HR/HM温故知故
かつて一世を風靡したHR/HMについて、私の個人的な思いいれ、独自な見方、ニッチな情報、そして映像を提示していきます
日本武道館公演実現の全米2位のNICKELBACKのアルバム『HERE & NOW』はこれだ!
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このアルバムは、NICKELBACKにとって本格的に日本で公演ができた時のアルバムである。

前作は、全米で2位にまでいったにも関わらず日本での東京公演は、2000人収容の新木場スタジオコースト2回だけ。

ダークホース


欧米では10000人以上収容するスタジアムでの公演が当たり前のバンドなのに…。

欧米での人気の度合いが日本で正比例してアップしていれば、37000人収容さいたまスーパーアリーナで2回できても何ら不思議でないくらいである。

日欧ではこういうギャップがあるために、この新木場スタジオコーストもそんなに急いでチケットを取る必要はないだろうとたかをくくっていて、すぐに取らなかったが、いざチケットを買いにいったが、その2公演ともソールドアウト!

しかも追加公演はなし!(笑)

非常に後悔したので、次の時は絶対にすぐに取ろうと決心した。

そして、このHERE & NOWが発表されるや、今回の日本公演も告知されるが、日本武道館1日だけだという。

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日本武道館

日本武道館は世界中のアーティストに有名で、この場所での公演が人気を測るいわば試金石的な場所になっている。

ことはNICKELBACKも例外ではない。

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この場所での公演を夢見ていたのだ。

どうしても、ここでの公演がしたいがために、地方公演は一切なし。

この武道館だけの公演に決定したのだ。

2000年代初めからこのバンドは注目していた私は当然この公演に足を運んだ。

満員だった。

厳密に売れなかったチケットの枚数は関係者でないとわからないが、私がみる限り、空き席は見当たらなかった。

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しかし欧米では10000人規模の会場が当たり前になっているバンドにとっては、まだ物足りないだろう。

しかし、このアルバムも傑作だ。

非常に脳内に残るメロディやカッコいいリフが満載で、このバンドのファンをしていてよかったと思える瞬間が多く出現する。

のっけの“This Means War”からして、ヘヴィで畳みかけるリフに興奮せざるを得なくなる。


●“This Means War
  ↓



https://www.youtube.com/watch?v=exlGc8eFXI0


寝起きで頭がいまいちさえてない時でも、テンションがハイになる。

聴き手に緊張感を喚起するイントロや始まり方も申し分ない。

ヴォーカルがない場面でもへドバンをかましたくなる。


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このリフを聴いていて、思い出してしまうのは、このバンドのカテゴライズで、「オルタナティヴロック」とされることがあることである。

確かに普通のハードロックでもない。

90年代の半ばに流行ったグランジのような暗めの音楽を盛り立てるようなディストーションのギター音を基礎としつつ、ハードロックのような明るさがあるロックといったらいいだろうか。

そのグランジから想起させるような暗さはないが、それを一部分だけ使っているような感じである。

グランジそのもののような音楽であるならば、私の好みでないし、この場で紹介したりしない。


●“Bottoms Up
  ↓



https://www.youtube.com/watch?v=mT7EcNHovJ8


sokoageGRP_0337


メインソングライターのチャドクルーガーは、このアルバム発表時は39歳である。

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チャドクルーガー

私がハードロックにのめりこむきっかけを作ってくれたのはBON JOVIであるが、そんな大恩あるバンドを悪く書くのは気がひけるが、このバンドのメインソングライターであるジョンボンジョヴィは、30歳にしてヘヴィさを失った曲しか書けなくなってしまった。

それが残念で、コンサートにもいかない年月が長く続いてしまっている。

bonn.jpg
   BON JOVI

しかし、その年から9歳も上チャドが、このアルバムでもヘヴィさを維持しているのは嬉しいことである。

やはり憧れの人間像はいつまでも失って欲しくないのである。

一度、ハードロックという素晴らしいものに触れたなら、いつまでもそれを大事にしてほしいと願うのだが、そうなる人は全体から見て少ない。

高校時代に大勢の人間とコンサートにいったが、その姿勢を維持しているのは私だけである(笑)。

次の“Bottoms Up”もミドルテンポの普通の曲だが、適度なヘヴィさがあるので、テンションが下がることはない。

次の“When We Stand Together”も集中せざるを得ないメロが多い。


●“When We Stand Together
  ↓



https://www.youtube.com/watch?v=76RbWuFll0Y


意識を最大限集中して作った痕跡の窺える曲である。

その時々の感情を歌い、それを表現する時の楽器のテンションも最上の使い方をしている。

優しい感情を歌う時は優しく、激しい時は激しく、そうでなければ、聴き手は感動しない。

それが見事に巧みなのだ、このバンドは、このアルバムのみならずどのアルバムでも。

だから、どのアルバムのどの曲でも感動できるものばかりなのだ。


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しかも、このようなシンプルな作りの曲でこそ,メンバーの楽器のレベルがわかるのである。

楽器のレベルも高い、ギターもベースもギターも、そしてドラムも!

次の“Midnight Queen”は、グランジっぽいイントロだが、グランジになる一歩手前で終わっている。

そのギリギリの線がいいのである。

しかも、畳みかける速いリフがまたハイウェイを走り抜ける快感に連れていってくれる。

そしてすぐさま“Gotta Get Me Some”につなげられる。

この曲はミドルテンポだが、ヘヴィなしかも魂のこもった強烈なリフがさく裂する佳曲である。

まるでMETALLICAのような感じである。

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漫然と曲が進むのではなく、コーラスとリンクしてその感じが非常に好感をもたらすのである。

この曲もへドバンをかましたくなるのである。

そして気分が高揚する。

スピーディな曲でも、スロウでも、ミドルでも、いずれでも佳曲、というのはもう堪らない感動をよびおこす。

そして次の“Lullaby”こそはスロウ曲の名作である。


●“Lullaby
  ↓



https://www.youtube.com/watch?v=4OjiOn5s8s8


幻惑的な背景音やキーボード音とギター音のコラボが、他の国黄泉の国にいざなってくれる不思議な感覚になる曲である。

トランス状態になり、何もしなくなって静止した状態になり、聴き入ってしまう。

このバンドの作る曲はオクターブが非常に広いのである。

それでいて、どの曲もが非常に良好なメロディを有している。

稀有なバンドである。

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“Trying Not To Love You”はバラード調の曲である。

この曲や次の“Holding On To Heaven”“Don't Ever Let It End”を聴いていると、憩いの雰囲気が漂ってくる。

音楽の魅力はどうしても憩いの場が必要なはずだ。

やはりロックファンにとって思い切り音楽を愉しむのは休日のはずだ(当然ウィークデイも楽しむが)。

その休日の晴れの日に、かけたら最高の気分になるメロディがこの曲には最高の気分になる。

その他、このアルバムはもちろん他のNICKELBACKの音楽には満載なのだ。

聴いているとまさに癒されるのである。

最高の気分になるのである。


“Every I Wanna Do”もスロウなチューンだが、ありきたりなリフではなく、奇異なリフを挿入したり、奇異な曲展開をして聴き手を飽きさせない。

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聴き手がどういうことをしたら喜ぶかを常に考えてチャドは作曲をしているのだろうか?

そんなことを考えざるを得なくなるのである。

毎度のことながら、NICKELBACKの音楽を聴いていると、いろんなところでそういった工夫がなされているので。

経営者たるものお客さんがどういうことをされたら嬉しいか?

どんなことをしたらお客さんがくるか?

そういうことをつねに考えながら、探しながらいいと思ったことは導入していく柔軟さがないと経営は長く続かないという。

ことは音楽にも言えるだろう。

一度傑作アルバムを作ってもそれの踏襲だけしていては、いつか人気は凋落する、当たり前の話しであるが。

どういうことをしたら聴き手が喜ぶかを考え、探し続け、それを導入していかなくては人気はすぐに落ち、コンサートにも足を運んでもらえなくなることは間違いない。

そういった意味で、チャドクルーガーは素晴らしい音楽経営者だ!(笑)

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周知のようにヴォーカリスト兼ギタリストのチャドクルーガーはかの有名なアヴリルラヴィーンと結婚する。

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 アヴリルラヴィーン

しかし、わずか結婚1年目にして離婚が危ぶまれて、アヴリルの誕生日パーティにチャドの姿はなく、チャドは「もう俺たちは離婚する!」とカリフォルニアで吹聴していたというような記事が、ネットで散見されるようになる。

その危惧が現実になり、2015年9月に離婚してしまう。

バンドは順調にこのアルバムの売り上げを伸ばし、彼らの祖国カナダでは当然1位を獲得し、アメリカでも2位になる。

カナダでは200万枚を売り上げ、アメリカでは100万枚を売った。

そして、このアルバムがでた年の夏にブラジルでおこなわれたROCK IN RIOセカンドビルとして参戦する。

riojanee.jpg


ヘッドライナーBON JOVIである。

bonrio.jpg


そして、その後、先述のように、待望の日本武道館公演をおこなう。

その模様は『BURRN!』で報道されるのかと思いきやそうならず、私も紙などに書かずにおいてしまったので、そのROCK IN RIOでのセットリストを以下に記しておこう。
    ↓
  • Animals
  • Something In Your Mouth
  • Photograph
  • Far Away
  • When We Stand Together
  • Savin' Me
  • Too Bad
  • Someday
  • Side Of Bullet/Because Of You
  • Gotta Be Somebody
  • Rockstar
  • Figured You Out
  • How You Remind Me
  • Burn It To The Ground



スランプなど全くの無縁状態のNICKELBACK

快進撃は止まらなかった。

次のNO FIXED ADDRESSも快調だった。

  • No_Fixed.jpg


    そのアルバムについは以下のページに書いたので参照していただきたい。
    http://blog.livedoor.jp/hairhusa/archives/51430171.html
  • そしてこのアルバム発表後に、このアルバムからの選曲も含んだベストアルバムVol. 1-Best ofを発表する。

    それも併せてごらんいただきたい。
     ↓



    Here & Now


    国内盤


    ヒア・アンド・ナウ

    mickymoody




    Vol. 1-Best of


    ■関連記事
    NO FIXED ADDRESS


    LIVE AT STURGIS 2006


    ALL THE RIGHT SEASONS


    DARK HORSE
     



    【邦楽コーナー】



    この人は、もう音楽活動をほとんどしていませんが、私がファンになった音楽家のうちの1人です。 
     
    顔もカッコ良いですし、歌も上手いし、歌詞から読み取れるモラルですとか、非常に共感し感動して聴いた人です。

  • 相手の女性に対しての真摯で真っ向な感情をくさくない良い言葉で表現しているのは大変に満足です。

    この人が活動していた90年代の中盤以降、男性のミュージシャンの中では、意味不明な言葉を並べているだけのビジュアル系のバンドがたくさん出てきましたが、こういう藤重さんのような真摯な歌詞を歌う人に感動する私は、そういったバンドには全然興味ありませんでした(苦笑) 

    藤重さんも彼のホームビデオで、 

    「古風で自分の意見を言える女の子がタイプ!」

    といってましたからね。

    そういったモラルが歌詞を反映するんですね。 

    そんな藤重さんの心を理解できる曲の1つだと思います。
      ↓

     

    ■この曲収録のアルバムはコチラです!
      ↓
    Rock’n Your Smile
      HMVジャパン CD DVD 書籍 音楽 ゲーム


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