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crazy world


 またも91年について話をしていきたいと思う。

 とにかく、91年はいろんな意味でハードロックやへヴィメタルが激動の時代の変化を感じ取ることができた年であるし、いろんな良いアーティストが多数来日公演をおこなった年でもあった。

今回とりあげるSCORPIONSもその例に漏れない。 

 SCORPIONSもこの年で来日公演をおこなったのである。しかも日本武道館でである。

 これまでにこのバンドは3度 日本武道館でやっている。

 1つは85年、1つは94年、そしてこの91年である。

私もこの年にその武道館公演に足を運んだ者の一人である。

ファイル0143
日本武道館

 このSCORPIONSはいわずとしれたドイツ出身のバンドである。

 70年代から活動し着々と人気を集め、アメリカでも大いなる人気を博したドイツ出身の唯一のバンドといって良いかもしれない。 

 83年QUIET RIOT、MOTLEY CRUE、OZZY OSBOURNE、JUDAS PRIEST、TRIUMPH、VAN HALENが参戦したUS FESTIVALではドイツのバンドでありながらセカンドビルをつとめた。 

  SCORPIONSが参戦した日には35万人の観客がきたといわれる。

ファイル0096 (1) 


 88年VAN HALEN’S MONSTERS OF ROCKでもセカンドビルをつとめたのみならず、同じ年のMOSCOW PEACE FESTIVALでもセカンドビルもつとめた。

ファイル0095  mpmf.jpg

 最近では彼らの祖国ドイツでのWACKEN OPEN AIRでも当然のようにヘッドライナーをつとめ、 SWEDEN ROCK FESTIVALスペインのガラゴザでおこなわれたMONSTERS OF ROCKでもヘッドライナーをつとめているのである。

sweden rock 


  にもかかわらず、ここ日本での彼らに対するキッズの受け入れ様はどうだろうか? 

 80年発表のANIMAL MAGNETISMはアメリカで200万枚のセールを挙げ、
 82年BLACKOUT100万枚、
 84年LOVE AT FIRST STING300万枚

 というドイツのバンド史上初の快挙を成し遂げたにもかかわらず、いやこれだけのセールを挙げれるハードロックバンドはアメリカでもイギリスでも稀にもかかわらず、日本では冷遇といってもいいぐらいの受け入れしかしていない。
 

animal magnetism blackout.jpg love at
ANIMAL MAGNETISMBLACKOUT』         LOVE AT FIRST STING


 これだけのセールを挙げたにもかかわらず、ANVIL、BON JOVI、MSG、WHITESNAKEが参戦した日本のSUPER ROCK 84‘ではANVIL、BON JOVIにつぐ3番目の登場であった。

sr84.jpg 


 参戦した全バンドの中で当時一番売れていたのがSCORPIONSであるにもかかわらずである。
 

 このフェスの次の年にはこれらの単独公演が実現し武道館公演がなされたが、それから次の91年まで来日公演はおこなわれていない。 

 しかし、その6年間にかなり大きな地殻変動が生じていたのである。 

 SUPER ROCK 84‘で自分の直前に演奏したBON JOVI86年88年に立てつづけに全米はもちろん全世界でミリオンセールを出すヒットアルバムを連発し、日本では東京ドーム公演まで実現し、次に出たWHITESNAKE87年に全世界で1000万枚以上のセールを記録するアルバムを出し代々木オリンピックで3デイズを達成した。

bon 85  タウニーと


 日本にSCORPIONSがこない間にもの凄い動きが起きていたのである。 

 85年から数えて6年後に来日公演が実現するも、またしても冷遇されたのである。

 
日本武道館
で1日だけであったが、それでも開演時には全席は埋まっておらず、4000席ほどが余っていた…その次の94年にも武道館公演が敢行され、その時はマイケルシェンカーがゲスト出演することがフューチャーされていたが、私は公演に行ってないので観客がどのくらいいたかはわかりかねる。 

(当時のセットリスト—91年12月5日 日本武道館
Tease Me,Please Me
Lust Or Love
Bad Boys Running Wild
Make It Real
Hit Between The Eyes
Wind Of Change
I Can’t Explain
Don’t Believe Her
Rhythm Of Love
Coast To Coast
Can’t Live Without You
Blackout
Dynamite
Holiday
(ENCORE)
Big City Nights
荒城の月~Still Loving You
Rock You Like A Hurricane

SCORPIONS 91‘来日公演日程)
12月3日 仙台サンプラザ
12月5日 日本武道館
12月6日 名古屋市公会堂
12月7日 大阪フェスティバルホール

 その後の来日公演は敢行されるが、回を重ねるごとに会場のキャパは少なくなっていった。

 一番最近の来日公演では、東京では1000人くらいのキャパの会場で1日しかできていない…海外ではアリーナはもちろんスタジアム級の会場でやるのが当たり前の彼らなのに。

 海外と日本でこれだけの落差があってはバンド自体も来る気を失って当然であろう。

scorpions.jpg


 海外のキッズでSCORPIONSを支持する人に何故支持するか、日本のキッズで支持しない理由を逐一訊いてみなければ真の理由をここに表明することはできないが、私自身の客観的な分析をこころみると、第一というかこれしか理由は見当たらないが、 「曲にパンチが欠ける」ということがいえると思う。 

 彼らの曲どれもそれぞれに良いメロをもって平均以上の佳曲はたくさんあるが、どれも強~い印象を残すことができていない…そんな感じがするのは決して私だけではないはずである。

 結局良いバンドなんだけどね~で終ってしまうのではないであろうか? 

 BON JOVI”Living On A Prayer””Lay Your Hands On Me”WHITESNAKE“Still Of The Night””Slip Of The Tongue”のような超印象に残る曲に欠けるのは否めない。

 バラードに関しても、哀愁漂う”Still Loving You””We’ll Burn The Sky”などの名曲はあるがBON JOVI”Never Say Good-bye”や”Living In Sin”WHITESNAKE”Is This Love“”The Deeper The Love“などには 残念ながらひけを取るのは否めない。

 しかし、日本人である私のこういった見解でも欧米の彼らのファンにとってはそれが快適ゾーンなのであろう。

 こういった国によるギャップは否めない。

 しかし、そういったギャップを吹き飛ばすような最高のアルバムを90年に彼らは出してくれたのである!

それが今回のCRAZY WORLDである。

crazy world 



 『BURRN!』誌の編集者たちは年代からいって80年代初頭の暗く哀愁漂うころのSCORPIONSをどうも評価しがちであるし、ことこのバンドの最高傑作は?と訊かれるとどうもその頃のバンドのアルバムを引き合いに出し、説明する。

 『CRAZY WORLDに関しても評価はするが、それほどの評価はしない。

 だが間違いなくこのバンドの最高傑作はこのアルバムであると、私は言いたいのである。胸を張って断言できる。

 そんなアルバムであると思っていただけたら嬉しい。

●”Tease Me,Please Me”
  ↓




 イントロはもちろん、ギターのリフ、フレーズからして超キャッチーである!

 しかも、クリップの背景の情景がなんともアメリカンで素晴らしい!

 これを初めて聴いた時、あまりのカッコよすぎさに鳥膚がたったものである!

 ちょうどハードロックのブームが全盛の時の制作であるがゆえに、時代から漏れるオーラも身にまとっているメンバーをみるのもうれしい限りである。

 私自身、BON JOVIRATT、KISS、POISONなどアメリカンな情景を音楽に持つバンドに憧れたからこのハードロックの世界に入ったからして、こういうアメリカンな風景が浮かび上がる音楽は大好きである。 

 それを極限にまで昇華させたのがこのアルバムであると思っている。

●”Don’t Believe Her”
  ↓





 このビデオをみると、彼らが人気の絶頂にあったことがわかる。 

 売れているアーティストからはたとえ映像からでもオーラが発散されているものである。動きも良い!

GRP_0248.jpg


 どんなアーティストでも、かつての最高の売り上げを永遠に維持し続けることなど不可能である。 

 SCORPIONSも例外ではない。

 今はかつての売り上げからは遠ざかっているが、このビデオ等をみると、「彼らにもこんな時期があったよな!」ということが見て取れる。

 昔の栄光を思い出して、ライヴにまた行こうと思い立つことが出来ないであろうか…そんなことを思ってしまうのである。

●”Send Me An Angel”
  ↓




 やはり、アルバムはもちろん、シングルのいい曲が出ると、どうしてもそのシングルまで欲しくなってくるものである。

 国内盤ではシングルカットされなかったこの曲のシングルを輸入盤屋で発売されていたが、当時学生で金もなかった自分は泣く泣くゲットを断念せざるを得なかったのを思い出す!

 しかし、良い曲である。

 SCORPIONS得意の哀愁溢れるメロディに清楚なコンテンポラリーな爽快さを兼ね備えたこの曲は当時のライヴでは演奏されず、のちにアコースティックライヴにおいて演奏されたくらいであるが、今はこのフルエレクトリックヴァージョンで演奏されているようである。

 良い曲だけにみたいものである。

 そしてこのアルバムの極めつけの曲はこれである!
  ↓
●”Wind Of Change”(全米4位、全英2位)
  



 89年にドイツのベルリンの壁が崩れ、90年にそれまで東西に分断されていたドイツが統合され、それまでアメリカを中心とする資本主義と、ソ連を中心とする社会主義の冷戦が終わりをつげ、資本主義と社会主義というイデオロギーを超えて、みな地球人類が近く寄り添える兆しが生じたことの喜びを歌詞にしたものである。

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 SCORPIONSの母国であるドイツが東西に分断されていただけに、その兆候がみえていた時期の歌であるだけに、嬉しさひとしおであったろうと思う。

 こういった曲が人々の心をとらえないはずはなく、このシングルは全米4位、全英2位という上位にまでのぼった。

 もちろん、このバンドなメロディメーカーぶり、歌のうまさ、演奏の良さ、これらが上手く混合された結果であることも間違いはない。

以上はシングルであるが、これらの他に”Hit Between The Eyes””Restless Night””Crazy World”など佳曲は多い。

 このアルバムは90年に発表されたが、この当時流行っていたハードロックで全米チャートにランクインしていたアーティストは

BLACKCROWS,EXTREME,QUEENSRYCHE,
AC/DC,WARRANT,STEELHEART,POISON,
TRIXTER,NELSON,GREAT WHITE,SLAUGHTER,
THUNDER,AEROSMITH,BANG TANGO ,
ALDO NOVA,STYX,DRIVIN AND CRYIN,
ZZ TOP、JON BON JOVI、DAMN YANKEES,

 などが挙げれるが、こういった同時代に流行っているバンドの長所を巧みに取り入れて曲を作る能力がSCORPIONSにはあり、前作SAVAGE AMUSEMENTはポップすぎて薄すぎたが、今回のアルバムはその按配が非常に良く、文句のつけようがない。

 その同時代に流行っているバンドの長所を巧みに取り入れて曲を作る能力は、デビュー当時はもちろん今においても健在である。

 HELLOWEENGAMMA RAY、その他SODOM、BLIND GURADIAN、MSGなどドイツのバンドがアメリカ進出を企てたが、どれも成功らしい成功はおさめていない。

 確かにこれらのバンドはアメリカでショウはできているが、アンダーグランドの域を出ていないのが現実である。

 ドイツのバンドでこれほどのワールドワイドでの成功を収めれたのは、SCORPIONSである!

GRP_0243.jpg


 そのバンドの歴史の中で、一番の出来といえばこのアルバムであると、私は確信している。

 このアルバムは全米で200万枚、世界では700万枚のセールを上げた。

 しかし、彼らの人気と欧米での人気はギャップがあるのは先に書いたとおりである。

彼らは欧米ではアリーナやスタジアムの会場をマンパンにするのに、ここ日本では1000人キャパの会場(SHIBUYA-AX)がせいぜいである。

 今回のツアーで引退すると宣言したSCORPIONSであるが、そんな日本では有終の美を飾ることは残念ながら出来ない。

 そのせいか、日本でのツアーも発表されていない。

 しかし、85年90年のような人気が再燃すればそれも可能かもしれない。

 その再燃を祈願してまたこのアルバムの良さが認識されてSCORPIONSのCDの売り上げがアップすれば、と私は思う。

 そんなキーワードになるアルバムであると私は確信している。

 

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Crazy World




そのCRAZY WORLDアルバムのスペシャルエディションが最近発売されたのである。

これは、従来のアルバムにその後発売されたクリップとライヴ映像のDVDである『SAVAGE CRAZY WORLD』をドッキングさせたマテリアルである。

そのライヴDVDの曲は以下。
  ↓
1. Bad Boys Running Wild
2. Hit Between The Eyes
3. I Can’t Explain
4. The Zoo
5. Rhythm Of Love
6. Crazy World
7. Can’t Live Without You
8. Blackout
9. Dynamite
10. Lust Or Love
11. Big City Night
12. Rock You Like A Hurricane

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クレイジー・ワールド<デラックス・エディション>(DVD付)



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