HR/HM温故知故
かつて一世を風靡したHR/HMについて、私の個人的な思いいれ、独自な見方、ニッチな情報、そして映像を提示していきます
リッパー加入時のJUDAS PRIESTの最高級ライヴ映像はコレ!
londoner

ティムリッパーオウエンズが参加して2作目のDEMOLITION発表後のイギリスのロンドンにある「ハマースミス」におけるライヴである。

このバンドからロブハルフォード93年に自分のプロジェクトであるFIGHTをやるために一時的に活動を休止していくつもりだったが、のちのコンタクトにおけるトラブルが続発してしまい、ロブは脱退する羽目になってしまった。

JUDAS PRIESTにおける人間関係が最悪になってしまったのである。

FIGHTのデビューアルバムは、今も語られる名盤である。

その詳細については以下のレポートを読んでほしい。
  ↓
FIGHT『WAR OF WORDS』
http://eurokennes.blog60.fc2.com/blog-entry-106.html


しかし、セカンドアルバムはロブの好奇心旺盛さが災いし、当時のメインブームであったスローでダークすぎる音をバンドに取り入れすぎてしまい、それなりに良いが、ファーストで好印象を持ったファンには失望させてしまう結果になった。

そしてFIGHTはレコード会社から契約を打ち切られてしまい、バンドは解散。

再び、ロブJUDAS PRIESTに加入できないかと、バンドに打診したが、バンド側ははねつけたという。

そして、数千人のオーディションの中から、WINTERS BANEのシンガーだったティムリッパーオウエンズが加入して名盤JAGULATORを作り、そしてDEMOLITIONも作り、両方のアルバム発表後にも来日公演を実現させている。

Jugulator
JAGULATOR

demolition
DEMOLITION

周知のようにロブ2003年JUDAS PRIESTに戻り、ワールドツアーも実現して、アルバムを計3枚発表し現在に至る。

JUDAS PRIEST=ロブハルフォードという図式があるために、どうしても他のシンガーが加入した時のアルバムやライヴ盤というのは忘れられがちである。

しかも、ロブのプロジェクトであったFIGHTHALFORDなども歴史に埋もれがちになってしまうのが私には残念なのである。

halfords
  HALFORD

ティムリッパーオウエンズ時代のマテリアルがロブ時代の作品に劣るかと言われればそんなことはないし、逆に凌駕する面もあるのは厳然たる事実である。

なのに忘れ去られてしまい、あえなく生産中止、あるいは廃盤になってしまうのは私には非常に残念なのだ。

そんな事情であるから、リッパーのライヴの時には会場の大きさも大幅小さいものになってしまった。

それはロブのバンドFIGHTHALFORDも同様に。

当時のJUDAS PRIESTHALFORDともに中級ホールでの公演だった。

しかし、JUDAS PRIESTロブが戻ると、とたんに日本武道館公演になった。

私は、どんなものにも価値を見出そうという気概があるので、今のメインの流れ以外にもどうしても関心が行くのである。

なので、今回はティム時代のライヴ盤について観ていこう。

私にとってティムリッパーオウエンズ在籍時のJUDAS PRIESTは実に興味深いのである。

owens.jpg
ティムリッパーオウエンズ

ロブ以外のシンガーがこのバンドで歌うなどということはこの先一切ないだろうからだ。

それよりも、そのシンガーになったリッパーの上手さに注目せざるを得ないのだ。

私は、彼がこのバンドに参加して1枚目のJAGULATOR発表後のツアー時の来日公演に行ったが、聴いたときに思ったのは、「数千人から選ばれただけの上手さがよくわかる!」ということだった。

その数千人の中に現ROYAL HUNTDCクーパーも入っていたのである。

dccoop.jpg
    DCクーパー

数千人の中からベスト4にまで絞られた段階にまでDCは残ったが、残念ながらリッパーになったようである。

ベスト4人に残った実力のほどは、最近のROYAL HUNTのアルバムを聴けばよくわかるだろう。

リッパーが加入した時のアルバムの良さはもちろん、そのパフォーマンスの良さもやはり見逃せない。

当時29歳だったリッパーらしく、縦横無尽に動きまくり、メトロチックな動きでしかも、時折いかれたドランクボクサーのようなしぐさを交えて会場を沸かせたものである。

また、黒いレーザージャケットに黒い帽子といういで立ちをしたリッパーは、新しい色をバンドにもたらした。

91年のまだロブがいたころのJUDAS PRIESTの来日公演のブートレッグを私は所有しているが、その時はまだロブ39歳ということもあって動きまくっているが、今は齢60以上になったロブにはそういうパフォーマンスを期待することはできない。

そんなリッパーのパフォーマンスを見れることもこのDVDを観るメリットの1つであろう。


●“Metal Gods
  ↓



https://www.youtube.com/watch?v=mNF8uQASeCk


これがこのライヴのトップを飾る曲である。

DEMOLITION発表後のライヴということもあって、DEMOLITIONやその前のJAGULATORなどから曲が連発されるのかと思いきやそうではなく、往年のロブ加入時のナンバーが連発される。

その際に、リッパーが歌っている時に、「やっぱりロブでなければだめだ…」なんていう思いは一切浮かんでこない。

いつの間にか、リッパーの歌唱に惹かれていつの間にか魅入っている自分に気付くのである。

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ロブリッパー、どちらが良いか?

正直、甲乙つけがたいのである。

リッパーロブより優れている点は、高いトーンを伸ばすときに、さらにメロディをつけれることであろうか。

そういうことが巧みに容易くロブにできるかどうか?


●“Burn In Hell
 ↓



https://www.youtube.com/watch?v=UWTTpja_H7c


これはリッパーが加入して最初のアルバムであるJAGULATORからの選曲である。

このアルバムを初めて聴いたときに思ったのは、このバンドは同時代の流行りの要素を取り入れているな、ということである。

50歳を超えてもそういった柔軟さはこのバンドは結成当初から変わっていない。

それには敬服せざるを得ない。

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ギンギンの鉄を鉄で殴ったような音が印象的である。

こういう試みは、これまでのJUDAS PRIESTにはなかった。

謙虚に若い世代のミュージシャンからの要素を取り入れ、それをうまく自分のバンドの音に融合させ、佳曲に仕上げる能力にははっきり言って脱帽である。

このライヴでもおこなわれていた“Blood Staind”も、JAGULATORからの曲であり、ビデオクリップにもなった。

これはミドルテンポよりちょっと速い曲だが、そのヘヴィなリフとビートに思わずヘッドバンキングをかましてしまうのである。


●“One On One
 ↓



https://www.youtube.com/watch?v=aUyQe3FqWAQ


この曲や“Running Wild”DEMOLITIONからの曲である。

demolition


この当時のJUDAS PRIESTは、これらの曲を引き合いに出して、「何がしたいかわからない」というような批判をされることがあるが、私から言わせれば「そうかな?」ということである。

当時の音楽的要素を取り入れたことによって、それまでのJUDAS PRIESTと違和感があっただけの話ではないか、と思うのである。
とくにJAGULATORはその傾向がある。

しかし、 One On One”はまさに往年のJUDAS PRIESTをほうふつとさせる曲である。

judasGRP_0096

ロブがこの歌を歌っても全然違和感がない曲である。

だが、称賛ばかりはしていられない。

DEMOLITION収録の“Feed On Me”は漫然と曲が進んでしまう。

この曲より、この期のJUDAS PRIEST特有のミドルテンポより少し速めのループのようなギター音と時折ゴシックっぽい色のある“Burn In Hell”“Hell Is Home”のような曲のほうが魅力的だ。

その“Hell Is Home”が終わると、ここぞとばかりに往年のJUDAS PRIESTの名曲が連発される。

“Breaking The Law”~“Desert Plains”~“Turbo Lover”~“Painkiller”~“Electric Eye”~“United”~“Living After Midnight”~
“Hell Bent For Leather”

…こんな具合にである。


●“Painkiller
  ↓



https://www.youtube.com/watch?v=yEegbggPgQU


この曲などを見てもわかるように、リッパーの特徴は、メロディを高めに歌う場面が多いのである。

しかし、ロブメロディが高いところと低いところの幅が広いのである。

でもそれはリッパーの欠点ではないのである。

単なる違いである。

そのリッパーの特徴は、それまでのJUDAS PRIESTの歴史や威厳を損なうものでは決してないのである。

idainarujud


このようにどの映像を観てもわかるように、リッパーのパフォーマンスの良さはもちろん、やはり歌の上手さは極上と言っても過言ではないだろう。

しかし、そのことを強調する識者がいてもいいものであるが、人間の悲しい性であるが、やはり良い部分よりも悪い部分のほうに目が行ってしまうものである。

同時期にIRON MAIDENからブルースディッキンソンが脱退し、代わりに元WOLFSBANEブレイズベイリーが加入し、そのシンガーとしての力量のなさをこき落とす識者はいっぱいいた。

時にベイリーの擁護論もあったが…。

でもブレイズ加入時のIRON MAIDENは、ブラジルMONSTERS OF ROCKトリを務めたからすごいといえばすごい。

96monsters


しかし、ことJUDAS PRIESTにおいては、このように素晴らしい偉業を残したリッパーに対しては、良いことを論じる識者は多くいたが、ロブが戻ってからというもの、ロブの良さしか強調しなくなってしまうものである。

roboo

マスコミというのはそういうものなのかもしれないが、それだけでは私はやはり納得できないのである。

やはり当時を振り返って観ると、やはりリッパーの良さを体感せずにはいれないのである。

かなりの実力者…などという形容では物足りないロブであるが、彼はやはりメタルの神である。

そんなシンガーの脱退後に加入したシンガーはやはりそのロブと比較される運命にあったが、このDVDを観ているとそんな比較などしようという気にすらならない。

リッパーの歌唱が素晴らしいからである。

このライヴDVDのボーナストラックには、この時の最新アルバムからのトラックである“Machine Man”のクリップも収められている。


●“Machine Man
  ↓



https://www.youtube.com/watch?v=_EEPp23Y8fg


ロブが戻ることになって、リッパーは当然脱退し、その後ICED EARTHに加入し、その後YNGWIE MALMSTEENに加入している。

ungve

そのアルバムについては、のちに取り上げたいと思う。

しかし、JUDAS PRIESTは偉大なバンドである。

アルバムのレベルの高さもさることながら、ライヴでもレベルの高い演奏を難なくこなしている事由で毎回毎回ほとんどのツアー時のライヴモノを出している。

つい最近も、『REDEEMER OF THE SOULS』リリース後の、『Wacken Open Air』でヘッドライナーをつとめたときのライヴモノが発売された。

こんなにライヴモノを出せるバンドを私は知らない。

そして、リッパー加入時のもこうやって出しているのである。

この年は、このようにオフィシャルDVDが出たのみならず、南米でもそのライヴの模様がテレビ放映されたのである。

それが日本でもブートレッグで出ている。

やはりそれまでのバンドメンバーのみならずリッパーのヴォーカルも素晴らしいからである。

それを体感してもらいたいものである。

このロンドンでのライヴ後、日本にも来日公演をしに来て、そしてイタリアでの恒例フェスティバルであるGODS OF METALヘッドライナーとして参加した。

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このフェスには、MEGADETH,KAMELOT、RHAPSODYなども参戦した。

megades

【収録曲】
Metal Gods
Touch Of Evil
Victim Of Chainges
One On One
Running Wild
Ripper
Diamonds And Rust
Feed On Me
Burn In Hell
Hell Is Home
Breaking The Law
Desert Plains
Turbo Lover
Painkiller
Electric Eye
United
Living After Midnight
Hell Bent For Leather


興味の出た方は以下よりどうぞ!
   ↓



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