HR/HM温故知故
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90年にデビューした梁山泊バンドとは?


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  梁山泊というと、中国の歴史小説である『水滸伝』の舞台になった地名であるが、そこはいろんな地方からの豪傑たちが故郷を追われ集った場所である。

それをもじって凄腕のミュージシャンの集まりを「梁山泊」などと言ったりする。

 そういった梁山泊バンドとしてどんなバンドが思い浮かぶであろうか?

 まずはMR.BIGが思い浮かぶ。

ピクチャ(jpg).. (2)


 このバンドは、元TALAS~DAVID LEE ROTHビリーシーン(b)
 元IMPERITELLIパットトーピー(d)
 元RACER Xポールギルバート(g)
 そしてエリックマーティン(vo)

 と、経歴や腕では申し分ないバンドとしてデビューを飾った。

 このMR.BIG以外にも、凄腕ばかりが集まったバンドとして90年にデビューしたDON DOKKENが挙げれるであろう!

ファイル0078 
           DON DOKKEN

 このバンドはその名の通り、DOKKENのシンガーであったドンドッケンのバンドであるが、それまでのバンドのメンバーであったジェフピルソンやミックブラウン、ジョージリンチは参加しておらず、全く新たなメンバー構成になった。 

 88年VAN HALEN’S MONSTERS OF ROCKDOKKENは参加したが、その時すでにバンド内、特にドンドッケンジョージリンチの確執は表面化し、ジョージはあまりのやる気なさに、終始スピーカーの前から一歩も動かずにプレイしていたことは有名である。

そういった確執は乗り越えることができずにバンドは破綻!

それぞれが別々の道をいくことになる。


ジェフピルソンはWAR & PEACEを結成、ジョージリンチとミックブラウンは一緒にLYNCH MOBを結成、そしてドンドッケンはDON DOKKENを結成したのである。

 しかし、そのメンバーが凄いのである。

 このバンドには、元EUROPEジョンノーラム、WATCH TOWERビリーホワイト、KING DIAMONDミッキーディー、ACCEPTピーターバルテスが集い、結成されたのである。

ファイル0086


 これまでのドンのキャリアと人脈の広さが手伝って、このような凄腕のミュージシャンばかりを集めることが出来たといえよう。

ファイル00850.. 
       ドンドッケン

 しかし、当時の私は、ハードロックに入りたてであり、それまでのこのバンドのメンバーのキャリアで知っていて、実際に聴いてみたことがあったのはEUROPEくらいで、しかも、当時は他にたくさん聴きたいアルバムのリストがたくさんあったので、このDON DOKKENを聴く時間的な余裕はなかったのである。

 実際聴いたのはこのアルバムがだされてからちょっと経ってからであった。

 それは後になって後悔することになるのだが、このアルバムは前のDOKKENを凌駕するほどの楽曲に溢れたアルバムである。

●”Stay”
  ↓


http://www.youtube.com/watch?v=VIXGrCP0qOg&feature=relmfu

ファイル0082

↑この曲のシングルジャケット 

 ギターが複数いるというメリットは、単数でいる時にはない魅力ある曲ができることであろう。 

 その魅力ある曲にする役をドンまでもがこの曲で担っている。 

 ドンはDOKKENの時に、自分もギターを弾きたがったようだが、ジョージにことわられたようである。 

 しかし、このバンドでのジョンの仕事はなかなかである。

ファイル0083 
 EUROPEにおいてはギターが1人であったが、このDON DOKKENにおいて初めてツインのギターバンドになった。

エゴの強さでEUROPEを脱退したから、このバンドではそんなに良い仕事はできないだろうと思っていたがさにあらず。

そして、ビリーのギターはもっと凄い!

たたみかける速弾きのソロは急激に聴き手を虜にせざるを得ない。
 


 彼のプレイの凄まじさにもっとレビューがなされなかったのが、今もって不思議である。

●“Mirror,Morror”
  ↓


http://www.youtube.com/watch?v=BDM-7xUkjuo

ファイル0087
↑この曲のシングルジャケット

そのビリーホワイトの凄腕プレイが観れるのもこの曲である。

ジョンFINAL COUNTDOWNでみせたプレイ…つまり、ソロ終焉まじかの徹底的な畳みかけの手法とそっくりのプレイでしかもフレーズが凄く良いもの、をそっくりビリーはしている。 

 ようするにビリージョンはスタイルが似ているのである。

 このビデオをみるまでは、ソロはジョンがすべてしているのかと思いきやさにあらず、同じ曲の中で2人で折半してプレイしているのである。

 これほど二人のスタイルが似ているバンドは珍しい!

●”Crash And Burn”
  ↓


http://www.youtube.com/watch?v=Itl70ZV3wUo 

 アルペジオに導かれて、へヴィなギターリフで堰をきってスピーディに切り替える…私のみならず、ハードロック好きな人間には堪らない展開ではないだろうか? 

 清涼なイメージに、曲が展開しても要所要所でかすかに聴こえるアルペジオのメロがいい。

 そして、贅肉を削ぎ落し手、まとまりある印象が聴き手になによりも好印象を与える。

 こういった良好な点は、DOKKEN時代にはなかった魅力である。

●”Give It Up”
  ↓


http://www.youtube.com/watch?v=pwTWTgPE4uw

 しかしこれらの楽曲を聴いていて思うのが、 

 ジョンノーラムはどうして、良いミュージシャンと同じバンドで演奏するといいプレイができるのだろう?」

ということである。

 同時に、彼には悪いが「どうして彼のソロアルバムはよくないのか?」ということである。

norum.jpg 
     ジョンノーラム

 周知のように86年EUROPEFINAL COUNTDOWNにおいて、彼は素晴らしいプレイを聴かせてくれたが、彼はそのレコードの出来に不満で脱退してしまう。

ファイナルカウントダウン 
FINAL COUNTDOWN

 自分のプレイが抑え気味になってキーボードが全面に出てしまったからだという。

 そして脱退して作ったのがTOTAL CONTROLLである。

face the truth 
TOTAL CONTROLL

そんなに『FINAL COUNTDOWN』が不満で作ったソロアルバムであるのならば、その『FINAL COUNTDOWN』を凌駕するようなもの凄いプレイを聴かせてくれるのかと思いきやさにあらず、他愛ものない出来のギターアルバムであった。 

 EUROPEを脱退してまで作るアルバムなのかなと思ったのである。

 私のみならず多くの人が、FINAL COUNTDOWNこそがEUROPEはもちろんジョンノーラム史上最高のアルバムであると思っているのではないだろうか?

 にもかかわらず、『FINAL COUNTDOWN』のプロデュースが不満で脱退してしまう。

 のみならず、その他、何枚かのソロアルバムを出すも、どれもぞっこんになってしまった彼のソロアルバムは正直ないのである。

 アルバムの中に、3曲くらいは良い出来の曲はあるが、その3曲のためにCD全部を聴くのは時間がもったいないので、そんなに聴かないでいたのである。

 しかし、EUROPEやこのDON DOKKENにおいては、彼のプレイは素晴らしい!

 会社でいろんな人の中で動いていると良い結果を残すことができるが、外に出て1人で活動するととたんにいい仕事が出来なくなるサラリーマンのようである。

 そういうタイプのサラリーマンと同様に、バンドの一員でいると素晴らしい出来のプレイや、素晴らしい曲を書くことができるが、彼のようにソロになると良い曲も出来ず良い演奏も出来なくなってしまうミュージシャンはいるものである。

 しかし、このバンドがどうしても避けられなかったのは、ジョージリンチとの比較である。

george lynch 
      ジョージリンチ 

 88年度BURRN!』誌での人気投票のギタリスト部門ジョージはチャンピオンになったのをはじめ、彼の根強いファンはたくさんいる。 

 彼の凄さは、奇想天外なメロを考え出し、それを楽曲に組み込んで調和させる能力である。

 そのメロは凡人では考えつかない。

そういったメロやプレイがこのDON DOKKENにはあるか?

そういった比較が必然的になされてしまうのが普通ななりゆきであろう。

 それは違う観点から見て考えるのも面白い。 

 DOKKEN89年に分裂破壊し、ジョージはLYNCH MOBを結成しアルバムを出した。

ファイル0054


 ジョージリンチのLYNCH MOBのデビューアルバムはビルボード40位にはいる快挙を成し遂げるが、このアルバムに関してはそれほどの好セールを挙げることが出来なかった。 


 しかし、内容に関しては全然DON DOKKENの方が勝っていると今でも思っている。 

 LYNCH MOBのアルバムはほとんど聴かずに売ってしまったが、このDON DOKKENは今でもよく聴いている。

ファイル0084


 上記の曲以外にも、哀愁溢れる”When Love Find A Fool””The Hunter”など佳曲は多い。

91‘ DON DOKKEN 来日公演日程)
3月9日  渋谷公会堂
3月11日 大阪厚生年金会館
3月12日 渋谷公会堂
3月14日 渋谷公会堂

 このバンドは、メンバーのインタビューでも活気を感じることが出来たし、なによりもドンの顔にDOKKEN時代には見れなかった笑顔をよく見たものである。

ファイル0080 


 バンド全体からもオーラを感じることも出来た。

「これから先、このバンドが永続してくれれば!」と心から思った。

 来日公演のおこなわれた91年の後半ACCEPT再結成の知らせを受けてピーターバルテスが脱退したのを受けて、ミッキーディーMOTORHEADに引き抜かれ、ビリーホワイトも音楽をやめて僧侶になり、ジョンはソロ活動を再開と、次々にメンバーが脱退し、このバンドは解体した。

 
それから94年に周知のようにDOKKENが再結成されて今に至る。

(当時のセットリスト)
1. Paris Is Burnig※
2. Give It Up
3. Crush And Burn
4. The Hunter※
5. When Love Finds A Fool
6. In My Dreams※
7. It’s Not Love※
8. Down In Flame
9. Alone Again※
10. Stay
11. 1000 Miles Away
12. Into The Fire
(EOCORE)
1. Braking The Chains※
2. Mirror Mirror
3. The Hunger

※=DOKKEN時代の曲 

 このバンドがもっと続いたらどんな歴史的評価を受けることになったのだろうか?

 自分自身もどう思っただろうか?

ファイル0081


 アルバム1枚で終る…そのことによって伝説性は高くなるのは、どのバンドでも同様である。

 アルバム1枚で終る…そのことによって、惜しさが込み上がり、その過去をいいイメージで語ろうという意識が無意識に起るものである。


私にとっては、メンバーが凄かったからではなく、よいアルバムを作ってくれたからという理由で、そういった意識が強く働くのである。


 このバンドは強烈なイメージがいまだにある。 

 アルバムが発表されてから今に至るも、このバンドのこのアルバムは心から人に薦めたい。

そんなアルバムであると思ってもらえたらいいと思う。



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  ↓

ファイル0077

Up From the Ashes


DON DOKKENからの曲も1曲収録されているDOKKENのベストアルバムはコチラ!
  ↓
Very Best of Dokken


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