HR/HM温故知故
かつて一世を風靡したHR/HMについて、私の個人的な思いいれ、独自な見方、ニッチな情報、そして映像を提示していきます
WANDSとカル.スワン

【PR】西内まりやに学ぶ恋愛術 Ⅱ 「LOVE EVOLUTION」

前に、

肌をきれいに露出して、

笑顔が魅力的で、

挨拶が丁寧に出来る


 こんな女性に、男性はメロメロになる、ということを話しました。

 この3つを体現している女性として、西内まりやを引き合いに出しました。

mariyabi



 このビデオもみると、彼女は非常に笑顔がステキですね。

 そこで思うのは、その笑顔を出せる人と出せない人の差は何なのかな、ということですね。

 いろんな会社にいると出会いますが、女友達と一緒にいる時は元気よくしゃべるのに、男と話すとなると、いきなりむっつり顔になってしまう女性というのはいるものです。

 僕も経験したことがあるのですが、男とトラブっていつも職場を辞めてしまう、という女性がいました。

 前の職場で気にいらない男性がいてそれが原因で辞めてしまい、この職場にきた。

 女職員とは普通にしゃべるのに、男性がしゃべるといきなり嫌そうな顔になり、返事もツンツンしたものになりがちで、そんな態度では、男も喋らなくなり、縁遠い感じなる。

 男が、そんな態度になった原因は、その女の子だというのに、それが嫌で私は辞めるなどと言い出す(笑)。

 こんな事を何回も繰り返して、決して職場を定着させることが出来ない。

 非常に困ったものでした(笑)

 このような男性への不信感というのは、その女の子の育った家庭にあるのです。

 その女の子の父親がトンでもない人で、いつも女性の体をいやらしい目で追いかけ、その女性が賞を獲ったりしても決して褒めず、逆にそれは俺がお前を育てたからだなどと言い出す。

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そしてくだらないことで怒り出す。

 そんなどうしようもない父親に育てられた女性というのは、頭の中に「男=けだもの」という図式を描いて固定してしまうのですね。

 うちの親ですらこうなんだから、世の男は全てけだものに決まっている、という世界観を抱いてしまうのですね。

それは頷けることです。

 しかし、このような世界観を抱いてしまった女性は、決して幸せな恋愛をすることはできないのです。

 それのみか、ツンツンとした男性への態度では、周りの男が傷つきますし、嫌な気分になります。

 このような「男=けだもの」という図式を頭の中に固定してしまった女性は、その図式を取る努力を毎日していかなくてはいけません。

 その精神的な努力を毎日していくのです。

 決して一朝一夕にはいきません。

 しかし、そこは我慢して努力を続けていってもらいたいです。

 そんな努力に対してエールを送りたいです。

そんな女性が今の職場にいたら、その協力は非常にしてあげたい気持ちでいっぱいですが、そのような女性は今の職場にはいないんですね(笑)

モデルさんや女優さんの撮影をするのは、大抵男性です。

 しかし、その撮影の際に、その男性カメラマンの撮るカメラに向かって笑顔を作れるかどうかが、大きな人気のカギになります。

「男が撮っている」と思っておぞましい気分になり笑顔が作れない、というのはモデルとして致命傷になることは間違いありません。

 しかし、「男=けだもの」という図式が頭の中にあるとそれが出来ないのです。

 逆に、父親から育てられるに際し、可愛がって育てられた女性というのは、男性に対して偏見をもっていないし、肌を露出することをためらわないし、どんな男性に対しても笑顔で接することが出来るのです。

nakanaideb


 そんな女性がモデルや女優であったら、何のためらいもなく笑顔で映されるでしょう。

 こういったことを考えると、父親がいいかどうかで、そのモデルや女優の人気の度合いが天と地ほどの差になり、男性との関係も天と地の差になるのですから、父親のモラルは非常に大事だと思わざるを得ません。

 人生力の差が、それらを決定してしまうのですから、父親業というのは並大抵のことではないのですね。

 世の父親のみなさん、そこに気をつけてくださいませ!

 

https://youtu.be/fItSiuimE00 


 この西内まりやのPVをみると、非常に笑顔が素敵ですね。

 このPVのみならず、他のPVや写真でも、非常に笑顔がステキですし好感度が高いですね。

 やはり父親さんが立派で、可愛がって彼女を育てたのでしょう。

 だから男性に偏見をもってないし、いつも笑顔で撮影されているのでしょう。

 私の分析が正しくなかったら、茶番劇以外何物でもありませんが…(苦笑)

 

LOVE EVOLUTION (CD+DVD)




wandoesu


2000年6月に出たWANDSBEST OF WANDS HISTORYをかけると“世界が終わるまでは”という名曲で始まる。

この曲で聞けるこのバンドのシンガーである上杉昇の声は非常にカッコいい。

非常に男らしくもあり、細く歌うところは細く、甲高く歌う場面はとことん甲高く、そして歌い方の妙が非常に上手く、男なら憧れるいい声であり、上手いシンガーぶりが伺える。

私がシンガーを目指していたなら上杉を見習うだろう。

そして、このバンドの作曲能力も高い。

このバンドはロックではあるが、ポップな部分が多く、キーボードも活躍している。

作曲におけるギターの部分をのせる能力もセンスも申し分ないし、キーボードとのミックス加減もまたいいのだ。

私のような西洋のハードロック好きが、聴き終えた後、また聴きたくなる少ないジャパンポップのバンドの1つである。

私がこのバンドを知ったのは98年のことである。

西洋のハードロックバンドの出すアルバムでは集中できないのがあまりに多くなってきた時期だったので、何か代替するものはないかと思い、中古盤屋に立ち入って邦楽バンドのコーナーでT-BOLANの中古盤であるHEART OF STONEが廉価で売っていたので試しに買って聴いたのだがそれが結構よくて、このバンドにはまったのである。

tbolan.jpg

そして邦楽の中古盤はすぐに安くなるということも知って、それから一気にこのバンドのアルバムを中古で全部集めたのだ。

この勢いで、何かほかに良い邦楽のバンドはないかと知り合いに訊いてみると、T-BOLANが好きならWANDSも聴くべきですね!」と言われ、急遽このバンドのベストアルバムであるSINGLES COLLECTION +6』を買って聴いた。

これもよかったのだ。



SINGLES COLLECTION +6


このバンドのアルバムも、T-BOLANの場合と同じく中古盤で一気に買い集めたのだ。

しかし、このバンドを知った98年当時に、WANDSはまだ活動していた。

シングルの新品も売っていたし、その新品のシングルを買って聴いたのだ。

「錆びついたマシンガンで今を撃ち抜こう」である。



錆びついたマシンガンで今を撃ち抜こう/トライ・アゲイン


しかし、このバンドのシンガーは、そのベストアルバムで歌っていた人と声が似ているが、違うシンガーであることに気づき、そのシングルのケースを見ると、違うシンガーに代わっているのが分かった。

「まさか」とは思ったが、シンガーが交代している。

しかし不思議だった。

西洋のバンドでは、メンバーが代わることはしょっちゅうあるし珍しくはないが、日本でそういう劇はほとんどないのが通例だからだ。

メンバーが1人でも抜けたら、そのバンドは解散、そんなのが普通だからだ。

その抜けたメンバーがシンガーならば、なおさら解散を選ぶのが普通である。

しかしこのバンドは、シンガーが抜け、しかもギターも交代している。

非常に珍しいパターンであった。

wandskouki


しかも、この「錆びついたマシンガンで今を撃ち抜こう」は、アニメの「ドラゴンボールGT」のエンディング曲として採用されたようで、そのアニメのモチーフに歌詞がピッタリである。

このバンドの属すJ-DISCはいつものことながら、新人バンドには、いきなりオリジナル曲をシングルカットさせたりはしない。

これまでにいくつか曲を出して実績を出しているミュージシャンの書いた曲を演奏させたりコピーさせたりした曲をデビュー曲として売りに出すのだ。

そうすることで、デビュー曲がこけさせることのないようにするのだ。

非常に先を見越した経営というかマーケティングといわざるを得ない。

この「錆びついたマシンガンで今を撃ち抜こう」は、小松未歩が曲と歌詞を書いている。

そして4位を記録したのである。

まったく知られていないメンバーで作ってこの上位は素晴らしい。

しかし、それまでの上杉柴崎という2大屋台骨でやってきたWANDSまでのファンにはこの曲やメンバーには違和感があった人が少なからずいたのではないだろうか?

その感想を、同封してあったアンケート用紙にすぐさま書いたのである。

「これまでのWANDSファンとしては受け入れるのが難しいです。オリジナルメンバーでまたやり直してほしい」と。

先にも書いたように、このバンドはポップなセンスを前面にだして、そこにセンスのいいギターメロディを重ねて、全体を彩る曲が売り物であった。

しかし、この「錆びついたマシンガンで今を撃ち抜こう」ではそういう部分はあるものの、スピード感がないし、漫然と曲が過ぎているような気がしてならなかったのである。

しかし、それまでの作曲センスとは違うから、意固地になって、この新しいバンド編成を受け入れる心の余地がなかったのが分かったのだ。

物事が刷新されるとどうしても誰でも、すぐに反発心が出てしまうのは誰しもあることなのだが、血が上ってしまっていたのが自分でもわからなかったのだ。

それは書いておかないといけないだろう。

後で書くように、このシングルやこのメンバーで作った他の曲や、アルバムは出来がいいのは間違いがない。

しかし、まず先に思ったのは、何故上杉柴崎が抜けてしまったのかということである。

自分がWANDSにはまってしまったということを、このバンドを教えてくれた知り合いに話し、ついでに何故2人は抜けたのかということを訊いたら,音楽性がこれまでのWANDSとは違ってしまい、抜けて2人はal.ni.coというバンドを今しているということである。

私が初めてこのバンドの音楽を知ったSINGLES COLLECTION +6』は、収録曲のすべてがポップでキーボードの音が売り物の曲ばかりである。

ゆえにキャッチーであるが、そういう音楽ではなく、これから2人はもっとヘヴィでギターオリエンテッドな音楽をやっていきたいのだという。

それでal.ni.coを結成したのだという。

wands


そのヘヴィ志向は、2人がいたWANDSの4枚目のアルバムであるPIECE OF MY SOULからうかがえる。

それまでのポップ志向は非常に後退している。

逆に、ヘヴィさや暗さが出始めている作品であるといっていいだろう。

このような作品になるとは、このアルバムの前作のLttle bit…』からはほとんど想像できない。
little bit


キーボードがほとんどなく、ヘヴィでしかも甲高い鋼鉄の音が耳に残る作品である。

要するにヘヴィ志向になったのだ。

しかし何故、ヘヴィ志向になったか、という素朴な疑問がわく。

私が想像するに、このバンドのメイン作詞家である上杉昇の世界観にある気がしてならない。

このバンドのデビュー作である「寂しさは秋の色」やオリコンチャート1位になった「もっと強く抱きしめたら」といった感動的なバラードにしろ、聴き手を感動させるバラードが多いのは事実だ。

しかし、その他、ヒットしたバラードの歌詞を読むと、必ずしも恋愛のいい部分だけではなく、恋愛に潜む別の面をもつまびらかに描写しているのだ。

例えば、「ふりむいて抱きしめて」という曲の中では、

「貴方だけ見つめてる 次はどこの誰にけがれないよな嘘を投げるのだろう?

私だけを見つめていて 今はむなしいねそのセリフが」

という女性の吐く、嘘の恋愛言葉を書いている。

実際に上杉が、そういう嘘の言葉を相手の女性から言われた経験をもとにした歌詞なのであろう。

また、Jumin’ Jack Boyという曲では、

「勝手にこの恋を夢見て浮ついてたけれどその言葉で目が覚めた そうね嫌いじゃないけれど、なんてちょっと笑えない答えだ」

という恋愛についていい面だけを取り上げた曲の歌詞を書いたりはしないのだ。

恋愛だけでなく、常人が気付かない面を描写して見せるのだ。
世界が

例えば、「世界が終わるまでは」という曲では、

「そして人は答えを求めてかけがえのない何かを失う。

欲望だらけの街じゃ夜空の星屑も僕らを灯せない。

満開の花が未来のカタストロフィ」

というように現在よいように見えるものでも、必ずそうでなくなるということをよく存じているようで、そのことをほんのり強調するのが上杉のパーソナリティの重要な部分を占めているのだ。

心がシビアなのだ。

ゆえにポップなバンドからは想像もつかないようなシビアな顔をしているのだと頷けるだろう。

しかし、そんな裏の面だけでなく、社会や恋愛について美辞麗句だけで飾った曲もあることは間違いない。koiseyo


「愛を語るより口づけをかわそう」のシングルのカップリング曲になった「…でも君を離さない」では、

「でも君を離さないだって好きだから 太陽より熱い心燃やそう一度しかありえないこの愛にすべてを」

という見事な恋愛感情を描いたバラードの歌詞としてこれ以上ない模範的な歌詞だ。

また、先の「もっと強く抱きしめたら」では、

「もっと強く抱きしめたらもうほかに探すものはない 季節はまた巡りゆくけれど変わらない2人だけは

この街に降り出した雨さえ君を想うとき柔らかな優しさになる」

という感じで、一途な恋愛感情だけを描写した歌詞もあるし、聴いているだけで気分がよくなる。

歌詞だけでなく、ほとばしるエナジーがさく裂し、メロディアスで、聴くことで体中にエナジーが溜まるような気分になるこの曲は非常な名作バラードだ。

この曲がオリコンチャートで1位になったのも頷けるだろう。

かくいう私もこの曲がWANDSで1番最初に好きになった曲なのだ。

このヒットによって、上杉柴崎の将来は安定したも同然になったのだ。

このようなヒットを出せば、カラオケでこの曲を歌われることで、作詞作曲を手掛けた人に印税が永遠に払われることになるのだ。

実にうらやましい限りだ。

蛇足ながら、この「もっと強く抱きしめたら」収録の『時の扉』アルバムは93年に発表され、オリコンでも1位を獲得した。



時の扉

そして93年の年間チャートでは3位を記録したのだ。

ちなみにT-BOLANを私が聴くきっかけになったHEART OF STONEも93年に発表され、これも1位になったのだ。

そしてこのアルバムは年間では、10位に入ったのだ。

この両者は、タイムリーにその発売を目にしなかったのでわからなかったのだが、後になってそれらの偉業を知って私は驚いたのだ。

WANDST-BOLANも当時は凄いバンドだったんだ!」と驚愕の思いになったものである。

また蛇足であるが、DEENのデビュー曲である「このまま君だけを奪い去りたい」は、上杉が提供したもので、この『時の扉』アルバム収録なのである。

私はてっきりDEENのオリジナルソングかと思ったが、そうでないのを知って驚いた。

この『時の扉』アルバムを聴いて、この曲が流れたときに「あれ?この曲DEENのじゃないの!」と呆気にとらわれたのだ。

しかし、この曲は、DEENのファンには悪いが、WANDSのヴァージョンのほうが全然いい。

そして次に発表されたLittle Bit…』もまたデビュー当時のこのバンドのファンには嬉しいアルバムだ。



Little Bit・・・


ポップセンスがふんだんに昇華された傑作アルバムに違いはない。

「恋せよ乙女」「愛を語るより口づけをかわそう」といった今もこのバンドの傑作シングルとして語られる名曲もさることながら、タイトルトラックであるLittle Bit…」は晴涼感が胸を覆うこれ以上ない爽やかなスローバラードだ。

透明感のある水色の情景が浮かび、ただただ時間をないもせずにすごしたくなるような気分にさせる憩いの場を提供してくれる曲だ。

SEの音色もさることながら、透明感のあるピアノ音の付け加え方がまたその感情を高ぶらせてくれる。

この名曲を聴くためだけにこのアルバムを買ってもいいくらいだ。

上杉の書く歌詞は、感動的以外何物でもない。

「変わりゆく季節のような空は今この町濡らして なくした温もりと君の記憶手繰り寄せて」

「大都会に僕はもう1人で投げ捨てられた空き缶のようだ」

「夜明け前眠れずに壁の写真見つめてる」

といった歌詞を聞くと、都会の情景が目に浮かぶのだ。

都会に対する憧れの心が非常に芽生えるのではないか、高校生や大学に入りたての人ならば、強烈に?

そういう心が芽生えるのも音楽を聴く効用の1つなのだ。

ちなみに私にWANDSを教えてくれた人は福島出身なのだが、彼がそういう感情を抱いたかどうかはわかりかねる。

こういった効用をもたらしてくれるのは、Little Bit …』までである。

次のPIECE OF MY SOULからはがらりと音楽性が変わる。



PIECE OF MY SOUL


1曲目に収録の曲からして、メランコリックで野太いギター音がこだます。

まるでこれまでのこのバンドのものとは信じがたい。

ほとんどプロデュースをされていない生々しいギターリフの音が印象に残る。

キーボードの音は、それを後押しする役に徹する。

しかし悪くはない。

しかし歌詞は、

「ベビーベッドの中で生まれたての彼が殺人のニュースにすら無邪気な笑みを浮かべる」

といったこれまでのバンドにはあり得ないモノが散見されるようになる。

これまでのファンに喜ばれる、これまでの音楽を踏襲しているのはLove & Hate」「世界が終わるまでは」

またこのバンドの得意とするバラードではあるが、このアルバムにも当然バラードは収められている。

Don’t Try So Hardがそれにあたるが、キーボードを前面に出したものでなく、非常にブルージーでアコースティックギターで始まり、それが曲を終始牽引し、寂寥感がたっぷりである。

ポップさを期待したファンには難しいかもしれないが、上杉のエモーショナルさがやはり感動を誘う。

またヘヴィでロングトーンのギターリフも見れる曲もある。

またヘヴィなギターをグルーヴ感で押しまくる曲もある。

なぜこのような音楽性のチェンジがあったか?

それは先に書いたように、上杉のパーソナリティに起因したとしか思えない。

物事には表と裏両方がある。

良いように見えても、必ず裏の面が存在するのだ。

そちらのほうに上杉は意識が行きがちで、そちらのほうの描写をするほうが性に合っているのだろう。

しかし、その描写をするに際し、ポップな音楽を使って表現するほうがいいか、あるいはヘヴィな音楽を使って表現するのとどちらがいいかは、問うまでもない。

WANDSがデビューした91年にはMETALLICAのあのMETALLICA(ブラックアルバム)が発表された年でもある。

ブラックアルバム
 『METALLICA』 

あのヘヴィで、ミドルな曲ばかりだが、非常にキャッチーでとっつきやすいヘヴィメタルが全世界2000万枚を売ったことで、どのヘヴィメタル、ハードロックバンドもがあのアルバムを模倣し、ヘヴィで、ミドルなアルバムを作りだし、その後そういう性質を基調としたグランジオルタナブームまでもが出現した。

その絶頂が90年代の半ばではなかっただろうか。

日本には、そういうロックバンドはほとんどいなかったが、日本が誇るヘヴィメタルバンドであるLOUDNESSもそういう音楽を作り出していたことは間違いない。

しかし、そういう音楽を基調とするバンドに上杉柴崎は惹かれたのだ。

自分たちが歌いたい歌詞にはそういう音楽がぴったりだからだ。

PIECE OF MY SOUL発表後に、Same Side」「Worst Crimeといったシングルはまさにそういう音楽性を基調とした曲で、デビュー当時のファンに言わせればまるで信じれないほどの変貌ぶりであろう。



Same Side




WORST CRIME


周知のように上杉柴崎はこの2枚のシングルを出した後に、WANDSを脱退する。

その時の、インタビューが興味深い。

デビュー当時に、上杉がしていた音楽はまさにLOUDNESSのようなヘヴィメタルバンドであったということである。

しかし、デビュー当時にレコード会社から言われたのは、ポップ路線の音楽であり、上杉のやりたい音楽とはまるで違ったものだったのだ。

上杉はレコード会社に「やらされた」とまで言う。

これは驚愕と言わざるを得ない!

あんな感動的な歌詞を書き、そして歌い、そしてナンバーワンになったシングルは6枚、ナンバーワンになったアルバムは2枚もあるのに、これらがどれも上杉たちのしたい音楽ではなかったというのだから。

TNTのトニー.ハーネルは音楽のプロになるつもりはなかったらしく、彼はオペラ歌手をしていたが、その上手さに音楽会社の目に留まり、ロックアーティストとしてデビューすることになったというのだから。

tonyha.jpg
トニー.ハーネル

ロックのプロを目指して、しのぎを削って努力しているにもかかわらずそうなれずにおわるパターンが山ほどあるのに、彼はなるつもりがなかったにもかかわらず、はれてロックのプロとしてデビューできたというのだから。

そのパターンに上杉も似ている。

しかし、デビュー当時からのポップ路線を強制されようとしたが、上杉柴崎の2人は拒否し、それに耐えられずに脱退し、al.ni.coを結成する。

そしてヘヴィ路線を突っ走ることになるのだ。

やりたいことだけをやる。

これはアーティストにとって理想の姿なのかもしれない。

私はアーティストになったことがないのでわからないが…。

それがかなったのはひとえにデビューからヒットを飛ばすことができたからだろう。


wandsshoki



ナンバーワンになったシングルが6枚もあれば、またナンバーワンシングルでなくともヒットシングルがいくつもあれば、もう不労所得がずっと上杉柴崎の懐に入り続ける。

カラオケで誰かがWANDSの曲を歌うだけで、また新たにベストアルバムやコンピレーションアルバムが制作され、売れればまた印税が入り続ける。

そうなれば、自分たちのやりたいことだけをしたいといってレコード会社の要望を飲む必要はなくなる。

レコード会社がこういう音楽をやれと言ってきても、いやだと言って拒否することもできる。

こちらの言うことを聞かないなら契約を打ち切るぞ、と言われても「ではどうぞ!」と毅然と断れるのだ。

実際に自分たちから辞めたのだ。

そしてWANDSを脱退しal.ni.coを結成してデビューする。

このal.ni.coに関しては私は全く聴いていない。

いや中古盤でこのバンドのシングルを1枚買って聴いたがまるで感動できない代物だったので、それ以降は全く無関心のままである。

その無関心ぶりは、このシングルのタイトルも忘れてしまったほどである。

でもほかにいいものはあるかもしれないので、興味のある人は検索することをお勧めする。

またそのal.ni.coすらも解散してしまい、今は上杉は猫騙なるバンドを結成しているらしいが、もう無関心である。

他にいろんな買って聴きたいハードロックバンドのCDのリストが山ほどあるので。

そこでこの劇とオーバーラップして関心がわいたのは元LION、BAD MOON RISINGカル.スワンの動向であった。

swandazeyo.jpg
  カル.スワン

95年カルは、当時BAD MOON RISINGで活動していたが、当時人気を誇っていたALICE IN CHAINSの音楽に傾倒し、それをBAD MOON RISINGに取り入れてしまった。

当時のインタビューで、「個人的にはALICE IN CHAINSは好きなんだよ!とてもいいバンドだと思う。何らかの影響が入り込んでいるはずだ。」

というコメントを残している。

そのALICE IN CHAINSはミドルテンポでしかもダークな面をふんだんに持ち合わせたヘヴィメタルバンドで、それの特化したバンドであるならば大いに結構で良いミュージックだが、BAD MOON RISINGのような80年代の英国風の煌びやかな音色をメインにしたハードロックバンドの音楽性に入れてもフィットするはずはなく、木に竹を接ぐようなもので、それまでのファンを大いに失望させたのである。

BAD MOON RISINGはデビュー作が非常に素晴らしく、来日公演が告知されたら、東京公演の中野サンプラザ公演の2日間がすぐに売り切れになったほどである。

それで急きょ渋谷公会堂公演が決まったので、私はこの渋谷での公演に行ったのである。

しかしセカンドからは、そういうダークな音楽を始めてしまい、それがBMRの音楽と調和せず、また印象に残るメロディもほとんどなく、多くのファンを失望させ来日公演の観客動員数もかなり減ったのは明らかだった。

サードアルバムもこのセカンドと同様であった。

なぜ、このような作風になったのかという問いに対しカルは、

LION時代のような曲をかけと言われれば書ける。しかし、俺もミュージシャンとして成長している。成長しなければ死んでしまう。」ということを言っていた。

しかし、私から言わせれば、多くの人を感動させてこそ「成長」であって、自己満足の作品を作っていては「成長」ではなく退歩だ。

カルの当時の言動は明らかに退歩であった。

しかしその言動を辞めるつもりが全くなく、そのままBMRは解散してしまう。

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しかしすごいのは、そのカルに音楽性を取り入れさせようという気になったALICE IN CHAINSの音楽性である。

そのALICE IN CHAINSだが、かくいうMETALLICAもあのブラックアルバムを製作する際に、参考にしたのがALICE IN CHAINSでありSOUNDGARDENだという。

もうこうなったらこれらのバンドについて無関心ではいられないというのが正直なところである。

私も2009年に出たALICE IN CHAINSの曲をちょっと聴いたことがあるが、その片鱗だけでも興奮した。

確かにヘヴィでダークではあるが、心の芯から「カッコいい!」と思えるような品位に昇華した代物であったことは間違いない。

これは必ず聴かなくなくてはならないだろう。

再びWANDSに話題を移すが、上杉柴崎が脱退した後に,キーボーディストであった木村真也WANDSの存続を決意し、シンガーに和久二郎、ギタリストに杉元一生を加入させ、先に書いたように「錆びついたマシンガンで今を撃ち抜こう」を出す。

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これが無名のミュージシャンを加入させて作った曲であるにも関わらず、17位をマークする。

これまでのWANDSのヒット曲とこの「錆びついたマシンガンで今を撃ち抜こう」と、そのシングルのカップリング曲であったTry Againと、『PIECE OF MY SOUL』収録のMILLION MILES AWAYのカバー曲の3つを収録したHISTORICAL BEST ALBUMが発表され、これは見事1位を記録する。



BEST~HISTRICAL BEST ALBUM


ちなみにMILLION MILES AWAYのカバー曲は、このHISTORICAL BEST ALBUMにしか入っていないし、その他いろんな曲がこれまでにないリミックスを施されている。

このベスト盤を買わせようと実に巧みなことをするものだ(笑)。

次にBrand New Loveが出されるが、これは虚心坦懐に聴こうなどとは思わなくても,聴いてすぐに佳曲と思わせる良好なメロディが満載である。



Brand New Love


この曲のクレジットを見るとなんとZARD坂井泉水が歌詞を書いている。

前作は小松未歩が、今作は坂井和泉が歌詞を書く。

そして次の「明日もし君が壊れても」坂井和泉が歌詞を書いている。

非常に巧みなマーケティングの一環である。

Brand New LoveはセルフカバーとしてZARD『永遠』というアルバムに収録されている。

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 『永遠』

このシングルを逐一きいてみると、当然音楽性の変化が見て取れるのは当たり前である。

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ポップ路線に嫌気がさしてヘヴィ志向になり、そして上杉と柴崎が脱退したが、その2つの音楽性とも違うのが、木村、和久、杉元の3人編成でのWANDSである。

非常にギターオリエンテッドであり、しかも、キャッチーなメロディがそこかしこに散見されるのである。

ヘヴィではあるが、ヘヴィメタルほどのヘヴィさではなく、ハードロックファンをうならせるほどの案配の加減である。

それでいて、非常にテクニカルな、杉元のギターテクが冴える。

この人は、スティーヴヴァイポールギルバートに傾斜していたとウィキペディアには書いてあるが、このバンドがまだ存続していたころのホームページを見ると、マイケルシェンカーにも傾斜していたということが書かれていたと記憶する。

その是非は問わない。

しかし、それでも瞠目すべきは、ハードロックの要素をふんだんに持ち合わせているということだ。

そういったWANDSの曲の数々の動画をこのサイトに、コピーしたいが、邦楽の動画はすぐに検閲が来て、削除されてしまうからできないのだ。

非常に残念であるが興味の出た人は検索してみてもらうのがいいだろう。

ハードロックファンには充分アピールできる作品であるし、ハードロックファンにはぜひとも聴いてほしいのだ、この期のWANDSを!

その杉元のテクニカルさは、この期のメンバーで作ったフルアルバムであるAWAKEを聴けばすぐに発見できるはずだ。

特に、タイトルトラックのAwakeは非常にテクニカルで鳥肌ものである。

そして、木村のキーボードの変化にも目が行くはずだ。

それまでは電子キーボードの音で勝負していたが、この期のWANDSではピアノ音をふんだんに出して、その存在をアピールするように変化させた。

Brand New Love「明日もし君が壊れても」では、その活躍ぶりがわかるように全面に出て、煌びやかなメロディを弾いている。



明日もし君が壊れても


これまでにないWANDSの魅力が出た傑作アルバムに仕上がったと心から思え、人に勧めたくなるのである。

そのAWAKE18位にまで上昇したというから驚きだ。



AWAKE

「錆びついたマシンガンで今を撃ち抜こう」も当然このAWAKEに収録されているが、先にベストアルバムに収録されて、その後オリジナルアルバムに収録されたので非常に珍しいパターンである。

ちょっとおかしくなって笑ってしまったものである。

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しかし、このAWAKE発表後、バンドは一切ライヴ活動をすることなく、2000年に解散してしまう。

その時出たのが、BEST OF WANDS HISTORYである。



BEST OF WANDS HISTORY

DVD


BEST OF WANDS VIDEO HISTORY [DVD]


デビューから最後の期の曲まですべての佳曲を収録した素晴らしいベストアルバムだ。

ただのベストアルバムではなく、ライヴヴァージョンやどのアルバムにも収録されていないシークレットトラックも入っているから、ファンはどうしてもほしくなる。

それらはこのベストアルバムでしか聴けないのだ。

ここでもこの会社のマーケティングの巧みさが窺われる。

ここでもう一度確認したいのは、カルをそして上杉柴崎をヘヴィなミュージックに駆らせたヘヴィミュージックである。

中でもALICE IN CHAINSには気が気でならないほど関心がある。

horiuti.jpg


大好きだったBMRを変貌させ、また全世界2000万枚もの売り上げを達成したMETALLICAブラックアルバムの参考になったバンドなのだから当然だろう。

メタリカ


音楽性の変化は当然どのアーティストにもあってしかるべしだと思う。

しかしその変化が、これまでのファンを大幅に失望させるようなものでは批判の対象になってしまうし、私も批判したくなる。

WANDSの歴史を見るとそういったヘヴィミュージックへの転向によってファン離れが起きたことは間違いないが、そこはいきなりヘヴィにするべきではなかったのではないかと思うのだ。

ヘヴィさを順次取り入れて変化させるのがよかったのではないか、そんな風に思うのだ。

WANDSにしろBAD MOON RISINGにしろその変化した後は、それなりにいい曲ではあると思うし、そんな気が滅入るほどのものではないことはお断りする。

まあ加減を言えば、BMRは批判したい度合がWANDSよりも大きい。

音楽は聴き手と作り手の両方がいて成り立つ。

その両方の食指の妥協点を模索しながら作るのがベストであるといえよう。

ただWANDSにしろBMRにしろ、非常にいい音楽を作った偉業は、そののちの歴史がどうなろうと変わることはない。

いい音楽を作って、私たちを感動させてくれたことには感謝したいのは当然の感情である。

長くなったがここで終わりにしようと思う。

ここまで読んでいただきありがとう。

sakurairo
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