HR/HM温故知故
かつて一世を風靡したHR/HMについて、私の個人的な思いいれ、独自な見方、ニッチな情報、そして映像を提示していきます
KISSの『LICK IT UP』を懐古趣味でみる。
メルマガ読者さん募集! 

読者登録していただければ、週1回、あなたの受信ボックスにHR/HMについてのメルマガをお届けいたします。登録、購読ともに無料です。将来的にはプレゼントコーナーやオフ会も計画中です。

ご希望のかたはこちら
まぐまぐでの配信を希望のかたはコチラをクリック→<まぐまぐ
メルマでの配信を希望のかたはコチラをクリック→<メルマ

likiro.jpg


 83年11月にこのアルバムは発表された。

 このバンドの11枚目のアルバムである。

 バンド結成から実に10年目の事であり、しかもこのバンドのメンバーがそれまでのメイクを落としてから初めて素顔を白日に見せた時のものである。

 これは実に記念的なアルバムである。

 そして、オリジナルメンバーのエースフレーリー脱退後、ヴィニーヴィンセントが加入して初のアルバムでもあった。

vinnie.jpg
ヴィニーヴィンセント


83年と言えば、思い起こすのはやはりUS FESTIVALであろう。

ファイル0096 (1)


 これは3日間にわたっておこなわれ、2日目がハードロックの日であったが、他の日には2日間とも17万人から18万人の観客がきたが、この日には35万人が来たようだ!

 この年は、空前のメタルブームのさなかにあった年にあたるといっていいだろう。

 しかし、これまで着実に売り上げ実績を積み上げてきたKISSだが、この日のイベントに呼ばれることはなかったのは不思議である。

 今、このハードロックについてのブログを書いているからこそ、このような地政学的な考察も加えているのだが、非常にこのLICK IT UPアルバムは非常によくできたアルバムである。

kisuuu.jpg


 US FESTIVALでヘッドライナーをつとめたVAN HALENの当時の最新のアルバムであったDIVER DOWNやセカンドビルのSCORPIONSの最新のアルバムであったBLACKOUTよりも格段に完成度が高いのである。

diver down
DIVER DOWN

blackout.jpg
BLACKOUT

 演奏のレベルもさることながら、洗練度やプロディユースの高さも非常に群を抜いている。

 なのに…(笑)!

 私は、このバンドのSMASHES、THRASHES& HITSというベストアルバムを友人から借りてから、このバンドのぞっこんになり、中古盤屋に行ってはこのバンドのレコードを片っ端から買っていったのである。

 ノーメイク時代のは、どれも非常にいい出来なので、「この年のこのアルバムはよくて、次の年のこのアルバムは…」などと考えたことは1度としてないのである。

 発表年などは一切考えてなかったのである。

 ただただ聴くのみであった。

 私の感想としては、ノーメイク時代のKISSのアルバムはどれも佳曲揃いであった。

もちろん、このLICK IT UPも例外ではない。


●”All Hell’s Breakin Loose
  ↓



https://youtu.be/v_bHmlA16AI

 この曲は、KISSのホームビデオであるEXPOSEDにクリップがあるが、シングルカットはされていない。

 シングルカットがされていないのにビデオが制作される…これはひとえにハードロックが空前のブームであったからにほかならない。

 昨今のようにインターネットなどなかったので、このアルバム収録の曲のクリップを人の目に触れさせることによって認識してもらってアルバム購入に結び付けさせたのである。

 やはり、曲を聴かせるだけよりも、そのバンドの映像を観ることによってのほうが、良き印象につながることは間違いない。

 シングルカットされる曲、クリップが制作される曲はともにポールスタンレイがメインでソングライティングされるものが多いようだ。

それだけ、魅力あるメロディを創り出す能力がポールにあるということであろう。

hosinosuk.jpg
ポールスタンレイ

特筆されるべきは、彼のパーソナリティだろう。

 いろんな魅力的な面があるが、この曲の詞にあるのは、型にはまったパーソナリティは嫌い、独自の人生をかたくなに固持して、決して曲げないその芯の強さが感じれてならないのである。

 このような、孤島でも簡単に生きていけるようなパーソナリティは女性には非常に魅力的に映るのは間違いなし、男としても非常に憧れるのである。



●”A Million To One
  ↓



https://youtu.be/XnbjuLpOZPw


 この曲もポールがメインになって作曲したものであるが、サビにメロディ感動的な品位が非常に宿っている。

 アルペジオから、濃厚なギターリフにつながる…こういった曲風はメイク時代にはなかった面である。

 この曲の詞もポールらしさが出ている。

 WHITESNAKEの”Is This Love”のような愛を歌った曲であるが、内容はちょっと違う。

 ”Is This Love”は“黙って君を送るんではなかった…君に会いたい…これが愛なのか、それとも俺の夢なのか”といった純粋なラヴソングだが、ポールのはもっと愛の言葉が直截的だ!

kiss8ju3.jpg


 “ベイビーお前は心を決めたのだから行かせてやるよ そうしなければ俺の愛に気づかないんだろう コレほどの愛はないってわかるのさ オレより素敵な奴はいないって”

 このように女性をつき離すことによって成就を狙っているのだ、ポールの場合は。

追いかければ追いかけるほど女は逃げていく。

自分の妹のように扱い、一度アプローチして「ダメなら他の女がいるさ…」みたいな感覚のほうが女にとっては魅力を感じるのだ。

 恋愛の王道をポールは知っていたようだ(笑)!

この時、ポール実に齢31であった。



●”Lick It Up(全米66位)
  


https://youtu.be/Gcj34XixuYg


 この曲こそは、このアルバムを代表する曲であり、唯一シングルカットされた曲である。

 いや、メイク時代ノーメイク時代全体を俯瞰してもこのバンドを代表する曲とも言っていいだろう。

 メイク時代でも、ライヴで演奏している曲である。

 ハードロックでは、必ず難しいギターがなされるのが普通であるが、この曲に限っては簡単なギターである。

 下手をすれば、今日ギターを学んだ人でも習得できる曲になりうるかもしれない。

 全米で66位にまで上昇した。



●”Exciter”
  ↓



https://youtu.be/A5fd9-wD4lk


 この曲を聴いてもだが、やはりメイク時代にはないメロディアスな面が出ているし、畳みかける激しさ、2本のギターによる和音が作りだす興奮はメイク時代にはなかったものである。

 しかも、アームを使ったテクニカルな面も、80年代の後半にハードロックにハマった人間には興奮の種になる。

 しかも、ソロに入る前にドラマティックに曲が展開するところなど、心奪われる感じがかなりするのであるが…。


rickit.jpg


 こういった面のほうが私には心地良いと思うのだが、多くのKISSファンはそうは考えない(笑)。

 やはりエンターテイメント性のあるメイク時代のほうが大抵のKISSファンは良いようだ。

 やはりメイクした時のイメージを考えて曲も作るのだろうか。

 そういったイメージに、ノーメイク時代のKISSは合わないのだろうか。

 私の私見だけに終わってしまうかもしれないが、メイク時代のKISSは佳曲が少ない。

seppun.jpg


 シングルカットされる曲は素晴らしいが、それに抗す名曲がアルバムには収められていない。

 だから、メイク時代のオリジナルアルバムは1枚通して聴く気になれないのが多い。

 こういったことを鑑みるに、メイク時代とノーメイク時代のKISSは別物と考えて聴いた方がいのだろうか。

 まあ、厳密に分け隔てする必要はないが、かといって厳密に同じバンドと捉える必要はやはりないのかもしれない。

 この年の次の年に、デビューするBON JOVIを前座に従えて全米ツアーが敢行される。

ファイル0038 (2)
BON JOVI 84'


 KISSのメンバーは、おそらくこの時、のちにBON JOVIが大ヒットをするなどとは思ってもみなかっただろう。

 この84年から数えて3年後にBON JOVIイギリスのドニントンでのMONSTERS OF ROCKのトリを務めることになるが、そのステージでブルースディキンソンとポールスタンレーが飛び入りすることになる。

 このアルバム発表に伴う日本公演はなかったようだ。

 しかし、アルバムは全米チャート24位にまで上昇し、プラチナディスク(100万枚)を獲得することになる。



●このアルバムはコチラ!
  ↓



Lick It Up

国内盤



リック・イット・アップ(地獄の回想)

galson.jpg


●おススメのベストアルバム!
  ↓



Smashes, Thrashes & Hits

<関連記事>

⇒KISSの最高傑作とは?(=『CRAZY NIGHT』)


⇒KISSの『ASYLUM』




  HMVジャパン CD DVD 書籍 音楽 ゲーム








メルマガ読者さん募集! 

読者登録していただければ、週1回、あなたの受信ボックスにHR/HMについてのメルマガをお届けいたします。登録、購読ともに無料です。将来的にはプレゼントコーナーやオフ会も計画中です。

ご希望のかたはこちら
まぐまぐでの配信を希望のかたはコチラをクリック→<まぐまぐ
メルマでの配信を希望のかたはコチラをクリック→<メルマ



●コンサートチケットはこちらからどうぞ!

チケットぴあ





このブログオススメの店です。

新宿レコード 良品たくさん取り揃えております!

●おススメのラーメン店『荒海』

http://www.araumi.net/









T-BOLANの曲の中で、ひときわ輝いて聞こえるのが”マリア”ですね!

このバンドを知らなくとも、この曲は知っているというパターンが私の周りでは多いです。

何故かは知りませんが…(笑)

94年のフジテレビの『ROOMS』のエンディングテーマとして使われました。

この番組自体もそんなに有名ではないのに不思議ですね!

このバンドは、91年のデビュー以来、暇さえあればレコーディングをしていました。

そして、シングルも94年のアルバム製作時にできました。

しかし、シンガ―兼作曲家でありこのバンドのリーダーである森友嵐士の突如の病により、

アルバム製作が難航し、この曲が正規のアルバムに収録されることはありませんでした。

その後、このバンドが解散する時まで、何枚かのベストアルバムに収録されていますが、

全ベストアルバムにこの曲は収録されています。

それくらい有名でかつ、のちの世に伝えられる力のある曲であると私は思いますよ。

その森友嵐士がソロで復活、その後バンドも復活しました

大変に嬉しい出来事でした。

またT-BOLANが復活しました。

今また休止中ですが、また復活するかも知れません

森友氏やこのバンドに興味ある人はこの曲は要チェックですよ!
   ↓





●この曲と映像(
DVD)を収めたモノはコチラ!

  ↓
LEGENDS (2CD+DVD) (DVD付)


スポンサーサイト
コメント
コメント
投票へのご協力をお願いします
管理人様

はじめまして大絶画と申します。
復刊ドットコムにフーコー著『監獄の誕生』の文庫化をリクエストしました。
記事をご覧の皆様の投票しだいで文庫化される可能性があります。
投票ページへはURLからアクセスできます。投票へのご協力をお願いします。
なおこのコメントが不適切と判断されたら削除なさってください。
2012/04/30(月) 10:45:11 | URL | 大絶画 #jzsxBZcM [ 編集 ]
Re: 投票へのご協力をお願いします
私のブログに来てくださり誠にありがとうございました。

ご要望の通り、複刊ドットコムにアクセスして、複刊に投票しました。

また何か要望があれば応えますので言ってください。

失礼いたします。
2012/05/06(日) 16:29:36 | URL | テヅロック #- [ 編集 ]
投票へのご協力感謝します
テヅロック様

大絶画です。
投票へのご協力感謝します。
「フーコー」のタグや検索機能で他のリクエストも検索できます。
ひまなときにでも利用してください。
2012/05/06(日) 19:53:03 | URL | 大絶画 #jzsxBZcM [ 編集 ]
コメントの投稿
URL:
本文:
パスワード:
非公開コメント: 管理者にだけ表示を許可する
 
トラックバック
トラックバック URL
http://eurokennes.blog60.fc2.com/tb.php/9-dd546365
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
トラックバック