HR/HM温故知故
かつて一世を風靡したHR/HMについて、私の個人的な思いいれ、独自な見方、ニッチな情報、そして映像を提示していきます
WHITESNAKEのポリドール時代の最高傑作はこれだ!=『SAINTS AN’ SINNERS』
メルマガ読者さん募集! 

読者登録していただければ、週1回、あなたの受信ボックスにHR/HMについてのメルマガをお届けいたします。登録、購読ともに無料です。将来的にはプレゼントコーナーやオフ会も計画中です。

ご希望のかたはこちら
まぐまぐでの配信を希望のかたはコチラをクリック→<まぐまぐ
メルマでの配信を希望のかたはコチラをクリック→<メルマ

kavade.jpg


 初期のWHITESNAKEいや、デヴィッドカヴァーデールと言うべきか、は実に精力的に活動をしていたのがわかる。

 毎年、必ずアルバムを出していたのだから。

 82年WHITESNAKESAINTS & SINNERSをリリースする。

saints and sinners
SAINTS & SINNERS


 しかし、このSAINTS & SINNERSリリース時には、ちょっとした異変が起きるのである。

 デヴィッド以外の、バーニーマースデン(g),ニールマーレイ(b),イアンペイス(dr)がレコーディング終了後に脱退してしまうのである。

 なにが原因なのかはわかりかねるが、デヴィッドが「爺どもと一緒にやってられっか!」みたいな暴言を吐いたようなのである。

 そんなことが、当時のレコードのライナーノーツには書いてある。

 であるからして、レコーディングメンバーでのツアーはなされてないのである。

 変わりに、TRAPEZEのギタリストだったメルギャレーがギタリストとして加入し、RAINBOWMSGでの活躍で有名なコージーパウエルがドラマーとして加入し、ベーシストとしてはコリンホッジキンソンが加入した。

 レコーディングしたメンバーの3人はアルバムリリース時には脱退してしまったために、このメンバーでクリップも制作されたのである。

 個人主義が当たり前の西洋でも、こんな脱退加入劇は珍しい。


●”Here I Go Again
  ↓



http://youtu.be/tmdoP8wHUJw

heretheygo.jpg

  ↑
このシングルのジャケット


 この曲は、このアルバムからシングルカットされたうちの1つである。

 周知のように、この曲は87年大ヒットするアルバムWHITESNAKEでリメイクされ、全米で1位を獲得するのである。

白蛇の紋章
WHITESNAKE

 私は、そのリメイクヴァージョンを始めに聴き、何回も聴いてとことんそちらの方に惚れてしまった後でこのヴァージョンを聴いたので、どうしても迫力不足に感じてしまうのである。

 でも、叙情性という面では、こちらの方が感じやすいのは間違いない。


 この歌詞には、“もう一度、自分の力で旅立とう たった1つしか知らないこの道に… 放浪者のように1人ぼっちで旅するのがオレの定めなのさ  オレは決心したんだもう時間をむだにしないと”

 とこれまでの人生を振り返って、これまでの人生を反省して新たな決意でこれからの人生をむだなく生きていこうという姿勢を感じるのだが、これまでコンスタントにアルバムリリースをして、順調にツアーもこなしてきたのに何故こういう歌詞なの?

 という疑問が湧く。

 しかし、表面は順調に見えても、内面のことは本人にしかわからないので何ともいえない。

 しかし、この歌詞がシチュエーションにぴったりと合っているのは、まさしく87年のアルバム発表時にほかならない。

 デヴィッドの声帯手術のために活動が滞り、3年もの歳月が浪費されてしまい、またしてもメンバーとの確執が表面化してしまっていた時に、あの素晴らしい出来のアルバムが完成した。

 まさに上記のような歌詞のシチュエーションにぴったりであった。

 外からもそれが理解できる時だったため、リスナーの共感も得ることが出来たと考えれる。


●”Victim Of Love
  ↓



http://youtu.be/eGE4Yd_TdK8

circumstanc.jpg

  ↑
このシングルのジャケット

 この曲が、このアルバムのセカンドシングルになった曲である。

 ネットで調べて初めて知ったが、しかし意外や意外であった。

 このアルバムからは、てっきり”Here I Go Again”だけがシングルカットされたのかと思っていたのである。

 ブートレッグで、のクリップは見たことがあるし、マニアックな店でこのシングルもみたことはあったが、 ”Victim Of Love”のシングルは見たことがなかったからである。

 もし、そのシングルを発見したらものすごく高く売れるのでは?と期待をかけるが、現実はそうでもないのである。

昨年、いろんなアーティストのシングルをハードロック専門の中古盤屋に売ったが、二束三文にしかならなかったのである(笑)

 これから、シングルはホントにホントにホントに好きなアーティストのしか買うまい、という決心をしたのである。


●”Crying In The Rain
  ↓



http://youtu.be/6uqkwppSXvc


 この曲も、先の”Here I Go Again”と同じく87年WHITESNAKEでリメイクされたものである。

 そのWHITESNAKEのほうが最初に聴いてしまったので、私としてはそのWHITESNAKEのほうがどうしても好きになってしまう。

白蛇の紋章
WHITESNAKE


 まず迫力が違うのである。

 このパワーブルーズで、男の内面の慟哭を歌ったものであるからして、ヘヴィさも、情熱的なギターソロもなければ、聴き手を感動させることはできないと思うのだ。

 しかし、このオリジナルヴァージョンではそういったものが希薄なのである。

 ソロらしいソロが展開されているわけでもなく、漫然と曲が通り過ぎていってしまう感じがするのである。


WHITESNAKE』アルバムで展開されているこの曲のギターソロを聴いてみるといいと思う。

 ジョンサイクスが弾いた超ウルトラスーパーヘヴィ級のソロに、魂が奮えるはずである!

サイクシー
ジョンサイクス

興味あるかたは以下のページを見ていただきたい
  ↓
(WHITESNAKEの大変異)


しかし、この曲も当時のWHITENAKEの状況からは想像できない内容の歌詞なのである。

“いつだって明日に望みをかけてきた だが悲しみはつづれ織りとなって寂しくオレの心を彩っていく 誰がこの心の痛みがわかる。誰にこの痛みを感じるか?”

こんな歌詞は、当時順調にいっていたバンドからは想像できないのであるが、87年のいざこざから脱したバンドの状況の後には、見事に符合して、リスナーの共感を呼べれるのではないだろうか?というか大いに共感を呼んだことも、87年アルバムの大ヒットに結び付いたとしか考えれないのである。

しかし、この”Crying In The Rain”にしろ”Here I Go Again”にしろ、このアルバム発表時ではなく、87年のアルバム発表時のデヴィッドカヴァーデールの心境を物語った歌として非常に符合するのが驚きである。

しかし、この曲の歌詞のように、歌詞を書いた人の経験から出された感情を直に歌ったものであるからこそ、聴き手は感動するのである。

人が書いた歌詞を歌っているアイドルの歌はどうしても感動することはできないのである。

私の家は、WOWOWを視聴できる環境にあるが、やはりブリトニースピアーズやバックストリートボーイズのライヴを観ることが出来る。

これらのアーティストのライヴをハードディスクに録画しておくが、実際に観るとどうしても集中できないのである。

観よう観ようと努力するが、どうしても観れないので、残念ながら消去してしまった。

そののち、これらのアイドルのウィキペディアをみて調べたところ、彼らは作曲作詞に全然関わってないことを知った。

「だから集中できないんだ!」と悟ったのである。

本人が書いたのか、他人が書いたのかは歌を聴いていれば何かわかるようである。

やはり音楽というものは、自分の心や経験を歌詞に乗せないといけないようである。


●”Young Blood
  ↓



http://youtu.be/hRbumzGBUGk


 この曲がアルバムの冒頭を飾る曲であるが、気負いは全く感じれない。

 まさに街道まっしぐらに走るスポーツカーカーのようである。

 イアンペイスのドラミングも新境地を見せている。


 こんな緩急あるプレイが出来るのか?と聴いた当初は思ったものである。

 ギターのアレンジのつけたかもかなり巧妙になった。

 まあ、先にWHITESNAKEアルバムと比べてどうのこうのと書いてしまったが、ヘヴィさが希薄の当時のブルーズバンドとしてはかなりいい出来である。

 一度好きになったものであるならば、そのアーティストに敬意を払って、そのアーティストの良き点をなんとか見出そうとするのが私の性癖であり、何度か聴いていくうちに、この時期のWHITESNAKEの良さを見出すことが出来た。

 でも、WHITESNAKEと比べるならば、迫力不足へヴィさ不足、派手さ不足は否めない。

 あくまでもメインの好みは、WHITESNAKEアルバムのようなゴージャスかつメロディックなマテリアルであってポリドール時代(78年から82年まで)のWHITESNAKEはデザート的に愉しむまでである。

そんなに毎回は聴けないのが通常である。

judoarena.jpg

「これは素晴らしい!誰しもこのアルバムを聴いていれば虜になる!」などと心から思ってないのにこのブログで書いても、やはり読んでいる人間には嘘とばれてしまうのである。

 しかし、このころのWHITESNAKEのベストアルバムはなにか?と問われれば、私はこのSAINTS & SINNERSと答えるだろう。

 一番、ノリのいいアップテンポの佳曲が多いからだ。

 アップテンポの曲が多いと好評を博するのは古今東西を通じ不変の事でないだろうか?

 私は『COME AN” GET IT』アルバムの紹介の時に、ブルーズだけを特化した音楽に対して、

「ビールでバカ騒ぎはできないのである。

ビールに加えて、肉や魚、炭水化物がなくてはのれないのである。」

 と書いたのであるが、ビール以外にもこのアルバムには、肉や魚、炭水化物が適量程度入っている。

 だからのれると思うのである。

 しかし、WHITESNAKEアルバムでは、感動できる肉や魚、炭水化物の量が半端なく入っているので圧倒されてしまうのである。

 しかし、それにもかかわらず、このアルバムの評価は高くない。

 『COME AN” GET IT』のほうがのちになって高い評価を受けているような気がしてならない。

 アメリカではリリースされずじまいであった。

 何故?

 デヴィッドが在籍した74年DEEP PURPLECALIFORNIA JAMの時には、DEEP PURPLE専用のチャーター便まで用意されていたというほどの繁栄ぶりだったのに…!

 しかし、このアルバムは全英では9位にまで上昇した。

 そして日本でも人気爆発した。

 来日公演日程をみてもらえばわかる。

当時の日程は以下!
  ↓
2月15日 大阪フェスティバルホール
2月22日 日本武道館
2月23日 日本武道館

日本武道館の2日間というのが凄い!

この日本武道館でのライヴは、LIVE AT JUDO ARENAという表題でブートレッグで聴くことが出来る。



「しかし、JUDO ARENAって何だっ?」て感じであるが(笑)

 人気爆発の萌芽は前作の日本でのヒットから見えていたが、やはりコージーパウエル加入も大きく効いたようである。

コージー
コージーパウエル

このドラマーの人気は当時からすごく、マイケルシェンカーのバンドに在籍していた時の来日公演もCD化されONE NIGHT AT BODOKANという表題のCDもいまだに入手可能である。

one night at budokan
ONE NIGHT AT BODOKAN

 81年の昔であるにもかかわらずである。

 コージーが関わった、MICHAEL SCHENKER GROUPのスタジオアルバムや武道館でのライヴアルバムもいまだに入手可能であるから驚異としか言いようがないのである。

 しかし、そんなに味のあるドラマーかな?と思うのである。

 誰か異論のある人いるかな?といつも思うのである。

 確かに彼がRAINBOWで叩いた“Stargazer”WHITESNAKEでの“Guilty Of Love”彼特有のドラミングで、すぐに彼と分かるが、そんなに心を虜にするとは思えないのである。

そんな品位は、トミーアルドリッジKIGDOM COMESCORPIONSジェイムズコタックのほうが味のあるプレイをしていると思うのである。

 だが、それを指摘する識者が1人もいないのが不思議である。

 私は、WHITESNAKE90年武道館でのライヴを真横で観て、当然トミーアルドリッジのドラムソロもみた。

 その感想は、 「こんな巧いドラマーほかにいるのか?SUPER ROCKでのコージーのソロよりも数倍凄いじゃないか!なぜそのことを指摘する人がいないんだ?」ということである。

 その、思いは今も消えていない。

 まあ愚痴はこれくらいにした方がいいだろう(笑)

 このころのバンドは人気が頂点に達した、という感じで、この年の偉業としてまず浮かぶのは、 MONSTERS OF ROCK 83ヘッドライナーとして登場したことであろう。

mor83.jpg

 その映像もフルでオフィシャル映像としてDVDで出ているのである。

 そして、ドイツでのフルライヴが完全収録した映像が、ドイツで民放で流されたのである。

 その映像も日本でブートレッグDVDで販売され、いまだ好調なセールをあげている。

 その時のグループショットが以下である。
   ↓
doituws.jpg


 先のシングルカットされた”Victim Of Love”は並の出来だが、その他“Rough An’ Ready”
“Rock N’ Roll Angels””Dancing Girl””Bloody Luxury”
など精気に溢れている佳曲がこのアルバムには多いので、87年以降のこのバンドが気にいらないブルーズベースのロックが好きな人には是非とも聴いてもらいたいものである。



●このアルバムは以下より!
  ↓



Saints & Sinners

国内盤
 ↓



セインツ・アンド・シナーズ+3


WHITESNAKE初期のベストチューンを集めたベストアルバムはコチラ。
  ↓



Early Years

  HMVジャパン CD DVD 書籍 音楽 ゲーム








メルマガ読者さん募集! 

読者登録していただければ、週1回、あなたの受信ボックスにHR/HMについてのメルマガをお届けいたします。登録、購読ともに無料です。将来的にはプレゼントコーナーやオフ会も計画中です。

ご希望のかたはこちら
まぐまぐでの配信を希望のかたはコチラをクリック→<まぐまぐ
メルマでの配信を希望のかたはコチラをクリック→<メルマ



●チケットはこちらからどうぞ!

チケットぴあ





このブログオススメの店です。

新宿レコード 良品たくさん取り揃えております!

●おススメのラーメン店『荒海』

http://www.araumi.net/



スポンサーサイト
コメント
コメント
AdSense の利用をお考えの方へ
この度、「AdSense を利用されている方」、「将来的に AdSense の利用をお考えの方」 へ向けて、新しい形式の無料トラフィックエクスチェンジを開発致しました。 是非、ご活用のほどよろしくお願いします。

http://sys.ciao.jp/
2008/12/20(土) 12:03:16 | URL | セルフクリック #mQop/nM. [ 編集 ]
コメントの投稿
URL:
本文:
パスワード:
非公開コメント: 管理者にだけ表示を許可する
 
トラックバック
トラックバック URL
http://eurokennes.blog60.fc2.com/tb.php/7-172a5148
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
トラックバック