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BAD MOON RISINGの最終アルバムを追悼する!
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 カルスワンダグアルドリッチのバンドBAD MOON RISING95年にサードアルバムOPIUM FOR THE MASSESを出した。

mayakuz.jpg

OPIUM FOR THE MASSES

 前作のBLOODミドルテンポの曲が多く、そしていまいち惹きつけるメロディが不足していたがために、何かと批判が多かった。

その批判を解消すべく、今度のアルバムは起伏に富んだアルバムにしようとした意気はうかがえた。

起死回生のアルバムであったはずであったが、実際はそんなに売れることはなかった。

 LIONで出したアルバムは2枚とも非常に出来の良いアルバムであったが、弱小レーベルの会社と契約してしまったために日本でしかヒットをすることが出来なかった。

 そしてそのLIONを解散させてBAD MOON RISINGを結成し、そのファーストアルバムは日本のみで発売、そして日本だけでのライヴをおこないそのライヴの出来も素晴らしかった。

 このバンドはずっと聴いていこうと私は忠誠を誓ったものである。

 だが当時のメンバーたちは、曲制作の段階で、ちょっと自己満足になってしまったようである。

 当時(95年)のカルスワンのインタビューを抜粋してみよう。

swandazeyo.jpg
カルスワン

「どうして”Full Moon Fever”みたいな曲を書かないんだ?っていわれるけど、時間は流れ、俺たちも変わってるんだからね。

 アーティストとして成長しなければ死んでしまう。

 その時に感じていなければ曲を書いたり、何かを表現することはできないんだ。

 型にはまった曲を書き続ければヒットすることはわかっている…というのだったら、ラジオ用のBGMでも書けばいいのさ。そしてもっと金儲けすればいい。

だが俺たちのしたいのはそういうことじゃない。」

なるほどこの人は良くも悪くも頑固なんだなあというのがわかる。

自分が今したいということでなくては魂を込めて曲を作り、曲を演奏することはできない、ということであるようだ。

やはり人間は年齢を重ねると、好き嫌いがはっきりしてきて、好きと思えることでないとやはり魂を込めることはできないのである…それは間違いない。

幼少のころは、誰とでも遊ぶけれども、年齢を重ねるとどうしてもそういうことが出来なくなってくる人間が多くなるのは、自分の周りを見ればそのことはよくわかるし、仕事でもそれは同じである。

長く続けていた仕事を一切やめて違う仕事につくことは大抵の人間にできないのとおなじことである。

妥協して、ヒット路線を狙った曲をしようと思えば、それは若いころであれば可能であったが、それは当時30を超えたカルにはできた話しではなかったようだ。

 インタビューアーの「ALICE IN CHAINSのような曲がありますか…?」という質問に対し、カルは以下のように応えている。

「個人的にはALICE IN CHAINSは好きなんだよ!とてもいいバンドだと思う。何らかの影響が入り込んでいるはずだ。」

ということである。

horiuti.jpg


 その通り、人間は何らかの影響を受けて生きているのである。

 音楽を書くにしても、無から有を生み出すことなどできるはずもない。

 私がこのように文を書いているのも、これまでいろんな本を読んできて、その本から影響を受けた文章の書き方をしたり、そのまま引用したりすることもあるのである。

音楽でも同じことが言える。

無から有など生まれるはずもない。

影響を無視して音楽など作れるはずもない。

 しかし、今回のアルバムを制作する際に、カルに大きく影響を与えたのは、グランジオルタナといったメランコリック、どんよりダークな音を中心としたバンドたちであったようだ。

 しかし、今も悪しく言われがちな音楽である。

確かに、音楽とは人間の心を表現するものだから、暗い面もあってしかるべきである。

しかし、そんな暗い面ばかりではやはり聴いているほうはそんなに面白いものではないのである。

このアルバムの収録のバラードでは暗いものが多い。

“Summer Rain”などはその最たるものである。

そういうバラードをしてもいい!

しかし、それとは別に、恋愛の心が燃え盛る彼らのファーストアルバム収録の”Old Flame”のようなバラードもあってほしかったのも正直なところである。

周知のように、このバンドが解散してから、5年後にダグアルドリッチWHITESNAKEに加入する。

それからまた5年後に、WHITESNAKEGOOD TO BE BADを発表する。

good to be bad
GOOD TO BE BAD

その中に、同じ“Summer Rain”という曲がある!

そのバラードは夕焼けを見ながら哀愁に浸るような心熱くなる名バラードである。

OPIUM FOR THE MASSES』収録の“Summer Rain”とはえらい違いだ!

 またカルは、以下のようにもコメントしている。

LED ZEPPELINも、アルバムを出すごとに酷く批判されたが、それは彼らが1つの型に填められることを拒否したからさ。」

と言っている。

やはりカルも型に填められることを拒否したのだろう。

zep.jpg
  LED ZEPPELIN

 しかし、そのLED ZEPPELINがアルバムごとに違う曲風の音楽性に意図的に変えて、今でもそのアルバムの多くが売れているのは、あのバンドが1つのアルバムで何百枚も売ったから、その変化を意図的にすることが出来たのである。

 BAD MOON RISINGはそこまでいってないのに、LED ZEPPELINのような冒険をするのは危険極まりない!

 このアルバムを出した後に、日本全国をサーキットしたが、それほどの盛況はなかったようだ。

 ファーストアルバムのころは、東京だけで中級ホール2日間が即刻ソールドアウトになって追加公演になったが、この時は1000人収容のクラブで2日間だけ。

 しかも最終日は4割しか入ってなかったようだ…。

 私は、ファーストアルバムを非常に耽溺し、コンサートも行ったが、この時は行かなかった。


以下は、95年の来日公演日程と、当時のセットリストである。

6月27日 名古屋ボトムライン
6月28日 大阪W’OHOL
6月30日 大分TOPS
7月1日  福岡スカラESPACIO
7月2日  広島並木ジャンクション
7月5日  金沢バンバンV4
7月6日  富山マルチスタジオ
7月7日  新潟文化O-DO
7月9日  川崎クラブチッタ
7月10日 仙台ビーブベースメントシアター
7月11日 函館金森ホール
7月13日 札幌ZANADU
7月14日 川崎クラブチッタ

1. Belligerent Stance
2. Monkey
3. Moonchild
4. Godforsaken
5. Rivers Run Red
6. Holy War
7. Into To The Pit
8. Hands On Heaven
9. Guitar solo
10. Blood On The Streets
11. Highway Star
12. Drums solo
13. Believe
14. Full Moon Fever
15. Sunset After Midnight
(ENCORE)
1. Free
2. TBOMD
(2nd ENCORE)
1. Purple Haze
(3rd ENCORE)
1. Summer Rain

をつけたのが、OPIUM FOR THE MASSESからの曲である。

 実に11曲も演っている(笑)。

 このことから察するに、カルがしたかったのは、OPIUM FOR THE MASSESのような音楽性のアルバムだったのだろう。

 しかし、一番ヒットした『BAD MOON RISING』からの曲が3曲だけとは寂しい気がする。

 ファーストアルバム収録の佳曲をわざと書かなかったようであるが、やはり日本のみならず、アメリカやヨーロッパでもCD契約することが出来たようである。

suwanto.jpg


 それは、一発をこのアルバムに賭けたのかもしれない。

 わざと、当時のアメリカで流行っていた音楽性の要素を導入することによって売れることを意図したのではないだろうか?

 長年、日本だけで相手にされることを狙っていたのに我慢できなくなって、アメリカでのヒットを望んだのかもしれない。

 日本よりもアメリカのほうが人口が多いし、アメリカで売れた、という枕詞が出来れば、世界中で売れるきっかけになるのだ。

 そんなことをしないで、日本という重要なマーケットがあるのだから、それむけの作品を作ればいいじゃないか、アメリカでの成功なんて目指してないで、というのはリスナーのわがままなのかもしれない…。

 しかし、こういった議論そのものもあまりアーティストには馬の耳に念仏的な性格のものなのである。

 作品を作るに際して、「アーティストの好きなものを作る」という面と、「ファンの要望するものを作る」という面がどのような時も存在するはずである。

 この2つの面が完全に一致していれば、何も問題はないし、そうなればヒットし、それ以上にファンを獲得できれば大ヒットになるのであるが、どうしても齟齬してしまうのが常である。

 好きなように作るだけで、好きなように売れる…しかし、こんな悠々自適なことをしていられるのは、ミリオン単位のセールを2枚以上作れたアーティストだけである。

 AEROSMITH、VAN HALEN、AC/DC、BON JOVI、METALLICA、BLACK SABBATH…こんな程度である。

 そういったセールを挙げれてないアーティストが、作りたいように作っているだけでヒットを飛ばせるはずはないのである。

 やはりそこは妥協しなくてはいけない…。

 しかし、それはやはり馬の耳に念仏的なニュアンスで終わってしまう。

 私が最近知った話しでは、93年に日本の虎舞竜というバンドが、“ロード”という曲をヒットさせた。

しかし、それ以降のシングルは全くの鳴かず飛ばずで、結局この曲だけで終わってしまった。

 まさしく一発屋だったのだ。

 しかし、このバンドのリーダーであり作曲家である高橋ジョージはこの曲の印税だけで、今も毎月100万円も受け取っているようである!

 あのシングルだけでなく、あの曲がコンピレーションアルバム等に収録され、それが売れれば当然印税につながる。

 それだけでなく、あの曲や他の虎舞竜の曲がカラオケで歌われれば、それだけでも印税になるのである。

 このことからもわかるように、印税の力というのはすごいのだ。

 だから、一度売れてしまったバンドの音楽性を、「昔のほうが良かった。」「音楽性をああしろ、こうしろ。」と言ってみても、ほとんど受け入れてもらえないのだ。

 何故なら、そんな意見を受け入れなくたってきちんと印税が入ってくるのだから。
 

 年齢を重ねれば、その頑固さは更に強化される(笑)。

 そうなったら、もうそのアーティストのやりたいようにやるだけでいいのだ。

 一度売れてしまったアーティストならば、全盛期ほどは無理にしても、コンサートツアーをおこなえば、それなりに興行収入になるのは明白だ。

 ファーストアルバムは日本だけの発売と来日公演であったが、サードアルバムは日本のみならずアメリカ、ヨーロッパにも拡大された。

 そうなれば、収入の幅が広がっていったのは間違いない。

 よほどのクズアルバムでも出さない限り、そこそこ収入は入ってくるだろう。

yabaibmr.jpg


しかし、そこで物言いをつけたいのだ。

やはり規律は必要であるということだ。

私ははっきりいって働きたくはないのだ。

出来れば印税や権利収入等で暮らしていきたいと思うので、それを今構築しているところである。

しかし、そこは今は我慢して働きに出て仕事をする。

でなくては金が入ってこないから仕方ないのだ。

そこで、やりたくないことをしても、その生活が全部が全部よくないことだらけか?と言うとそうでもないのだ。

したくないことをしても、やはりそこで得ることもあるし、爽快感を得ることもできる。

これは、自分の生活にとっていいことではない、と思ってしてみても、実際良いと思えることはある。

休み続きで体がなまってしまっている時に仕事に出る、そして仕事をする。

するとなまっていた体に爽快感が出てくる。

また、休み続きで、朝おきたい時間だけに起きていたら、やはり体に愚鈍さが出てくる。

そこで仕方なく仕事に出るために朝早く起きる、すると起きたい時間に起きていた時には得られなかった爽快感が体に出てきたのである。

やはり、したくないことをすることによって得られるものは大いにあるのだ。

お客様に不機嫌そうに接していてはお客様が来なくなって、自分にも金が入らなくなってしまうので、笑顔で挨拶をしたり接客をしたりする。

もちろんこれはいやいやしているわけではなく、普段の生活から得た規律である。

そういう規律を守ることによって、自分にプラスになることは大いにある。

お客様に気にいられることによって友人になれる、あるいは恋人になれる。

あるいは、多くの常連のお客様になっていただいて、自分にも歩合給が入るようになる。

プラスになる面は厳然と存在する。

やはり規律は必要なのだ。

bmriei.jpg


 恥をさらすと、私の高校時代の友人で今はニートに成り下がってしまった男がいる。

 その男は、規律が全くない。

 メールを送っても、薄っぺらい内容の心がこもってない文しか送ってこないで、「吞みにいこう!」とメールを送っても、「女が来ないならいかない。」などとわけのわからない返信が来る(笑)。

 遊ぼうと誘ってもこない。

 メールでは私に対する文句ばかりである。

 そうでしょう。

 きちんと礼儀正しいことをしなくてもお金がもらえて、友人を大切にしないで粗末にしても生活が出来るのだから…。

 こんな状態の人間に、金の大切さや友人のありがたさを説いても全くの無駄でしょう。

 何度もこういった不遜な態度でこられたので私はもう、この男とは付き合わない、会わないと自分に誓った。

 ミュージシャンもこういう面があるのは否定できないはずだ。

 自分のしたいようにしてても生活に困らないだけの金が入ってくるのだから、それ以外の方法をしろと言ってもかなり難しいだろう。

 しかし、そこで気持ちを吹っ切って、規律を課してほしかったのだ。

 ヒット曲の要素のある曲を書こう!と思って欲しかったのだ。

 そういう曲を3曲ぐらい作り、アルバムに入れる、そうすることによって見えてくる世界は違ったものになったはずである。

 そうすることによって、観客の入り具合も違ってくるし、観衆のノリ具合等をライヴで確認することが出来たはずである。

 しかし、カルやダグはそうせず、自分たちのやりたい曲を作り、披露するだけで終わってしまった。

 だから印税生活者は難しいのだ(笑)。

 まあ、前置きが長くなってしまったが、OPIUM FOR THE MASSESの内容について垣間見ていきたい。


●”Monkey
  ↓



http://youtu.be/ENadb0cVqq8


 このアルバムはやはり、LIONBAD MOON RISINGのファーストアルバムのような曲風を期待して聴くとしっぺ返しを食らうことになる。

 だが、当時のLOUDNESSのファンには良い歓待で迎え入れられたようだ。

 この曲も、なかなかいい出来だとは思う。

 しかし、メロディが不足しているし、1曲全体を聴いた時に思うのは起伏が少ないのだ。

 LIONや初期BAD MOON RISINGの時のような曲間にキャッチーなリフを畳みかけて、聴き手の心を掴む、という手法が採られてないのがちょっと残念である。

 でも、大きくまけて、そんな昔の手法を云々ではなく、比較をしないで、虚心坦懐に違うバンドとして聴いてみるも、やはり1回聴いて好きにはなれないのだ。

 何回も聴きこむ必要があるようだ。


●”Godforsaken
  ↓



http://youtu.be/V89Q1pziX_w


 この曲や”Holy War”にしろ、最初のほうから曲に突入すると、「おっ!」と思わせて「いいかも!」とも思わせる品位がある。

 聴きいって最後まで聴くが、やはり何か物足りなさが感じてしまうのは私だけであろうか?

佳曲になる資質はあると正直思える曲であるが、メロディの磨きと畳みかけが足りない気がする。

でもそれなりにいい曲ではあるが…。


●”Into The Pit”
  ↓



http://youtu.be/hNOQ5pccpsg


 メランコリックなギターメロに穏やかな声が乗っている。

 以下の写真のような情景が浮かび上がってくる。

kuraizeyo.jpg


 やはり、このアルバムは、「メランコリックさ」が全体を覆っている。

 “Moonchild”もメランコリックなアコースティックのアルペジオで聴き手を引きつけている。

  聴いていると、憂鬱な気持ちで戦場に赴く戦士になったかのような気分になる。

 “Free”は初めを聴いて、「メランコリックかな?」と思わせる感じであるが、聴きこんでいくとそこは癒しの憩いの場になる。

 そんな魅力を有している。

 夏にビーチで聴けたら最高であると思える。

 そんな曲が多ければ多いほどいいのであるし、そんな手法を採ってくれたらファンも喜んだし、ヒットにも恵まれただろう。

 しかし、メインソングライターであるカルスワンとダグアルドリッチはしなかった。

 前にも書いたように、音楽は制作する人間の心を表現するものであるから、このアルバムのようにメランコリックな面もあってしかるべきであると正直あると思う。

 しかし、そんな面ばかりでは、聴き手は辟易してしまう。

 そこで翻って、やはりLIONBAD MOON RISINGのファーストでやったような曲を、全部とは言わず、3曲でも4曲でもいいから次のアルバムから作って入れるべきであった。

 しかし、このアルバムをもってバンドは解散。

 そして周知のようにダグはまずDIOに加入し、その後WHITESNAKEに加入し、その才能をあますことなく披露し、それまでLIONBAD MOON RISINGを名前だけ知ってても聴くことがなかったハードロックファンの前でアピールし、その実力を認知してもらえる機会に恵まれたのである。

doug
ダグアルドリッチ

 2003年WHITESNAKEの来日公演以降では、LIONBAD MOON RISING時代では味わえなかった大きな会場でのライヴがほとんどであった。

 その来日公演の年のBURRN!』の人気投票ではいきなりダグはギタリスト部門で4位になるのである。

 それから5年後の、DEF LEPPARDとの来日公演では、日本武道館であった。

 DEF LEPPARDのファンならば、LIONBAD MOON RISINGを知っていたが、CDを聴かなかった人が大勢いただろう。

 そこで初めてダグを観て、その実力を垣間見ることが出来た人は大勢いただろう。


●“Belligerent Stance
  ↓



http://youtu.be/TWUwP8LZrAg


 この曲が唯一このアルバムからのシングルになった曲である。

 以下にも佳曲風な感じがする。

 この曲こそが、カルの魅力を一番よく表していると思う。

 このアルバム発表後のインタビューで、『BURRN!』の編集員の某者が、BAD MOON RISINGの曲はつまらない。だからTYTANのような曲をやってくれ。」

とカルに言ったところ、カルを怒らせてしまったというエピソードがある。

 TYTANはカルが80年代初期に結成したバンドであるが、そのTYTANについては機会があれば紹介したい。

 このOPIUM FOR THE MASSESは全体的にメランコリックで、暗な部分が多いが、「クズアルバム!」と評したいものではない。

 それなりにいいアルバムである。

 そんなクズアルバムであれば、この場で紹介したりはしない。

 だが、一聴してすぐに好きになれるモノがないので、あまり評されることはない。

 やはり何度も聴きこまないと、魅力の端緒を見つけることが出来ないのだ。

 だから、81点の出来である。

kalbizz.jpg


 今カルはなにをしているのかはわからない。

 ダグアルドリッチのインタビューでもカルのことが出てこない。

 しかし、このままハードロックの歴史に埋もれてしまうのはもったいない。

 あれだけの才能があるのに…。

 他の項でも書いたが、STEELHEARTのリーダーであり、メインソングライターであるマイケルマティアヴィッチも、ファーストアルバムで超名盤を作っておきながら、セカンド以降ではこういう意図的な音楽性のチェンジをおこない、ファンから相手にされなくなり、いつの間にか埋もれてしまっている。

matijesaikin.jpg
マイケルマティアヴィッチ

 非常にもったいないことである。

 あれだけの才能があるにも関わらず、しなくていいことをして埋もれてしまっているのだから…。

※そのことについて言及したページはコチラ!
  ↓
STEELHEARTの超強力盤デビューアルバム(=誰だこの驚異の新人バンドは?)


 私はRATTを80年代の後半で死ぬほど好きになったが、97年と99年の再結成後のアルバムは、聴けたものではない。

 出来が悪すぎて。

 しかし、2010年発表のINFESTATIONで見事復活し、往年のラットンロールを聴かせてくれる。

INFESTATION.jpg
INFESTATION

実に20年ぶりの復活作である。

93点はつけたい!

そのことについて紹介したページは以下!
  ↓
http://eurokennes.blog60.fc2.com/blog-entry-126.html


「もうだめだ!」と完全に諦めていた時の、突然の復活劇である。

 こんな復活劇を私はカルにも期待しているのである。

 可能性に心を閉ざすことなく、開けていればこういう経験もすることが出来るのだということをRATTでわかったのである。

 今も、私はカルスワンの復活劇を期待しているのである。



●このOPIUM FOR THE MASSESを聴きたいかたはコチラ!
  ↓



Opium for the Masses

mizugiwom.jpg
「聴きこめば好きになるBMRのアルバムです!💛」


彼らの軌跡をみるベスト盤がコレ!
  ↓
ザ・ベスト・オブ・バッド・ムーン・ライジング

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コメント
コメント
はじめまして
何度かブログを拝見させていただいております。確か初めてたどり着いたのはブライアン・ハウ時代のバッドカンパニーの回だったかと思います(違う方だったらごめんなさい)。

このアルバムは、確かに悪く無いけど突き抜けた何かに欠けてる印象でしたね。多分同じ年だったと思うんですが、エクストリームのWaiting for punchlineにも同じ空気を感じました。それがグランジなのかはわからないですが。

その後のカルですが、二年前にドイツのフェスにTYTANで出演していたらしいですよ。

因みにカル&ダグで1番好きな曲はトランスフォーマーのテーマです(笑)





2015/02/24(火) 06:10:03 | URL | ひろぽん #- [ 編集 ]
訪問していただき感謝します。

ブライアン・ハウ時代のバッドカンパニーの回ではありませんね。

バッドカンパニーはアルバム1枚しか持ってませんし、それほどのファンではありませんし、あのバンドについてblogに書いてませんから…(苦笑)

流行というのは不思議なもので、景気が悪いときにはいくら頑張ってもいいものが作れなくなります。

逆に景気のいい時には、それほど頑張らなくとも、ジャミングだけで傑作の曲やアルバムが作れたりするものですから。

でもいずれの時でも、「良いものを作ろう!」という気概を維持しなくてはいけませんね!

やたら職人気質になって、自分の殻に閉じこもってやりたいことだけを追求していっては悪い方向へ行ってしまうのに気が付かなくなって、傍らから見たらトンでもない出来のモノが作れてしまったりします。

ですからカルには、一度原点にもどってLIONやBMRのデビュー作を回顧して、それらの要素を取り入れた曲をアルバムの半分くらい分作るべきだったのです。

しかしサードは…悪くはありませんが、あのバンドに忠誠を誓ったファン以外の人にアピールできるものではなかったですね。

悪くはありませんが。

しかし、あのTYTANで復活していたとは驚きですね。

教えて下さり感謝いたします。

これで、あのバンドのCDを聴こうという気が湧きました。

実は、あのバンドのCDまだ聴いていないんですよね…(笑)。

2015/02/26(木) 03:05:39 | URL | テヅロック #- [ 編集 ]
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