HR/HM温故知故
かつて一世を風靡したHR/HMについて、私の個人的な思いいれ、独自な見方、ニッチな情報、そして映像を提示していきます
SYSTEM OF A DOWN,SLIPKNOT,SLAYERが参戦した『DOWNLOAD FESTIVAL 2005』
download 2005




MONSTERS OF ROCK』あらためDOWNLOAD FESTIVALは、毎年おこなわれているが、『MONSTERS OF ROCK』が初めて刊行されたときとは様相が全然違う。



当初は、数バンドで、しかも1日の開催だったのにもかかわらず、7万〜8万の観客を動員していた。



しかし、ハードロックヘヴィメタルの歴史が長くなり、こんにちのように数えきれないほどのバンドがいる昨今ではそんなことは無理である。



バンドを長く続けていれば、CDの売り上げやコンサートの動員数に陰りが出てくるのは必然である。



前に買ったアルバムがあるから…、前にこのバンドのコンサートはいったから…という理由で、CDを買わない、コンサートにいかないという気になるのは人間なら必然である。



需要逓減の法則である。



1日の開催で、1つのステージだけで、数バンドで7から8万の観客動員だった当初から、今は3日間、数か所のステージ、1日の参加バンドは数十バンドである。



そうでもしないと観客を動員できないし、CDが需要逓減の法則で売れないとなれば、違う収入がミュージシャンにはどうしても必要になる。



するとどうしてもコンサートを敢行せざるを得ないのだろう。



こういったことは分析している暇もなく、いきなりこのような装丁になっていた、というのが私の感想である。



2005年DOWNLOAD FESTIVAL3日間にわたっておこなわれ、そのうちのオジー擁するBLACK SABBATHがヘッドライナーだった日のレポートについては、以下のページで書いたのでそこをみていただきたい。



HIMDOWNLOAD FESTIVAL





今回紹介するのは、SYSTEM OF A DOWNヘッドライナーに、SLIPKNOT、SLAYERがメインステージでやった日である。



SYSTEM OF A DOWN、SLIPKNOT、SLAYER…この参加したバンドをみると、興奮が抑えられないという気にならないだろうか?



それぞれが、今やフェスでヘッドライナーを務めるほどの超大物バンドであるからだ。



このバンドで日本に来たら、東京ドーム2日間は出来るだろう。







http://www.youtube.com/watch?v=4X99krf9FT4






ただ、SYSTEM OF A DOWN関しては、聴いたことがあるし、日本での人気ぶりをみると、西欧での人気ぶりと比較すると、それほどないのが実情ではないだろうか。



このバンドのみならず、TOOL、DEFTONESといったバンドも西欧での人気ぶりを日本で感じることはできない。



deftones.jpg

DEFTONES




DEFTONESに関しては、SUMMER SONIC 06』METALLICAの直前で公演したが、やはりそれほど私とは合わないし、その他日本のキッズにはウケないのが実情のような気がしてならない。



summersonic.jpg




ヘヴィなのは良いが、まさにキンキンの金属音が曲の要所要所にちりばめられ、リフをそのままトーンで伸ばしてくれればいい曲になるものを、途絶して曲が変則的、予測不能的に曲が変化してしまい、気が熟しないままに終わってしまうのである。



しかも、快適ゾーンでない声域の不快ゾーンのシャウトを永遠に繰り返されるのでもう堪らなくなる
(笑)



こういう音楽はたまに聴くのは良いが毎日は聴きたくないのが私の正直なところである。



そんな音楽にSYSTEM OF A DOWNの音楽は類似する部分があるのではないだろうか。



SLIPKNOTSLAYERのような攻撃性はあるが、どこかメランコリックなフレーズが飛び出して、どこかパンキッシュである。



しかし、勢いが余って雑然とした感じにはならないし、掃討的な音楽であるにもかかわらず纏まりは非常に堅固である。




この年に出されたMEZMERIZEが、全米、全英はもとより、オーストラリア、カナダ、ドイツ、ニュージーランド、スイス1位になったのである。



こんな実績を掲げられては、さすがのSLIKNOTでも当時は敵わなかったのである。



快進撃が始まる2008年の前はまだこの地位でも仕方ないだろう。



(Setlist)


“Soldier Side ”

“Byob”

“Revenge”

“Science”

“Kill Rock n’ Roll ”

“Suggestions ”

“Ppsycho”

“Chop Suey! ”

“Cigaro ”

“Mr.jack ”

“Needles”

“Deer Dance ”

“Aerials”

“Bounce”

“Atwa”

“Forest”

“Lost In Hellywood ”

“Question! ”

“War! ”

“Prison Song ”

“Toxicity”

“Suite-pee”

“Sugar”





SYSTEM OF A DOWNの当時の最新アルバム







Mezmerize





しかし、総合して考えるに、私がこのフェスにいったら、メインにみたくなるのはやはりSLIPKNOTではないだろうか。

GRP_0152





今やこのバンドを前座にするバンドがいるのか?



そんな疑問すら浮かんでくる。



デビューアルバムからして衝撃的だった。



いきなりこのデビューアルバムが200万枚のセールスをあげ、その後着実にヒットアルバムを作り続け、  AIOWA全米3位全英1位、次のVol. 3: The Subliminal Verses全米2位全英5位になった。



今やROCK AM RING』『BELFEST』『ROSKILED FESTIVALはもとよりDOWNLOAD FESTIVALでもヘッドライナーである。



2009年、このバンドが最初にDOWNLOAD FESTIVALヘッドライナーをつとめた時のDVDについては以下のページに書いたので参照してもらいたい。



SLIPNOT初のDOWNLOAD FESTIVALでのヘッドライナー参戦!





ポルトガルでのROCK IN RIO 2004』METALLICAの前で演奏した映像(ブート)があるが、今は懐かしいモノである。



この2者が同じフェスで共演することはこの先あるだろうが、違う日に振り向けられるだろう。



同じ日には共演しないことは間違いない。



そんなことをすれば、その日だけに観客が集中してしまうだろうからだ。



SLIPKNOT






https://www.youtube.com/watch?v=gtpnHqAaq6Y




しかしこのバンドとの出会いは衝撃的だった。



このバンドの名は、2000年くらいから聞いていたが、他のバンドのCDもあることだし、そんなに気にもとめていなかった。



しかし、私が住む東京の渋谷の『TOWER RECORDS』でLPの半額セールがあって、そこにSLIPKNOTAIOWAがあった。


aiowa.jpg

AIOWA



2800円の半額で1400円だが、それに1000円割引きの券があったので、400円でこのLPを手に入れることができたのだ。



それで聴いたが、とてつもない衝撃を私は食らうことになる。



アルバムの最初から雷が自分のすぐ近くに落ちたような感じになったのだ。



急降下する攻撃力、攻撃性、スピード、獰猛性を備えた曲にもかかわらず、一糸乱れずに演奏を完璧にこなすその能力には脱帽したのである。



このバンドの容姿は誰もが知っている。



suberumans




怪しげなマスクに、猟奇的なコスチューム…いまや単なるエンタメバンドでは音楽業界で生き抜いていけないことは誰も承知であるが、このバンドはそのエンターテイメント性だけでなく、作曲能力や演奏力に確実な支柱をもっているのである。



しかもこのヘヴィさは何か?



確かにベテランのミュージシャンでなければ出せない味というものもあるが、逆に若い人でないと出せないヘヴィさというのもあるのは間違いないのだ。



当時30前後のミュージシャンたちだったからこそ出せたヘヴィさ攻撃力というものをこのアルバムには感じれるのである。



しかも誰にでも出せるものではない。



このバンドだからこそ出せる参入障壁がこのバンドの音楽にはあるのだ。



その詳細についてはここで言葉で言い尽くせる性質ではないのだ。



ギターやベースのディストーション等のプロデュース云々をいくら工夫してもたどり着けない性質…そんなことを思ってしまうほどの絶対的でかつ圧倒的な音楽なのだった。




次に出されたVol. 3: The Subliminal Versesも佳作であったし、『AIOWA』ほどの衝撃はなかったが、それでもいい曲はたくさんあるし、今も愛聴盤になっている。



そして次のALL HOPE IS GONEは彼らの人気を決定づけた最高のアルバムであるし、この作品が全米初登場№.1になった。



そして、ここ日本での人気も決定的になり、LOUD PARKでもヘッドライナーになった。



loud park 2009




この2005年の『DOWNLOAD FESTIVAL』はその前の段階である。



(Setlist)



“742617000027”

“(sic)”

“Eyeless”

“Eyole”

“Prosthetics”

“Liberate”

“Purity”

“Me Inside”

“Get This”

“Spit It Out”

“Wait And Bleed”

“Surfacing”




SLIPKNOTの当時の最新アルバム







The Subliminal Verses Vol.3





かたやSLAYERも負けてはいない。



スレイヤー

    SLAYER



このバンドを知ったのは1990年の事である。



中古盤でREIGN IN BLOODを買って聴いたが、これが最高の出来で攻撃力、攻撃性、スピード、獰猛性を備えたアルバムという意味では、SLIPKNOTAIOWAに勝るとも劣らない出来である。


REIGN IN BLOOD

REIGN IN BLOOD



いや,音のプロダクション技術が、AIOWAより劣っていた時代でこの出来をみせるのは驚異としか言いようがない。

もしも同じ時代に出ていたら、その出来の上を行くのは必至である。



では、そのREIGN IN BLOODAIOWAのどちらが好きか、と言われれば答えが出せない、非常に悩むのである。



それくらいのいいアルバムであるからだ。



そのREIGN IN BLOODについては以下のページに書いたので読んでいただきたい!



http://eurokennes.blog60.fc2.com/blog-entry-47.html





SLAYER






https://www.youtube.com/watch?v=uUMAJ-K3_18





しかし、この2005年当時の彼らの最新アルバムであるGOD HATE US ALLにしろ、その前のDIABOLUS IN MUSICAにしろ、彼らの曲は、勢いが余って雑然とした感じに曲が拡散してしまったり、ヘヴィさに中途さを感じる場面があるのである。



そういった意味で、それほど聴かずに、昔のアルバム、特に『REIGN IN BLOOD』ばかりを聴いてしまうことになってしまっていたことは否定できない。



そういうファンも多いはずである。



そういった楽曲の出来の差で、やはりSYSTEM OF A DOWNSLIPKNOTのほうが注目されてしまっていたのではないか、私もこの場に居合わせたら、おそらくこの2者に注目度をアップさせただろうと思う。



slayer.jpg




しかし、SYSTEM OF A DOWNはデビュー当時SLAYERの全米ツアーの前座をつとめたのである。



そして、SLIPKNOTもデビューしてから2年後のイタリアでおこなわれたGODS OF METALセカンドビルをつとめた時のヘッドライナーSLAYERだったのである。



gods2000

GODS OF METAL 2000』



要するに2つのバンドとも立場が逆転したのである。



こういう事実を垣間見るのも一興ではないか?



新潟のつま恋でおこなわれた日本人アーティストによるAMUSE FESの模様をWOWOWでみたが、その際に、最後に(ヘッドライナーとして)出演したポルノグラフィティを観ている時も、このバンドが何万枚のCDを売ったとか、このバンドは最初のフェスでどの順位で出演したとかいう考えなど、観客からは微塵も感じなかった。

ただこのフェスに参加して楽しもうという気概しか感じれなかった。



ただ私は、ハードロックヘヴィメタルという音楽がとにかく好き過ぎて、いろんな知識を雑誌などで知るとそれをいつまでも覚えていたり、調べて知ったりしてしまうので、どうしてもそういった知識を動員して観てしまうのである。



だがしかし、そういった知識だけでなく、虚心坦懐に音楽を本意で楽しもうという気概はいつも忘れないでいるのは間違いない。




(Setlist)


“Mandatory Suicide”

“War ensemble”

“Bitter Piece”

“Death's Head”

“Here Comes The Pain”

“Dead Skin Mask”

“Raining Blood”

“Hell Awaits”

“Stain Of Mind”

“Chemical Warfare”

“South Of Heaven”

“Angel Of Death”



当時の最新アルバム







ゴッド・ヘイツ・アス・オール







【邦楽コーナー】



T-BOLANBABY BLUEはあまり、話題に出ませんが、私としては好きなアルバムです!


何故なら結構好きな曲が入っているからです。



以前紹介した以下のJUST ILLUSIONをはじめいい曲が入ってます!


bolanshoki
  



男性と女性は感情面がまるきり違いますから、その男性の感情だけを吐露されても女性にはわかりかねる部分があります。



それは男性の女性についても同様だと思います。



その女性が持つ感情の起伏や微妙な機微を察してくれると、女性はとっても嬉しい部分があります。

 
そういう曲として好きなのは、 「あふれ出る感情」であり、タイトルトラックのBABY BLUEでしょう。



そして、究極の感動的なバラードがLovin’ Youでしょう…



この歌詞を聴いてればわかりますが、これはシンガーの森友嵐士さんに思いを寄せていた女性の愛を最後に嵐士さんが最後にくみ取る、という設定なのが分かります。

 
せつない片思いをしたことのある人なら、男性でも女性でもこの歌詞の感情はわかります。

GRP_0033




この女性、最後にこういうハッピーエンドになれたのは、とてもうらやましいことですね。

 

片思いで終ってしまうのは非常につらいことだと、私はこの歌詞をきいて思いだします。



その辛さをわかるからこそ、この歌詞に感情移入が出来、好きになるんですね。



この感情…聴くと、慰められると、男性の投稿もありますね。



非常に感動的な歌です、“Heart Of Gold”は。




極め付きはこの名曲です!



この曲は、シングルカットされていませんが、常にこのバンドの人気の曲の1つで、ライヴではいつも演奏されていました。



メロもいいことながら、歌詞が非常に前向きですよね?

 

~夢と勇気があればそれでいい、諦めはしない。感じるまま生きていくよいつも輝き追いかけて…夢と勇気があればそれでいい…~



この曲はこのT-BOLANに多くの曲を提供してきた川島だりあさんの曲ですが、彼女はいつも自分のコンセプトを貫いていますね。



夢を貫き通し諦めない
自分らしさをやめない

このコンセプトの強力さにはいつも同情と感動しています。




それが、エモーショナルな森友嵐士さんの声と、バンドの綺麗なメロと融合されると、もう涙ものに変わります。

 arasi




自分が途中で諦めないのと、自分らしさを忘れないのも、ひとえにこういったロックの歌詞からの影響が随分とあります。



こういった外部からの触発って結構重要だと思います。



歌詞を通じて、人を啓蒙するのが音楽家の役目と思ってます。


ですから、意味のない歌詞しか書かないバンドの音楽は私にとって完全NGです!(笑)

 

こんな良い曲が入ったアルバムであると認識してもらえればいいと思います。



以上の曲を収めたこのアルバムは以下からもお求め出来ます!

  ↓


 

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