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ホワイトスネイクの『SLIP OF THE TONGUE』再考

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スリップオブ

  WHITESNAKESLIP OF THE TONGUEアルバムは何かと、物議をかもしだしたアルバムである。

 結果的には3枚のシングルカットをし、アルバムは全米チャートの10位にまで登りつめ、これまでアメリカだけで300万枚の売り上げを出したアルバムである。
これだけの業績を出したにもかかわらず、批判されることが少なくなかったアルバムである。
 

 このアルバムは、前ギタリストのヴィヴィアンキャンベルがぬけて、残ったエイドリアンヴァンデンバーグがレコーディングをしようとしたが、腱鞘炎のためギターが弾けなくなり、その代わりに加入したスティーヴヴァイが全ギターパートを受け持つことになり、制作されたアルバムである。

 このアルバムの批判の内容は、以下のようなものだ。
 

 WHITESNAKEはブルーズを基礎にするハードロックバンドである。アメリカンスタイルのスティーヴヴァイが、そんなブルーズを中心としたバンドに合うわけがない」

「バックグランドが違うWHITESNAKEスティーヴヴァイがあいいいれるわけがない」

 こんな感じであったのを覚えている。

実際に聴いてみたが、そんな批判は私自身には微動だにしなかった。

 私にとって、87年以降のWHITESNAKEのへヴィ志向にはとても喜ばしかった出来事だった!

78~83年までの、とことんブルージーでかつ、ギターの音が薄く、同じようなコード進行、速弾きなど一つもない時代のWHITESNAKEはどうしても好きになれなかった。別に嫌いではなかったが、聴いていて華やいだ気分になれることもなかったし、興奮することもできなかった。

 だが、87年の大変異以降のWHITESNAKEは私のフェイバリットバンドの一つに変わったのである。それは今でも変わらない。

そのへヴィ志向を踏襲して作られたSLIP OF THE TONGUEもまた、私にとって喜ばしいアルバムだったのは、紛れもない事実である。

ドニントンにて 
 89年に発表され、90年に来日公演が行われたSLIP OF THE TONGUEツアーにおいて、私は武道館にいってその勇士たちを垣間見ることになる。

 今でも忘れられないほどの大興奮の中で、そのライヴを終焉したのを覚えている。

 こんなかっこいいバンドがこの世に存在するのか!これ以上凄いバンドがこの世にあるのかとさえ思ったほどである。

 だが、このツアー終了後、バンドは4年間の長い休息を挟んで再結成されることになるが、この時に、バンドの顔であるデヴィッドカヴァーデールの、このアルバムに対する不満が一気にマスコミに向かって吐かれることになる。

スティーヴヴァイのアメリカンスタイルのギターが、ブルーズ色を壊してしまった。」「スティーヴは明らかに弾き過ぎだ!あれでは、ラスベガスのHMだ!」

こんな感じであったのを覚えている。

 ではなぜ、スティーヴに加入してもらい、レコーディングを頼んだのだろうか?

 それは、

 スティーヴDAVID LEE ROTHで弾いたEAT EM’ AND SMILEアルバムのスタイルならば、WHITESNAKEにもフィットするだろうと目論んだからに他ならない。

 しかし、あのアルバムは、デヴィッドリーロスが彼に、自分にのスタイルをあまり出さないように指示していたからということがわかったのである。

 そこで、自由に彼にSLIP OF THE TONGUEにおいて弾くことを許した結果、あのようなアルバムが出来たということらしい。

 どう感じるかは、人それぞれである。しかし

 私は、あのアルバムが悪いアルバムであるとは全然思えない。それどころか、良い曲に溢れた傑作のアルバムであることは間違いない!

  これまでに全米だけで1000万枚以上の売り上げを誇る87年WHITESNAKE』アルバムは最高のアルバムである。それとは劣るかも知れない。

 しかし、あのアルバムとSLIP OF THE TONGUEとどちらが好きかと問われれば、ちょっと考えた末、前者だろうと答えるくらいの差でしかない。
mor 90

 今でもデヴィッドのあのアルバムへの不満は鬱積しているのかも知れない。 

  90年には、そのアルバム発表に伴うツアーということもあり、あのアルバムからは5~6曲プレイされたが、4年後に復活して、97年、03年、04年、05年とツアーは行われたが、SLIP OF THE TONGUEからのオリジナル曲は唯一”Judgement day”しかプレイされていない。

 そして、06年からはその”Judgement day”すらもプレイされなくなってしまった。

 WHITESNAKE史上2番目に売れたアルバムからの曲を今後プレイしないというのはどういうものだろうか。ちょっと信じれない。

 デヴィッド曰く、「SLIP OF THE TONGUEのデモテープを発見したんだが、アルバムでの出来よりも何倍もいいのがわかったんだ」

 素材が良くてそれをスティーヴが壊してしまったというなら、自分の気に入るようにアレンジして再びライブでプレイすればいいじゃないか、と思わずにはいられない。

 繰り返すが、このアルバムは佳曲に溢れたアルバムである。HR史上これに比肩するアルバムを探すのは困難であることは間違いない。

 そして、このアルバムはWHITESNAKEのこれまでの31年間の歴史の中で、2番目に 売れたアルバムである。それほどの出来なのである。それを無碍に批判するのは考えものである。

では、肝心のそのSLIP OF THE TONGUEアルバムの内容を垣間見てみよう!

試聴希望のかたはコチラ→<クリック>

 ドラマティックなSEに導かれ、爽快感たっぷりのキーボードサウンドで幕を開けるタイトルトラックの”Slip Of The Tongue”


"Slip Of The Tongue"
   ↓


 朝明けの壮麗な渓谷を見おろしているようななんとも言えない良い気分になる”Now You’re Gone”
 


●"Now You're Gone"
    ↓



 和やかなムード満載でふくよかな気分になれる”The Deeper The Love”などすぐに良い曲は思い浮かぶ。


●"The Deeper The Love"
     ↓


ファイル0069



 スティーヴの高音のフレーズが余計であるとは全然思えない。

 否、スティーヴのプレイでなかったら駄曲になっていたかも知れない!

と思われるのが”Cheap An’ Nasty”やリメイクの”Fool For Your Loving”である。 
 

●"Fool For Your Loving"
    ↓




 また”Now You’re Gone”にしても、フレーズがもろアメリカンだが、そうでなければ、こんなに爽快感が醸し出されたとは思えない。

”The Deeper The Love”のソロは、ロングトーンから始まり、一気に流麗なライトハンドに移行するがその味が何とも言えない巧さで構成されている。

 ただ、私のようなスティーヴファンでさえも、ちょっと弾き過ぎかなと思われるのはただ”Kitten’s Gotten Claws”くらいのものである。

 その”Kitten’s Gotten Claws”でさえも、イントロの部分で、虎や猫の鳴き声をスティーヴがギターで再現しているのは何とも面白い!

 昨年、
このアルバム発表20周年の特別盤が海外で発売された!
    ↓
 

 その内容は、これまで未発表の、このアルバム収録の全シングル曲のクリップと、90年に8万人の観衆がみまもるキャッスルドニントンでヘッドライナーとして出演した時のライヴ映像が2曲収録されている。

  大ファンの私に言わせれば、これでは物足りない。

 トップバッターのTHUNDERがこのときの全曲収録のライブ映像を発売しているのに、WHITESNAKEのがここから2曲しか見れないというのでは腑に落ちない。

 全曲収録のライブ映像をぜひとも発表してもらいたいものである!

 出演バンドはWHITESNAKE、AEROSMITH,POISON,QUIREBOYS,THUNDERである。

 whitesnake 90
  エアロスミス  ぽいずん 88 クワイアボーイズ サンダー

 特筆すべきは、AEROSMITHがセカンドビルでWHITESNAKEがヘッドライナーであるということである。

 AEROSMITHを前座にすることができたバンドなぞ、今は全く存在しないのである。

 それくらいの快挙であるし、どれだけWHITESNAKEが当時凄かったかがわかろうというものである!

 以上が私が、WHITESNAKESLIP OF THE TONGUEアルバムについて考えた内容である。

 皆様の意見を賜りたい。聴いてみて、観てみてね!

MONSTERS OF ROCK  Donington park 、18th august 1990
1. INTRO
2. SLIP OF THE TONGUE
3. SLIDE IT IN
4. JUDGEMENT DAY
5. SLOW AN’ EASY
6. KITTENS GOT CLAWS
7. ADRIAN VANDENBERG SOLO
8. IS THIS LOVE
9. CHEAP AN’ NASTY
10. CRYING IN THE RAIN
11. FOOL FOR YOUR LOVING
12. STEVE VAI SOLO
13. HERE I GO AGAIN
14. BAD BOYS(incl CHILDREN OF THE NIGHT)
15. AIN’T NO LOVE IN THE HEART OF THE CITY
16. STILL OF THE NIGHT

90年 WHITESNAKE 来日公演日程
9月19日 横浜アリーナ
9月21日 愛知県体育館
9月22日 神戸ワールド記念ホール
9月25日 日本武道館
9月26日 日本武道館 (S席6000円)






以上3つのクリップと5つのライヴ映像も収めたDVDとアルバムCDがセットになったのがコチラ

                                                 

国内盤はコチラ、試聴コーナーもあり→スリップ・オブ・ザ・タング(紙ジャケット仕様)
 
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