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WHITESNAKEの『COME AN' GET IT』はこれだ!
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come and get

 元DEEP PURPLEデヴィッドカヴァーデールは、78年にこのWHITESNAKEを発足させ、それから81年に、通算5枚目のCOME AN' GET ITを発表する。

 デビューから毎年コンスタントにアルバムを発表する、これは若いアーティストであるならばどのアーティストもしていることであった。

 それが、ファンの心をつなぎとめておくのに大事なことであるのだ。

 私としては、一度好きになったアーティストならば、ずっと好きになり続けるのだが、世の多くの人たちは、そういうことをあまりしない。

 非常にもったいない話であるが、数年間アルバムを出さなかったりとか、活動休止やましてや解散などというと、一気にファンはそのアーティストの音楽を聴かなくなってしまう。

アルバムが劣悪なものであるなら論外であるが、デヴィッドは良好なアルバムを作っていた。

kavasan.jpg
  デヴィッドカヴァーデール


 しかし年齢を重ねると毎年コンスタントに発表することが出来なくなる。

 すると、それまでにつなぎとめていたファン以外に新たなファンを獲得することが難しくなる。

 なんとも世知辛い話であるが、事実だから仕方ない。

 しかし、このころのデヴィッドは、精力的にアルバムを作っていたので、そのこともまた現在のこのバンドのファンの心をつなぎとめていることに貢献しているのではないか?

 そんな気がするのである。

 前作READY AN' WILLINGは、全英で6位になった。

ready an willing
READY AN' WILLING

 その実績が買われ、イギリス本国でのREADING FESTIVALヘッドライナーを務めることになったのである。

 そして、これだけの実績があれば、当然次の作品にも期待が高まっていたに違いない。

 結果、COME AN' GET IT全英2位を記録するのである。

(私が所有する24年前の雑誌には、全英1位と書いてあるが、「全英2位」というのはインターネットからの引用であるが、どちらが正しいかはわかりかねる。雑誌が正しいか、ネットが正しいかは判断がつきかねる。が、いずれにせよ前作を上回る実績を残したので、称賛されるべき事態であることは確かである!)

 実は、私がこのバンドをしったのは、このアルバムが最初なのである。

 このアルバムは中古レコード屋にいって買ったのであるが、当時それは1000円であった。

 まだ、人々にとって中古レコードは貴重なコレクションの時代であったのが、この値段でわかる。

 初めて聴いた時の感想は、「古臭い」とか「ちょっと刺激が足りない」という感じであった。

ieisnake.jpg

 当時はBON JOVIRATT、MOTLEY CRUEといった全米チャートをにぎわし、プラチナアルバムを当然のように獲得していたバンドをたくさん聴いていた時だったので、このCOME AN' GET ITに対して、そういう感想を抱くのは自然なことだろう。

 そして、このバンドが英国産であることは最初に知っていたから、アメリカンスタイルでなく、それなりにブルージーな音楽であることは想像できたが、あまりにもそういったアメリカンなバンドとは隔絶された音楽性とともに、あまりに簡単な音作りと簡単なギターソロにはいささか肩すかしを食らったのであった。

 BON JOVIはギターが1人しかいないバンドであるが、WHITESNAKEには2人のギタリストがいる。

 なのにヘヴィさでBON JOVIに負けている。

 なら、ギター2人なんていらないじゃない?なんて思ったものである。

 しかし、駄作ではないし、ヴォーカルも他のプレイヤーも、それなりにハートフル、ソウルフルで、そこかしこに聴き手を離さないメロが散見されるのである。

 あまりにブルージーで、音が薄すぎては、退屈で中古盤屋に売ってしまいたい衝動を抑えきらなくなり、ついに売ってしまう、なんていうことになってしまったアーティストはよくあるが、ことWHITESNAKEに関してはそういうことにはならなかったのである。

 今でも「たまに」聴くレコードである。

 その売るか売らずにコレクションの中に入れておくかは、その聴き手の好みや価値観やそのアーティストに対する思い入れなどにかかわってくるわけで、そのレコードをどうするかは本人の意向にお任せするしかない。

 では、以下にこのアルバムの楽曲を紹介していこう。


●"Hit An' Run"
  ↓



https://www.youtube.com/watch?v=B_TO8a-6AHU

 このバンドの"Ready An' Willing"という曲は、当時のこのバンドのライヴには欠かせない曲であるし、2013年の来日公演でもされていた。

 周知のように、このバンドは87年に、それまでの音楽性をかなぐり捨てて、音楽性を前リカ向けに一新させ、その試みが大成功した。

 それから以降は、 "Ready An' Willing"はセットリストからは外されたが97年にまた復活、そして消え2004年に復活、そして…というように復活、そして消えを繰り返していたのである。

 その復活の際に、この”Hit And Run"の冒頭の部分だけを引用してから曲に入っていたのであるが実に不思議なことをしていたと思わざるを得ない。

 何故、この曲の冒頭を?とファンの誰もが思っただろう。

wsneiku.jpg


 しかし、実際の曲はリフの進行とドラム音との重なりの際には、結構カッコよさを感じざるを得ない。

 全部のWHITESNAKEのブートを確認したわけではないが、このアルバムのツアー時にも、この曲が演奏されていたかどうかはわかりかねる。

 しかし、このアルバムの次以降のツアー時は、全くこの曲は散見されないが、このアルバムのツアー時にも演奏されなかったとしたら、実にもったいない話である。

 87年以降のこのバンドのファンになった人には物足りないし、ギターソロも速弾きがないといわれるかもしれないが、それなりにヘヴィだし、心を揺さぶるリフやメロはそれなりにある。

 このアルバム収録の佳曲の1つであることに違いはない。


●"Wine,Women And Song"
  ↓



https://www.youtube.com/watch?v=s_q0IA7CKhY

 この映像は、このアルバムの次のアルバムのツアー時のものであるが、このアルバム収録の曲である。

 聴いてみるとやはり87年以降に比べてヘヴィさが足りない。

 この時のライブを全部収めたブートを所有しているが、やはりヘヴィさが足りないのは否めない。

 デヴィッドカヴァーデールは、ライヴ時にマイクスタンドを股間に立てたり、そこから降り下げ、その勢いでスタンドをくるくる回したりするパフォーマンスが有名で、その技をこの時も披露しているが、やはり虚しく映るのは否めない。

 それがカッコよく映るためには、やはりバックがヘヴィな音楽を奏でなくてはいけないのがわかる。

 やはり、このころのWHITESNAKEは刺激不足なのである。

 このライヴ映像を観て誰もがそう思うのではないだろうか?

snakecharman.jpg


 "Wine,Women And Song"…この曲名からも想像できるように、初期のWHITESNAKEはそういったことをモチーフに曲を作っていたのがわかる。

 デビューアルバムには、"Bloody Mary"という曲もある。

 Bloody Maryとはウォッカとトマトジュースのカクテルである。

 やはりパブなどにいって聴く曲として、そういう西洋風の飲み屋の風景が聴いていて蘇ってくる。

 そこで思い出されるのが、イングヴェイマルムスティーンがいつか言っていたコメントである。

「同じコードで同じ音ばかりをプレイを楽しむ。これは非常に幅が狭い。チェスが好きでコニャックを飲み、クラッシックを聴き、美術を楽しみ、ビールでバカ騒ぎする…こんなこと俺にはできない。」

 私もイングヴェイのこの意見に賛同する。

インギー
イングヴェイマルムスティーン

 薄い音、ギターのコード音、そして何の変哲もないギターソロ…これでは興奮することはできないのは明瞭たる事実ではないか?


 そう思うからこそ、イングヴェイはバリバリの速弾きのギターを展開しているのだし、クラシック、モダンなハードロックの要素も取り入れて音楽を創っているのだ。

 確かに、彼はブルーズも弾くが、それだけに特化した音楽はしないのである。

 必ず装飾を施しているのである。

 こういった意見が主であるから、彼はジミーペイジの音楽性を忌み嫌っている(笑)。

 88年METALLIONジミーをこき下ろしている(笑)

 やはり、音楽というのは聴き手が、音楽を聴くことに目覚めたときに流行っていたものを中心に趣味になってしまうのが常である。

 不思議と言えば不思議であるが、厳然たる事実である。

 私は80年代にハードロックに目覚めたが、70年代の音楽には毛頭興味がないのだ。

 だから2000年代にヘヴィな音楽に目覚めたファンは、80年代のミュージックなどほとんど興味ないだろう。

 こういう事情であるから、80年代のはじめのWHITESNAKEにはそれほど興味がわかないのが事実だが、忌み嫌っているわけではない。

 しかし、たまに聴くくらいのである。

 嫌いではないからこそ、今でもこのアルバムは所有しているのである。

 しかし、この"Wine,Women And Song"ではそれほどの興奮はできないのが事実である。

 ビールでバカ騒ぎはできないのである。

 ビールに加えて、肉や魚、炭水化物がなくてはのれないのである。


●"Would I Lie To You"
  ↓



https://www.youtube.com/watch?v=vUvZidnN-Mw

 この曲名を訳すと、「キミに横たわっていいかい?」ということである。

 要するに、これはセックスソングである。

 カヴァーデールは、こういった歌詞を書くのである。

 このアルバムから2年後に出したSLIDE IT INという名のアルバムを出すが、これを訳すと「アレをアソコに入れる」という意味になる。


slide it in
SLIDE IT IN

 そのアルバム収録の"Slow An' Easy"という曲もあるが、それもそういったセックスソングであると知り合いの外人が話してくれたし、"Love Hunter"もれっきとしたセックスソングである。

 こういったソングの意味を知りながらコンサートでのっている日本のファンはどれだけいるだろうか?

 それを考えると笑ってしまう。

 2013年のBURRN!』THUNDERルークモリーがインタビューで曰く、カヴァーデールの書く歌詞は好きじゃないんだ。」と言っていたのを思い出す。

ルーク0001
ルークモリー

 こういったセクシャルソングも彼の趣味に合わないのだろう。

 カヴァーデールはかつて、ルークWHITESNAKEに入らないかどうか打診したという話があるが、その話が本当のことだとすれば、やはりこういった好みの問題が絡んでいたことも事実であろう。

 この"Would I Lie To You"はセカンドシングルになった曲であるが、意外であった。

 このアルバムは、"Don't Break My Heart Again"だけがシングルカットされたのかと思いきや、この曲までシングルカットされていたとは驚きであった。

 インターネットではこういったカウンターパンチがあるから面白い。



●"Don't Break My Heart Again"
   ↓



https://www.youtube.com/watch?v=SMT-Uyxy5pg



 この曲こそが、78年のバンド設立から82年までのヘヴィでないブルージーで速弾きのないころのWHITESNAKEの代表曲であるといっていいかもしれない。

 それくらい有名な曲である。

 この曲は、その次のアルバムの時も、その次の時も演奏され、しばらく間を置いて、97年に復活し、そして2004年にも復活し、2013年の来日公演時にもなされた。

 このバンドの歴史を語る上で欠かせない曲なのである。

 2004年におこなわれたライヴでは以下のDVDでそれを観ることが出来る。

ファイル0058
LIVE IN THE STILL OF THE NIGHT

 先の"Hit And Run"のようにヘヴィなリフとドラムの絡み合いが心地良い"Hot Stuff"や、その味を活かしたバラードタイプの"Lonely Days,Lonely Nights",そしてとことんまでエモーショナルに歌いこなすカヴァーデールの声に感動せずにいられない"Till The Day I Die"といった収録曲も見逃せない。

 ブルーズをベースとしたロックには本来速弾きやヘヴィなリフとは無縁なのかもしれない。

 そういった要素があると、その音楽を感じるために邪魔になってしまうというのが、ヘヴィなリフや速弾きを否定する人たちの意見である。

 少ない音から、どのように弾き手のハートやソウルを感じるか?

 どういうものを感じるか?

 それがブルーズ音楽の王道である。

 そのためには、やはりヘヴィなリフや速弾きは邪魔なのである…それなりにその意見はくみ取ることが出来る。

 だが、それは87年以降のこのバンドの音楽性に心底惚れてファンになった人には馬耳東風ではないか?そんな気がするのである。

 この"Don't Break My Heart Again"は非常にシンプルな作りの曲である。

 それゆえに、カヴァーデールのソウルを直に感じることが出来る。

 男の慟哭や渋さも感じる。

 このアルバムで初めてWHITESNAKEの音を聴くことになるが、その時の感想は、「これではアメリカを制することはできないだろう…」ということである。

事実、このアルバムはイギリスでこそ2位にまでいったが、アメリカでは151位にしかいかなかった。


howaitos81.jpg


 まさしく異文化現象としか言いようのない出来事であった。

 しかし、それからほどなくして、ロック雑誌を読んでいたら「WHITESNAKEが全米で大ヒット!」などという見出しを読んだのである。

 それを見て、「はあ?WHITESNAKEがアメリカで売れるわけないだろう!何かの間違いだろう。」と思ったものであるが、それからほどなくしてその大ヒットアルバムからのクリップをいくつか放映した番組を見ていたら、「WHITESNAKEがこんなに変貌したのか!これだけの変貌なら売れて当然だ!」と思ったものである。


白蛇の紋章
WHITESNAKE 87」

 とにかく初期のバンドからはとても想像できないほどのかなぐり捨てぶりなのである。

 その変貌ぶりについて描写したページは以下なので読んでもらいたい。
  ↓

  
http://eurokennes.blog60.fc2.com/blog-entry-30.html

 ブルージーな出来でない大仰な曲の出来でなくては、カヴァーデールのソウルや渋さを感じることはできない…そんなことはないのである。

 ヘヴィな音に打ち負けてしまう声帯のシンガーであれば話は別であるが、彼はそんなことはもろともせずにどんなヘヴィな曲でさえも歌いこなしてしまう天才シンガーなのだ。

 だから、初期のこのバンドの音でなければダメと言うのは説得力がない気がする。

 初期の頃のこのバンドこそがこのバンドのあるべき姿だ!

 否、87年以降のこのバンドこそがあるべき姿だ!

 どちらもあってしかるべきであるし、どちらが正しく、どちらが間違いであるとかいうことではない。

自分が、心底興奮し、ハッピーになれる方を選べばいいだけの話しである。

それは、ご自分の心にお任せするしかない。


 このアルバムのころのWHITESNAKEの偉業をたたえる事例としては、やはり彼らの本国のドニントンで開催されたMONSTERS OF ROCKセカンドビルとして登場したことであろう。


monstrs81.jpg
MONSTERS OF ROCK 81』

 ヘッドライナーは今も当時もマルチプラチナムアルバムを出していたAC/DCである。

 かつてはMETALLICAですら大ヒットアルバムを出した後に、AC/DCの前で登場したことのあるからこそすれ、そのことを嘆いても仕方ないだろう。

 このアルバムが称賛されるに価する出来であったからこそ、セカンドビルに抜擢されたのである。

 その時の会場にきた観衆の数じつに7万人以上である。

 そして、その2年後にはMONSTERS OF ROCKで、ついにヘッドライナーをつとめることになるのである。

 その時のアルバムについては、次の機会に譲りたいと思う。

 WHITESNAKE 81年来日公演日程



6月22日、23日 浅草国際劇場、
6月27日    名古屋市公会堂
6月29日、30日 大阪フェスティバルホール
6月25日、26日 中野サンプラザ



●このCOME AN' GET ITは以下。

輸入盤
 ↓



Come an Get It

yumemityatte.jpg
「渋めの白蛇を堪能できます💛」

国内盤
 ↓



カム・アンド・ゲット・イット+6

WHITESNAKE初期のベストチューンを集めたベストアルバムはコチラ。
  ↓


Early Years

  HMVジャパン CD DVD 書籍 音楽 ゲーム







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