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(祝)EUROPEの『WINGS OF TOMORROW』完全再現公演決定!
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明日への翼

 またもEUROPEが来日公演を果たす。

 2年前のLOUD PARKセカンドビルとして来日した彼らが、今回はセカンドアルバムWINGS OF TOMORROW全曲完全再現ライヴを実現する、という触れ込みでの来日公演である。

LOUD PARK』のようなイベントでは、ヘッドライナーでない限りフルライヴは実現されないのである。

 であるからして、この時の来日公演は好きなバンドではあるけれども私はいかなかった。

 フルライヴがみれないからという理由で。

 同日に演奏するバンドが、ほかにも知らないのが多い、ということも理由にはなったが…。

 しかし、今回の来日はフルライヴであるからこそ、行くことに決めたのである。

 日によってラインナップは違うが。

2015tour.jpg


彼らの来日公演日程は以下
  ↓
1月9日  川崎クラブチッタ(単独公演)
1月10日 川崎クラブチッタ(with TREAT,CRASHDIET)
1月11日 川崎クラブチッタ(with TREAT,CRASHDIET)
1月13日 名古屋ボトムライン(単独公演)
1月14日 なんばHatch(with TREAT,CRASHDIET)

●チケットはこちらからどうぞ!
   ↓
チケットぴあ


 何故、この『WINGS OF TOMORROW』の完全再現をしようとしたのか…よくわからないが、彼らのスウェーデンという国のバンドが発するメロディはある種独特のモノがある。

 そのアイデンティティを存分に有していたアルバムであることは間違いない。

 周知のように、この次のアルバムであるFINAL COUNTDOWNの世界的なヒットにより、EUROPEは一躍ワールドワイドで有名なバンドになった。

ファイナルカウントダウン
FINAL COUNTDOWN

 そのアルバムは、北欧の香りのするアルバムではあるが、その色はかなり後退し、アメリカ風の感じであった。

 だからこそ成功出来たともいえるが、その北欧の色が喪失されてしまったことについて嘆く識者がいたことは間違いない。

 そのアイデンティティを維持することこそがそのバンドにとって大切なことである、となにか評論家じみた意見ではあるが、そう思うのであるならばそう思っていていいだろうが、そういったあまり意味のない評論は私はあまりしたくない(笑)。

 売れればそれで多くの人を魅了したバロメーターになったのだからそれはそれで素直に喜ぶべきことであろう。

 そのFINAL COUNTDOWNが北欧色を脱したというが、そのれが完全に喪失したわけではない。

 その色は着実に残っている。

 いな、あのアルバムに収められている”The Final Countdown””Carrie””Cherokee”といった名曲でかつシングルヒット曲ですら、北欧人にしか発想できない曲観であろう。

 売れるがために自分の色をすべて捨てた、というたぐいのものではないのである。

europeband.jpg


 また、このアルバム収録の"Time Has Come"という曲は、巧みなキーボードの演出で始まるが、そのメロディは、朝もやの中の澄んだ山のふもとの清涼な景色を見ているような気分にさせてくれる、まさに北欧人にしか思い浮かばない色彩の曲である。

 完全に北欧のメロディを捨てたとは断じていえない曲があるし、彼らのアイデンティティを捨てたものではないのである。

 そのアイデンティティとアメリカンスタイルの見事な融合がその成功の要因だったのだ。

<関連記事>
⇒EUROPE最大のヒット作はこれだ!


今回紹介するのは、その大成功のアルバムの前であり、来年1月におこなわれる完全再現すると予告されているアルバムについてである。

 このアルバムは84年に発表された。

 当時はハードロック華やかなりしころであり、多くのハードロックバンドがレコード契約にたどり着けた時代であった。

 そんな好機のころだったころだからこそEUROPEは契約も出来、ひいては86年発表のアルバムで全世界的に成功するアルバムも制作でき、そして今もそのアルバムが要因になって大きな人気を博すことすらできているのである。

2013年SWEDEN ROCK FESTIVALの3日間おこなわれたうちの1日のヘッドライナーEUROPEであった。

srf2013.jpg
SWEDEN ROCK FESTIVAL 2013』

86年のヒット作から30年近く経っているにもかかわらずである。

やはり世界的大ヒットアルバムを出したバンドは強いのである。

その大ヒットアルバムの前のアルバムであるWINGS OF TOMORROWは、その前段階のアルバムとして垣間見ておく価値はある。



●”Stormwind”
  ↓


http://www.youtube.com/watch?v=Ef4tiaPw0Mo


透明感のある響きのいい曲である。

音のプロデュースも今一歩やりこみが足りない観は否めない。

しかし、どこか哀愁の漂うメロディにはやはり惹かれてしまう。

とくに、ギターソロ終了間際の畳み込みのメロディには思わず心奪われる。


●”Scream Of Anger
  ↓



http://www.youtube.com/watch?v=s-e82PK8wfM

この曲も非常にプロデュースの足りない曲であるが、いい曲ではある(笑)。

やはりそんなに予算がなかっただろうことは容易に予想できる。

出だしのディストーションの効きすぎた音は印象的である。

だが、予算があってもっとプロデュースに時間と金が出されればもっと良い印象を与えれれた曲になる資質は充分にあるモノだといえる。

いやこの曲のみならず、そう思わせるような曲がこのアルバムには多く収められているのである。

その最たるモノは、バラードの"Open Your Heart”であろう。

この曲は周知のように88年発表のOUT OF THIS WORLDでリメイクされて非常な佳曲に生まれ変わっている。

out of this world
OUT OF THIS WORLD

そして、そのアルバムでシングルカットされたのである。

 私はそのリメイク版のほうが、オリジナルよりも何倍も好きだ!

 そのOUT OF THIS WORLDについて垣間見たい人は以下のページをご覧になっていただきたい!

⇒EUROPEの武道館2デイズを達成した時のアルバムはこれだ!



 この”Scream Of Anger”EUROPEと同じスウェーデン出身のARCH ENEMYBURNING BRDGEでカバーされている。

buring bridge
BURNING BRDGE



●”Wings Of Tomorrow”
  ↓



http://www.youtube.com/watch?v=lElLEmdYuDM


 ヘヴィな面に哀愁な面の見事な融合…そんな形容が似合うのがこのアルバムだと思う。

 このバンドのギタリストのジョンノーラムは1つのスタイルにこだわり、応用の効かないギタリストと言われた雑誌もあるがそんなことは全くない。

johnnoramu.jpg


 このアルバムや次のTHE FINAL COUNTDOWNを聴けば、それは全くの的外れの意見でしかないのがわかる。
 
とくにTHE FINAL COUNTDOWNを聴けば、その多才ぶりには驚くばかりである。

そして、そのギターのエモーショナルなメロは聴いた後に、いつまでも好印象として余韻を残すのである。

WINGS OF TOMORROWアルバム収録の"Wasted Time"もそのような佳曲として勧めることが出来る。


●”Lyin’ Eyes”
   


http://www.youtube.com/watch?v=l8tS_HkNemM


 調べて分かったのであるが、 ”Dreamer””Stormwind”そしてこの”Lyin’ Eyes”がシングルカットされたのである。

 これまでに多く出されたEUROPEのベストアルバムには、この”Lyin’ Eyes”は収められていないからびっくりした。

 全くの意外な事実である。

 プロデュース不足で荒削りな印象を与えがちな曲でもあるが、ヴォーカルもしかり他の全部の楽器からはエモーションが伝わってくる。

yo-roppajaken!.jpg


ベストアルバムに収録されている"On Broken Wings"に通じるアップテンポな曲である。

だがシングルカットされたからとて必ずしも佳曲になりえるかと言えばそうではないのである。

 他のあるゆるバンドにも言えることであるが、「なんでこんなにいい曲がシングルカットされなかったの?」と言われる曲がシングルカットもされなかったなどと言う例も往々にしてある。

そんな名曲であったのだ、 ”Wings Of Tomorrow””Scream Of Anger”は!

 だからこそ、この”Lyin’ Eyes”をないがしろにして”Wings Of Tomorrow””Scream Of Anger”EUROPEの名曲として独り歩きしていつの間にかこのバンドの代表曲になってしまったのである。

 しかし、次の来日公演でこの”Lyin’ Eyes”は演奏されるから是非とも体感したいものである。

●”Dreamer ”
  


http://youtu.be/soHfZGPXzpg

 この曲は、先に出した"Open Your Heart"とともに、このアルバムを代表するバラードである。

 だが、シンガーのジョーイテンペストの能力を最大限生かしたものであるとは思えない。

 美しい声…そんなふれこみでこのシンガーを88年に知ったのであるが、それを確かめるべくTHE FINAL COUNTDOWNアルバムを買って聴いたのだが、まさにそんな形容がぴったりなシンガーであると体感し、好印象で自分の心の中にインストールされたのである。

biseifu.jpg
ジョーイテンペスト

 しかし、そういった能力があるにもかかわらず、このアルバムの2曲のバラードでは最大限本領発揮されたとは言い難い。

それほど低予算で作らねばならない状況だったことは想像に難くない。

 しかし、このアルバムからはやはり多大なパッションが感じれるし、何よりもエモーションが感じれるのである。

 私が、英米以外の非英語圏出身のバンドのアルバムを何十と聴くも、非英語圏出身ということが最大の要因となって、エモーションが感じれないがために、楽しめず中古盤屋に売ってしまう…というパターンを90年代中盤に嫌と言うほど繰り返してしまったのである。

 しかし、ことEUROPEや他のいくつかのバンドを例外にして、非英語圏のバンドでハートの感じれるマテリアルは少ない。

 その非英語圏のバンドでありながらハートが感じれて、ついつい聴くことを重ねていつの間にか愛聴盤になった、という例のあるバンドのアルバムとして、このアルバムも勧めれるモノであることに間違いはない。

 何故、非英語圏出身のバンドでありながらこのEUROPEはハートが感じれるのか?

私にも全然わからないのである。

言葉ではわかりようがないのである。

そういう資質がこのバンドには備わっている、としか言いようがないのである。

本当によくわからないのである。

ヨーロッパ



ネットで調べてみるも、このアルバムはスウェーデンチャートで84年に20位にランクインした、ということしかわからないのである。

 ほかに資料があれば公開したいところであるが、そんなに売れていないアルバムで多くの人の興味の対象外だったので抹消してしてしまったのかもしれない。

 しかし、次のTHE FINAL COUNTDOWNは大飛躍をし、スウェーデン、スイス、フランス1位、カナダ、イタリア2位、ノルウェイ4位、そしてアメリカでは8位をマークし、アメリカでは300万枚もの売り上げを出すのである。

この大変貌ぶりをみて、私はフィンランドHIMを思い出したのである。

HIM.jpg
HIM

 このバンドは、2005年に出した『DARK LIGHT』アメリカのチャートで18位を記録し、フィンランド出身のバンドとして初めてアメリカゴールドディスクを獲得する偉業を成し遂げるのである。
ダークライト
DARK LIGHT

 このバンドは1998年からアルバムをワールドワイドで出していたが、ヨーロッパの地域では人気が爆発するも、アメリカではリリースもされず、されてもヨーロッパに遅れて3年後にリリースされたりで、アメリカのチャートに出ても200以内がやっとであった。

 しかし、2005年発表のこのアルバムはいきなりアメリカで人気爆発し、見事ゴールドディスクを獲得するまでになったのである。

 非常に不思議なシンデレラ劇である。

 そんなアメリカでの成功のみならず、故国フィンランドでは当然ながら1位、ギリシアでも1位、ドイツでは4位オーストリアでは位、スウェーデンでは7位、スイスでは8位、イタリアでは10位、スペインでは10位、ノルウェイでは13位、イギリスでは18位、カナでは24位と信じれない偉業をいきなり突発的にして見せるのである。

こんな偉業を成し遂げる劇はそうそうあるものではない。

そのHIMの驚異的なアルバムについて書いたページは以下からどうぞ!
 ↓
⇒HIMの『DARK LIGHT』深考



それに匹敵する偉業をこのHIM約20年前にやってのけたのがはかならぬEUROPEなのである。

その大変貌劇はアメリカでの数字(=300万枚)を見れば、軍配はEUROPEに上がるだろう。

その前段階のアルバムとして佳曲の揃ったアルバムとして、セカンドアルバムであるWINGS OF TOMORROWはおススメしたい!

繰り返しになるが、このアルバムの完全再現が来年1月に日本でなされるのである。

前座にTREATCRASHDIETをつけて。

2015tour.jpg


その予習としても、このアルバムは必須である。



そのアルバムは以下からどうぞ!
  ↓



明日への翼


輸入盤は以下!
  ↓



Wings of Tomorrow

magariyama.jpg
EUROPEのこのアルバムはなかなかいいです💛」

彼らのベストアルバムはコチラ!
  ↓
Europe 1982-1992

  HMVジャパン CD DVD 書籍 音楽 ゲーム







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