HR/HM温故知故
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メタリカの96年を振り返る!

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メタリカ 
                       METALLICA

 METALLICA91年のアルバムMETALLICA(通称ブラックアルバム)を全米で1500万枚、全世界で2000万枚を売ったことにより、METALLICAの名はブランド化したといってよい。
ブラックアルバム 
METALLICA』(通称ブラックアルバム)

 この場合の「ブランド化」とは、このアーティスト名だけで、アルバムや曲の良し悪しに関係なく売れる。

 発表時の状況
(例えば、強力なアーティストがアルバム発表時と重なると売上に影響が出てきてしまうものだ)に構わず売れる。

 こういう不動の地位をMETALLICAは手にしたのである。

 事実、ブラックアルバム以降のLOAD』『RELOAD』『ST.ANGER』『DEATH MAGNETICこの全ては全米1位を獲得したのである。

ブラックアルバム以降、METALLICAは海外フェスティヴァル…例えば、

 アメリカのWOODSTOCK
  イギリスのDOWNLOAD FESTIVALREADING FESTIVAL』 
イタリアのGODS OF METAL
 オランダのDYNAMO OPEN AIR FESTIVAL』 
 ポルトガルのROCK IN RIO』 
 ドイツのROCK AM RING』 
 日本のSUMMER SONIC』 

 いずれも、数万人から8万人の観衆を擁する大ロックフェスティヴァルであるが、METALLICAはいずれもヘッドライ
ナーをつとめている。

ピクチャ(jpg).. (8) 
 METALLICAがセカンドビル以下になったのを、最近とんと聞いたことがない。

 もはや、METALLICAを前座にできるバンドなぞ存在しないであろう! 

 96年に発表されたLOADは世界が注目する中、発表された。

 ブラックアルバムのようなキャッチーなメロディーを擁する佳曲に溢れたアルバムなのか、あるいは違う魅力があるアルバムなのか、ブラックアルバムのような売上を果たすのか、世界は注目した。
 

load.jpg 
                        LOAD

 結果から言ってしまえば、先にも書いたとおり、 LOAD全米全英共に初登場で1位を獲得し、ブラックアルバムほどには売れなかったが、それでもアメリカで500万枚の売上を果たすのである。

 しかし、肝心の内容については、批判めいた声が多かったのではないだろうか?

 「曲がつまらない」「味気ない」

 
そんな批判が多かった。そんな記憶がある。


 まず、曲がつまらないという声が多かったのを記憶している。

 私は、ブラックアルバムでMETALLICAのファンになった人間である。

 それまで、METALLICAのアルバムは、既作の4枚中3枚は所有していたが、とりたてて好きでも、また嫌いでもなかったがブラックアルバムにて大のファンになったのである。

 このような私のパターンと一緒の人間は世界中に何百万人もいるだろう事は想像に難くない。

 ”Enter Sandman” ”Sad But True” “Wherever I May Roam” “The Unforgiven” “Nothing Else Matters”の5曲がこのアルバムから出されたが、中でも ”Enter Sandman”は秀逸だった。

ピクチャ(jpg).. (7)

 この曲を筆頭に、魅力に溢れたアルバムであったことは間違いない。

 非常に魅力あるアルバムであったからこそ、それとおんなじ音楽性を踏襲してほしいと、誰でも期待してしまうのは充分理解できる人情というものである。 

 でもMETALLICAはそうはしなかった。 

 「同じものは作らない」 

 それがMETALLICAの売れていない頃からの、そして今も変わらないモラルである。 

 変化が許さんというのなら、 KILL ‘EM ALLアルバムからRIDE THE LIGHTNINGアルバムへは音楽性は変化している。

 それから次のMASTER OF PUPPETSアルバムも変化している。

 そこから『…AND JUSTICE FOR ALLアルバムも変化している。

 それから、 METALLICAアルバムも変化している。 

 
 このようにMETALLICAは変化変化の連続である。

 
 デビュー当時はチャートで全く相手にされず、それでも地道に頑張ってきた。

 変化を遂げてきたからこそ、だんだんと売れてきた。

 その事実を認めずしてLOADの変化がけしからんというのなら、これまでの変化も全て批判されてしかるべきだと、METALLICAのコアなファンはいぶかしがるだろう。

 このアルバムを俯瞰してみよう。 

 曲に起伏がなく、へヴィなだけの“The House Jack Built””Torn Within””のんべんだらりとしていて漫然な出来な”Cure”“Ronnie”など捨て曲はあるが、

 
ドたまの“Ain’t My Bitch” ”Poor Twisted Me”は『ブラックアルバム』以上にへヴィさを持っており、かつ重低音がどっしりと迫ってきて非常に気持ちいい。

 ブラックアルバム収録の”Sad But True”のような心地よさはないが、爽快感や颯爽感がある!

”Until It Sleep”“Hero Of Day””Mama Said”などのシングルカットされた曲は、始め当時の時代背景を髣髴とされるメランコリックなアコースティックのイントロが最初不安をもたげさせるが、中間のへヴィなリフとドラミングがその不安をかき消す。それがまた躍動感があり、聴いていて非常に気持ちいい!

 
 この曲を初めに聴いた時、思ったのはMETALLICA自らが作った現今の気だるい音楽のブーム便乗するかのような作風になっている!」ということである! 

 あのブラックアルバムの世界的大ヒットによってどのアーティストもが、MEATLLICAのようにへヴィでミドルテンポの作風の曲を作るようになった。 

 そこから、さらに重く暗い作風がブームになったのである。

 
そのダークムードのさなか、METALLICAはあえてその作風に便乗したのである。 

 
 これらが、METALLICAの技法なのである。

 社会の反逆児ではなく「時代の」反逆児的な態度をずっと崩さないのである。

世間の期待通りの曲、アルバムはあえて作らない。

 しかし、その最たる例がこの“Hero of the Day”ではないであろうか? 

  しかし、当時の若さが満マンであった私は、この曲を聴いた時に驚きというよりも怒りに近いものすら憶えたのである。

「変え過ぎにもほどがある!ブラックアルバムのような作品を期待していたのに!」

 というかんじであった。

 しかし、アルバムごとに音楽性を変化させてきた事実を発見したことや、虚心坦懐に頭を真っ白にして聴いてみたら、曲としては出来が良いかなと、思えないことはなくなったので徐々にその良さが見えてきたが… 

  ”Mama said”
     
 しかし、この曲は非常に穏やかで、暗めな雰囲気の曲である。

 
「こんな曲が何故シングルに?」

と誰もが思うのではないであろうか?

 あまりに地味な曲なので、シングルカットがなされたときいた時は「そういえばこの曲収録されていたなあ…」などと思ったものである。

 いい曲…こういった曲が好きならばそう思うファンもいるだろう。

 だが私にとっては凡曲である。

 このバンドのブートレッグを多数私は所有しているが、この曲が演奏されたのを観たことがないのである。

 そのVTRがあるならば、是非とも観てみたいのである。

 梵然としたイントロで始まる”Bleeding Me”は昨年のヨーロッパのフェスで演奏され、復活した。

 テクノインダストリアル風なリフが売り物のこの曲は、アルバムで聴くと深みが増すのである! 

 この曲は、このアルバムを代表する曲なのでは…と思う。

 このアルバムを代表するのは、 “Until It Sleeps”という見解も成り立ちうるが、私は"KIng Nothing"…この曲が一番好きである! 

 このアルバム発表の際のツアーはもちろん、その次のアルバムのツアーでも、そして最近でもたまに披露される。

 
数多あるMETALLICAの曲の中で、演奏される曲であるということは、やはりメンバーもこの曲の支持され加減を知っているからにほかならない! 

 

 このアルバムの今全体を垣間見て、私がいぶかしがるのは、『ブラックアルバム』の音楽性を踏襲しなかったということではなく、佳曲が少ない点である。

 
しかも、収録曲が多いので1枚聴くのが大変である。 

 ならどうすればいいか?

 気に入らない曲はとばして聴けばいいのである!

  確かにこのアルバムは、ブラックアルバムよりは楽曲的にはグッと落ちるが、虚心坦懐に聴けば、いい曲が結構入っているのである。

 
そう思うのであるが、みなさんはどうお考えであろうか?

 意見をたまわりたいです!

                                    Load


 

 同じ曲風を繰り返さない
…それは繰り返すが、デビュー当時からの変わら姿勢なのである。

 ブラックアルバムの音楽性を踏襲するアルバムを作らなかったといって反論するならば、ファーストアルバムもセカンドアルバムもサードアルバムもすべて違う作りにしてきたことに対して批判されなくてはならないが、そういったことはされていないのは一種不公平といって良いだろう!

 これらLOADの中には、ブラックアルバムのような歯切れのいいへヴィさもなければ、耳残りのいいメロディも後退しているし、全体的なインパクトも小さいのである。 

 しかし、先にも書いたように、このアルバムは全米で初登場ナンバーワンになり、500万枚のセールを挙げているのである。

 最近では、このアルバムからの曲は”King Nothing””Until It Sleeps”が突発的に演奏されるだけで、毎回必ずプレイされるという必需的な曲にはなりえていない。 

 しかし、これほどの売り上げ(=500万枚)をあげたアルバムはそうなかなかない。しかし、このアルバムについて語られることは極めて稀である。非常に摩訶不思議といえば摩訶不思議といわなくてはいけない。


 しかし、このアルバムについてはあまり好感情を持てない人間は、以下このアルバム発表後にリリースされたライヴアルバムであるCUNNING STUNTSを鑑賞することをおススメしたい!

cunning stunts 

  これは客から見て前にある普通の四角いステージではなく、四周から観客から観られるというひょうたん型のステージで、その中をメンバーが自由にいききできるというきわめて稀なステージである。

 こういった趣旨のことをするのもまたMETALLICAらしい趣である!

 ここでは勿論、 LOADから4曲も演奏されている。シングルの曲は“Mama Said”以外演奏され、シングルでない曲として“Ain’t My Bitch”が演奏されている。 

 ●“Ain’t My Bitch” 
        



 この曲の出だしと畳みかけるようなグル―ヴ感が私は好きである!

 LOADからの曲としてはベストソングかもしれない。

 
ブラックアルバムの作風を踏襲しようとしたら決して出来なかった名曲であると思うのは私だけではないであろう!
 

 
●“So What” 
    



 
 いきなりジャミングから始まり、場内が暗転する前に初めの曲が始まる。

 
しかもカヴァーソングである。

 こういった展開からしてMETALLICAらしい!

 
何をおっぱじめるかわからない。

  しかも、この始まりの時点からしてオーラがメンバー全員から出ている!

 
前作が全世界的大ベストセラーを獲得したことにより、貫禄が出ている!

  しかも、そういった面だけでなく、こういったアクシデントも起っている。


 ヤラセなのか偶然の出来事なのかわかりかねるが非常に面白い!
      ↓


 

 好評よりも不評の方が多かったLOADであるが、このライヴを観る限りそのアルバムからの曲は浮いている感はなく、むしろ上手く溶け込んでいる感すらある。

 そして、あのブラックアルバムからの曲がやはり輝いていると感じることができる。

 あのアルバムの大ヒットによって過去のアルバムもこの頃から便乗して売れるようになり、過去の名曲として今も選曲から外すことができないのが以下の”For Whom The Bell Tolls”である! 


  この曲収録のRIDE THE LIGHTNING全米で500万枚の売り上げを達成しているのである! 


 ●”For Whom The Bell Tolls”
         ↓



http://youtu.be/Z_qLd2uj21w


 このCUNNING STUNTSという

 奇想天外な展開あり、アクシデントあり、メドレーあり

の名ライヴビデオの発売によって、 LOADの不評がかき消されて終わった…そんな感じが私はするのである! 

 LOAD不評でもいい曲は存在しているが、アルバムでは全体的に佳曲の占める割合は少ないのは否めない。 

 このライヴアルバムを観ることはもちろん、この頃のライヴの模様を収めたブートレッグを観ることによってその良さはわかってくるであろう! 

 しかも天下のMETALLICAである!

 彼らのライヴをテレビで放映された海外の番組のブートはアメリカ、ドイツ、アルゼンチン、韓国、イギリスなどなど数え切れないほどたくさんある!

 こういったブートをたくさん観ることをおススメしたい! 

  そうすることで、あまり良くなかったアルバムの良さが認識できることも多々あるのである!

 (収録曲)
1. "Bad Seed Jam"/"So What?"
2. "Creeping Death"
3. "Sad But True"
4. "Ain't My Bitch" (Multiple Angles)
5. "Hero of the Day"
6. "King Nothing"
7. "One"
8. "Fuel"
9. "Bass/Guitar Doodle" (Medley of "Hero of the Day", "My Friend of Misery", and "Welcome Home (Sanitarium)")
10. "Nothing Else Matters"
11. "Until It Sleeps"
12. "For Whom the Bell Tolls" (Multiple Angles)
13. "Wherever I May Roam" (Multiple Angles)
14. "Fade to Black"
15. "Kill/Ride Medley"
1. "Ride the Lightning"
2. "No Remorse"
3. "Hit the Lights"
4. "The Four Horsemen"
5. "Seek & Destroy"
6. "Fight Fire with Fire"
Disc 2
1. "'Leper Messiah Jam"/"Last Caress"
2. "Master of Puppets" (short version)
3. "Enter Sandman"
4. "'Cure' Jam"/"Am I Evil?" (short version)
5. "Motorbreath" 


                    Cunning Stunts
  



 以上のDVDは以下のプレイヤ―がないと観れません! 
       ↓





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