HR/HM温故知故
かつて一世を風靡したHR/HMについて、私の個人的な思いいれ、独自な見方、ニッチな情報、そして映像を提示していきます
(祝)リチャードマークス来日公演決定!94年発表のプラチナアルバムはコレだ!
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今回も、6月に来日公演が決まったリチャードマークスについて書いていこうと思う。

なお、リチャードの来日公演日程は以下,1日のみ。

6月23日 EX THEATER 六本木


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リチャードマークス4枚目のアルバムPAID VACATION(邦題は、ナウアンドフォーエヴァー)は、94年に発表される。

このアルバムは、全米37位にまで上昇し、プラチナアルバムを獲得する。

デビューからセカンドまでは順調であったが、3枚目が200万枚、そしてこれが100万枚と、アルバムを発表するごとに売り上げが落ちていった。

これを見ると、RATTCINDERELLA、POISONといったバンドと同じ道をたどっているなと感じるしだいだ。

アルバムを経るごとに売り上げが落ちていく…まあ、どんなアーティストも同じようなものだとは思うが。

しかし私が敬愛するRATTは、バンド内にいざこざがあり、とうとう分裂してしまった。

今、「RATT」という標語をしているのは、ドラマーのボビーブロッツァーのバンドだけである。

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あとのメンバーは、抜けて自分の曲やかつてのRATTのメンバーをライヴでしているのである。

RATTという名で、ボビー以外のメンバーは総入れ替えでバンド編成をしてライヴをおこなっているのである。

もうかつてのRATTのバンドは見れないのだろうか…そんなことはないと思いたい。

デビューがあまりにも輝かしいために、のちの90年以降のいざこざや対立、裁判など目を覆いたくなることがこのバンドには多いのだ。

またもう一度、よりを戻してほしいものだが…。

話がずれてしまったが、リチャード4枚目のアルバムは、聴くごとに深みを増すアルバムであるということを言いたいのだ。

かつてのように売れなかった、だからよくないアルバムであるなどと即断は禁物である。

初めの“Way She Love Me”からして体がノってしまう。


●“Way She Love Me
  ↓



https://www.youtube.com/watch?v=AWCKq1F5d9k


ヘヴィさやスピードはそんなにないが、ポップでリズミカルなビートが、聴き手を誘う。

そこへきて、トランペットの音色が更にそのノリの良さを彩る感じである。

この“Way She Love Me”は97年発表のGREATEST HITSアルバムにも収録されたのである。

それくらいいい曲なのである。

しかし、次の“One More Try”はさらにその上をいく曲である。

それくらいいい曲である。

日本のポップアーティストであった藤重政孝は、朝もやのカーテン越しに光る日光を見ていると曲が書ける、とインタビューで書いていたが、そんな情景を思い浮かべるような、癒しと安堵の感情がもよおされる佳曲である。

これから朝起きて一日を迎えるときに、そんな情景の中で聴けたら最高の曲である。

ミドルテンポであるが、心奮わせてくれる良い曲である。


●“Silent Scream
  ↓



https://www.youtube.com/watch?v=mg57bND2brw


次はこの曲であるが、この曲はGREATEST HITSにも収録されたが、92年のバラードアルバムにも収録された。

しかし、このアルバム全体を聴くに、こういった静か目の曲が多いことに気が付く。

アルバム全体のソフト化はやはり売上低下を招くのである。

これは何もこのアーティストだけでなく、どのアーティストにも共通することである。

しかし、ソフト化しても例外的にBON JOVIAEROSMITHに関しては、落ちることなくその人気をかつてのころと同じように維持している。

不思議である。

しかしリチャードは、ソフト化しても、聴き手の耳をつかませることに成功していると感じるのは私だけであろうか?

richied

派手さはないものの、アコースティックギターのバックに、エレキのふくよかなフレーズを彩らせ、さらに少々絢爛な雰囲気のあるフレーズも盛り込んであるので、どうしても集中して聴いてしまうのである。

こういったちょっとしたことで、聴き手の心を奪わせることができるかどうかが、作曲者としての真価が問われるのである。

このような出来が、リチャードの力に由来するものなのは、このアルバムのプロデュースも彼が担当したことでもわかろうというもの。

次の“Nothing To Hide”はアップテンポの甲高いリチャードの声を活かした佳曲である。

その声を聴いていると、晴天の都会のハイウェイやビル街を走りぬけているような気分になる希望溢れる曲である。

かつてはビリージョエルもこういう曲を書いていたものである。

と思っていたら、このアルバムにはビリー“Miami 2017”のカバーが収められているではないか!

それについては後述しよう。

次の“Whole World To Hide”は、真っ白な壁面を想起させるような癒しのミドルテンポの曲である。

どんな曲も難なく歌いこなすリチャードのオクターブの深さには脱帽する。

80年代ポップは、バックのコーラスを活かしてメインヴォーカリストを持ち上げる、という手法をしていたが、まさにこの曲もそんな手法を使っているのである。

その雰囲気はHEUY LEWIS & THE NEWSに通じるものがある。

そのHEUY LEWIS & THE NEWSも私は大好きであるが、このブログでも取り上げようか迷うところである。

次の“Soul Motion”はスローテンポの初めの出だしを聴くと駄曲かと思われがちであるが、徐々にボリュームをあげて曲を盛り上げるSEとキーボードの巧みなアンサンブルが思わず聴き入らせる品位にグレードアップさせているのである。

高く、そしてソフトに歌いこなすリチャードの歌のうまさも注目せざるを得ない。

この曲はシングルにはならなかったが、シングルにもしても全然遜色ない名曲である。


●“Now And Forever
  ↓



https://www.youtube.com/watch?v=OeDiK2uy3DU


そして、この曲こそがこのアルバムの、そしてリチャードを代表する曲の1つである。

この曲は全米7位にまで上昇した。

アコースティックとヴォーカルだけの曲であるが、曲を上品に仕上げるリチャードのプロデューサーとしての能力にも脱帽である。

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素晴らしきリチャードのシンガーとしての能力もさることながら、その哀愁の心を楽器によって如何に感動させることができるか、というところがプロデューサーの真価が問われるところである。

伴奏のエモーショナルさもさることながら、そのソロもまたシンプルだが感動的である。

この名曲はいつまでも語り継がれるだろう。

次の“Goodbye Hollywood”“One Man”は,先の“One More Try”に通じる、癒しの佳曲である。

ポップでファンキーな曲である“Heaven's Waiting”も聴きごたえがある。

次の“Nothig Left Behind Us”はシングルになった曲であるが、この曲もまさに朝の真っ白のマンション内で、聴いたら癒しと安堵の感情がもよおされる佳曲である。

そんなソフトだが、綺麗なメロディと優しいエモーショナルな声を活かした曲がこのアルバムには多いのである。

しかし、そういった曲ばかりではなく次の“What You Want”REPEAT OFFENDER収録の“Real World”にメロディがそっくりなヘヴィさを活かした曲であり、いつの間にかノッてしまう曲である。

要するにバリエーションに富んでいるのである。

そして、注目したのはビリージョエル“Miami 2017”のカヴァーだろう。

この曲はビリー76年発表の 『TURNSTILESに収録されている。

またビリーのライヴアルバムである『SONGS IN THE ATTIC』の冒頭を飾る感動的でドラマティックな曲である。

Turnstiles
TURNSTILES

このカヴァーをしたこともさることながら、音楽の要所要所でビリーからの影響は感じられる。

リチャードに興味を持った人はビリーの音楽を聴くことを是非ともお勧めする。

ただ良い曲が収められていることは確かだが、計15曲も収められているがために、聴くための集中力が薄れてしまったことは確かだ。

やはり削る勇気をもってほしかったことは確かである。

でもいい曲が多いのは頷いてもらえただろうか。

それがわかった人にはこのアルバムはお勧めしたいものである。

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Paid Vacation

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リチャードのベストアルバムはコレ!



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解散宣言もせずに、活動休止をしたまま、その後いつの間にか歴史の中に埋もれてしまったMANISHのシングルがこれですね!



90年代の後半から2000年代の初めくらい
までわけのわからない歌詞を並べているだけのビジュアル系バンドの歌詞には共感が全くできなかった私ですが、このMANISHのように古風な感じの、芯の強い人間性に支えられた人の書いた歌詞を武器にしていたバンドのほうが好きですね、断然。



前向きに生きていくのが私の基本モラルですから、やはりそこの部分は変えられないですよね。



しかし、98年のベストアルバムの発表から、アルバムを作らずにいたということは、やはりそれまでのアルバムがそれほど売れなかったからの他ならないでしょう。



しかし、売れなかったからとて=悪い、出来の悪い作品というふうには捉えることはできませんよね。



こういう歌詞を書き、そして聴いている人の心を鼓舞するようなバンドをこれからも応援したいと思います。



このシングルのカップリングには、アルバムにも、ベストアルバムにも収録されていない“ベストフレンド”というこれまたいい歌詞を持った曲が収録されています。



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(祝)リチャードマークス来日公演決定!リチャードの最高ヒットアルバムを今、回顧しましょう!
repeat offender

今回は、6月に来日公演が決まったリチャードマークスについて書いていこうと思う。

ハードロックアーティストではないが、ハードロック好きな人にも充分魅了できるモノを持っているアーティストであることは間違いない。

なお、リチャードの来日公演日程は以下,1日のみ。

6月23日 EX THEATER 六本木

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リチャードマークスは私にとって思い出深いアーティストである。

私が洋楽にのめりこむきっかけを作ってくれたのはほかならぬBON JOVIであるが、そのBON JOVIのチャートでの追っかけをするために洋楽番組をよく見ていたが、そのたびに登場していたのがリチャードマークスであった。

この人も、80年代の後半においてチャートを席巻していたヒットアーティストに間違いはない。

何回もこの人を見ているうちに、興味が湧いていたが、お小遣いがなかった私は、この人の音源を買うことができずにいたが、大学に進んでからはバイトをして、金銭的に余裕が出てきていたので買うことができたのである。

こういうプロセスを経ていくとやはり、ハングリー精神が養われて、購買意欲が植えつけられるのではないだろうか?

そんな気がするのである。

昨今の需要不足は、親御さんたちが子供が物心ついてからなに不自由なく物をあげるので、子供たちはハングリー精神がなくなり、物を欲しがらなくなり国全体が需要不足になる。

しかし、このように欲しいものがすぐに手に入らない状態を我慢して、一度自分が稼いでから手に入れるようになれば、その手に入れる喜びが味わえて、いろんなものが欲しくなるのではないだろうか?

だから、需要不足の昨今を打破するためには、親御さんたちが「物をすぐに与えないこと」が大切なのではないだろうか?

そんなことを考えてしまうのである。

ちょっと脱線してしまった(笑)。


そしてリチャードマークスの音楽を聴いた。

やはり人を虜にする魅力が、この人の音楽にはあるなと感心したのである。

今流でいうところの「イケメン」にこの人はなるのだが、それもやはり魅力の1つであろう。

richarrd


そのイケメンが、エモーショナルにバラードを歌っていたら、その姿に女性なら誰しも感動するだろう。

それに適うようにリチャードはバラードアルバムを出している。

そのバラードアルバムはただバラード曲を集めたものではなく、それぞれにリミックスを施したものなので、ただのベストアルバムとは違う魅力を堪能出来るこの上ないアルバムである!

それだけでなく、当時20代半ばで、男が一番カッコいい時期にギターメロやギターリフの鋭いスピーディな曲を多く展開していたのである。

ルックスも音楽も両方カッコいい…若者にウケないはずはない!

そして私は、彼を初めて見た時から、30年近く経っているにもかかわらず、彼のファンである。

今回紹介するのは、リチャード史上一番売れたアルバムである。

その名はREPEAT OFFENDERである。

まず、その曲群をみていくことにしよう!


●“Satisfied”(全米1位-2週間)
  


https://www.youtube.com/watch?v=7sOjdusDUzE


この曲こそが私がリチャードを最初に見た時のクリップである。

やはりイケメンである。

憎いほどのイケメンである。

90年代の半ばになると、いろんなハードロックバンドのメンバーが、年齢を重ねたがために、ヘヴィさを失っていき、私は残念になった。

その90年代半ばに、この曲をハードロックのアーティストとして売りに出してもそん色のないほどのヘヴィさを備えている。

2週連続全米1位を獲得したようであるが、この魅力とは?と問われれば、力強いリフと甲高い声といえばいいのだろうか。

こういった特徴を備えたアーティストは多くいるが…(笑)やはりシンプルな曲の作りになっているので親近さが聴き手に感じられたのだろう。

難しい曲は感動するけれども、アーティストと距離的な縁遠さを感じてしまうのだ。


●“Right Here Waiting”(全米1位-4週間)
  



https://www.youtube.com/watch?v=S_E2EHVxNAE


この曲こそがリチャードマークスを代表する最大の曲と言っていいだろう。

4週間連続全米1位になったという理由からだけでなく、私的にもまた多くのファンにとっても一番感動できる曲だからだ。

このblogでたくさん書いてきたが、楽器の音色は綺麗な心の人でないと出せない、という。

私もそう思う。

richard

初めのイントロからして、綺麗さに心が浄化されるような気になるのである。

親を大事にし、友人を大事にし、そして恋人を大事にするリチャードだからこそできたこのバラードなのだと言えよう。

この当時恋人だった相手に充てた文をそのまま曲にしたのが、この曲だという。

そして、その恋人とのちに結婚し、3人の子供をもうけるのである。

人を大事にする…実は大学時代以降リチャードのファンになって、97年の来日公演に行った。

しかし、リチャードの父親が危篤状態になり、急遽キャンセルになり、会場でチケットの払い戻しがおこなわれた。

私は公演がみれなかったのが残念だったが、リチャードの親想いぶりに感動したのである。

しかし残念ながら、リチャードの父はのちに亡くなってしまったが…。

そんなリチャードに想われていたのちの伴侶さんはさぞ幸せだっただろうと思う。

しかしイケメン、歌が上手い、ギターもピアノもできるマルチプレイヤー…天はリチャードに特長をあげすぎではないか…(笑)

私は男だからいいものの、女性のファンは、のちにリチャードが結婚してさぞ悔しかっただろうと想像できる。

ファンを辞めた人も多くいただろう。

そういう恋愛の思い出が、人間を強くし、そして感動的にするのである。


●“Too Late To Say Good-bye(全米12位)
 



https://www.youtube.com/watch?v=LmVIiYBGFs4


これは、現在のハードロックアーティストに聴かせたい曲である。

というのは、リチャードが、ロックアーティストでありながらこのレベルのヘヴィさをもっていたにもかかわらず、ハードロックアーティストといってもいいくらいのヘヴィさをもっている。

そのヘヴィさに最近のハードロックアーティストは負けている。

そのヘヴィさには、聴いていて思わず心躍らざるを得ないくらいである。

そのヘヴィさもさることながら、この曲を代表する、イントロから始まり最後まで奏でられるギターフレーズである。

ギターを習いたての人ならば、このフレーズを思わず弾きたくなるのではないだろうか?

それはそれはカッコいいフレーズである。

それに、リチャードのマンリーな声が、そのカッコよさに拍車をかける。

そして全体的なスピーディさやドラマティックさ、メロディ…どれをとっても最高の曲である。

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中学生、高校生ならば、こういう曲を聴くと未来がひらけてくるのではないか。

この曲を初めて聴いて30年近くたった今でも、初めて聴いたときの感動を覚えているし、今聴いても感動が心こだまするのである。

しかし不思議なのは、こんな良い曲であり、ヒットした曲であるにも関わらず、リチャードはこれまでいくつかのベストアルバムを出してきたが、いずれにもこの曲が選曲されていないのである。

これは不可解としか言いようがない。

WHITESNAKE“Bad Boys”は最高級の曲であり、バンドを代表する曲であるが、WHITESNAKEのいずれのベストアルバムには選曲されていないのである。

それと同じくらい不可思議なことである。

こういった不満はどのアーティストのベストアルバムにもあるので、自分が選曲するベストアルバムを編集したときは、この曲を入れたのである。

当然であろう!

●“Angelia”(全米4位)
  



https://www.youtube.com/watch?v=DsYK2JJNflg


この曲も聴き手に未来を馳せさせるような曲である。

この曲は、ベストアルバムのみならずバラードアルバムの両方に収められているのである。

その醸し出される雰囲気は、まるで真夏の太陽が照る日に乗用車に乗りながら平線が長く連なっている海を走っているような気分にさせてくれる。

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心が思わずドラマティックにならざるを得ない。

私だけの経験だが、こういう気分にさせてくれる邦楽の曲はない。

こういったことも洋楽を聴くメリットになるのだろうと思う。

そんな気分を高揚させてくれるようにトランペットやギターの音が非常に巧みに曲に味を加えてくれるのである。

こういった曲が作曲できるのは、20代のミュージシャンならではの特権なのだろうと思う。

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先にも書いたが、やはりアーティストたるもの年齢を重ねるとどうしてもヘヴィさを失ってしまうものなのである。

リチャードもその例に漏れない。

ヘヴィさを60代になっても維持できているのはJUDAS PRIESTくらいのもので、非常に彼らは驚異である。

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JUDAS PRIEST

しかし、このリチャードの当時のアルバムは、ハードロックアーティストとして出しても遜色ないほどのヘヴィさを持っている。

平凡な曲がこのアルバムには入っているが、それでもヘヴィさと力強いビートが入っているので、思わず聴きいってしまうのである。

しかしこのアルバム収録の“Heart On The Line”はミドルテンポであるが、甲高いギターリフが幕を開けて聴き手の心を鼓舞する。

空間を突き抜けるようなビートもまたいい!

その音とリチャードの声が非常にマッチしている。


そういったハードロック然とした曲のみならず、トランペットがいたるところで顔を出し、また甲高いギター音が活躍しているファンキーなビートのある“Real World”もまたいい曲である。

また、スカパー系のテンポが特徴の“If You Don't Want My Love”も10代20代のキッズには聴いていて心が高揚し、生活に希望が持てるようになる曲である。

ピアノのみならず、ギターにおいても、その弾いたミュージシャンの心を映し出すものである。

やはりその弾いている人にパッションというものがなければ、聴き手を感動さすことはできない。

こういった曲を聴いていると、それだけでそういったパッションが迫ってきて、心高揚せざるを得ない事態になるのである。

こういった楽曲群を聴いていると、いやがおうでも今回の来日公演に行きたくなるのではないだろうか?

スピーディでファンキーな“That Was Lulu”もまたいい!

ローラブラニガンの曲かと錯覚してしまうような始まり方の“Wait For The Sunrise”も青春時代に聴くと、その時期の心の葛藤や慟哭といった経験がリチャードの経験と重なり、同情しやはり感動する。


リチャードはエモーショナルに歌いこなす能力が素晴らしいのだ。

そして最後は、シングルカットされた“Children Of The Night”でアルバムの幕を閉じる。

これはバラードアルバムにもベストアルバムにも収められた佳曲である。

何故、この曲がバラードアルバムに?という疑問がわくような曲風である。

しかし佳曲である。

ギター、キーボード、トランペットの音のアンサンブルが広大な大地を彷彿とさせ、希望溢れる気分にさせてくれる。

こういったことは音楽を聴く最大の効用である。

このアルバムからは計5曲がシングルカットされたということになる。

音楽業界が活況に沸いていた時期とはいえ、これほどの数をシングルカットできたアーティストはそうそういたものではない。

そしてこのアルバムは全米だけで400万枚を売った。


これだけのシングルカットがなされアルバムが売れれば、それが多くの人々に語り継がれ、伝説化され、しかも世界中の国でCDが売られる。

すると、いつまでもリチャードに印税が入ってくる。

このアルバムがリチャード史上最大のヒットになり、それ以降はこれに匹敵するヒットはしていないが、それでも今リチャードはアルバムをほとんど制作しなくても悠々自適の生活が送れている。

私としては、JUDAS PRIESTのように、いつまでもヘヴィなアルバムを出してほしいのが本音であるが、そんな言葉は届かないだろう(笑)。

だが、このアルバムはどんな人にも聴いてほしいのが本音である。

このページを読んで興味の出た人、また過去に買ったけれども中古盤屋に売ってしまった人、買おうと思っていたが買わずにきてしまっていた人には是非とも買って聴いてほしいアルバムである。

このREPEAT OFFENDERは以下より!



Repeat Offender

国内盤



リピート・オフェンダー

avkana

リチャードのベストアルバムはコレ!



Greatest Hits



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