HR/HM温故知故
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世代を超えて輝き続けるHOUSE OF LORDSのデビュー作はこれ!
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昨年のLOUD PARKに参戦して、デビューから27年にして初めて来日公演をおこなったHOUSE OF LORDSのデビュー作について今回はみていきたい。

loupar


このバンドは、KISSジーンシモンズが設立した、SIMMONS REBEL第一弾アーティストとしてデビューした。

中心人物がキーボーディストという珍しいバンドであるが、しかしこのバンドの楽曲は、決してキーボードが目立ちすぎるということはない。

あくまでも楽曲が中心で、それを活かすのが第一である。

そういう姿勢は「バンド」を志す人には非常に大切なことだと思う。

このデビューから、グレッグジェフリアが抜けるまで、そして今でもその姿勢は貫かれている。

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グレッグジェフリア

このアルバムのトップを飾る“Pleasure Palace”はキーボードのイントロから始まる曲である。

曲名から想起させるまさにパレスを想起させる曲風である。

そのふくよかな気宇に、心が行かざるを得ない。

非常にドラマティックだし、このバンドの心意気が伝わるようで、この曲を聴いているだけで、このアルバムに対する期待で胸が膨らむ!

一度、凄い派手でしかもしかも正確なプレイを聴かされると、どうしてもそのプレイヤーにばかり高得点をあげたくなるものである。

例えでいえば、ROYAL HUNTアンドレアンダーセンMartial Arts“Tearing Down The Wall”などでの凄まじく速く正確なプレイを聴かされるとどうしても、そればかりに意識がいってしまうものである。

現に、アンドレアンダーセンBURRN!』の人気投票の「キーボードプレイヤー部門」で、何度もチャンピオンになっている。

そのことを否定するわけではない。

しかし、そのプレイヤーのスタンスを考えなくてはならない。

確かにグレッグジェフリアは、派手なプレイはしない。

だがアンドレのようなプレイをしろと言われればできるだろう。

ただしないだけなのだ。

楽曲を第一に考えているだけなのだ。

その結果、このバンドには佳曲が多くあることになっている。

派手なプレイはないが、楽曲を良く彩っている、ということから鑑みれば私はこの人を高く評価したいのである。



●“Pleasure Palace
  ↓



https://www.youtube.com/watch?v=4qJfrir4ITU


このバンドは、結成当時も、所謂ベテランバンドの様相を呈していた。

kamigaminoyakat
  HOUSE OF LORDS

どのプレイヤーも、いろんなバンドを渡り歩いてきた人たちで、どのプレイヤーも20代ばかりなのにも関わらず、異様な雰囲気、ベテランミュージシャンのような観があった。

現に、このアルバムからの雰囲気はベテランバンドそのものといような感じを与えることになる。

このアルバムでギターを弾いているレニーコードラもそんなオーラを発散している。


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レニーコードラ

フレーズのアレンジの仕方はまさしくその通りである。

雰囲気は凄いが、もっと速いプレイを期待してしまうが…。

でもこのアルバム収録の“Edge Of Your Life”では、非常に巧みなソロプレイをこなしている。

そして、“Looking For Strange”“Slip Of The Tongue”では、これでもか、と言わんばかりの派手でスリリングで流麗なギターを展開している。

これらの曲では、ケンメリーのプレイも光っている。

kenmary
 ケンメリー

この人は、BAD MOON RISING結成時にドラマーとして参加し、そこでのアルバムでの素晴らしさ、またライヴでのプレイに感動した。


BMR.jpg
BAD MOON RISINGのデビューアルバム

その旨を、他のページで書いたが、ミドルテンポにおいてもそのキレが、曲を素晴らしく彩らせる能力に長けているのだ。

ましてや速い曲となれば当然である。

まさに“Looking For Strange”のような速い曲であればうってつけの場である。

そのケンの良さについて堪能したい人は、以下のページに飛んでいただきたい。
   ↓
BAD MOON RISINGの最高傑作』


また、素晴らしいのはドラムだけでなく、ベースも同様である。

目立たない音楽器であるが、その低音が如何に曲を彩れるか?

それがベースの役目であると思うが、同じくBAD MOON RISINGのデビュー作にゲストとして参加したチャックライトもこのアルバムに参加している。


chucklight
チャックライト

そのBAD MOON RISINGのデビュー作でのすばらしさはお墨付きである。

聴いて思わず私は、「うおっ!」と声をあげたほどである。

楽曲に加味する低音の楽器のメロディ…簡単なようでいて非常に難しいのである。

このHOUSE OF LORDSのデビュー作を聴けばすぐにその素晴らしさには誰もが気づくだろう。

次の“I Wanna Be Loved”における、重いギターリフとそのトーンの背景にアコースティックギターのメロを絡ませるところなどはまさに手慣れた味を感じさせる。


●“I Wanna Be Loved
  ↓



https://www.youtube.com/watch?v=3a7SZkQgKCA



また、曲展開の際に、アームで伸ばしたリフをなされると、心が弾まざるを得ない。

この時期にハードロックにのめりこんだ人には堪らない演出だろう。

渋めでエモーショナルなジェイムズクリスチャンの声は、このようなミドルテンポの曲でこそ発揮する。

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ジェイムズクリスチャン

当然、速い曲でも歌唱は素晴らしいが。

次の“Love Don't Lie”はまさにジェイムズのうってつけの場である。



●“Love Don't Lie
  ↓



https://www.youtube.com/watch?v=IRw7UMEy1Hw


この感動的なバラードこそ、このアルバムの、そしてこのバンドの代表曲である。

この曲が始まると、私は全ての動きをとめて聴き入らざるを得なくなるのである。

それほどの名曲なのである。

エモーショナルなヴォイスに、エモーショナルなギターメロ、そして雰囲気…何も文句はつけたくない。

ただただ聴き入るだけである。

今聴くと、非常に時代がかったような感じだが、そんなことは音楽では関係ないのである(笑)。

初めて聴いた時は、非常にコンテンポラリーだと思ったが。



●“Hearts Of The World
  ↓



https://www.youtube.com/watch?v=FNX2ndA7614



キーボードのあるバンドがやはり危惧されてしまうのは、その按配加減である。

あまりにキーボードが多すぎると、単なるポップなバンドとしてメタルファンに退けられてしまう。

私は、それでもいいと思うし、そういうのがメインの好みでないのでそんなに聴かなくなるだけのことであるが、多くのファンはそれでは満足しない。

だがそういったキーボードの多すぎるアルバムにもの言いたくなるのは、もっとギター音を入れればいいのに、もっとヘヴィなギターリフを入れればいいのに、ということである。

そういった不満はこのバンドでは私は生じなかった。

houseofshoki

このアルバムの“Hearts Of The World”はキーボードの音が全体的に覆っているが、それに劣らずヘヴィなギターリフが抗しているのみならず、魅惑的なソロを展開しているので、その和音がなんともいえない感動的な曲に仕上がっているのである。

キーボードを擁するバンドとしての模範的な曲であると思う。

この曲は是非とも勧めたいのである。

次の“Under The Blue Skies”は曲名通りの希望が聴いていてわいてくる曲で、こういうこともやはり音楽を聴くことのメリットの1つであることが確認できるのである。

次の“Call My Name”も聴いていてそういった気分にさせてくれる曲である。

ケンとレニーがともに活躍している!

叙情的な曲である“Jealous Heart”でフィナーレを飾るにふさわしい雰囲気でこのアルバムは閉じることになる。


私は、この時もこのバンドに在籍し、91年BAD MOON RISINGでの素晴らしさに感動したケンメリーについて誰もが目がいったはずであり、「この人の前歴は?」などという衝動に駆られたはずである。

チャックライトの素晴らしいプレイも同様に。

BON JOVIのようなメジャーなバンドにもならなかったし、メジャーなレーベルではなかったがために、そういう衝動が一時的には起こっても、ちょっと時が経てばすぐにその思ったことが忘れられてしまうのが常である。

このバンドに以降のアルバムで参加したダグアルドリッチにしろ、BAD MOON RISINGLIONで活躍してその力を示していたが、それが万人に認識されるまで、2003年WHITESNAKE加入まで待たなければならなかった。


doug aldrich
ダグアルドリッチ

非常に酷なことであると言わなければならない。

そういったメジャーにはなれなかったバンドの良さを多くの人に認識してもらうためにこれから随時そういったバンドについて書いていきたい。


このバンドのこのアルバムは以下よりどうぞ!
    ↓



House of Lords

riottel

アナログ盤


Same (1988) / Vinyl record [Vinyl-LP]



“I Wanna Be Loved”のシングルレコード


I Wanna Be Loved


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【邦楽コーナー】



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