HR/HM温故知故
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BON JOVIの佳曲揃いの名盤『7800 FAHRENHEIT』を考察する!
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  BON JOVI84年にデビューし、そのアルバムは全米43位にまで上昇するも、ゴールドディスクに一歩届かずに終わってしまった (しかし、のちのサードアルバムなどのヒットによって便乗売り上げをして、のちに200万枚までに売り上げは上昇した) 。

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 デビューアルバム

 しかし、そのアルバムの内容は非常によくできたもので、作曲や音作りは非常に秀でたものであることは聴けばすぐにわかる性質であることは瞭然である。

その魅力は、20年以上も経ったいまでも私を聴きたい気にさせ、実際今も聴いている。

 しかし、あれだけのよくできた作品なのにも関わらず売れなくて、よく落胆せずにいたなと私は思ってしまう。

 同じ年にデビューしたRATTはそのアルバムを全米7位にまで上昇させ、見事300万枚まで売っている。

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RATTのデビューアルバム

 このことからして、当時はBON JOVIよりもRATTのほうに目が誰しもいっていたのではないだろうか?

 当時の私は幼少でハードロックのことなど何も知らなかったので想像に任せるしかないが、私ならRATTのほうに目がいっていただろうと思う。

 衝撃の度合いがやはりRATTのデビュー作のほうが強かったからである。

 BON JOVIのデビュー作も当然良かったが。

 しかし、デビュー後すぐのイベント参加によって名前の広まり方はBON JOVIのほうが大きかったのではないだろうか。

 そのイベントとは、 SUPER ROCK 84である。 

 いまや、アメリカを代表する、いや世界を代表するアーティストにまでなったBON JOVIだが、この年はまだデビューしたてで、このフェスティヴァルにはANVILについで2番目の登場であった。

(出演はANVIL、BON JOVI, SCORPIONS、MICHAEL SCHENKER GROUP,WHITESNAKEの順、へッドライナーは最後者2者が日によって入れ替わった) 

 ボン ジョヴィ  

 既に、このときの模様はホームビデオとして販売されていたが1度は廃盤になったが、96年に再発されたが、また廃盤に追い込まれてしまった。

 このビデオを私は未だに保有している。

 その模様を拝見するとまだボンジョヴィのステージングにはぎこちなさがある。
 

 おりしも、80年代の初頭、全米や日本はメタルの全盛期で、その流れに合わせるがごとく、BON JOVIもそのコスチュームをメタル然としたものにしているのが興味深い!

 確かに、メタルは当時ブームになっていたが、それはあくまでもプラチナ(100万枚単位)の範囲以内であった。

 MOTLEY CRUERATTしかりである。

  周知の通り、のちにBON JOVIMOTLEY CRUEはワールドワイドで1000万枚以上の成功を収めるが、それはメタルというベールを脱ぎさってからであった。

 その成功劇までに2年を要するが、その一段階として、今も世界的に有名なWHITESNAKEと同じフェスティヴァルで共演したことは興味深い。

1万人以上入る大きな会場で実に6回もこなし、その名を広めるチャンスがあったのだから、広まり方ではBON JOVIのほうが大きかったのではないだろうか。

 その後、アメリカに戻って、KISSSCORPIONSなどの前座をこなして、着実に演奏やコミュの能力を身に着け、そして名を知らしめるチャンスをものにしていったのである。

 80年代はどのバンドもこのように先にデビューして売れていたバンドのサポートを務めて、名を知らしめていったのである。

 しかし、今はこういったことが出来ないのでそのチャンスは限られている。

 その少ないチャンスを如何に駆使して自分のバンドの名を知らしめるべきかを、考案し実行していかなくてはならない時代になったのである。

 ともあれ、その日本でのイベントに参加した時の映像を観ていただきたい。

(この映像は、当初オフィシャル映像として売りに出されていたが、今は残念ながら廃盤になってしまっている。)
  ↓


 ビデオに収録されているセットリストは以下の通り。

(BON JOVI)

She Don’t Know Me
Break Out
Runaway
Get Ready


そして、それほどの期待した売り上げを達成しなくともめげずにBON JOVIはセカンドアルバムを作った。

それが、 『7800 FAHRENHEITである。
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『7800 FAHRENHEIT

 私は、BON JOVIを88年に知って、その時聴いたSLIPPERY WHEN WETNEW JERSEYの素晴らしさに感動し、ファンになって後に、中古レコード屋でこのセカンドアルバムを買って聴いた。

ワイルドインザnew jersey


やはり出来は良い!

その良さを以下、垣間見ていきたい。



●”In And Out Of Love (全米69位)
  



http://www.youtube.com/watch?v=5U6Y4xSa0HY


 出だしのインパクトの強烈さには私は参った。

 その衝撃の強さは前作をしのいでいる。

 誰にも勧めたくなるほどの強烈な曲である。

 閃光!と表現してもいいほどの見事なリッチーサンボラのギターソロもインパクトを心の中に残す。

 ギターのテクのみならず、その創り出すメロディの良さが類いまれな非凡さを見れる気がする。


●”Only Lonely (全米54位)
  


http://www.youtube.com/watch?v=tfIu7hf5nqc


 今ではもう見ることが出来ない当時のBON JOVIの曲風である。

 それは人間だれしも成長し、音楽性も変わるから、良いも悪いもない当然の変化として受け入れるだけの話しである。

 この当時のBON JOVIの曲風は、どこか暗く哀しい哀愁の含んだメロディが売り物であったのである。

 暗いとは書いたが、これは黒をイメージするような感じではない。

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 時折垣間見せる、キーボードの煌びやかな音や、アルペジオの哀愁感が、その感じを更に畳みかけるのである。

 その瞬間がなんともいいのである。

 当時の彼らにしかなかった魅力である。

 その哀愁さは、希望、未来など、肯定的な感情を呼び起こすモノである。

 聴き手に元気をもよおすのである。


●”Silent Night
  ↓



http://www.youtube.com/watch?v=8HjC6T2HDI4


 ふくよかで、晴れやかさをもったキーボードの音が、聴いていて前途が明るくなるような名バラードである。

 アルペジオのアコースティックギターのメロの織り交ぜ方も見事である。

 誰もがこのアルバムを聴いて一発で良印象になる曲ではないだろうか?

 曲の雰囲気を察知して、それにマッチさせて創り出すリッチーのソロも良い!

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 この時点で、聴いてすぐに彼と分かる特徴的なスタイルを確立しているのがわかる。

 リッチーサンボラはアームを駆使してソロを考え出すが、そのメロディには心底感動するものばかりである。

 非常なメロディセンスの持ち主なのである。

 そのメロディメイカーぶりは、NIGHT RANGERブラッドギルス並である。

 初夏の夕焼け時に、乗用車の中で聴いたら最高の、癒されざるを得ないバラードである。


●”Hardest Part Is The Night
  ↓



http://www.youtube.com/watch?v=Zv1qaWOPx34


 BON JOVIを代表する曲と言っていい”TOKYO Road”はこのアルバム収録の名曲であるが、なぜかシングルカットされなかったのが不思議である。

 その”TOKYO Road”はドラマティックな曲であるし、その緊張感が途絶えることなく展開されているのが見事である。

 今は去ってしまったベーシストのアレックジョンサッチもいい仕事をしている。

「自分がギタリストになるなら、こうなりたい!」と思わず叫びたくなるようなギターフレーズが次から次に展開されている。

 その瞬間がまた幸福感に襲われるのである。

 この”Hardest Part Is The Night”にしろ”TOKYO Road”にしろ、ヘヴィさが健在である。

と言うか、今のBON JOVIが失ってしまったヘヴィさが、このアルバム全体に覆っているのである。

  ハードロックにしろ、ヘヴィメタルにしろ、信条はヘヴィさにあるはずだが、このころ活躍していたバンドは、どうもそういう信条を捨ててしまっているのが私には残念で仕方ないのである。

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 こういった特長のみならず、このアルバムでは時折、おかず的なフレーズが垣間見れて、単なる駄曲になり勝ちな曲を繊細な出来の曲に作りかえられているのである。

今回も、プロデューサーは前作と同じランスクイーンであるが、そのランスの腕に負うところが大である。

(ランスクイン関連の作品の紹介)

⇒RATTの栄光、BON JOVIの下積み時代


⇒DANGER DANGERのデビューアルバム



 その他、このアルバム収録のオリエンタル色のある”To The Fire”なども佳曲である、というかこのアルバム収録の曲はどれもが良いのがわかるはずである。

しかもヘヴィさが出ている。


 当時のBON JOVIはライヴでは決して手を抜かなかったのである。

 それは現在廃盤になってしまったWELCOME BACK TO TOKYO ROADという85年の来日公演でのライヴを収めたホームビデオを見ればわかる。

 メロディを歌う場面ではメロディを歌い、トーンを伸ばすときはトーンを伸ばして歌っていたのである。

 しかし、サードアルバムで全世界的にヒットしたアルバムを出して以降は、売れているという理由かどうかはわからないが、かなり手を抜いて歌っているのがわかる。

 それは、87年のカナダのヴァンクーバーでのライヴを収めたブートレッグをもっているが、それを拝見すれば明らかだ。

 更に、88年の大晦日の東京ドームでのライヴではかなりいい加減に歌っているので、ジョンボンジョヴィのプロフェッショナリティの低さに幻滅したのである。

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しかも最近はヘヴィさが希薄すぎてアルバムを聴く気にもなれない。

 またこのアルバムのようにヘヴィさを取り戻してほしいものである。

 でなければ、アルバムを買う気にはなれない。

 などと書いても少数者の遠吠えにしかならないだろう。

 でも声を大にしてそういいたいのである。

 最終的には、このアルバムは全米チャートで37位にまで上昇し、今回はゴールドディスクを獲得するのである (のちにサードアルバムや4thアルバムが大ヒットし、それに便乗して100万枚までいった) 。

 このころは全米でも徐々に人気が上がり、認知度も上昇していった。

 アメリカではDEEP PURPLEをヘッドライナーにセカンドビルにSCORPONS、その他NIGHT RANGERTED NUGENTが参加したTEXXAS JAMにも参戦することになる。

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 このバンドのどれもがプラチナあるいはマルチプラチナムを獲得していたのであるが、BON JOVIはまだ当時はゴールドがやっとであった。

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 しかしはのちにBON JOVIはこのバンドでは到底勝てないほどのバンドに成長するとはだれも想像できなかったに違いない。


 そして、イギリスでは、かのMONSTERS OF ROCK 85’サードビルとして参戦することになる。

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MONSTERS OF ROCK 85’』

こういったことをいろいろ調べていくと面白いものである。

TEXXAS JAMなどは、当時のBURRN!』では報道されていなかったし、その他いろんな国でなされている、さまざまな組み合わせのフェスティバルはネットやブートレッグ屋で情報を得て知ることが出来るから嬉しいカウンターパンチになる。

 こういったことがわかり次第順次紹介していきたい。

MONSTERS OF ROCK 85’』参加後に、BON JOVIRATTの前座として全米を回ることになる。

  RATTとは同じ時期にセカンドアルバムを出し、RATT200万枚売ったにもかかわらず、BON JOVI50万枚しかいかなかったのである。

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RATTのセカンドアルバム


 RATTBON JOVIよりもビッグだった時期があったのである。

 のちに立場は逆転することになるが…。

 しかし、この時期はBON JOVIにとって下積み時代だったが、それでも佳曲にあふれたアルバムであるし、今も私にとって愛聴盤であることに違いはない。


85’ BON JOVI  来日公演日程

4月20日 - 中野サンプラザ
4月21日 - 中野サンプラザ
4月24日 - 名古屋市公会堂
4月25日 - 大阪厚生年金会館
4月28日 - 渋谷公会堂
4月29日 - 渋谷公会堂
4月30日 - 渋谷公会堂
5月2日 - 北海道厚生年金会館


アルバム2枚目としてはかなり多い日程である。

しかし、RATTの日程はこれくらいではすまなかった。

その日程と、RATTのセカンドアルバムのすごさを垣間見たいかたはコチラをどうぞ!
  ↓
・『RATTの栄光、BON JOVIの下積み時代 アルバム=「INVASION OF YOUR PRIVACY」』





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このころのBON JOVIのセットリスト 

  1. Tokyo Road
  2. Rouretto
  3. Breakout
  4. Only Lonely
  5. She Don't Know Me
  6. Shot Through The Heart
  7. Silent Night
  8. The  Haredest Part Is The Night
  9. In And Out Of Love
  10. King Of The Mountain
  11. Runaway

(encore)

  1. Burning For Love
  2. Get Ready              

<今は廃盤になってしまったホームビデオ『ウェルカム、バック、トゥ、TOKYOロード』より>


このアルバムは佳曲に溢れている。

 このアルバムからの曲は、次の『SLIPPERY WHEN WET』のツアーでは”Silent Night””In And Out Of Love”などが演奏されたが、それ以降は”TOKYO Road”がたまに演奏されるだけである。

 それは仕方ない面もある。

 いくら佳曲に溢れたアルバムとはいえ、マルチプラチナムを獲得したアルバムではないし、観客が聴きたいのはどうしてもマルチプラチナムを獲得したアルバムからのに決まっている。

 こういったアルバムからのは、どうしてもセットから外さざるを得ないのだ。

 だが、いい曲を一杯つまったアルバムであることに違いはない。


佳曲揃いのBONJOVIのセカンドアルバムはコチラからどうぞ。


●国内盤はコチラ!
  ↓



7800°ファーレンハイト



7800°ファーレンハイト+3


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BON JOVIのセカンドアルバムはいいです!💛」

●輸入盤はコチラ!
  ↓



7800 Degrees Fahrenheit



7800 Fahrenheit [Special Edition]







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10月16日17日 KORNOZZYがそれぞれヘッドライナーに決定したLOUD PARK

16日HALFORD、STONE SOUR、ACCEPT、RATTなど
17日MOTORHEAD、AVENGED 7FOLD、ANGRAなどが参戦決定!
その他の、参加バンドは以下を見てチェック!

loud park



11月30日 12月1日 東京ドーム公演が決まったBON JOVI!
BON JOVI


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