HR/HM温故知故
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ヒムの『DARK LIGHT』深考
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dark light 結果的に、このDARK LIGHTはアメリカで、ゴールドディスクを獲得することになる。

フィンランド出身のバンドとしては、初の快挙である!

しかし驚きというほかはない。

 YNGWIEが、ACCEPTが、HELLOWEENが、ROYAL HUNTが、そして同じフィンランド出身の先輩のバンドであるSTRATOVARIUSが難攻不落のアメリカンチャートに食い込むということができなくて、諦めていた。

 私も

SCORPIONSEUROPE以外、どのヨーロッパのアーティストが頑張っても、アメリカでは成功するなんて無理だよ!

 英米のバンドですら苦戦を強いられているのだから。」

と思っていた。

 しかし、フィンランドという全くノーマークの出身国のHIMがアメリカンチャートを駆け巡ることになるとは、全く予想外の出来事であった。

 その『DARK LIGHT』にしろ、アメリカではデビューアルバムであるというから驚きである!

 
これを七不思議といわずしてなんといおうか。

 それまで、4枚のアルバムは欧州ではリリースされていたが、アメリカでは未発売であった。

 それが輸入盤として入ってきていて、話題になっていた。

 それで、 DARK LIGHTの発売も決まった。

 そうとしか考えられない。

 アメリカでの成功は勿論、欧州では彼らの人気ぶりはすでに確立されていた。

 それを象徴するかのような、

 DARK LIGHT欧州でのチャート実績は以下のとおりである。

フィンランド1位 ギリシア1位 ドイツ4位 オーストリア4位 スウェーデン7位 スイス8位 イタリア10位 スペイン10位 ノルウェイ13位  イギリス18位 アメリカ18位 カナダ24位

ビレ
 

 このDARK LIGHTの解説をしたい。


 HIMはHR/HMの数あるジャンルのうち、ゴシックメタルなるカテゴリーに分類されていた。

 その、ゴシックメタルとは、その名が示すように、古代ゴシック建築を思い浮かべさせられるような、雰囲気をもった音楽である。

 冷たく暗い石つくりのゴシック建築に漂う禍々しいムードと、凍てつく冷気を彷彿とさせるムードがある。

 簡単にいえばこんな感じだろうか。

そんな雰囲気を要したバンドとして有名なのは、EVANESCENSEが挙げられるだろう。

またMARILYN MANSON,TYPE O NEGATIVE,LACUNA COIL

 
などもこのゴシックメタルに分類されるが、それぞれは微妙に、またかなり音楽性が異なるし、月日がたてば音楽性を意図的にアーティストは変えるので、厳格なカテゴライズはあまり意味がないと思えるので、若干のイメージつけだけで良いだろうと思う。

 そのゴシックメタル(冷たく暗い石つくりのゴシック建築に漂う禍々しいムードと、凍てつく冷気を彷彿とさせるムード)の音楽性を擁していたのは、初期の”When love and death embrase”"Gone with sin"くらいのものだろう。

DARK LIGHT
でも、その雰囲気を持っている曲は”The face of god”くらいのものであろうか。

 DARK LIGHTにおいては、そういった初期の重々しい雰囲気は後退している。 

 逆に、清々しいイメージが出てキャッチーさを醸しだしている。

 繊細なキーボード音と、厚いギターリフが織りなす清々しいイントロで幕を開け、そしてキーボード音が、刹那いピアノ音に切り替わるといよいよ曲の雰囲気の奥行き深さが深みを増す。

 そこに、ヴィレヴァロの切ない声のメロディが乗っかると、なんとも言えない。心の中が静止してしまう。そこへ、力強いギターリフが折り重なると心が奮起する
初めの”Vampire Heart”

 ●”Vampire Heart”
     



 「乾いた声に、乾いた曲全体の雰囲気」と「湿ったギター音、キーボード音」このコンストラクションのコラボで曲が進行する面白い興味深いコンテンツであり、この密夜的な雰囲気が曲の特徴であるRip out the wings of a butterfly”

 
●”Rip Out The Wings Of A Butterfly”
        ↓




 美しいピアノ旋律で始まり、曲の要所要所でそのフレーズが顔をのぞかせ、そのオブジェが曲に何とも言えない味を出している”Killing Loneliness” 、


●“Killing Loneliness”
     ↓




 またそのバラードをもっと極限にまで感情を抑え込んだ”Dark Light”

 暗闇からでてきて、その時にオーロラを見たような癒しを彷彿させる”In The Night Side Of Eden ”

 
その他、ギターに、中長時的なほどよい長さのリフを織り交ぜて良い雰囲気を出している”Drunk Of Shadow””Play Dead”など聴きどころは満載である。


●“Under The Rose”

      ↓



●以下は日本にはあまりなじみのないドイツでのロックイヴェントであるROCK AM RINGでの公演である。

このイヴェントに参加できているフィンランドのバンドはHIMだけである!
  ↓



ville いうなれば、HIMの音楽は、

 癒しと強いリフ、渇きとウェットその感性をミックスさせて、抒情的なメロディで形どり、完成させたオリジナリティが自慢のメタルであるということである。

 そして、非英語圏出身のバンド、ミュージシャンにありがちな、聴いていて全然ハートやソウルが感じられないということが全然なく、それどころか思わずあまりの感情的な声と演奏にのめりこんでしまう魅力を擁しているのである!


(収録曲)

1. Vampire Heart
2. Rip Out The Wings Of A Butterfly
3. Under The Rose
4. Killing Loneliness
5. Dark Light
6. Behind The Crimson Door
7. The Face Of God
8. Drunk Of Shadows
9. Play Dead
10. In The Night Of Eden
11. Poison Heart


 興味のある方は是非ともHIMのこのDARK LIGHTを買って、聴いてみてほしいものである。
メタルファンならば、

 フィンランド史上初の、アメリカでゴールドディスクを獲得したバンドのこのアルバムを買っても損はしないだろう!


●国内盤初回限定版
   

※試聴もコチラで可能↑


●アメリカ盤スペシャルパッケージ

    




日本でのデビューライヴとなったサマーソニック05’でのセットリスト

サマーソニック 2005年14th august (mountain stage)

1、 right here in my arms
2、 buried alived by love
3、 ,join me in death
4、 vampire heart
5、 wicked game
6、 the sacrament
7、 rip out the wings of a butterfly
8、 your sweet 666
9、 the funeral of heart
10、 soul on fire

●この時のライヴ音源が最近CD化されたので、ファンはチェック!
  ↓






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