HR/HM温故知故
かつて一世を風靡したHR/HMについて、私の個人的な思いいれ、独自な見方、ニッチな情報、そして映像を提示していきます
ラットの栄光、ボンジョヴィの下積み時代


夜明けのランナウェイ ;




















ボンジョヴィといえば、

 いまやアメリカ、いや世界を代表するハードロックバンド

 
であることは、誰しも異存はないであろう。

 最新作LOST HIGHWAYも、全米で1位を獲得したばかりである。
 
 84年の5月にデビューし、これまで発表してきたアルバムの数は10枚、その総売上枚数は9730万枚に達し、もう少しで1億枚に達する勢いである。 

 私が、彼らのファンになり、レコードを初めて買ったのはちょうど20年前である。  
  

そんな昔のバンドの新譜を、現在の高校生が友人たちと話しをしながら買っている光景をちょっと前に見た。

  コンサートでは、自分と同年代は勿論、上の世代や、20代や10代も散見することができる。

ぼん 

すごいことである!

いまや、ボンジョヴィは、世代を超えて愛されるスターにまでなったのである!   
   
 そんなボンジョヴィだが、84年のデビュー当時から、いきなり何百万枚もの売上を上げていたのだろうか?

 決してそんなことはない。

 前号でお伝えしたように、デビューしたそのすぐ後には、日本で開催された「スーパーロック84‘」では、MICHAEL SCHENKER GROUPWHITESNAKESCORPIONSなどの前座として2番目に登場した。

 その後はSCORPIONSKISSの前座として全米をまわることになる。

↓デビュー直後、このドイツ版MONSTERS OF ROCKにも参加した!

GetAttachment[1]

 80年代によく引き合いに出されたのは、同じ年にデビューしたRATTとの比較である。

デビューアルバムBON JOVI(邦題「夜明けのランナウェイ」)』は、

 非常に完成度が高く、佳曲揃いである!

 ランスクインによってプロデュースされたこのアルバムであるが、とにかく良い曲揃いである。

 タイトルトラックのRun away”にしろ“She Don’t Know Me”にしろ“Break Out”にしろとにかく、メロディがキャッチーである。 

 
躍動感のあるティコのドラムにブライアンのキーボードが折り重なり、そこにジョンの甲高い声が曲をリードする。 

 
その曲の数々は、とにかく印象点としてはかなり良い。

(以下の4曲の名曲がこのアルバムには収録されている!)

●”Runaway” (全米39位)
    


http://www.youtube.com/watch?v=s86K-p089R8

ファイル0072 (1) 

   ↑この曲のシングルジャケット

 今はBON JOVIというとジョンリッチーサンボラが目立っているが、このバンドの創設者はジョンとキーボーディストのデヴィッドブライアン(当時はデヴィッドラシュバムといっていた)なのである。

そのため、初期の作品はデヴィッドも手掛けた曲が多いし、その結果キーボードが前面に出ている曲も多く散見できる。

その1つがこの曲であることに違いはない。

 心地良いメロをもったキーボードの音と小気味良いギター音のコラボされた和音がこのころのBON JOVIの魅力であると思っている。

bryanrashbum.jpg
デヴィッドブライアン

 当時はメタルブームのせいか、その音に抗すためかヘヴィな志向がする曲がこのころのこのバンドには多くある。

 誰もが「メタル!」と唸るようなヘヴィさではないが、そのコラボ音がこのころのこのバンドの心地良さだったのである。

 それでいて、メタルを忌避しがちだった女性をも惹きこむ魅力があったのである。


 そういった按配のみならず、楽曲の良さ、ギターやドラム、はもちろんシンガーの上手さ、どれをとってもレベルは高いのである。

●”Roulette”
  


https://www.youtube.com/watch?v=nJHCnhxyuZU


 幽玄なギターメロから始まり、ドラムとの強烈なリフで曲展開が開始される。

 緊張感が一気に解放され、気分も高揚する…ヘヴィさが信条であった初期のBON JOVIの佳曲の1つであるといっていいだろう。


NIGHT RANGERブラッドギルスさながらギターのアームを駆使して曲に程よい色合いをださせるリッチーサンボラの音楽センスをこの曲でも見出すことが出来る。

ファイル0127
リッチーサンボラ


●”She Don’t Know Me”(全米48位)
  


http://www.youtube.com/watch?v=omLgJe9cnCw

ジャケットに長髪、しかも若い!

 非常に懐かしいジョンボンジョヴィの姿がみれる貴重なクリップである。

 哀愁漂わせて切なく恋心を歌う姿に若い人は感動するだろう。

 この曲を初めて聴いた時は私は10代初期だったので非常に感動しながら聞いたものである。

 キーボードやギターの綺麗ながらもヘヴィさ加減も適度でヘヴィメタルを忌避しがちな人でも充分に受け入れられる程度にとどまっている。

 そこで躍動感あるドラミングも心奮わせる。

 間違いなく初期BON JOVIの代表曲の1つだ。

 しかも、詞の内容を察するに今50を超えたジョンがこの歌を歌うはずがない。

“彼女は振り向いてくれないんだ。彼女は僕を知らないんだ…”こんな若者が歌う詞を今のジョンが…(笑)


●”Get Ready”
  ↓



http://www.youtube.com/watch?v=4g4ayeH7v3U


 この曲もBON JOVIのこのころの代表曲と言っていいだろうと思う。

 非常にいい曲だと思う。

この曲は、私が人生最初にいったコンサートである88年大晦日のライヴでも演奏されていた。

そのころまでピックアップできるような、それほどの佳曲であるといっていいだろうと思う。

 ヘヴィでしかも聴き手が思わず「おっ!」と聴き耳をそばだてざるを得ないソロのメロディを創り出す能力をこのころのリッチーサンボラは有していたのだ。

「今も…」と反論されそうだが、このころに比較するとその能力は落ちていると判断されざるを得ない。

 そのソロが終わった時に、ジョンが「Come On !Come On!」といって、その後観客が「Get Ready!」といって応える。

 その場が何回か生み出される。

 観客も一緒にノれるエンターテイメントの時空間もライヴの時にできる…まさに至高の時間もこの曲は有していたのだ。

shokibonjobi.jpg


 その他、ジョンがギターをもって歌うツインギターが売り物で、刻み込む高音のギターソロとスライドギターとのコラボが聴き手の心を揺さぶる”Burning For Love”

 当時のメタルブームの音楽性よろしくその要素を含みヘヴィで着実なドラムリフが印象的で、とことんまで意気高揚せざるを得ないサビがいい”Break Out”

 暗く刹那いながらも、熱き情熱がほとばしり、切実でヘヴィなギターやキーボードの音が走り続けて聴き手が思わず心強くなる“Shot Through The Heart”"Come Backなどなどこのアルバムの10曲はすべてが佳曲であるといっていいくらいの出来なのである。

bon 85

しかも演奏のレベルも新人にして高い。

 デビューしてまもなく日本でおこなわれたSUPER ROCK 84に参戦する。

 それにはWHITESNAKE,MSG,SCORPIONS,ANVILが参戦したが、BON JOVI2番手に登場する。

 その時の映像は、オフィシャルビデオテープで発売されたが、今は廃盤になっている。

 この2年後に出したアルバムは周知のようにとてつもなく売れ、世界中にこのバンドの名を馳せる結果になった。

 しかも、このイベントに参加していたWHITESNAKEも当時はゴールド(50万枚)止まりのアーティストだったが、その年後に大ブレイクしたアルバムを出し、WHITESNAKEもその名を馳せる結果となった。

その2バンドの面白い因果関係について詳述したページがあるので興味ある人は読んで欲しい!
 ↓
<参考関連記事>
⇒BON JOVIとWHITESNAKEの27年の歴史を俯瞰する



⇒WHITESNAKEの幻の『SUPER ROCK』の映像が復活!



 これほどのアルバムの出来は新人にしてそうそうできるものではない。

 このアルバムのプロデュースを担当したランスクインによるところも大であろう。

 そのランスクインDANGER DANGERのデビューアルバムも手掛けたが、これもまた素晴らしい出来栄えで、およそ新人とは思えないのである。

危険危険
DANGER DANGER


その良さを垣間見たいかたは以下のページを読んでいただきたい。
 ↓

<参考関連記事>
⇒DANGER DANGERのデビューアルバム


 しかしBON JOVIDANGER DANGERも両方とも、デビューアルバムの出来が素晴らしいにもかかわらず売れなかったのである。

 BON JOVIのこのデビューアルバムは、43位止まりゴールドディスク(50万枚)に1歩届かずに終わってしまう。

 かたや同じ年にデビューしたRATT最高位7位にまで上昇し、最終的に300万枚にまで達する。

GetAttachment[2]
    RATT

RATTは次も快進撃を続け、最高位7位を記録し、全米ツアーではBON JOVIを前座にしていたのである。

驚きであろうか?

そのことの詳細については以下のページをご覧いただきたい。
 ↓
<参考関連記事>
・⇒『RATTは初めBON JOVIよりもビッグだった。 アルバム=「OUT OF THE CELLAR」』


・⇒『RATTの栄光、BON JOVIの下積み時代 アルバム=「INVASION OF YOUR PRIVACY」』


しかし、BON JOVIDANGER DANGERにしろこれほどの出来のアルバムを作ったにもかかわらず、成功できなかったとすれば意気消沈してしまうのではないだろうか?

2danger ×
DANGER DANGERのデビューアルバム

私がBON JOVIの立場だったら失望から立ち直れなくなって音楽から身を引いていたかもしれない。

しかし、彼らは頑張った。

次の作品も出来がいいにもかかわらずゴールドにしか行かなかった。

しかしそれでもめげずに頑張り続けた結果サードアルバムが売れ、そのBON JOVIの名を世界にとどろかせることになる。

ワイルドインザ
サードアルバム

まず、その前段階として良好な作品を作っていたということを堪能できるアルバムとして、このBON JOVIのデビューアルバムは非常に勧めれるモノである。

それをお買いになりたいかたは以下!

●輸入盤はコチラ!
  ↓



Bon Jovi



Bon Jovi [Special Edition]



jesick.jpg


「非常に佳曲に満ちたBON JOVIのデビュー作はおススメです!💛」


●国内盤はコチラ!
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夜明けのランナウェイ+4



夜明けのランナウェイ+ライヴ・トラックス(初回生産限定)(SHM-CD仕様)(紙ジャケット仕様)


 
しかし、その後のSLIPPERY WHEN WETNEW JERSEY』、『BOUNCE等の世界的大ヒットの余波を受けて、このデビューアルバムは、これまでに全米で200万枚の売り上げにまで達した。

典型的な成り上がりの人生を生きてきた彼らの偉業である!

三越のお中元

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