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BAD MOON RISINGのセカンドアルバムを考察する!
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 元LIONカルスワンダグアルドリッチによって91年に結成されたBAD MOON RISING
は日本だけのアルバム発売であったが、非常な注目を集め、その出来たアルバムは非常に出来が良く、来日公演も大好評のうちに終わり、その年デビューしたFIREHOUSETYKETTOといった有力候補を押しのけて、BURRN!』誌の人気投票見事ブライテストホープ(新人部門)でチャンピオンになった。

デビューアルバム
デビューアルバム

 LIONには、煌びやかに光るメロをもち、それでいて心が強くヘヴィなリフが人の心を捉え、曲のいたるところにセンスのいいメロディがちりばめられていたのである。

 そしてBAD MOON RISINGのデビュー作は、その高雅な音楽性を更に上昇させた出来であったのだ。

そんないい出来のアルバムを作れば、次のセカンドアルバムにも期待が集まるのは当然の成り行きであった。

 話しは脱線するが、LIONのデビュー作であるDANGEROUS ATTRACTIONの数量限定のスペシャルエディション(下の写真)が、今ディスクユニオン高価買取をしているようである。

koukadick.jpg


3500円という高値で。

ただし、ライナーや帯もきちんと装備されている状態での取引になるが。

来年1月31日までの限定であるが、持っていてもういらないと判断している人は、売った方がいいでしょう。

その詳細ページは以下
  ↓
http://diskunion.net/portal/ct/news/article/2/48084


そのセカンドアルバムは93年の春にリリースされた。

 前作が非常に良かったので、今作は初回限定のブックレット付きのCDが出たくらいである。

 私もデビュー時の来日公演はいったし、非常な感動をもって楽しませてもらったのである。

 しかし、次の今作はどうか?

 今作は、ジャッキーレイモスイアンメイヨーというパーナメントメンバーを固めて意気込みは充分であった。

bmr2thage.jpg


 時はグランジが幅を利かせていた時であった。

 このバンドの拠点としていたアメリカは、目まぐるしく流行が変わる社会であり、その影響を感じさせる出来になっている。

 しかし、その取り入れについて、このバンドのリーダーであるカルスワンは「積極的に取り入れたわけではない」というようなことをBURRN!』のインタビューで言っていた。

swandazeyo.jpg
 カルスワン

確かに聴いてみると、もろにグランジオルタナ風に変えたわけではないにしろ、その影響を感じざるをえない出来である。

●"Servants Of The Sun"
  ↓



https://www.youtube.com/watch?v=3m6ucmWq0Ws


 非常にヘヴィで、しかもミドルテンポということも手伝ってそのイメージをより強くする作風である。

 LIONやデビュー時のBAD MOON RISINGのアルバムにはなかった作風である。

 しかし、曲の初めや終盤の重いベース音もなかなか印象深いし、要所要所にあるヘヴィなギターリフはカッコいいし、ダグのソローも光っている。

 しかし、それほどの佳曲として語られなかったのは、そんなミドルテンポでも、曲の途中で一気に速い展開になる曲にしなかったからではないだろうか?

 そんな気がしてならない。

 デビュー作ではそういった工夫がどの曲でも出来ていて佳曲揃いになっていたのに…。


●"Tears In The Dark"
    ↓



https://www.youtube.com/watch?v=zEIoPQNMd-U


 カルスワンのようなソウルフルでエモーショナルな声の持ち主ならば、こういったシンプルなバラードで聴き手を感動させることが出来るのである。

 しかし、このアルバムはこの曲もそうであるが、アコースティックギターを多用した曲が多くなっている。

 このアルバム収録の曲で、アコースティックで始まる曲は”Devil's Son"Til The Mornig Comes"”Remember Me”そしてこの”Tears In The Dark"と4曲もある。

 その手法がまた暗さを強調してしまっているのである。

kuraizeyo.jpg


 曲は、作った人の心を表すものであるから、暗い面もあり、その心を歌った暗い曲もあってしかるべしと思う。

 しかし、曲を作った人のみならず、聴き手がいて初めて音楽というものは存在するのだから、もっと聴き手の事も考えた曲が欲しいものである。

 リフもカッコいいし、ソロもなかなかに感動的である。

 しかし、それだけ…というようなことを考えるリスナーも出てきても不思議ではない。

 初めゆっくりとした感じでも、途中で速いテンポのしかもカッコいいリフに導かれて爽やかな曲展開になリ、そこにSEやキーボードの音が重ねのならば、聴き手は一気にその曲の虜になり、その曲のファンに思わずなってしまう。

 そういった曲がデビュー作には多くあったし、その技法がこのバンドの強みであったにもかかわらず、今回はそういった作風のモノがないので残念至極なのである。

良いものをもっているのに…!


●"Heart Of Darkness"
  ↓



https://www.youtube.com/watch?v=XYhdNG7RsF8


 前作アルバム収録の"Darkside Of Babylon”はミドルテンポで、初めから中盤まで聴いていると退屈しそうだが、中盤の曲展開が変わるところでは、高音のしかも魅惑的なギターソロが入るために、非常に良い印象を残すのである。

 だが、この曲ではそういった要素がない。

 いきなりであるが、作曲のメロ作りのスランプに陥ってしまったのだろうか?

 それとも当時の流行を取りいれようとするあまり、自分の持ち味を殺してしまったのだろうか?

 それとも前作が日本で好評を博したため、油断してよからぬ方向へ舵取りをカルはしてしまったのだろうか?

karyude.jpg


そこのところはよくわからないのである。

こういった不満がこのアルバム全体的には出てきてしまっているのである。

センスはあると思うのだが…


●"Blood On The Streets"
  ↓



https://www.youtube.com/watch?v=msmf4QkYEdU


 この曲が唯一このアルバムからシングルカットされたモノであり、このアルバム収録中一番いい曲なのかと言ってもいいかもしれない。

 躍動感もそこそこあるし、ヘヴィさも適度にあるし、聴き手の耳をそばだてさせる曲展開もいい。

 ただその良さをもっと徹底した作りにした方が良かったのは言うまでもない。

 そこに不満が残る。

 このシングルは以下!
  ↓



ブラッド・オン・ザ・ストリーツ


 前作のデビュー作は日本のみの販売であったが、次はワールドワイドで成功すべくいろんな試みをこのバンドはしたのである。


 ディール探しをしたり、そういったディール探しをしていた他のいろんなバンドとギグをしたりして、その存在をアピールしていた。

 しかし、そんな苦労が実を結んだとはいいがたく、日本とヨーロッパのしかも小さなレーベルとしか契約は出来なかったのである。

 そして、このころVAN HALENの前座を務めたこともあり、ラッキーな部分はあったのであるが、そんなに大きなセールにもならなかったのである。

残念ながら。

van halen


デビュー作のような出来であれば、そうはならなかったかもしれない。

ちなみにデビュー作は私なら92点をつけるであろう!

その傑作のデビュー作についてレポートしたページは以下!
 ↓
BAD MOON RISINGの最高傑作!


やはりデビュー作と今作では出来に落差がある。

それはこのバンドのファンである私も認めるし、他のファンの多くが認めるだろう。

出来に不満に思った人も多く、デビュー作時は東京公演に限ってみてみるならば、2000人収録のホールが即刻ソールドアウトになり急遽もう1回のホール公演も企画されたくらいであるが、今作では1000人収録のクラブで2回だけであった。

それも頷ける事象であった。

当時の来日公演日程は以下
 ↓
(93年 来日公演日程)

10月26日 名古屋ボトムライン
10月27日 福岡クロッシングホール
10月29日 大阪モーダホール
10月30日 川崎クラブチッタ
11月1日  川崎クラブチッタ
11月2日  仙台ペープベースメントシアター
11月3日  札幌ペニーレイン24


 しかし、デビュー作に出来で劣っていても、なんとか楽しめるようにするためには、やはりベストアルバムを聴くのがいいのである。

 ベストアルバムというだけあって、そのバンドのいい曲が多く集めらているのであるから、佳曲と一緒に収められている曲を聴くことによって、また「ベストアルバムに抜擢された曲だから」という気持ちになり、それほどよくなかった出来の曲でもよく思えるようになるのである。

 そんな試みをしてみたい人にはBAD MOON RISINGのベストアルバムをお勧めしたい!
  ↓
ザ・ベスト・オブ・バッド・ムーン・ライジング


 このアルバムは、先にも書いたように、良いセンスの持ち主のメンバーがいるバンドではあったが、このアルバムでは、それを活かすような曲作りをしていないのである。

 中途半端な印象が残ってしまうのである。

 しかし、それなりにいい面はあるし、また聴きたくなるようなメロやリフがちりばめられているのである。

このバンドの最高傑作はデビュー作であると思うし、多くのファンが思うであろうが、このセカンドアルバムは、私なら80点はつけるだろう。

いいか悪かのギリギリの境目くらいの出来である。

それほどいいわけではないが、そんなに貶すような出来でもない…そんな感じと受け取ってもらえればいいと思う。

そんな悪い出来ならば、私はこのブログで紹介したりはしない。


●先に紹介した4つの曲を観て、以上の私の解説を読んで、そのことに頷けたかたにはこのアルバムをお勧めしたい。

国内盤
 ↓




ブラッド

avjou.jpg
「迷盤ですが、おススメです!💛」

輸入盤
  ↓



Blood

  HMVジャパン CD DVD 書籍 音楽 ゲーム







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