムからはLOUD PARKにおいては一切演奏されなかったのである。

 それでは、あのアルバムが良くなかったわけも…というところである。

 偉そうながら(笑)、このバンドを見直したのである。





 ついにヘッドライナーのDREAM THEATERが登場した。

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  DREAM THEATER

 彼らがここまで活動を続けてきて、魅力あるアルバムを出し続けてきてくれたことに関しては心から敬意を払いたい。

 しかし、ただのバンドではない。

 プログレッシヴバンドである。

その音楽性は、4分5分で終わる曲ではなく、10分以上もの長い曲がほとんどである。

 変幻自在に曲が展開するのみならず、その変化に耐えながら全体的な纏まりがなくては渾然とした聴くに堪えない代物の曲が出来てしまうが、ことプログレッシヴバンドとして名を馳せたバンドにはそういう瑕疵が一切ないのである。

 こういう音楽は、非常に好き嫌いが分かれる。

 聴く人は聴くが、聴かない人は聴かない。

 そういう性質であるにもかかわらず、このバンドは89年のデビュー以来佳作のアルバムを量産してきた。

 どんなバンドにも言えることだが、出した全アルバムが高レベルの出来、ということは絶対にありえない。

 超絶アルバムといえるのは2枚か3枚程度で、あとはそれ以下か駄作…そういうのが普通である。

 このバンドの超絶アルバムは何かといわれれば、答えに窮する。

 2〜3枚以上あるからだ。

 しかし、その1つは間違いなく92年発表のIMAGES AND WORDSであることに異論をはさむ人間はいないだろう。

そのIMAGES AND WORDSについて書いたページはコチラ
  ↓
http://eurokennes.blog60.fc2.com/blog-entry-239.html


 しかし、凄いのはアルバムの数だけでなく、ライヴ映像の多さである。

 同じプログレッシヴバンドのPINK FLOYDYESのライヴDVDを92年以降のリリースの数を調べてみると、PINK FLOYD5枚YES6枚、そしてDREAM THEATER8枚である。

 これは人気の根強さもさることながら、そのライヴでも演奏がぶれないプロフェッショナル性の高さがゆえにあるとしか考えれない。

 それまで3枚のライヴ映像を所有していたが、今回のライヴをみて、残りの全部を買いたい!という衝動に駆られ、帰宅後Amazonで早速注文してしまったのである。

 そのライヴが良かったというのもさることながら、映像モノは出来が良くともすぐに廃盤になってしまう昨今の事情も考慮してだが…。

dream theater 14


 このバンドの演奏が始まって気づいたのはやはり力強さである。

 そしてこのイベントのヘッドライナーになれたということからくるオーラである。

 その力強さは、そのオーラがなければ出なかった代物である。

 カラ元気と本当の元気はすぐに見分けのつくものである。

 それと一緒の性質の力強さである。

 しかし12番目の登場ということもさることながら、長く暗いところにいれば当然眠くなるのが通常である。

 ヘッドライナーの演奏をみていても寝だす人がいたのがわかった。

 私も寝ようと思ったが、アーティストに失礼だからやめにした。

 このバンドの威厳に飲み込まれたということもその理由としてあげれるだろう。

仕方ないながら、このバンドの最新アルバムは聴いていなかった。

 しかし、どの曲もやはり特徴的なフレーズが飛び出してきて、一発でDREAM THEATERだとわかるし、キャリアを重ねてきて上塗りされたミュージシャンとしての年輪も感じた。

その味は、ベテランでなければ出せない味であるということは書いておいた方がいいだろう。

 このバンドの看板であったマイクポートノイが抜けてしまったのは残念だが、代わりに5つの連打最多記録を保持している高速かつ正確なドラミングがうりもののマイクマンジーニが加入したのは感動だった。

 しかしフェスティバルということもあって、彼のテクを最大限味わうほどの長さと曲数がなかったので残念であった。

 しかし、こんな時にドラムソロなどしなくてよかったと思う。

 このフェスが始まってから8時間が経過している。

 そんなみんなが疲れている時にドラムソロなどしてしまえば、観客はうんざりしたに違いない(笑)

 彼のドラミングを堪能したい人は、このフェスが終わった後におこなわれた単独公演を観にいっただろうが、そのリポートはされていないのである…なんとも残念である。

 しかしデビュー当初からのファンも、最近からのファンも飽きさせない曲作りは見事であった。

 どの曲もDREAM THEATER節が垣間見れるし、往年の名曲を演奏したこともさることながら、その往年の名曲からの2番煎じ的な曲もあったが、それについて全然邪道的な感情が湧かないのである。

 それが”Overture 1928”である。

 こういう演出をしてくれることで、昔のファンも最近のファンも喜ばすことが出来るのだ。

 それはバンドの意図したことではないかもしれないが、結果的にいいものになったのである。

 演奏のレベルの高さもさることながら、観衆を釘付けにするパフォーマンスも見事というほかない。

 今度は是非とも単独公演にいきたいものである。





<関連参考記事>

⇒『LOUD PARK』に吾思う 2010年版

⇒『LOUD PARK』に吾思う 2011年版

⇒『LOUD PARK』に吾思う 2012年版

⇒『LOUD PARK』に吾思う 2013年版


『LOUD PARK 14』の徹底リポートはコチラで読めます。
  ↓


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