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日本初のオリコンチャートナンバーワンになったイングヴェイのアルバム!

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火と氷 

 前回は、日本の『BURRN!』誌上で初めて彼がギタリスト部門でチャンピオンになった時のことを話したが、今回はその次のアルバムも凄い栄光に輝いたということをリポートしたいと思う。 

 ECLIPSE発表後において、初めてチャンピオンになったが、次の92年発表のFIRE & ICEアルバムにおいて、何と!

イングヴェイは、

【日本のオリコンチャートで海外アーティストとして初めて初登場ナンバーワン】

になった! 

 もの凄い快挙ですらある! 

 それくらい前評判の高いアルバムであったことは間違いない。

 理由は…このアルバムを初週に買った人すべてに訊いてみないとわからないが(笑)

 私は、前のアルバムのECLIPSEが自分的にはイングヴェイ史上ベスト3に入るほど良かったのと、このアルバムから加入したヴォーカリストのヨランエドマン(vo)とスヴァンテヘンリソン(b)のプレイが素晴らしかったのに、次のニューアルバムでも引き続きこのバンドにとどまってプレイしている、ということを聞いて期待が高まったからにほかならない!

 ヴォーカリスト以外のメンバーはそのまま留まる、というパターンはこれまでにあったが、イングヴェイの性格とヴォーカリストの自我が衝突してアルバム1枚で交代、

 というパターンがこれまでだったが、今回はイングヴェイ史上初のアルバム2枚で歌うヴォーカリスト、ということになった。

20110612151559.jpg


 肝心の音楽は、のっけから非常な圧力とオーラの迫ってくる出来である!

 アルバム初めの曲からいきなりインスト、というのもいかにもイングヴェイらしい!

しかもこのアルバム発表にともなうツアーにおいても1曲目が以下のインストで始まった!

●”Perpetual”
   ↓


 このアルバム発表前に、イングヴェイはレコード会社を移籍した。

 理由は、

 「俺のレコードをポリドール(前のレコード会社)は売ろうとしなかった。

アメリカ人は俺のニューアルバムがまだODDYSEYだと思っている」

 というコメントを残していたのを思いだす。

 日本というイングヴェイに好意的な国もあれば、アメリカのように彼に対してあまり好意的でない国もある。

それは、アメリカ人に訊いてみないとわからないが、

・バンドの形式(ギタリスト名義で、バックバンドがいるという非常に珍しい形式)
・スェーデン人であるということ

こういったことがネックになってあまりアメリカでは売れないのかもしれない。



 彼を知ってはや20年以上になるが、彼がアメリカで○○万枚売った、とか

 彼がアメリカのチャートで○位に入ったとかいう話を一向に聞いたことがないのである。

 彼の最初のアルバムであるRISING FORCEもアメリカンチャートで100位以内に入る快挙を成し遂げたが、それでも目立った成功には達していないのである。

 でも私としては、売れればそれにこしたことはないし、成功すればそれはそれで嬉しいがそれほどこだわってはいない。

 逆に、それほど好きでもないアーティストが○○万枚売った、というような話を聞くとわけがわからなくなるが…

 まあ、私は彼が今回のアルバムのように良くできたアルバムを作り来日公演も成功に終わったことだけでよかった。

 以下、このアルバム収録で佳曲といえるものが”Dragonfly”である!

●”Dragonfly”
   ↓


http://www.youtube.com/watch?v=xPblpMrJqRY



 しかし、この”Dragonfly”の意味を辞典で調べた時には笑ってしまったのを覚えている。

 これは、「トンボ」という意味である。

 「長渕剛じゃあるまいし」と思ったのである(笑)。

 外人はこういった日本語に訳すと笑ってしまうものを平然と曲名にするから面白いのである。 

 BON JOVI”Bad Medicine”も訳すと、「悪い医者」になるのである。 

 イングヴェイは、ジミーヘンドリックスの追悼番組を観てからギターにのめり込んだが、音楽的な影響はジミーだけでなく、クラシカルミュージックからも大いに受けている。

●そのフレーズはデビューアルバムからも満載である! 

 彼特有の、聴いて一発で彼とわかるフレーズに加え、心地いいクラシカルなテイストが満載で、そのせいで、よりスケールの大きな深みを音楽に乗せてくれているのである。

 前のアルバムにおいては”Motherless Child”という名曲が収められていたが、キーが高くてライヴでは演奏不可能、ということでセットからは外されるということになってしまったが、今回の名曲と言えるのが”No Mercy”といえるだろう。

●”No Mercy”
      ↓


http://www.youtube.com/watch?v=w4aQGnW_UrA



 彼イングヴェイが多大な影響を受けたセバスチャンバッハの曲の1部分をそっくりそのまま引用しているのが非常に嬉しいカウンターパンチであった。

 前回の来日公演では、バックメンバーが全員無名、ということもあって東京では3300人収容のNHKホールで2日間だけであったが、このアルバムではアルバムが好評ということもあり、見事日本武道館での公演を達成!

 
その時の映像である!

●先に書いた

・バンドの形式
・スウェーデン人であるということ

がネックになってアメリカでは成功していないのではないかということだが、
もう1つ、

・クラシカルなフレーズが音楽に盛り込まれている

というところもあるのではないだろうか?

 アメリカ人は、世界中からの移民の国である。

 故国の文化を生活内に残す、ということもあるが、むしろ、その故国の文化に別れを告げたくて来た人間の集まりであるからこそ、その文化を残すというよりも、捨てて新しいモノを取り入れることによって文化を形成してきたという側面の方が強い。 

 よって中世の音楽であるクラシカルミュージックがアメリカ人のよりどころになるとは考えにくい。

 それによってイングヴェイがアメリカで受けにくいという要因にもなっているのではないだろうか?そんな気がするのである。 

 しかし、アメリカで売れなくても、彼の発表してきたアルバムは良質のものが多いので気にはならないが…

 前回のアルバムであるECLIPSEはレコード会社の非積極的なマーケティングのかけかたに怒りを抱き、今回の移籍した会社では、 「しっかりアメリカで成功しよう!」という意気込みが感じれる。

その代表曲が、以下ファーストシングルになった”Teaser”である!

●”Teaser”
     ↓


 非常にアメリカを意識した曲である。

 この曲は日本ででさえもシングルカットされた。そのシングルも所有している。 

 始めて聴いた時には、あまりのカッコよさに鳥肌が立ったし今でも爽快感を聴く度に味わわせてくれる! 

 イングヴェイがアルバム1枚ごとに必ずインストナンバーを1つ以上収録するのは定石である。

 初めの”Perpetual”もそうだが、もう1つインストナンバーで心にいつまでも離れない名インストナンバーが収められている。

それが、 “Leviathan”である。

●“Leviathan”
     ↓


 私と同様にこの曲に思い入れをもつ人が、ALCATRAZZ時代の映像とこの曲を合成してアップロードしてくれたのだと思うが、こういうことをしてくれてうれしい限りである!

 しかし、この曲もスケールの大きい深みをもつ曲ではないであろうか?

キーボードの音色と、泣きのギターのハーモニーには魂を揺さぶられるのである。

 この曲も、前回のアルバム収録のインストナンバー同様、キーが高いという理由でライヴでは演奏されていないのが残念であった。

今回は、珍しく5曲もこのアルバムから紹介してしまったが、それくらい良い曲が揃っているということである!

●このアルバムが発表された年度のBURRN!誌の人気投票において再びイングヴェイはチャンピオンに返り咲くのである!

・アルバムは10位
・ベースのスヴァンテヘンリソン28位
・キーボードのマッツオラウソン6位

こんな結果であった。前回のアルバムにおいてはこのような結果を残すことはできなかったが、アルバムの好評さでバックメンバーの良さが徐々に浸透していった、ということであろうか?

そんな気がするのである。

93年 YNGWIE MALMSTEEN 来日公演日程)
3月4日 浦和市文化センター
3月5日 横浜文化体育館
3月7日 広島厚生年金会館
3月8日 福岡サンパレス
3月10日 大阪厚生年金会館ホール
3月12日 名古屋市公会堂
3月14日 宮城県民会館
3月16日 日本武道館

(当時の主なセットリスト)
1. Perpetual※
2. Liar
3. Bedroom Eyes
4. I’ll See The Light Tonight
5. Making Love
6. Final Curtain※
7. Keyboards Solo
8. Icarus Dream Suits opus 4 ~Far Beyond The Sun
9. Cello Solo(Svante Henryson)
10. Save Our Love
11. Fire And Ice※
12. Trilogy Suits OP 5 ~Krakatau ~Guitar Solo
13. You Don’t Remember,I’ll Never Forget
14. No Mercy※
15. Teaser※
(encore)
1. Overture No,3 ~Black Star
2. Woman From Tokyo
3. Spanish Castle magic

※=FIRE & ICEからの選曲


●【日本のオリコンチャートで海外アーティストとして初めて初登場ナンバーワン】になったアルバムお買いもとめのかたは以下からどうぞ!
      ↓


Fire & Ice




ファイアー・アンド・アイス (ワーナー・ハード・ロック1500)





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