HR/HM温故知故
かつて一世を風靡したHR/HMについて、私の個人的な思いいれ、独自な見方、ニッチな情報、そして映像を提示していきます
今も魅力褪せない90年発表のDEEP PURPLEの『SLAVES AND MSTERS』!
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今回ハードロックに復帰した(RITCHIE BLACKMORE'S RAINBOW復活)リッチーブラックモア関連の話をしたいと思う。

それは、90年DEEP PURPLEのことである。

84年にこのバンドは復活してから、2枚のアルバムを出しいずれもプラチナゴールドを獲得し、バンド内は順調にいっていると思われた。

2枚目のアルバム発表後には日本での公演はなかったが、それでもドイツでのMONSTERS OF ROCKヘッドライナーを務めるなど、活躍は大いにしていたのは間違いない。

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HOUSE OF BLUE LIGHT


しかし、ワールドツアーの終了後に、リッチーブラックモアは、イアンギランが辞めないならば、俺はバンドを抜ける!」とバンドのメンバーに言ったようである。

ライヴでのステージパフォーマンスではなく、曲作りにはリッチーイアンは意見の相違が多くなり、クリエイティヴな前向きな意見にはイアンはことごとくリッチーの反対だったようである。

それにリッチーは耐えきれなかったようである。

この時は、リッチー以外の他のメンバーはしぶしぶリッチーの意見を飲んで同意し、仕方なくイアンを切ることにしたようである。

その意見の対立について、私はとにかくどうかということは言うまい。

そのバンドのメンバーではないのだから。

しかし、周知のように、93年DEEP PURPLE結成25周年を記念して、イアンギランを再び戻し、アルバムを制作し、ツアーに出る。

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イアンギラン

しかし、この際は、「イアンのライヴパフォーマンスが気に入らない」ということで、「彼が脱退しないなら、俺が辞める」といって今度はリッチーが辞めてしまう。

空いたギタリストの席は、急遽ジョーサトリアーニを加入させて、ツアーを続行した。

オフステージでも、オンステージでもリッチーはイアンギランを許せなかったのだ。

どうあがいてもこの2人は相いれない性格なのだろうということが言える。

やはりどんな組織にいっても、どうしても相いれない人は私もいるし、そうであればこそ、この2人についてどうということは言えないはずである。

しかし、88年にイアンを解雇してから、次のアルバムでのシンガーを探すにあたり、RIOTトニームーアLIONBAD MOON RISINGで活躍したカルスワンが候補に挙がったがいずれも駄目だったようである。

しかし、カルスワンがその候補になったというのは驚きではないだろうか?

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カルスワン

非常にカッコいいルックスに、非常にアメリカンなスタイルをしていたハードロックバンドのシンガーが歴史あるブルーズをベースとしたバンドのシンガーの候補になるなんて、とういうことで!

しかし結局カルスワンは、バンドのイメージに合わないということで、却下されたようである。


そのカルスワンの魅力を堪能するに最適なアルバムはLIONTROUBLE IN ANGEL CITYである。

そのアルバムについての詳細を書いたページは以下である!

http://eurokennes.blog60.fc2.com/blog-entry-265.html

その後、バンドのメンバーになったのは、ジョーリンターナーであった。

それでできたのが90年発表のSLAVES AND MASTERSである。

Slaves_and_Maste
SLAVES AND MASTERS

この人は、88年に初めて知った。

当時はイングヴェイマルムスティーンのバンドのシンガーとして活躍していたし、ハードロックの雑誌等でいろいろ出ていた。

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ジョーが参加したイングヴェイのアルバム!

そのシンガーであったならこのバンドに入ってもおかしくはないだろう。

基調とするものが同じアーティストなのだから。

これで、元RAINBOWのメンバーがこのバンドに3人同居することになった。

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リッチーロジャーグロバーに、そしてジョーである。

この時に、これだけ3人のメンバーが集まっても、RAINBOWの音楽性は希薄であった。

RAINBOWでも、これまでのDEEP PURPLEにもない魅力がこのアルバム内にはある。

やはり、70年代初めから中盤まで全世界でレコードを売りまくった天下のDEEP PURPLEである。

その威光はまだ輝いていたし、ハードロックのブームもまだ続いていたし、当然その元祖的存在であるDEEP PURPLEの新作が出ると聞いて、誰もが注目していたのは間違いない。

purple 70s

毎晩毎晩ハードロックを聴かねば気が済まなかった頃の私でもあるし、当然このアルバムにも注目して買った。

私はDEEP PURPLEはあのデヴィッドカヴァーデールが所属していたバンドという認識でもあったし、イングヴェイのバンドに所属していた人物が今回参加した、という興味からこのアルバムを買ったのである。

その内容について順次みていこう!


●“King Of Dreams
  ↓



https://www.youtube.com/watch?v=i5WoLKFPhY8


弦楽器に似せたジョンロードのキーボード音が印象的である。

そしてそこから醸し出される緊張感はやはり並ではない。

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ジョンロード

こういう工夫をするバンドは日本にはなかったし、今もない。

こういう特異さが、私が西欧のロックを好きになる理由の1つでもある。

そしてヘヴィさも適度である。

やはり渋めの声がなかなかにいい感じである。

イアンギランのように、シャウト系ではなくメロディを重視して作った観のある曲であるし、そうなれば必然的に音も深くなる。

そういうのが私好みであるし、誰もが深く興味を抱き次の曲を聴いてみたくなるのではないだろうか。

deeppap91

この曲はジャムってすぐに出来た曲だという。

ジャムって作るからこそ全体的な調和が優先される。

複雑な曲展開はなかなかに難しい。

80年代の半ば以降の派手な曲展開をいくつも観ている人には、物足りなくなる…と書きたくなるが、やはりそうでもないようだ。

やはりカリスマ的な存在観のあるバンドの曲は、不思議なことにこういう何気ない曲でも何か威厳を放ち、聴き手を虜にしてしまう威力があるようだ。

この曲は、派手さもないし、派手なソロもない。

しかし、何故か集中してみてしまう、聴いてしまう。

大ヒットはしなかったが、そんな威力があるのだ。


●“Cut Runs Deep
  ↓



https://www.youtube.com/watch?v=7L-I2yYWFa4


この時のラインナップは元RAINBOWのメンバーが3人も揃ったことで、RAINBOWの音楽に近くなることを予想していた人も多くいただろうが、そうはならなかった。

そしてこれまでのDEEP PURPLEの音楽とも違う。

しかし、流麗なジョンロードのキーボードに導かれて、ギターの畳みかけるようなリフが印象的である。

イアンペイスの終始躍動感が途切れないドラミングも心地よい。

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イアンペイス

こういったどの楽器も目立っていて活躍している曲は、DEEP PURPLEの場合決まってメンバー全員で作っているのである。

しかしそういう曲でないものに関しては、リッチーとグロバーとシンガーで作った曲であるのがほとんどだ。

派手さはないが、やはり落ち着いた雰囲気になれる激しめな曲はやはりいい。

この曲こそがこのアルバムで一番印象に残る曲であり、ライヴで体現してほしい曲になるのではないだろうか?

実際に、このアルバム発表後の次の年の来日公演でもなされて、私も行ったが、やはり興奮した!


●“Fire In The Basement
  ↓



https://www.youtube.com/watch?v=VrZLFRTKUX8


次は、ちょっとファンキーな“Fire In The Basement”であるが、速いソロになるとピッキングと、フィンがリングがちぐはぐになってしまうリッチーだが、この曲では危うくならずに済んでいる(笑)。

このバンドのトレードマークは、やはりジョンのキーボードであろうか?

このハモンドオルガンのメロディを聴いていると、すぐにDEEP PURPLEであるとわかってしまう。

その音とバックの楽器と調和しているからこそ、やはりそういった現代ではウケないようなメロでもやはり佳曲に仕上がってしまうのだろうか?

deeppa91

ノリのいいスピーディな曲で、この“Fire In The Basement”はこのアルバム収録の曲の中ではすぐに好きになった候補である。

ジョーは、心の慟哭や、傷ついた心を表現するのに長けているシンガーである。

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それを基本とするために、ジョーが書く歌詞は、哀愁漂うちょっと暗めの感じになってしまう。

でもそれは決して悪いわけではなく、それがゆえに佳曲のバラードに仕上がることが多い。

イングヴェイのバンドに参加した時に作った“Dreaming”は今も語られる名バラードである。

2013年イングヴェイが参加した『LOUD PARK』においてこの曲が演奏されたが嬉しさひとしおであった。

その哀愁漂うバラードとして、“Truth Heart”“Love Conquers All”は良好なバラードだ。


●“Love Conquers All
  ↓



https://www.youtube.com/watch?v=Hd2-1XEJl2Q


ジャズやブルーズこそは、そういう心を表現するうってつけの場であるが、DEEP PURPLEは、まさにそういう音楽を取り入れたバンドであるからこそ、ジョーのスタンスとぴったり合っていたのであるし、そういったバンドのメンバーの楽器ともやはりフィットしていると思うのは私だけであろうか?

それにクラシカルな音もフィットしているし、そういうキーボード音とコーラスがさらに曲に深みを与えるのである。

こういうバラードには、どうしてもエモーショナルでしかも、テクニカルな速弾きのギターソロがあったらもっといいのである。

そうかつてこのバンドに属していたデヴィッドカヴァーデールのバンドWHITESNAKE“Is This Love”のような。

しかし、リッチーはそういった速弾きは不得手なのである(苦笑)

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でもこのバラードはなかなかいいバラードだし、私も好きだ。


次の“Breakfast In Bed”も爽やかさを伴ったミドルテンポの佳曲である。

朝起きたときに、カーテンから覗く強くもない弱くもない日光を浴びながら、朝もやの山と草原を前にしたログハウスにたたずんでいるような気分にさせてくれるのである。

こういった情景を彷彿とさせるすっきり観のある曲を書けるのもこの時期のPURPLEの特徴なのだ。

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次の“Fortuneteller”は悪くはないが駄曲だ。

しかしとばすほどの事ではない。

次の“Too Much Is Not Enough”はアップテンポのギターとキーボードが前面に出た目の覚めるようなポップな曲である

一歩間違えば、このバンドとフィットしないように感じがちだが、ギリギリで保っている。

何せこの曲はジョーのソロアルバムとして収録しようと思っていたけれども、このバンドに加入したことで、急遽このアルバムに入れられたという曲なのだ。

この曲は、のちにジョーが脱退してから作られたソロアルバムHURRY UP AND WAITに収録されている。

非常にノリのいい曲だが、ライヴのセットからは外されていた…残念であるが。

このアルバムは意外なことに9曲しか入ってない。

でもちょうどいい観がある。

最後は、ドラマティックで激しい曲の“Wicked Ways”で終わる。

ドラミングのフレーズがイアンとすぐにわかるのが、この曲を聴いてもすぐにわかるはずだ。

そのドラミングがこの曲で活躍している。

キーボード音のコラボの際に、やはり問題となるのはその按配である。

多すぎるとやはりヘヴィ志向のファンにはそっぽを向かれる。

その按配はやはり出すぎてはいけないし、それ以上では私も好むところではないし、そんなに聴かなくなるだろう。

しかし、この曲でもその加減は非常に巧みである。

曲の最後で、スローダウンし、ドラミングとキーボードで持ち返して、再びもとのスピードに変わる。

その変化が非常にドラマティックだ。

deepsinpa


こういう曲もDEEP PURPLEにもできるんだ!と感心感心である。

満足のうちにこのアルバムは終了し、また再びこのアルバムを聴きたくなるのである。

正直書くと、DEEP PURPLEのアルバムは全部集める気になるほどのファンではないのである,私は。

実際、全部は集めていないし、これからどうするかもわからない。

しかし、どうしても中古盤屋に売りたくないと思っているのが、PERFECT STRANGERであり、このSLAVES AND MASTERSである。

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PERFECT STRANGER

だからこそ、このアルバム発表後の日本武道館公演には行ったのである。


この時の来日公演告知のポスターは以下であるが、全米で1000万枚売ったWHITESNAKEWHITESNAKE発表直後の日程とほぼ同様である。

deepeerai


DEEP PURPLEというバンドの威厳とファンの根強さを芯から感じたのである。

WS 87
WHITESNAKE 87


しかし、これだけいいアルバムを作っておきながら、ジョーと他のメンバーとの方向性が祖語してしまい、ジョーはこのバンドを抜けてしまう。

その後の93年に元NIGHT RANGERのジェフワトソンを中心とするMOTHER'S ARMYに参加し、その他ソロキャリアや、RAINBOWのカヴァーバンドOVER THE RAINBOWやグレンヒューズとのプロジェクトであるHUGHES/TURNER PROJECTなどに従事した。

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  MOTHER'S ARMY

ジョーは幸運な男だ。

FANDANGOというマイナーなバンドで歌っていたが、リッチーに発掘されてRAINBOWに加入し、一躍有名な人になり、コンサートはアリーナばかり。

次にイングヴェイマルムスティーンのバンドに参加し、ここでもアリーナばかり。

次に、このDEEP PURPLEに参加し、ここでも当然アリーナばかり。

非常に幸運だった。

しかしアリーナ級のバンドへの参加は残念ながら、ここでストップしてしまった(笑)。

MOTHER'S ARMY参加時に、ジョーは「DEEP PURPLEは自分で辞めたのですか?辞めさせられたのですか?」という質問に対し、「その両方だ!」と言っていた。

今のDEEP PURPLEは、自分のレコーディングした曲でないと歌いたがらないイアンギランがいるために、このアルバムからの曲は、93年から今まで一度も演奏されていない。

しかも、当時のライヴのセットリストをみるとカヴァーデールのころの名曲“Burn”がトップでなされているのみならず、ディオがいたころのRAINBOWの曲もなされているから興味深かった。

(当時のセットリスト)
1.BURN
2.BLACK NIGHT~LONG LIVE ROCK 'N' ROLL
3.TRUTH HURTS
4.THE CUT RUNS DEEP~HUSH
5.PERFECT STRANGER
6.FIRE IN THE BASEMENT ~ROGER BASS ~
7.KING OF DREAMS
8.LOVE CONQUERS ALL
9.DIFFICULT TO CARE ~JON KEYBOARD SOLO~
10.KNOCKING AT YOUR BACK DOOR
11.LAZY 12.WICKED WAYS

-ENCORE-
13.HIGHWAY STAR
14.SMOKE ON THE WATER
15.WOMAN FROM TOKYO


であるからこそ、このj期のPURPLEのライヴ映像は貴重なのだが、そのライヴのオフィシャル盤は出ていない。

興味のある人はブート屋に行って探すしかない。

これまでこの期のDEEP PURPLEのブートレッグはいっぱい出ている。

deepbuut

deepgouka


DEEP PURPLEでは、93年から今まで一度も演奏されていない曲しか収録されていないにもかかわらず、いまだ廃盤になっていないから驚きである。

このアルバムが出た90年度BURRN !』の人気投票で、

DEEP PURPLEがバンド部門で2位(当時はチャンピオン、1位、2位…という順位の仕方だった)
アルバムは4位
リッチーがギタリスト部門で2位
ジョーがヴォーカリスト部門で2位
ロジャーがベーシスト部門で6位
イアンがドラマー部門で10位
そして、ジョンがキーボディスト部門でチャンピオンになるのである!

このバンドにとって非常に躍進的な年であったことは間違いないし、懐古趣味でなく、客観的にこの当時の作品を見ると、今見ても突出したいいものをもっていたのは間違いない。


このページをみて、そういった偉業にも興味持った人には是非ともこのアルバムは勧めたい。

そういう方は以下からどうぞ!
   ↓



Slaves and Masters
秋山

次のアルバムBATTLE RAGES ONとのカップリングをした格安盤がこちら!



Battle Rages on / Slaves & Masters




【邦楽コーナー】



この歌も非常に大人びた歌詞ですね。

この時、歌っている藤重さん21歳とてもそんなふうには感じれません。 

28歳くらいの恋愛経験が多くて深い男性が書いたような非常に奥深い歌詞ですね。 

聴いていればわかるように、別れてしまった女性への感情を歌っています。

その感情を、雨(=rain)を描写しながら書いた詞であることはすぐにわかりますね。 

その描写に仕方が、非常に感動的ですね。 

ロマンティックな男性ならば、こういったことを心に抱きながら分かれてしまった女性に対して抱いているのであるのかなあとちょっと気持ちが揺さぶられますね。

これは男性が聴くためには良いかもしれませんが、女性が聴くためには…という気がします。 

女性は、こういった曲をとなりで歌われるとそれがそのまま自分へのメッセージだと思ってしまいますから、そういった曲を、男性はドライヴ中にかけたりはするものではありません(笑)

こういった歌詞に感動しても、男性からこういったバラードのシングルをプレゼントされたら、

「別れたいの?」

と思われてしまいますから要注意です!(笑)

でもこの歌詞は非常に感動的ですし、藤重さんの歌も最高に上手いですから、いつまでもその感動が胸にインストールされます。
 

●この曲をお買い求めのかたは以下よりどうぞ。

また、下記のアルバムにも収録されていますが、アルバム収録のヴァージョンよりもこのシングルヴァージョンの方が音のプロデュースが断然よろしいので、シングルの方をおススメします!
  ↓



この曲収録のアルバムは以下!

life

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