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CINDERELLAの迷盤についての考察(『HEARTBREAK STATION』アルバム)
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 CINDERELLAのサードアルバムHEARTBREAK STATION90年の11月に発売された。 

 ジョンボンジョヴィの紹介によってデビューを飾ることができたCINDERELLA86年にファーストアルバムを出し、次に88年にセカンドアルバムを出すことになるが、いずれも300万枚、200万枚と順調にアルバムセールスをあげることができていた。

 このバンドのデビュー当時はハードロックの事すら知らない時であった。

 その偉業を、のちになって知った人というのは、どうしてもその当時のことを大げさにとらえてしまいがちになるが、実際の偉業は、そう卑下するものでもなく、妥当な偉業とたたえられてしかるべしであったのである。

 今はなきMUSIC LIFE』誌を何冊も読むことによって、CINDERELLAのすごさ、逞しさに興味がわき、このバンドのレコードが欲しい!と思えるようになってきた。

シンデレラ


 88年の事であるが、それまで猛威をふるっていた(?)貸レコード屋の多くが、貸業を止めてそれを廉価で売りに出し始めていたのである。

 私もその恩恵にあずかることができた。

 貸業を止めた貸レコード店の前で、廉価放出セールのレコードが多くあり、その中でCINDERELLAのファーストとセカンドがともに500円で出されていた。

 中古レコード屋でも、1枚1000円でレコードは出ていた時代だから、この値段は非常に嬉しかったし、音楽自体、当時多くの人の心を捉えていたからして、この値段は人にものすごい自慢できるものであった。 

 この2枚は、すごく出来がいい。

 その2枚に関しては、他のページで書いたので、そこを参照していただきたい。

 2枚を中古で買ったので、2枚のアルバムに関しては私からCINDERELLAのメンバーには印税は入っていない。

 そんなことどうでもいいか!(笑)

 次のサードアルバムは、新品のCDで買ったので、私からCINDERELLAに初めて印税が入った作品になるが、それもどうでもいいか!(笑)

 初めから最後まで、すんなりと聴ける、また何回も聞きたくなる佳曲の数々、そんな形容がぴったりのアルバムだと断言できる。

 この曲が、アルバム冒頭を飾る曲である。

●The More Things Change”
  ↓


http://www.youtube.com/watch?v=ksGE4cqRzPM 

 このバンドのリーダーであるトムキーファーの音楽的ルーツが西部のブルーズにあるという。 

 そのことを、つい思い出してしまう曲であるし、こういった曲風がこのアルバム全体を覆っているのである。

 ファーストアルバムでは、当時のムーヴメントのメインな音であったロサンゼルス的なへヴィさを前面に出していたが、次のアルバムではその面が後退し、このアルバムではさらに後退する。 

 この業界の常として、へヴィさが希薄になるとファンが離れていく、ということがある。 

 それはこのCINDERELLAにも当てはまる。

cd91.jpg


 だが私にはどうしてか、そういうことがおこりうるのか理解できない。

 楽曲の質が下がり、聴くに堪えない曲風になってしまったのであるならば、ファンが離れていってしまった、というのなら理解はできるが。 

 確かにへヴィさは希薄になった。

 しかし楽曲の質は向上している…そう思うのは私だけであろうか?

 へヴィさが後退したから聴けない…そんなことはないはずである。

 この曲は、この当時のライヴでの冒頭も飾る曲であった。

 このアルバム収録の、 ”Dead Man’s Road”の冒頭に使われているSEを転用したSEを最初に使ってからこのイントロに使っていたのである。 

 この手法は、CINDERELLA91年に来日公演をおこなった時にチャートをにぎわしていたEXTREMEも真似していた…いやCINDERELLAが真似したのかはよくわからない(笑)。


●”Shelter Me”
(全米36位)
  


http://www.youtube.com/watch?v=fgi5xdftOIA 

 心揺さぶられる、魂揺さぶられる…こんな表現の曲ではないが、この曲もいい曲である。 

 ファーストシングルになり、全米36位にまで上昇した。 

 単なる駄曲であれば、ライヴの最初のほうに演奏してしまうが、この曲は90年当初から今までも、ライヴの最後のほうに演奏され、観客は歓待をもって受け入れている。 

 多くの人もいい曲であると思っているし、私もそう思う。

 変哲もない曲だが、そんな力がある不思議な曲である。  



 このアルバム全体を覆うのは、南部のブルーズである。

 聴いていて想起させられるのは、正直ありのままの大地の雰囲気である。

ドブローやマンドリン、サックスもこの曲はもちろん他の曲でも使われている。

 R&B風でもあり、ファンキーかつジェイムズブラウン風でもある。 

 BLACK CROWSが好きな人にはウケるだろう。

 このバンドのリーダー兼メインソングライターであるトムキーファーによれば、テキサス州のオースティンテネシー州のメンフィスで黒人たちとジャムって作った曲もあるのだという。

●”Heartbreak Station”(全米44位)
  


https://www.youtube.com/watch?v=Uuegke22rdA


hbssingl.jpg
  ↑
このシングルのジャケットはこれ! 


 このアルバムのタイトルトラックのバラードであるが、非常によくできた曲だと思う。 

 ファーストアルバムやセカンドアルバムに入っていない静かな曲調が売り物の品位を備えている佳曲である。 

 そういった曲が、このアルバムには多数おさめられている。 

 決してへヴィではないが、心が芯から癒される…そういう気分にさせられるのではないだろうか?

 アコースティックギターのアルペジオとバックの静かなSEが折り重なると、もう何とも言えない気分になってしまう。


 かなりの度合いでノックダウンさせられてしまうのである。

 この当時はもちろん、それ以降もライヴの際は、この曲は必須のプレイ曲である。


●”Make Your Own Way”
  



https://www.youtube.com/watch?v=ZZlXj-fukvw


 このアルバムにはすんなりと聴けるフレーズも次から次へと出てきて聴き手の耳をそばだてて、決して退屈にはさせないいい曲がつまっている。

 へヴィさにおいては、ファーストアルバムやセカンドアルバムには負けるが、この”Make Your Own Way””Love Gone Bad”などのようなアップテンポの曲にあるリフにはそれほど派手なギターソロはないが、ベテランバンドにしかできない味がそこにはあるし、アルバム収録の”Dead Man’s Road”などのように、ドラマティックに展開し、カポを使ったフレーズのソロなどは思わず集中してしまうし、アルバム最後のバラード”Winds Of Change”は、最初は寂愁感があるが、SEが曲展開で折り重なり、そのコラボを聴いていると希望が溢れてきて、アルバムを聴き終えた後に満足感が胸を覆うのである。 
 
tommy.jpg

 91年の秋に来日公演を行うことが新聞で告知されてからは、このアルバムを何回も聴いたものである。

 このバンドが、デビューから快進撃を始め、セカンドもマルチプラチナを獲得した。

 そのことを知ったのは、その公演に備えていろいろ調べていったからである。 

 最終的に、このアルバムは全米で19位にまで上がったが、デビューやセカンドのような成功をおさめることが出来なかったのである。

100万枚のセールで終わったのである。 

 この事実を知ったのは、その公演から1年以上も過ぎてからであるが、そうなのか…と思ったが、普通に聞き流せる情報である。

 やっぱりな…とは正直思わなかった。 

 なぜなら、いいアルバムであると心から思える曲が詰まっているからである。

 やはり、へヴィさが抑えられてしまったのがその理由かもしれないが、楽曲の質が落ちたわけではないし、その抑えられたことによって、ファーストやセカンドではできなかった曲調のモノが出来上がったといえると思う。

 来日公演に備えてこのアルバムを何十回も聴いたが、良くないアルバムならば聴くのが苦痛で仕方ないが、それは全然苦痛でもなく、それどころか良い経験をすることが出来たと思っている。 

 そんないい曲が揃ったアルバムであると思ってもらえればいいと思う。 


 90年〜91年の来日公演日程は以下。

90年
12月31日 東京ドーム FINAL COUNTDOWN BON JOVI,SKID ROW,QUIREBOYSと共演。CINDERELLAセカンドビルとして登場。

91年 単独公演日程
9月20日 東京簡易保険ホール
9月20日 宮城県民ホール
9月22日 神奈川県民ホール
9月23日 大阪フェスティバルホール
9月24日 愛知勤労会館
9月25日 広島メルパルクホール
9月27日 浦和文化センター
9月30日 東京NHKホール 

 尚、この年を最後にCINDERELLAは一度も日本に来てはいない。 

 次のアルバムは94年に発表されたが、そのアルバムは全くの鳴かず飛ばずで終わってしまった。

 だが、86年のデビューから3枚立て続けにヒットをしたのだから、それにめげずにアルバムを出し、来日公演をしてくれたらいいのに、と思わざるを得ない。

 90年代の後半から、80年代にヒットを出したハードロックバンドを集めて開催されたROCK WILL NEVER DIE TOURROCKLAHOMAなどに参加しているし、2010年のイギリスのDOWNLOAD FESTIVALにもメインステージに早い順番ながら出演している。

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DOWNLOAD FESTIVAL 2010 


 メインソングライターのトムキーファーの腕をもってすれば、またいいアルバムを作ることが出来るのに、そして来日公演をすることも充分できるのに…と思わずにいられない。

tomyky.jpg 
トムキーファー

トムの心の回復を待つばかりである。 

 単独公演でも、 LOUD PARKのようなフェス参加でもいいから、早く来て、と思わずにいられない。



CINDERELLAのサードアルバムはコチラ!

●輸入盤
  ↓



Heartbreak Station

●国内盤
  ↓



ハートブレイク・ステーション


アルバム発表後の当時のフルライヴ映像を収めたDVDはこれ!
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<関連記事>
⇒CINDERELLAの最高傑作アルバムはこれだ!


⇒CINDERELLAの『NIGHT SONGS』

⇒自己愛人間トムキーファー

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