HR/HM温故知故
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ディープパープルのライヴアルバム75’~76’
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パープル4期 

 DEEP PURPLEというとイアンギラン、リッチーブラックモア、ロジャーグロバー、イアンペイス、ジョンロードと言う面子でのバンドを想起しやすいし、事実この面子での時期に一番人気を集めたし、コンサートの動員数も多い。

 しかし、デヴィッドカヴァーデール、グレンヒューズ、トミーボーリン、イアンペイス、ジョンロードという面子の時期も非常に興味深く思うのであるがどうであろうか?
ブラックモア 
 DEEP PURPLEが、デビューしてからのメンバーであった重鎮であったリッチーブラックモア(上写真)が、変わりゆく音楽性についてゆけず脱退、そしてRITCHIE BLACKMORE’S RAINBOWを結成、となればもう

DEEP PURPLEであってDEEP PURPLEでない

 といって良いだろうと思う。

 確かに、ジョンロードイアンペイスといったバンド創始期のメンバは優れたミュージシャンも残っていたが、単一でバンドのカリスマとなるような資質はもっていなかった。

 こうなれば、この時期のメンバーの間で、一番ソングライティングに貢献して、一番目立って歌っていたデヴィッドグレンに一番注目がいくのも自然な流れであろう。

 しかし、彼らが作った曲は、ファンク、レゲエ、ソウルといった調のものが多く、これまでのDEEP PURPLEが得意としていた幻想的な世界観やブルーズを基調とした様式美の世界観は希薄になっている。

 デヴィッドは、このバンドに加入する時に、リッチージョンなどの音楽的背景を調べて、それに自分を適合させるようにつとめたようであるが、それはあまり上手くいかなかったようだ。

 しかも、この期ではデヴィッドグレンが歌いまくる、と言うスタイルであるが、その2人で歌うのも、リッチーは好んでいなかったようだ。

パープル76 
 しかし、この頃のセットリストを見てもわかるように、3期から4期のデヴィッドグレンが加入してから世に出したナンバーがほとんどである。1期のはなく、2期のは、 ”Highway Star””Smoke On The Water””Lazy”だけである。

 これでは、2期からのファンは満足いくはずはなく、これでは

 DEEP PURPLEという名を借りた20代の兄ちゃんたちが好き勝手に曲を演奏しているだけの別バンド

と定義しても全然おかしくない。

 これではDEEP PURPLEと名乗ること自体がおかしい、という意見が出ても何らおかしくない。


(当時のセットリスト)

Burn
Lady Luck
Getting Tighter
Love Child
Smoke On The Water
Lazy
The Grind
This Time Around
Guitar Solo
Stormbringer
Highway Star
Going Down


事実、この期の来日公演はそれまでの来日公演で一番少ない観客動員数であった。

75年 DEEP PURPLE 来日公演日程)
12月8日 名古屋市公会堂
12月11日 大阪厚生年金会館
12月12日 福岡九電記念体育館
12月15日 日本武道館

come taste the band



●”Getting’ Tighter
  ↓



http://youtu.be/RM26_tC6FM8



 しかし、それでも私がこの頃のライヴアルバムを紹介するのは理由が2つある。

 1つは、最近のDEEP PURPLEでは全く演奏されていない数々が演奏されていること。

 もう1つ
は、デヴィッドカヴァーデールグレンヒューズという2人のシンガーが、このバンド解散後に獲得した成功、世に与えた影響を考えると、この期はスーパーシンガーが2人同居した貴重な期間であったという、非常に興味深い時期であったということである。

1つ目であるが、今のDEEP PURPLEにおいて、現シンガーであるイアンギランは、自分のレコーディングしたソングしか歌わないというたちの人間であるから、この期の曲は全く歌わない。

 よってこの期の、ライヴアルバムは非常に貴重であり、興味深い。 

 これは、オジーオズボーンが、BLACK SABBATHにもどったときに、ロニー時代の”Neon Knight””Children Of The Sea”を歌わなかったのと同じである。

 観客からすれば、そのシンガーがレコーディングしなかった曲を歌うのを聴いたり観たりするのは非常に興味深いのだが、拘りのあるシンガーはそういったことはしない。

 非常に残念といえば残念であるが…ブルースディッキンソンブレイズベイリー時代の曲も、再加入した頃は歌っていたが…

グレン 
      グレンヒューズ
 
 もう1つは、デヴィッド、グレン共に非常に上手いシンガーであるが、この頃はそれほどの名声はえていなかった。

 当然であろうか…デビューしてからまだ2年くらいであったから…。

 しかし、デヴィッドWHITESNAKEにおいて80年代の後半に全世界的に大ヒットをとばし、グレン90年代中ばにおいてソロで成功を浴び、共にその実力を改めて評価されなおしたのである。

 そんな世界的に名をはせた両者が同居していた記念すべきバンドの時期であったのである。

 この2人の大ファンである私からすれば、非常に面白い。

 リッチーはこの2人で歌うのを嫌がったが、それでなくば、私としてはあまり面白くはない、と言うか全然面白くない。
1期から、あるいは2期からのファンはこんなのDEEP PURPLEじゃない!と言いたい気持ちはわかる。しかし、この2人のファンの私は非常に面白いのである。

 2004年デヴィッドWHITESNAKEにおいて”Burn”をやったことで話題になったが、グレンはソロに転向してからも、 ”Burn””Stormbringer”はもちろんこの期の“This Time Around””Getting Tighter””You Keep On Moving”なども演奏し続けているのは面白い。

 この期の曲に誇りを持っているのである。
 
in rock machine head who do we

 FIREBALL (71年)全英1位
 MACHINE HEAD (72年)全英1位、全米7位
 WHO DO WE THINK WE ARE (73年)全英4位、全米15位

 こういったDEEP PURPLEのこれまでの成功はリッチーによるところが大きい。

 
その偉大な足跡を残したギタリストの後釜というプレッシャーに耐えられず、この期のギタリストになったトミーボーリンはついドラッグに手を出してしまう!
 
ボーリン
 トミーボーリン

そのせいであろう、海外での演ではきちんと演奏をこなしているが、東京公演(日本武道館)のころには、左手が麻痺して上手く指も動かなくなり、オープニングの”Burn”が上手く弾けず、仕方がないからジョンロードがキーボードでオープニングを弾いているのである。

 その他、最も簡単であるといわれる”Smoke On The Water”ですら弾きそこなうなど、数々の醜態をさらしているのである。

 
アルバムのレコーディングでは上手さでリッチーを凌ぐというのに…

●”Burn”
  ↓



http://www.youtube.com/watch?v=oPRUwjVXolI


 トミーのみならず、グレンまでもが、前日の酒の飲み過ぎで2日酔い状態で声があまり出ていない。

 
そんな悪条件の中でレコーディングされたラストライヴである。

 それが悪夢の迷盤と言われたライヴアルバムが以下である。

last 76

それにリミックスを施して、きちんとしたライヴアルバムにまで昇華されたのが以下である。

purple concert 76


それから2ヵ月後にカリフォルニアでおこなわれたコンサートがある。

 それが以下である。

このライヴにおいては、トミーグレンも体調が万全で素晴らしいプレイを聴かせてくれる。

 
ジェフべックのカヴァーである”Going Down”もやってる!

long beach


 しかし、作曲面のみならず、ライヴにおいても、メンバーたちのエゴは表面化し、通常3分~4分くらいの曲がメンバーたちの長いソロの弾き合い合戦の場となり、ギターもキーボードもドラムもソロを弾きたがり、名曲の数々がソロのせいによって退屈な場に変貌してしまった曲がいくつかあるのもまた否定できない。

 
必ずしも、ライヴの名盤と言うことはできないかもしれない。

●“You Keep On Moving
  ↓



http://www.youtube.com/watch?v=57aRkYNVYM8&feature=related


 しかし、何故そんなエゴのぶつかり合いになってしまったのか?

 を考えると、ことは74年CALIFORNIA JAMに行きつくように思う。

calfam.jpg
CALIFORNIA JAM

 このイベントでは、Emerson Lake & Palmerヘッドライナーということもあり、自分のバンドの従来のライヴの方法論だけでは見劣るとバンドが考えたとしか考えれない。

 だから、そうならないようにわざとプログレバンドのように、ギターソロや、キーボードソロを曲の中に入れて10分以上にもなるマテリアルに変えてしまったのだろうと思う。

 そのイベントが終わったら、普通の演奏のライブにすればよかったのに、やはり自分のソロタイムが長いと注目されるから、その心地良さに味をしめて、毎回毎回そのような長い曲展開にしてしまったのだと思う。

 それがリッチーが抜けた後の4期にまで受け継がれてしまったのが失敗だったのだ。
 

 こういったエゴの場に化したバンドに堪えられなくなり、デヴィッドは脱退、そしてバンドは解散する。

  
そしてトミーはついにドラッグをやめることが出来ず、それが原因で帰らぬ人となってしまった…


 
●“Love Child
  ↓



http://youtu.be/Q-QSB0XlHp8

 

 しかし、この頃のデヴィッドのいでたちの汚いこと!

 髭を生やして、太っていて、タンパロン… ヒッピーそのものである。
  
 これから11年後の87年WHITESNKAEで世界的な大成功をおさめ、世界ナンバーワンのモデルと結婚した時とは全然別人のようである。

 ルックスも良くカッコよくてセクシーそのもの!
タウニーと

 しかし逆説めいた言説になるが、やはりこの期のライヴは面白い。

 
今も大きな名声を得ているミュージシャン(デヴィッドカヴァーデールグレンヒューズ)が同じバンドに同居していること。

 そして、これが1番逆説めいた言説であるが、バンド内でエゴがぶつかり合い、普通では見れないプログレバンドのような観を呈したライヴを見せていることである。

 普通のハードロックのバンドがこのように、プログレバンドのような長さに曲をアレンジすることは非常に稀である。

 たとえあったとしても、1つのバンドを見つければいい方である。

 いま、1つの普通の曲を10分前後の長さに伸ばしているハードロックバンドを知っているか?と問われても、おそらくないであろう。

 だから貴重なのである。

 しかし、この期のDEEP PURPLEで、普通の長さで演奏しているマテリアル(=CD、DVD)はないのである。

 聴いたり観たりしたいが、ないのが残念である(笑)。

 しかしないものねだりで、非常に勝手な言い分であるが、それが私の本心である。

 貴重であるが、普通の長さのモノも鑑賞したい!


 しかし、先のDEEP PURPLEの実績ではないが、それまでに積み重ねてきた名声のせいか、デヴィッドグレンの名声のせいか、いまだに入手可能であるのは興味をそそられる!


●75年~76年のライヴ
は以下である。
     ↓




●75年の日本公演を収めたライヴDVDが以下である。
  ↓



Phoenix Rising [DVD] [Import]


国内盤
  ↓



フェニックス・ライジング [DVD]

  HMVジャパン CD DVD 書籍 音楽 ゲーム











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