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ジョンサイクスの演奏力、歌唱力、作曲力に注目!『BLUE MURDER』
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まずはコチラの映像を見ていただきたい
    ↓


 これを御覧になって誰しも、この曲のギターのレコーディングにかかわったのは、ビデオに出演している、ヴィヴィアンキャンベル、エイドリアンヴァンデンヴァーグだと思うのは間違いない。

しかし、実際にかかわったのは誰でもない、ジョンサイクスなのである(右下写真)。
sykes.jpg
 こういったところが、日本では信じがたいことだが、ジョンはレコーディング終了後に突如解雇されてしまうのである。  

  レコードを作ったは良いものの、いざクリップを作る際に、レコーディングした人間が全員解雇されてしまったがために、急遽仕事のないミュージシャンが集められてクリップを作るという異常の事態の元作られたのが、上の”Still Of The Night”であり”Here I Go Again””Is This Love”という三つのクリップである。

 個人主義の発達した西欧といえどもこういうパターンは珍しい。

 私は90年BLUE MURDERというバンドをなんとなく知った。

 それは雑誌で見たところ、有力な新人バンドという触れ込みであったが、なんとそのリ-ダーはジョンサイクスだということを知ってびっくりした。

 彼がWHITESNAKEのアルバムSLTDE IT INのアメリカ向けのリミックスアルバムに新たにレコーディングしなおしの時に、ちょっとした手直しで参加したのを知っていた程度だった。
白蛇の紋章
 しかし、興味がてらBLUE MURDERのアルバムを買って、まず聴く前にライナーノーツを読んでびっくりした。

 いや、誰もびっくりせざるをいないだろう。

 あのWHITESNAKE』アルバム(左写真)において

 ギターのレコーディングにおいて98%を担当したのはがジョンサイクスだというではないか。 

 
誰もあのクリップを見たらあの登場しているメンバーがレコーディングしたと思うのが普通である。

 残りの2%がエイドリアンヴァンデンバーグが手直ししたというではないか。

 私はWHITESNAKE』アルバムの「SPECIAL GUEST」の欄にエイドリアンが記載されていることから、エイドリアンがほとんどレコーディングしたのだと思っていた。

 そう考えるのが普通である。

 そう勘違いしたのは私だけではない。

 事実、 『WHITESNAKE』アルバムが発表された翌年の『MUSIC LIFE』誌の人気投票において、いきなりエイドリアンがギタリスト部門で4位に急上昇したのである。

 
前年には50位にも入ってない番外だったのに(笑)

blue murder
 そして、そのBLUE MURDER』アルバム(右写真)を聴いてみると、驚きを隠せない。

 あのWHITESNAKE』アルバムに出てくるリフやフレーズの数々がどの曲のいたるところに散見できるからである。 

 98%ジョンサイクスがこのアルバムのレコーディングに参加したのも頷ける。

 嬉しかったのは、 『WHITESNAKE』アルバムにおける、

 楽曲の緊張感、
 高い作曲能力、
 ヴァイブ 

 
といったものをそのまま引き継いでいることである。

 聴き手の求心力をいつまでも途切れさせない曲の良さプレイの凄さはさすがである。

 
● その一端を垣間見れるのがこの曲である。
   ↓


http://youtu.be/GmxK9CS3RV0

●このクリップの曲を収録したのがこのアルバムである 
    ↓ 
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 しかも驚いたことに、ジョンはギターのみならず、リードヴォーカルを全部おこなっているではないか。

 あれだけのギタープレイをこなしながら、リードヴォーカルまでこなしてしまうとは…
sykes.jpg
 ものすごい音楽能力の高さである。

 類いまれな男である


 
しかもルックス(左がジョン)も男がみてもかっこいいといわざるを得ない。

 顔も良い。 

 天は二物のみならず三物をジョンに与えたのである!

 曲の最初から緊張感たっぷりで、そこから一気に堰を切ったように始まるRiot

 やはり不本意にWHITESNAKEを解雇されその貢献を正直に公言されていなかったために、自分がレコーディングも作曲もほとんど手掛けたということを世間にアピールする必要があったのであろう。

●”Valley Of Kings”
   ↓


http://youtu.be/hfsZ4EzSn80

  Sex Child” ”Valley Of Kingsといった曲は、かの、今でもWHITESNAKEの永遠のアンセムと化したStill Of The Night彷彿させるドラマティックな曲である。

 その展開の仕方や作曲センスは見事である。

 こういった曲に加え、刻み込むような切れ味抜群のカーマインアピスのドラミングが印象的なBlue Murderといった楽曲群は、まさしく ほとばしるエナジー炸裂!といった感じであろうか。

●“Out Of Love”
  ↓


http://youtu.be/ferWyvxphIo


 寂寥感が全体を覆っていて、曲中間と最後に見せるギターソロでのチョーキングやライトハンドはWHITESNAKE収録のIs This LoveLooking For Loveでみせたもの、そのものである。

 アルバム最後の”Blackhearted WomanWHITESNAKE収録のBad Boysそのものである。

●”Billy“
  ↓


http://youtu.be/mzFgO3ZilIE

 イントロのリフといい、展開といい、フィーリングといいまさに。

 
(このアルバムでの音作りは完璧で、ソロ時のバックの音のつけ方も申し分ないが、ギター一人しかいないので、ライブではアルバム通りに再現できないのが残念だが。こんなに良い曲を再現通りに聴けないのが残念である)

 アルバム全体の出来の良さもさることながら,このアルバムを聴いて、誰もが

 WHITESNAKEアルバムの作曲やギターでの最大の功労者はジョンサイクス


 ということを認識したのだと思う。

 であるからこそ89年度『BURRN!』誌の人気投票においてジョンサイクスが見事チャンピオンになったのだろう。

 それまでは、誰もがジョンはアルバムが出来る前に脱退して、レコーディングはエイドリアンヴァンデンバーグが手掛けたと思っていたのではないだろうか?

 
かくいう私もそうであった。

 デヴィッドカヴァーデールは、奥行きの深いブルージーなフィーリングの持ち主であるが、その声を最大限に発揮できるような、作曲能力は持っていなかった(それはデビューからから82年までのアルバムを聴いてもらえればわかってもらえると思う)

 しかし、ジョンサイクスという最高のパートナーを得ることによって、最大限実力を発揮できる曲を作り出し、全米だけで1000万枚もの売り上げを誇るWHITESNAKEというアルバムを出すことに成功したのである。 

 にもかかわらず、喧嘩別れをしてしまい、いまだに再結成が出来ずじまいなのは、ファンとしても歯がゆい限りである。

 このBLUE MURDERアルバムは、勢いのある曲、ハードな曲、ゆっくりな曲、そして曲展開がバラエティに富んでいて聴き手の心をいつも快適ゾーンにいれているアルバムである。

 作曲センスや演奏能力、音作りなどどれをとっても文句のつけようがない。

 このアルバムリリース後、BON JOVIや当時勢いのあったWARRANT(左下)のサポートをつとめ、アルバムはビルボードトップ100に入る快挙を見せる!

warrant.jpg

 ちなみに、そのアルバムBLUE MURDERが発表された年度の『BUNRRN!』誌の人気投票の結果は以下になる。
 ↓

BLUE MURDER (バンド部門 11位
ジョンサイクス (ギター部門 チャンピオン、ヴォーカリスト部門 16位
トニーフランクリン (ベース部門 2位
カーマインアピス (ドラム部門 4位
BLUE MURDER (アルバム部門 1位
“Valley Of Kings” (ビデオクリップ部門 9位)



●以上、4つの曲を収録したのがこのアルバムである 
       ↓ 
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89年 BLUE MURDER 来日公演 セットリスト

1.Riot  
2.Valley Of Kings  
3.Out Of Love  
4.NEW SONG  
5.BASS Solo  
6.Billy
7.Ptolemy  
8.Jelly Roll  
9.DRUMS Solo  
10.Hot Legs  
11.Still Of The Night
(ENCORE)
1.NEW SONG  
2.Closer(FIRM cover)  
3.Blue Murder

89年 BLUE MURDER 来日公演日程
8月20、21、22,23日 東京MZA 有明
8月25日 東京 日本青年館
8月26日 神奈川 クラブチッタ川崎
8月27日 大阪 大阪フェスティヴァルホール


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コメント
コメント
ありがとうございます。
ありがとうございます。JOHN SYKESファンとしては、嬉しい内容を読まさせていただきました。SUPER ROCK '84でのJOHN SYKESの勇姿を目の当たりにし、"SURPENS ALBUS"がリリースされ「さー、これからという時に...」当時は確かに非常に歯痒い思いをしました。(WHITESNAKE解雇後、プレスでは水面下でCOZYとのプロジェクトが進んでいるとの噂があり、これに期待!!)しかし、その歯痒さもアルバム「BLUE MURDER」がリリースされるまで。「BLUE MURDER」でのプレイは「SURPENS ALBUS」のJOHN SYKESの"レゾンデートル"を立証しそして、BLUE MURDERのライヴ(私はMZA有明(8/20)を)を見たときにWHITESNAKEは、JOHN SYKESにとって「単なる通過点」にしかすぎないということを確信しましたね。
2015/07/12(日) 18:04:38 | URL | chrome-mirror #- [ 編集 ]
返信遅れまして申し訳ありません。
どうしてか、私は自分の考えたことはブログなどで書かなくてはならないような気概を持っているのかああいう長々とした文になってしまうのですね(笑)。

しかし、あの『WHITESNAKE 87'』にしろ『BLUE MURDER』にしろ『NOTHIN' BUT TROUBLE』にしろあのジョンサイクスの超絶なプレイには鳥肌が立たざるを得ないですね。

ジョンサイクスがWHITESNAKEに最初に参加したのは、ブルーズばかりにのめりこんだプレイヤーばかりで作った『SLIDE IT IN』の手直しヴァージョンでしたがやはり手直しをするだけですから、あの『WHITESNAKE 87'』のような超絶プレイは聴けません。

ならば、その前のTHIN LIZZYの『THUNDER AND LIGHTNING』では、超絶プレイが聴けるのかな、と思い最近あのアルバムを買って聴きましたが、そんなプレイは皆無なんですね。

少しその片鱗は見えますが…。

ということは、あの『WHITESNAKE 87'』においてジョンサイクスも腕をいきなり別人のように上げた、ということですね。

そのジャンルが人気急上昇でブームの時には、いきなり売れて別人のようなバンドに変身することが、不思議ながらあるんですね。

50万枚くらいのアーティストが、いきなり数百万枚を売るアーティストになったりする。

BON JOVIしかり,EUROPEしかり,METALLICAしかり,そしてWHITESNAKEしかりです!

ホントなぜこんなことがおこるのか信じれないですがあるんですね。

しかしいったんそのブームがなくなると、とたんにそういう現象が起こらなくなるんですね。

そのジョンサイクスの大変異も『WHITESNAKE 87'』『BLUE MURDER』『NOTHIN' BUT TROUBLE』で終わってしまいましたね、残念ながら。

でもそうなってしまったからとて、ジョンサイクスの偉業が少しも損なわれることはないでしょう。

いつまでも多くのリスナーのうちにしまっておかれるでしょう。

そういったことをこれからも語っていきたいと思います。

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その際、「あのサイクスのサイトの運営者ですが…」ということを言っていただければ、95年のBLUE MURDERのブート(プロショット)をダビングして差し上げることもできます!

もし希望なら登録してくださいませ。

今回はこれにて失礼いたします。
2015/07/19(日) 13:29:36 | URL | テヅロック #- [ 編集 ]
管理人のみ閲覧できます
このコメントは管理人のみ閲覧できます
2015/12/04(金) 10:08:52 | | # [ 編集 ]
投稿ありがとうございました。
あのBLUE MURDERの記事には感動してくれる人やコメントを投稿してくれる人が多く、私としても「そんなに感動するように書いたかな?」と思い、それがいい意味で自信につながりますね。

ありがとうございました。

あの『WHITESNAKE』アルバムと『BLUE MURDER』と『NOTHING BUT TROUBLE』におけるジョンのプレイや作曲能力は凄まじいばかりですね!

1発で聴いた人をノックダウンさせてしまうほどの、天才ぶりですね。

なら彼の天才的ルーツはどこなのか?と思い、THIN LIZZYの『THUNDER AND LIGHTNING』を聴いてみるもなんとはなしの普通のできなんですね。

「あれっ?」みたいな感じで…(苦笑)

ということは、いきなり彼の作曲能力、プレイ能力がいきなりあの『WHITESNAKE』アルバムから突然備わったことになる。

不思議ですね、そのブームが最高の段階に達していると急に良いものが生まれて、突然能力が何段にもアップする。

しかしブームが去ると、そういったものが急降下してしまう…だから人間社会は不思議ですよね?

ジョンのあの3つの作品以上のモノを期待してもそれは無理なので、そこそこ期待していればいい、と思ってます。

それよりも、当時の良かったころのブートなどを鑑賞して悦にハマるのが最適だと思います。

でも、あのジョンの事ですから、あの3つの作品を凌駕するいい作品を作ってくれることも無きにしも非ずですね。

それを期待しましょう!

『BLUE MURDER』以外にも、『NOTHIN' BUT TROUBLE』もこのサイトで取り上げる予定ですので期待してくださいませ。

今回はこれにて失礼いたします。
2015/12/06(日) 15:41:47 | URL | テヅロック #- [ 編集 ]
ハードロックのブログ管理人です!
こんばんは。

以前は私のブログにコメントいただきありがとうございました。

今回、BLUE MURDERの『NOTHIN' BUT TROUBLE』について書きましたのでどうぞ読んでくださいませ。

URLは以下になります。

どうぞよろしくお願いいたします。

http://blog.livedoor.jp/hairhusa/archives/51469297.html

では今回はこれにて失礼いたします。


2015/12/29(火) 17:29:55 | URL | テヅロック #- [ 編集 ]
ハードロックのブログ管理人です!
こんばんは。

以前、ブログにコメントいただいた者です。

今回、BLUE MURDERの『NOTHIN' BUT TROUBLE』についてブログを書きましたので、どうか読んでいただきたく思い、再度メールさせていただきました。

そのURLは以下です!

http://blog.livedoor.jp/hairhusa/archives/51469297.html

この記事についてコメント等ありましたら、どうか再度コメントいただけたらと思います。

今回はこれにて失礼いたします。



2015/12/29(火) 17:37:16 | URL | テヅロック #- [ 編集 ]
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