HR/HM温故知故
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HIM解散を悼む。HIM最後のベストアルバム『TWO DECADES OF LOVE METAL』の紹介!
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mudage




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今回はこれにて失礼いたします。

twodecade.jpg


フィンランドが誇るHIMが今年の末をもって解散することが決定された。

非常に残念なことである。

このバンドを初めて知ったのは2005年の某夜に伊藤政則のROCK CITYで見てからである。

その詳細については以下のページを読んでほしい。

http://blog.livedoor.jp/hairhusa/archives/51298085.html


しかし、その2005年のアルバム以降、3枚のアルバムを出したが、いずれも素晴らしい出来であり、またの単独来日公演を待っていたが、いずれのアルバム発表後にもなしであった。

しかし、2015年の日本のバンドVAMPSをヘッドライナーにしたVAMPS JOINT 666』に参加したのを最後に、来日はいずれもなしであった。

joint666


しかし、なぜHIMが解散してしまうのだろうか?

詳細は謎である。

『BURRN!』でも取り上げられることがないからである。

今年のフェアウェルツアーをもって解散するのだそうである。

ヨーロッパのいろんな場所でのコンサートが予定されているが、最後ということで、どこもソウルドアウトばかりである。

やはりこれまで積み上げた実績は並ではない。

しかし解散は残念だが、これから先またバンドを再開するのかどうかはわからない。

ブルース.ディキンソンがかつてIRON MAIDENを脱退したとき、彼は「IRON MAIDENに戻ることは絶対にない!」と言っていたが、のちに戻ることになって今もバンドにいる。

またロブ.ハルフォードがFIGHTをするために一時的にJUDAS PRIESTを脱退するつもりが、関係がこじれてバンドに戻れないことになり、バンドのメンバーが「彼とはもうやるつもりはない!」というコメントを寄せられたが、結局彼は戻り今もバンドにいる。

こういう例は多くある。

ゆえにHIMもまたバンドをする可能性はある。

今は、解散が決定して哀しみの淵にあるが、時がたてばそこから戻り、また再開する可能性はある。

その時まで待とうと正直思う。

今回紹介するのは2枚目のベストであるTWO DECADES OF LOVE METALである。

これこそ誰にでも勧めれるHIMのベストアルバムである。

hisinfa


ファーストから最後のアルバムになってしまったTEARS ON TAPEまでの曲を網羅しているし、発表順に曲を収録したものではないし、ゆえにバランスもよ聴けるからだ。

まずは未収録曲である“Strange World”から幕を開ける。

この曲は非常にノイジーなプロデュースをしている。

そして雑だ。

しかしそんな中でも、HIMらしさを維持しながら曲を進めている。

そのアイデンティティに心奪われていつしか曲が進行してるのに気が付く。

単に雑でノイジーなのではなく、キーボードのメローなメロディは維持しながらのミドルテンポの曲進行をしていくので問題はない。

この曲を収録したシングルはないのでファンはこのベストアルバムは買わないと聴けないので注意が必要だ。

次はすかさずこのバンドのバラードアンセムである“Join In Me Death”が続く。

いつもながらこの曲のピアノ音の澄み切ったメロディには感銘を受ける。

曲全体にこだまするその音が印象に残る。

この曲をライヴでは必ず演奏されるしその時にはやはりファンは狂喜するのである。

このバンドは“Killing Loneliness”“In Joy And Sorrow”といった超名バラードがあるが、この曲こそがこのバンドのアイデンティティになっている。

ライヴでは欠かせない名バラードである。

次は「まってました!」と狂喜せざるを得ないアップテンポの“Heartkiller”につなぐ。


Heartkiller”

SCREAMWORKSの最初のシングルになった曲だ。

これまでこのバンドにはなかったタイプではあるが、このバンドのアイデンティティは維持されている。

しかし、こういったタイプの曲までよく作れるなと感心するばかりである。

作曲のレパートリーが広いのだヴィレ.ヴァロは。

betit!
ヴィレ.ヴァロ

しかしこの曲も来日公演をおこなって、そして実際に見せてほしかったなと思う曲だ。

そしてまたも「まってました!」と思う名曲が続く。

“Rip Out The Wings Of A Butterfly”だ。

この曲のクリップをみていたらいつの間にかこのバンドのアルバムを買いたくなってしまった、いわゆるファンになるきっかけを作ってくれた曲なのだ。

しかし、この曲の演出は巧みだ。

乾いた声に雰囲気を全体にみなぎらせながら、ヘヴィなギターを畳みかける手法はこれまでになかった。

そのプロデュースの仕方がまたうまい、巧妙だ!

次もまた「まってました!」と言わざるを得ない名曲が続く。

“Kiss Of Dawn”だ。

“Rip Out The Wings Of A Butterfly”を収録のDARK LIGHTは結果的にフィンランド人バンドとして初めてアメリカでゴールドディスクを獲得することになり、次のアルバムはファンの期待を一気にかけられたアルバムであった。

その期待に充分に応えれるアルバムが次のVENUS DOOMであり、そのファーストシングルがこれであった。

スローだが、迫りくるパッションやヘヴィなリフ音にノックダウンさせられそうだ。

そんな魅力を有している。

次は“Funeral Of Heart”である。

寒冷はフィンランドの雪景色を彷彿とさせ、それでいながら熱いパッションが曲全体を覆っているのがこの曲ではないだろうか?

エモーショナルに歌うヴィレはもちろん、どの楽器のプレイヤーからも熱いエモーションが迫ってくる。

この曲は近年のHIMのライヴのフィナーレを飾っていた。

そして、次の“Right Here In My Arms”につなぐ。


Right Here In My Arms

この曲は、ヴィレのセクシーさをフィーチャーしたクリップが今も印象に残っている。

アバンギャルドな雰囲気を持っているのがこのバンドの強みである。

ただユニークな曲では、一時期注目はされても後に語られることはない。

曲最後のほうの高揚感がたまらない。

次の“Pretending”にしろそのまた次の“Buried Alived By Love”にしろやはり初期のこのバンドの代名詞であったヴィレのセクシーさが光る名クリップがやはりどのファンにも印象に残っているのだろうと思う。

クリップ集も所有しているがやはり印象に残るのはやはりヴィレのセクシーさである。

セクシーさだけでなく作曲の能力の高さもやはり並大抵ではないのがわかる。

聴いて1発…では難しいが、2回か3回ですぐ虜にしてしまうカリスマ性が曲に宿っている。

次は、初期のこのバンドの音楽カテゴリー名で言われていた「ゴシックメタル」という形容よろしくその言葉が宿るイメージを体現している曲である“Gone With Sin”につなぐ。

ホラー映画の、ちょっとひと時を過ごすときのような場の設定が浮かぶようだ。

このバンドの名の由来は、ホラー映画であるHis Infernal Majestyからとったので、そういう曲があっても全然違和感はないし、そういうものもファンとしては期待していることは間違いない。

しかしあまりに過激なホラーは私の好むところではないが、その過激の手前で終わっているので人には勧めれる。

vampirefest


次も初期のこのバンドの代表曲であり、今もライヴでは必ず演奏される“Your Sweet 666”である。

そうであるにもかかわrず、前のベストアルバムjには収録されていなかったし、シングルカットされなかった。

しかし今回のベストアルバムで収録されて一安心であろう。

生々しいギター音が印象的である。

次も嬉しい選曲である。

“The Sacrament”は、ピアノ音が心いやす桃源郷に聴き手にいざなってくれるようだ。

burtoned


アルバムを出せば出すほど曲の選りだされる確率は低くなる。

この曲は、最近のライヴではなされることが少なくなっていた。

いたしかないことである。

でもこの癒しの名曲が選曲されているのを聞いて安堵の思いになったのである。

初期の名曲である“Wicked Game”を挟んで超名バラードである“Killing Loneliness”につながれると、バラードであるにもかかわらず心高揚するのである。

このとことんまでエモーショナルさがあふれた名バラードはそうそうあるものではない。

北欧メタルが盛んだった90年代の半ばにヨーロッパ出身のいろんなバンドを聴くもハートが感じれず、多くの枚数のCDを売った暗い思い出が私にはある。

非英語圏のバンドが英語で歌ってもやはりハートを込めるのはかなりの程度難しいのだ。

しかしことHIMは違うのだ。

そのエモーショナルさに圧倒されるのだ。

ギターも同じくエモーショナルで、時折見せるピアノのメロディも同様に心に弔問を指すのだ。

そして『VENUS DOOM』収録のセカンドシングルになった“Bleed Well”につなぐ。

この曲もライヴで実際に見たかったのが正直なところである。

そんなことを思っているうちに次の“In Joy And Sorrow”につなぐ。

これもまた超のつく名バラードである。

このクリップを観た最初に惚れたのは私だけではないだろう。

しかし、素晴らしく素晴らしいバラードである。

先の“Killing Loneliness”以上のエモーショナルさで聴き手に迫ってくる。

その様相を想像するに厳粛な気分になる。

非英語圏のシンガーにこんな気分にさせられるとは…現実は小説よりもやはり奇なりと言わざるを得ない。

煌びやかなイメージを擁したこの曲のクリップは女性ならば誰にも観てほしい代物である。


In Joy And Sorrow

次も初期のこのバンドの代表曲である“Poison Girl”である。

乾いた雰囲気に乾いた声を発しながら、バックではヘヴィで案配がちょうどいいギターリフがなされる…実にうまい演出な曲だ。

次の“Scared To Death”も聴くと「待ってました!」と言いたくなるのである。

SCREAMWORKSからのセカンドシングルであるが、これまでのHIMにはないポップさがある。

それでいながらアイデンティティは維持しながら、新しい試みをしていながら作曲のレベルを昇華させている。

これまでのHIMにはないポップさと、時折見せるキーボードの癒されるほのかな演出がなんとも良い仕事をしていると言わざるを得ない。

これもライヴで実際にみたかったのが正直なところであるが…。

次も、初期の「ゴシックメタル」という形容を思い起こすホラーなイメージの“When Love And Death Embrace”になる。

完全なスローテンポな曲であるが、攻撃性を前面に出した不思議なイメージのわく曲だ。

ホラーチックであるが、過激なイメージはない。

その一歩手前で終わっているのがいいし、その加減が私にはちょうどいいのだ。

そして最後を飾るのは“Heartache Every Moment”である。

フィナーレを飾るのにまたとない曲だ。

こういう曲をパワーバラードというのだろうが、静の中に熱いパッションを漲らせたというような形容がふさわしいのだろうか?

この曲のクリップも初めてみてからすぐに好きになった曲の1つである。

アメリカやイギリスのバンドにはない言葉では表せない雰囲気が曲の全体に通底しているのである。

ヴィレの声とギター、キーボードの音のハーモニーが素晴らしく溶け込んでいるのだ。

そのメロディがこだましながら曲が終わり、そしてこのアルバムも終わると何とも言えない満足感が私の体全体を覆い、素晴らしい気分に浸してくれるのだ。

これ以上ない演出ではないだろうか?

carismaville


このベストアルバムは、曲の発表順に収録されているものとは違う。

しかしその音楽性は多様性に満ちている。

にもかかわらず何の違和感もなくスムージーに聴けるのがすごいと思う。

しかし残念で極まりない、このバンドが今年をもって解散してしまうのは。

しかし、このバンドは、シングルだけいい曲というパターンとは一線を画している。

それでいてこのベスト盤も収録の順も曲数も申し分ない。

ならば、このバンドの他のスタジオアルバムはもちろん、ライヴモノも観たいと思うのではないだろうか?

そんな興味の沸いた人にはページの下に、これまでのこのバンドのアルバムについて書いたページを網羅したので、それを参考にしてみてほしい。

スタジオアルバムのどれもが、そしてベストアルバムも良い!

こう言ってバンドははっきり言って稀有である。

しかもフィンランド出身ではなおさらである。

こういうバンドが現れるとは正直思わなかったのである。

そんないいバンドが今年をもって解散してしまうとは残念至極なのである。

しかし人生何が起こるかわからないのである。

その可能性を信じて、このページを終わりにしたいと思う。

●このベストアルバムはこちらからどうぞ!
  ↓



XX-TWO DECADES OF LOVE

日本盤


ラヴ・メタル大全~オール・タイム・ベスト

hukamiho
HMVジャパン CD DVD 書籍 音楽 ゲーム




 

その他、HIMについてのページは以下!

DARK LIGHT

http://blog.livedoor.jp/hairhusa/archives/51298085.html

LOVE METAL

http://blog.livedoor.jp/hairhusa/archives/51490264.html 

DEGITAL VERSATILE DOOM

http://eurokennes.blog60.fc2.com/blog-entry-73.html


DOWNLOAD FESTIVAL 2005』

http://eurokennes.blog60.fc2.com/blog-entry-72.html

Greatest Lovesongs Vol. 666』
http://blog.livedoor.jp/hairhusa/archives/51491301.html

SCREAMWORKS;Love in Theory and Theory
http://blog.livedoor.jp/hairhusa/archives/51491330.html

VENUS DOOM
http://blog.livedoor.jp/hairhusa/archives/51491694.html

DEEP SHADOWS AND BRILLIANT HIGHLIGHTS
http://blog.livedoor.jp/hairhusa/archives/51491813.html

TEARS ON TAPE
http://blog.livedoor.jp/hairhusa/archives/51492225.html


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