HR/HM温故知故
かつて一世を風靡したHR/HMについて、私の個人的な思いいれ、独自な見方、ニッチな情報、そして映像を提示していきます
ラット 『インフェステーション』
INFESTATION.jpg  

 97年頃は、NGHT RANGERがオリジナルメンバーで復活、MOTLEY CRUEヴィンス二ールが戻りオリジナルメンバーで復活、と何かと再結成の劇がいくつかあった。

 その復活劇に触発されてかRATTも92年解散から5年の歳月を経て再結成がなされ、ファンを喜ばれた。

 しかし、私個人的な思いをのべさせてもらえれば、正直当時のRATTの再結成にはほとんど期待はしていなかった。 

 なぜなら、90年発表のDETONATOR (左下図)発表の時から、アルバム制作の主導権がギターのウォーレンデマルティーニになり、そのことによって、それまでのRATTのアイデンティティともいえるギザギザと刻み込むようなかっこいいリフが後退し、変わりにRATTの音楽性には合わないブルージーな音楽性を取り入れ大幅なファン数の減少をひきおこしたからだ。


detonator.jpg
 この時私は高校生だったが、その時( DETONATOR発表時)に思ったのは、

 「ミュージシャンは年齢を重ねると、ブルージーになるのかなあ。

 そこにハマったらぬけでれないのかなあ?」 

 ということである。

 私はこのブログで何回も書いているように、

音楽性の変化は、良い曲に仕上がったのならそれで良いと思うということである。 

 しかし、 DETONATOR時の変化は私には受け入れがたいものであった。

 何故なら、RATTの音楽性を魅力ないものにしていたからだ。 


 それでも、良い曲はこのアルバムには何曲かはあるし、この時の来日公演にも足を運んだ。

 しかし、それまでのアルバムに比べたら全然肯定できないものであることは間違いない。   

 そんなRATTの音楽を魅力ないものにしていた主な原因がウォーレンであるとするならば、再結成してまたバンドのアルバムをつくるなら、また味気ないアルバムができるのでは、と思うと、やはり再結成のRATTには期待はできないだろう、と思っていた。   

 案の定、97年COLLAGEにしろ、99年RATTにしろ、80年代のRATTを知る人間には、というより一般のメタルファンにも誰にもアピールできない作品であったことに間違いはない。

 音楽雑誌の評を見てアルバムを買う、これが一般的な購入方法であったと思うが(今はネットで視聴あるいは試写したりする方法があるが、当時はそんなにネットが一般的ではなかった)、評を見て買い聴く、そんな方法を何回か繰り返していると、評を読んだだけで大体良いか悪いかが判断できるようになるものである。 

 COLLAGEにしろ、 RATTにしろ、評を読んで、「あまり良くなさそうだな」という予感はしていた。

 音楽ファンが読むものであるし、雑誌に広告を出してもらっているレコード会社のことも考えて、あまり良くなくとも、なんとか良い点を見つけて良い評を書こうとするのが人情というものである。

 本当に感動したものでなければ、いくら良い票を書こうと努力していてもその意気もむなしく、読み手にあまり良くないなということは察せられてしまうものである。

 その察しは当たった。RATTのメンバーには悪いが。

 アルバムは、やはり

 RATTには合わないブルージーなメロディが散見され、気だるい曲展開に、何の印象の残らない音が目立つ。

 あまりにも良くないので
RATTの熱烈なファンである私でさえもこの2つのアルバムは共に最初の4曲くらいしか聴いていない。

 であるから、今もその2枚のCDのケースは今も新品同様である。

 こんなことは、これまでのRATTのアルバムには一切なかったことである。

 今思うとDETONATORのほうがまだメタルしてるな、ロックしてるな、と正直思える。

 やはりバンドはウォーレンが主導権を握りブルージー路線を選んでしまったがために、全盛期のような良い曲は永遠に作れないのだろうと、極度な悲観主義に陥っていたものである。

ratt 2009 

 今回のRATTの11年ぶりのニューアルバム発売のニュースを読んでも、全然心が躍らなかったのが正直なところである。

 
なんせ、あの再結成時のアルバム2つにはホントにがっかりさせられたものであるから。

 ウォーレンのブルーズ好みは変わらないのだから…と。

 しかし、今回は前評判からして違った!

 なんか、今回に関しては事情が全然ちがうなというのが、幾多の雑誌から読み取れた。ホントに良いなというのがわかった。

 これは聴く価値アリだというのが感じれた!

 新作『INFESTATIONを買って聴いた…その感想は、これぞラットンロールの再来である!

 
偽らざる感想である。

(収録曲)
Eat Me Up Alive
Best Of Me
A Little Too Much
Look Out Below
Lost Weekend
As Good As It Gets
Garden Of Eden
Take A Big Bite
Take Me Home
Don’t Let Go
Scatter


 以下の曲が、このアルバムの最初を飾る曲である。
 

 初めのリフからして、緊張感たっぷり、エナジーたっぷりである! 
 

●"Eat Me Up Alive" 
   
  


INFESTATION.jpg


 ただ、バラードがないのと、RATTの従来からの特徴である印象に残るギターリフを浮き彫りにさせるような音のプロデュースがイマイチであったのは否めないが、その不満は聴き進めるうちに消えていった。

 アルバム1曲目からロックンロールの嵐である! 

 RATTらしい押しまくるロックが炸裂である!


 さわやかな明るい気分にさせるフレーズが印象的な

 
これは同じ部類に属するDETONATOR収録の”One Step Away”よりも良い。 

 ミドルテンポだが、へヴィなリフが聴き手を鷲掴みにする④ 

 軽快だが後期ARCADEのような浅はかさはなく、VAN HALEN風のリフが良い


●”Last Call”
  



“Lack Of Communication”のような

”Wanted Man”のような 

 83年発表のRATTの速さを再び再現したような
 

 これが何とも言えない良い曲である。 

 
SEやキーボードを多用することによって修飾法が増えたバラード風のミドルである。

 その音に重いギターリフが重なるとなんとも言えない気分になる。

 しかも口ずさみたくなるメロディが満載である。


●”A Little Too Much
  ↓



http://youtu.be/8pTRhExEcwQ


 アルバム全体の評として、聴き手がハッピーになる押しまくりのナンバーがたくさん!

 しかも、音やSEのプロダクションにおいて巧妙なメロディの工夫がなされていて、聴いているうちにそのメロディに心惹かれてしまう!

 そんな評が妥当であると断言できる。

 なぜやればできるのに、こういった良い曲を再結成からこれまで書かなかったのか不思議である。 

 ウォーレンDETONATOR発表時あたりからまだ20代後半の若さでブルーズにのめり込み、RATTらしさを後退させる原因にもなった。
 
 当時10代だった私は、自分は20代後半あたりになったらブルーズやAORに好みが変わるんだなあ、と思っていたが、その年齢を超えた今でもそんな兆候はない。

 今も昔のようにへヴィネスを体が求めている。

 だから、私は彼のような気持ちが理解できないのである。

そして そんな不思議なスランプから抜け出し、このようなホントにRATTらしいアルバムを作り出せたウォーレンの気分も私は理解できないのである(笑)

 スランプから抜け出てくれた彼に祝いの言葉を贈りたい!

ratt and winger


 しかし、こんな良いアルバム作ったからには、来日公演実現は必至である! 

 
前回の2007年には、WINGERとのカップリングで来日公演が実現し、クラブ規模のツアーだったが、 

 今回は単独で、中級ホールで全国を回ることも充分可能だと断言したい!

 そんなアルバムだと認識してもらえれば光栄である! 

 ●"Best Of Me"
   



ファイル0033 (1) 
   

この曲のシングルジャケット

 この曲こそがこのアルバムを代表する曲であろう。

 シングルカットもされたし、ライヴでのこのアルバムからの曲で一番ウケが良いのもこの曲である。

RATTの身上であるへヴィさに加え、清涼感のある魅惑の曲で、CDを聴いていない時でも、この曲が頭の中をこだまする。

殊に、イントロの高音のフレーズが。


こんなにいい曲を作れるのであれば、何故97年の再結成時から作らなかったのか?

と正直いいたくなる。

しかし、こんなに佳曲揃いのアルバムが作れるのであれば、もう安心である!

次のアルバムもこんなにも良いアルバムを作ってくれるであろうし、97年の時のように、不安をもたげながらアルバムを待つ、なんてことにはならないであろう。

 これからのRATTは期待大!である!

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