HR/HM温故知故
かつて一世を風靡したHR/HMについて、私の個人的な思いいれ、独自な見方、ニッチな情報、そして映像を提示していきます
シャドウキングの『SHADOW KING』


影王 
 SHADOW KING…このバンドは元DIO~WHITESNAKE~RIVERDOGSのヴィヴィアンキャンベル91年に、元FOREIGNERのルーグラムと一緒に組んだバンドである。

 このバンドが結成された時は、私は興味深く成り行きを見守った。

 何故なら自分が大好きなWHITESNAKEの元ギタリストであったからだし、あの”Still Of The Night”での驚異的なプレイをしているクリップでの印象が強かったからである。

もとより、あの曲のレコーディングをしているのは、ヴィヴィアンではなくジョンサイクスなのは百も承知であったが…

 あのヴィヴィアンが、元FOERIGNERルーと、といわれてもあまりピンとこなかった。FOREIGNERといっても名だけはなんとなく知っていた程度である。

 まあ老舗のバンドだろう…程度であった。 (左がヴィヴィアン、右がルーである)

びびあん ルーくん

 そんな程度だったが、あとでこのバンドをちゃんと調べてみると何と凄いバンドであるか、度肝を抜かれることになるが、FOREIGNER云々については違うコーナーで詳しく詳述したいと思うが、今回はこのSHADOWKINGについて述べてみたいと思う。

 最近、このバンドのクリップがないか、興味がてらYouTubeを調べてみるのだが、このバンドはアルバム1枚で終わったにもかかわらず、何と2つもクリップを制作していたのである。

何とも驚くべき事態であった。

 しかも低予算で作ったというような感じは全然なく、一定以上の予算は使って制作したのは一見してわかる。あの時代はよかったな、ハードロック全盛の時代だったからこそ、できた芸当なのだと思う。

おそらく、このクリップがホームビデオとして世に出されることはないと思うので、ヴィヴィアンルーのファンは必見である!

肝心の中身であるが、なかなか良いが、まあ傑作ほどではないというところであろうか。

ヴォーカル :ルーグラム
ギター   :ヴィヴィアンキャンベル
ドラム    :ケヴィンヴァレンタイン
キーボード :ブルースターゴン

という、マニアの人間なら、ちょっと気になるメンバーであろう。

 テクニック的にはほぼ間違いはないといったところであろうか。

 キーボードは、奥行きが深いアジアンテイストの音色が心に響く。

 ギターもテクニカルではある。

 
このようにこと楽器に関しては、申し分ない感じだが、問題は他のメンバーとのかみ合わせである。

 プロデューサーの仕事というのは、非常に重要である。

 デモテープを一聴して、楽器とヴォーカルをうまくかみ合わせそのバンドにとって最高の音楽と思えるモノに仕上げるのがそのプロデューサーの仕事である。

 いくら楽器の演奏力、ヴォーカルの歌唱力が優れていても、バンドとして最高の出来になっていなくては、いけない。


しかし、アメリカンメロディアスロックを愛する人間にとって誰もが感動せずにはいられない作品がコチラである。 
   
●”I Want You”
  


 ギターリフや曲の雰囲気がいかにもアメリカンだし、そういったモノに感動できる人間なら必ず耳を惹くだろう。 

  究極に近いまでに昇華させた曲と思わず賞賛せざるを得ない。

 こういった曲がアルバムの大半を占めていれば、間違いなく傑作と称されるアルバムにはなっただろう。 


 今回のSHADOW KINGのアルバムに関しては、そのプロデューサーの仕事が上手くいかなかったのか、メンバーの調整が上手くいかなかったのかわからないが、手放しで喜べる作品ではない。

 ル-グラムは、 ポ―ルロジャースの影響を受けていると言っているし、そのポールロジャーステイストたっぷりのRIVERDOGSでアルバムをだしたヴィヴィアンキャンベルとは音楽性において充分合うと思うのが必然だが、そう期待したふうにはならなかった。

影王 

1.  What Would It Take
2.  Anytime,Anywhere
3.  Once Upon A Time
4.  Don’t Even Know I’m Alive
5.  Boy
6.  I Want You
7.  This Heart Of Stone
8.  Danger In The Dance Of Love
9.  No Man’s Land
10. Russia

プロデューサーのせいか、キーボード単体では良い味を出してはいるが、ギターの音色とうまくかみ合ってはいない。

ヴィヴィアンにとっての前作のRIVER DOGSでのプレイはなりを潜めているし、キーの音とうまくかみ合っていない。

③④においては、キーボードの音色がいいが、ル―の声がいきり立っているようで、後味が良くない。

ストリートで暮らす風来坊が感情を吐露するような歌詞であるが、そのせいでそのようないきり立っているような感じを与えているのだろうが、それを後味スッキリにして聴き手を好印象を与えるような作品にしなくてはいけないのだが、ちょっとプロデュース不足だろうか?

でも、しかし以下の曲においてはなかなか上手く歌いこなしている。

●”Anytime,Anywhere”
 ↓



これや、先の”I Want You”のような曲がアルバムの大半を占めていれば、間違いなく傑作と称されるアルバムにはなっただろう。

また、以下のような曲もある。

●”Boy”
 ↓





  どんなジャンル、どんなタイプ、どんな雰囲気の曲でも自在にこなすシンガー、ギタリスト、ドラマー、その他の楽器プレイヤーなど存在しない。  

 どんなプレイヤーでも、得意分野不得意分野はあるだろう。

 そのプレイヤーが本領発揮したと思えるような作品に昇華させるのがプロデューサーやバンドの役割である。 

 この作品に関しては、それが上手く出来ていない。

 時間不足だったのか、予算不足だったのかはわからない。

そして、このアルバムは以下の寂寥感のあるバラードで締めくくる。

●”Russia”
  



のちに気付いたことであるが、ルーの実力が最大限発揮されるのは、このバンドではなかったということである。

 もっと予算と時間をかければという議論はあるが…  

 彼がその力を最大限発揮されたのは、彼の一番有名なキャリアであるFOREIGNERにおいてである

ということである。

外人


 そのキャリアでの素晴らしさは次回以降に必ずリポートしたいと思う。

 随分辛口な論評になってしまったが、このSHADOW KINGアルバムは、幾多の難点はあるものの、良いアルバムであることは間違いない。

 とりたてて良いわけではないが、かといって悪い作品でもない。平均的なアルバムである。

 悪いアルバムと思ったら、即刻売っているし、20年近く経ってるにもかかわらず、こうして所持して聴いている。81~82点くらいの出来である

 こういった出来で終わってしまったこのアルバムなのが不服だったのか、このアルバム発表後ちょっとしたツアーの後、ヴィヴィアンはまたしてもこのバンドを脱退してしまうのである。
 

 その後は、周知のようにDEF LEPPARD92年に加入し、そのまま脱退することなく今日まで18年経つのである。彼にとって一番長いキャリアである。


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